バチ抜けルアーにこそおすすめのシングルフック化と選び方

2016320tp19

にょろにょろした多毛類が産卵のために砂から這い出てくる”バチ抜け”と呼ばれる現象。

魚にとっては格好のエサで、それを模した”バチ抜けルアー”も存在します。

しかしながらこの時期は、魚のやる気も薄いためにフックをパックリいかず、魚をバラシやすい時期でもあります。

スポンサーリンク

バチパターンではフックを小さくしたほうがいいが、耐久が問題になる

バチパターンのルアーは”にょろにょろ”に合わせて細長い物が多く、そのルアーの邪魔にならないフックとなると小型化せざるをえない

もともと細身のルアーは喰わせやすく、魚からの反応も得られやすい。ですが、フックを小さくするほど魚がバレやすくなるジレンマを備えています。

細いルアーのフックが小さい理由

:以下、ダイワのテイルスラップとDUOのマニック95の標準フックを基準に記します)

これは[トレブルフックがルアー本体になるべく絡まない設定]だから。

フックが糸に絡んだり、本体に絡んだりするだけで不良品扱いされかねないのがハードルアー。細身(1cm程度)になるほどフックは小さくなり、フックは小さくなるほど「強度」と「魚を取る能力」が落ちていきます。

大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ……というのがトレブルフックの特徴です。

さっくり例を出したほうがわかりやすいかと──

2016320tp192

テイルスラップ君を例にすると、標準で付いていたフックが、アイに繋がってないものでした。ルアー本体に干渉しない大きさで、トレブルのサイズは「#12」、リアはシングル「#6」が標準。

これは1.5cm以下の大きさになりますし、該当フックでは最小サイズです。

標準フックではバランスよく考えられてはいますけれど、「これはせいぜい20cm以下サイズ用じゃねぇの?」と。

シーバス狙いによく行くここでの平均サイズは40cm前後。レイジースリムもそうですが……、「このフックではどう考えてもソレは揚げれないだろ」と。

それで迷わずシングルフックに交換して、結果論ですが、バラさず揚げれたわけです。

トレブルフックは構造上、小型化するほど魚が外れやすくなります。ましてや口が大きなシーバス相手では、それは顕著に現れます。

魚をかけてから、その動きを抑えるために必要なのが、針の”ふところ”の深さ。

魚を逃がさないためには、ゲイブと呼ばれているふところの部分が、口にかかった状態で余裕があるほど、外れにくくなります。

その点を特化しているのがシングルフックになります。

バチルアーの嗜みであるシングルフック化のススメと選び方

「バラしにくいのはわかった。じゃあどの大きさがいいんだ?」そう思った人もいるでしょう。

フックのサイズを選ぶ基準としては、対象魚の”口の”大きさを考えることが大事。40cmくらいのシーバスでも、口を開けば縦に10cm以上は開きますし、指先程度のトレブルフックでは、相手によりバーブまで貫通しないことも考えられます。

ルアー対象魚は総じて口が大きく、比較的中型以上が釣れやすいため、その範囲ならばフックの大きさはそれほど重要じゃあなかったりする。

先にいったようにフックの大きさは、ルアー本体とのバランスも考えなくてはいけない。

「じゃあそのバランスの分かりやすい判断の仕方は?」

それは[お互いが絡まない程度の大きさ]と、[ルアー本体からはみ出すぎない大きさ]が基準になりやすい。

2016320tp193

上記の”レイジースリム(上)”と”テイルスラップ(下)”は、このサイズのフックでもお互いが絡まない程度にしてあります。フックをもう”2サイズ”あげるとお互いが絡むし、ルアーの上部にひっかかったりします。

この辺の調整は、スプリットリングを小さくしたり、大きくしたりでも可能。でもリングを大きくするほど遊びが発生するので、絡みやすくなってしまいます。

フックが小さいほど、魚の口に入る確率は上がりますが、望む大型になるほど外れやすくなる。

フックが大きいほど、大型をあげれる確率は上がり対抗する力はありますが、中小型がとれなくなる。

──メーカー標準でつけられているフックは、使用目的と対象魚、ならびにアングラーがストレスを感じない程度のバランス、浮くルアーなら浮力も考えたりしてつけられています。

簡単にいえば、釣具店で購入して「さっそく使うかい?」というのが標準フックですね。

最初からないタイプは、「あいつを倒すためにはこの剣が必要だぜ?」みたいに、相手に合わせて選ぶ方式です。

シングルフックをつける場合の注意点

私が使っているのがコレで、大半のシンペンには合うサイズかと思います。

それでコレをつける場合に注意することは、フロントアイに針先を向けることです(リアはどっちでもいい)。

針先がそれと逆になると、泳いでる時にルアーに絡みやすくなり、本体と一体化してしまうため、ボディ部分はほぼかからなくなります。

かかるとすれば丸呑みにされた時に……あるいは……くらい。

トレブルフックにも”向き”が存在しているので、それと同様に付け方も気をつけてください。

バチを食べているシーバスは、「バクン」と食べているわけでもなく、「通りすがりにエサがいるから楽だ」という感覚で、口を開けっ放しでルアーを噛むことが少ない。これがショートバイトの頻発する理由でもあります。

口を閉じれば上顎や下顎、またはカンヌキにかかることが多いけれど、この時期はそれとは違う場所にかかることが多い。それもバラシの原因になりますが、トレブルフックが小さい場合には、”引っかかる”ようなフッキングになるほど外れやすい。

シングルフックだとかかる確率は少し下がりますが、貫通さえすればほぼ外れません

……最終的には好みの問題なんですよね。

ルアーを”噛むバイト”ではトレブルが有利だし、”飲むバイト”ではシングルが有利です。

フックをつけたルアーを正面から見てみれば、その理由がわかるかと思います。

スポンサーリンク

にほんブログ村 釣りブログ 東海釣行記へ

バチ抜けルアーにこそおすすめのシングルフック化と選び方
この記事の他にも
「とある浜松アングラーの一生」の情報は、
いいねしてチェック!
スポンサーリンク