ルアーカラー談義に終止符を打てそうで打てない論文があった

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ルアーカラー談義で、ルアーメンは1日語り明かすことができるらしい(想像)

私はルアーカラーにもちろん興味はある。しかし1日も聞くのはさすがにダルイので、そういう無駄話は途中で論破してあげたくなるほうだ。

15年前のとある論文で、「背景色とのコントラストに差があるほど魚から好反応を得た」という実験結果があります。

シーバス(スズキ)を対象とした研究なので、これで色談義抗争は終焉を迎えるのだろうか……。

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「論文読むのはだるい!」って人向けに結論から進めると

実験結果は、スズキが特定の色の擬餌に選択的に食いついたが、選択される擬餌の色は背景色によって異なることを明瞭に示した。

実験内容は──

水槽に入れた10尾のシーバスに、5色5個ずつ──計25個の擬餌を同時に投入。底に落ちた擬餌は回収、30分後に再び同じことを繰り返し、それぞれに捕食行動を行った回数を算出した結果

となっており、擬餌の色は『透明・白・とされています。

背景色は『白・で、この中で最も捕食行動をとった擬餌の色が”白”になります。それぞれの背景色別でいうと、白背景では緑の擬餌、以下同様にでは透明、では白、では透明が最も好反応を得ていています。

反応が高かった順にすると、『白・透明・』の擬餌がどの背景色でも安定した反応を引き出した──という結果です。

ちなみにの擬餌は、白の半分程度の反応でした。

これらの結果から、「晴天では」「マズメにはクリア」「濁りでは白」「深場ではクリア」と考えると、カラー選択のイロハな基本に近い気がします。

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実は「クリア」が最強カラー?

おもしろい結果として、光を透過し輝度すら計れない『透明』好反応……らしい。

光を透過するってことは反射もしないわけで、おそらく人間が可視できない紫外線も関係しているのではないかとも考えられる。

クリアカラーって多いようでいて実は少ない。

ルアー談義でしばしば小型ベイトのシラスパターンで悩むけど、この時に”クリア”や”部分的なポイント”が効果的とはいわれているが、ラメや縞模様も反応はある。

要はシラスっぽい大きさの何かを演出できればいいってことになる。

でも最近クリアカラー増えてきましたね。透明なプラスチックの製造コストが見合ってきた時代になったのでしょうか。白はなんとなくわかるが、透明もあらゆる状況下でも使えるカラーだとわかったのは大きい。

次点の好反応な色は「イエロー」

クロダイ・メジナでは黄色の餌が好反応だったとのこと。

先の実験で黄色は使われていなかったが、海の中で黄色は目立つ色なので、ゴールド系がヒラメに効く要因にもなっているのかもしれない。

ヒラメのマズメ時に効果的な”ゴールド系”って、昇ってきた太陽光──もしくは紫外線がルアーに影響して、たまたまヒラメに最も見えやすいカラーになっているんじゃないかと思っています。ヒラメは紫外線を見ることができる魚なので、それにより発光するケイムラも効くとはいわれていますね。

日の出や夕方って赤いじゃないですか。

先の実験だと”透明”が効果的だと示されていますけど、赤背景の時に黄色が効果的だった……という結果であったなら、ゴールドがマズメに強いのも納得できた気がします。

私なりのルアー談義と持論

「ルアーカラーはベイトに合わせるか、海色により目立つ色にするべきか?」

……私としては後者かな。

ベイトの群れに同じ大きさを通しても、”同じ”と認識されていれば”それを喰う”のではなく、捕食するついでにたまたま喰ったと思っている。ナブラ打ちがいい例だと思いますが、食われているベイトより大きくするか色を変えるかした方が反応は早いです

イナッコの場合だと、イナッコカラーは使うけど、ベイトよりレンジは下げる攻略のほうが浸透しているし利に叶っている。

シーバスは側線が発達しているので動く物に反応をしやすい。なのでベイトの層を通すより、シーバスがいるレンジへ通したほうがいいってわけです。

ルアーにはフックという邪魔物がある。透明で音がしない物ならもっと釣果はあがるでしょうね。

カラー談義としてまとめると、「状況によるカラー選択は、メディアアングラーが提唱している選択で一向に構わない」という所でしょうか。

これは蓄積されたデータから導き出された一つの答えなので、先の実験結果を実践にて行ったからともいえます。でも本当にヤバイくらい”釣れる”ってのは誰もが秘めているでしょう。

個人的な考えを述べると──

食い気がある時間(マズメ時)であればカラーを重視しています。

これは『見つけてくれれば食ってくれるから』という理由。こういう時間はただ巻きで十分。なので投げるカラーは空と海の色と相談して決めています。でもマズメ時なら大体毎回同じにはなりますね。

暗い内だと濁ってるか澄んでいるかの判断がしにくいので、自然と”アカキン”か”チャート”になっちゃいます。

食い気がない時間であればレンジとアクションを重視します。

先の方法で反応がなければ、目の前でルアーを見せてヒラ打ちさせたりとリアクションバイト狙い。こういう時は止めてても動くゴム系が強いかと。

シーバスの場合は目の前でヒラ打ちによる一時的なフラッシングが強いですし、フラットの場合は目の前で遅くともネチネチ動かす方が強いです。

おそらく全ての対象魚と状況において万能なカラーはコットンキャンディ

いってみれば七色のカラーだから当然といえば当然だけど、万能であるがゆえに爆発的な効果は望めない。カラーに迷うようであれば、ここを基本として派手と自然で3色くらい用意していれば無難かと。

ルアーはカラーが何であれ、そこに魚がいて視界に通すことが何よりも重要なので、自分が好きな色か勧められている色を選ぶだけで十分だと思います。

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