ヒトの日常とカラーチョイスの関係性【ルアーカラー談義2】

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ルアーカラーの選び方は、もはや宗教じみていたり、気休め的なところもある。

見やすい色はなんですか?」と魚に聞ければどんなに楽なことか。

今回は”気休め”程度に捉えれる、日常からの見やすい色から選ぶ方法を模索してみよう。

以前に論文からのカラーチョイスについてを書きましたので、こちらも併せて参考にしてください。

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車を運転していて夜間の歩行者が気になることはないですか?

ヘッドライトに照らされた歩行者が、突然現れたりしてギョッとなるときは少なからずある。

「それと同じことが魚にも適用されるんじゃないか?」

私のカラー選択、というか購入基準はこれになっている。

明るいところでは暗い色が目立つし、暗いところでは明るい色が目立つ。夜間では自己防衛のために、白に近い色を着るのはよくいわれていることで、運転側からすると非常にありがたい存在。

人間は”目”で物体を認識するけれど、魚には”側線”が存在しているので、目という器官はそれほど重要な存在ではなかったりする。

魚は元来、”色盲”の個体が多いため、極彩色を感知できる人間とは、見えている世界も違っている。

「じゃあどのように見えているの?」

魚から見える世界は、人間でいうところの「白黒テレビ」に映し出されている世界らしい。その名が示すように、白と黒のみで色調された映像なので、もとの色の濃淡くらいしか確認できない。

それならルアーの色なんて、白と黒を基調とした物だけでいいんじゃね?」という疑問はもっともな話ではあるけれど、商品として見栄えがないのが致命的。

白と黒が並ぶ商品棚とか、葬儀でみる白黒の鯨幕になってしまうのではないかと……。

とある人がルアーカラーに対して「人を釣るため」といいましたが、ごもっともだと感じている。

──ひとつ考えてもらいたい。

何故華やかなルアーカラーのほうが釣れたり人気があるのか?」を。”アカキン”の魚なんて熱帯魚でもそうそういないし、”サンライズチャート”の魚なんて明らかに違和感がある。

この色にしたら爆釣!」という言葉に、皆が釣られてその色だけを使っているのなら、確率的にも「釣れる」とされて、統計的にそれが一番釣れるとされるのも頷ける。

そもそもルアーは見つけてもらわないと成立しないわけで、それなら目立つ色を選択するほうが理に適う。

そこで日常生活から、「特定の状況下において、自分にとって見やすい色とは何か」を考えると、ルアーカラーに迷うこともあまりなくなると思う。

先の記事で参考にした論文の実験結果からでも、「背景色と対象物のコントラストの差異があればあるほど、魚もエサとして認識しやすい」という結果が出ていることが、全てを物語っている。

日中では暗い色が見えやすいし反射しやすい

日中は魚の警戒心もあり、ナチュラルカラーがベスト!」とはいうけど、そもそも小魚だって好きで食べられているわけではないし、保護色として進化している。

水族館では魚を見せるために背景に気を使っていますが、背景が存在しない水の中で、1匹のイワシを見つけることは困難だったりする。

では何に反応して捕食しているかというと、光の反射と波動になる。

なので日中ではフラッシングと波動が重要視され、そういうルアー選択をおのずとさせられている感があったりする。

「もし水が濁っていたら?」

まず自分が雨の日に歩いていることを想定してもらいたい。雨の日は視界が白っぽくなり、白やシルバーの車が見にくくなると感じたことはないですか?

これは小魚にとって大敵で、透明色である水色だからこそ効果がある暗色が、逆に目立ってしまう状況になる。

濁っていると白っぽい明色が見にくくなり、逆に暗色が認識しやすくなる。

なので捕食側がエサとなるイワシのような小魚を見つけやすくなるため、相対的に活性があがり、釣れやすくなるのではないかと考える。

暗闇では白い色が見えやすいし光があってこそ反射の効果もある

歩行者が反射板を着用しているとありがたいけれど、光がないとそれも意味がなかったりする。なのでいくらキラキラしたルアーでも、月光や常夜灯などの光がないと、ただの暗いルアーに成り下がってしまう。

そういうルアーは、そういう状況下でこそ効果がある。

夜間では白を基調としたチャートカラーがセオリーだが、魚と人間の視覚からしても理に適っているカラー。

また魚は視界が上向きの個体が多いため、ルアーのベリー(腹)部分の色も重要になる。日光の下では影になるこの部分が、夜間では微発光させるだけでも効果がある。

逆にいえば日中だと、ベリーが光るタイプが望ましいわけだけど、ぶっちゃけ塗装がメンドイのでそういうタイプは少ない。

これを補うのがヒラ打ちというアクション。弱った魚をイミテートしている──というよりも、広範囲に光を反射させるので、魚にフラッシングを視認させる範囲が広がるという考えのほうが近い。

普段から”見やすい色”を意識しているとカラー選択でうなることも少なくなる

これは車を運転している人にとっては気付きやすいかもしれない。

夜間の無灯火はただの凶器だし、霧や雨になるとシルバー系の車が補助灯すら点けてないと「保護色かな?」と思えるし、ドピンクのクラウンは嫌でも目立つし、ベンツのSLクラスは強そうだから逃げたくなるし──みたいな。

水の色って水色という色がついている思われがちだけど、本来は”透明色”で、光の波長が水色に見させています。魚が生息している場所から、その魚がなぜそういう色をしているのかを考えると、”背景色”というのが見えてくる。

ということは、捕食される小魚とは相反する色が目立ちやすいということになります。

ルアーを購入する際に、魚に”見つけてもらいやすい色”を決めるには、こういう考え方もアリかなと。

これから始める人に対しては、まずは自分の好きな色(釣れそうな色)を選んでもらうようにしている。ハナから「これじゃないと釣れないから」という考えは、その人の感覚を狭めてしまう。

自分で選んだ色で釣れたり反応があると、それだけでも楽しいでしょう?

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