マグロを食べなくなる日が来て欲しい

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福岡市で開かれている「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」で焦点となるのが、「日本がどれだけマグロを我慢できるか」を示す漁獲規制について。

ウナギと共に”世界一の消費国”であることを捨てればマシにはなるけど、水産庁は去年、関係国の規制を受け入れなかった。

マグロにとって日本人は「ゴジラ」みたいなものです。

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絶滅危惧に指定されながらも普通に販売されるし釣られる現状

あれからも、鮮魚売り場でウナギもマグロも普通に売っている。

どちらも一応”漁獲規制”はかけられているが、全体の総量としては「高水準時の何割まで──」の意味が強い。

つまり、「現状では頑張っても到達できそうもない水準が基準」となっている。

これでは”有っても無いような物”だ。

ザルさがよくわかるのが、水産庁がクロマグロを対象とする遊漁者や遊漁船業者に向けた声明でもわかる。

クロマグロを対象とする遊漁者・遊漁船業者の皆様へ|水産庁

資源の回復のためには、小型魚の漁獲の大幅な削減が必要」と、関係各国の科学者が集まる会議で求められています。

これを受け、日本の漁業者は、一本釣り漁業からまき網漁業まで全ての漁法で、「30kg未満の小型魚を2002~2004年平均漁獲実績の半分までしか獲らない」という、厳しい資源管理に取り組んでいます

この「2002~2004年」なんですけど、歴史上でも水揚げ量が飛躍的に上昇した期間です。

”漁業の仕方が変わった”とでもいうか、産卵場に訪れるマグロを狙って獲れるようになったのがこの年から(巻き網)。それから親魚が減少していき若魚も自然と減っていきました。

これに関しては境港の水揚げ量データを見てもらうほうが早いかと。

◎境港におけるクロマグロの水揚状況について(まき網)

ちなみに2011年から境港独自に”2000トンを超えないよう”規制を設けていますが、そこまで獲れないのが現状です。

水産庁「その規制は厳しくね?」

単純に考えれば、世界一の消費国が”自制”すると、売上は落ち込んで世界の経済に少なからず打撃を与えます。

そうなれば「マグロ食え!食えよぉ…(泣)」みたいなことになりそうですが、日本の場合はそれも考えて、一歩踏み込んだ政策が行えないような感じ。まあ地域を守るなら、輸入品が安いのをなんとかするべきです。

儲からない漁業を儲ける漁業にすべき転換点は、まさに現在がうってつけの状況なんですけど……。

出る杭は打たれやすいからね、難しいね。

先にあった漁獲規制を更に半減した案を提案したのが米国で、「それはちょっとー地域経済や根回しがですねー……」という感じで突っぱねたと容易に想像できる。

文化を盾にして獲り続ける考え”なのが日本だが、”文化を守るために下準備をしよう!”の考えが出てこないのが日本でもある。後者の考えって、おそらく全体の2割あればいいほうだと思うし、8割はやってから後悔するタイプじゃないですかね。

それは集客のために無理やり知名度上げた地域でよくある問題です。

食べない勇気

私は刺身は特に好きなほうじゃないので、食べなくても大丈夫ですが、世論としては「ふざけるなYO!」という意見が多いかもしれません。

マグロの30kg未満は約3歳以下で、抱卵されるといわれる個体は全体の3割以下程度とされています。

5歳以上になると9割が抱卵するとされており、現状では「子を産む前に漁獲している」感じです。

この状況が続くのは何故かというと、マグロの需要が減らないから

今回の会議で明確な漁獲制限が設けられれば、マグロの釣りを推す場合ではなくなりそうです。

釣り船(遊漁船)は認可で漁協に管理されますが、問題は”個人”をどうするかでしょうね。

海釣りの遊漁にも遊漁券(ライセンス)が必要になれば、それはそれで揉めそうですけど、結果的には良くなるでしょう。

河川などの遊漁券には、魚を増やすための保護費用も含まれているって、知っていますか?

それを踏まえると、海釣りってかなりの世紀末感を醸してると思いませんか。

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