釣りとキャスティングは目標に向かって投げることで上達する

朝日に向かってひたすらブン投げるサーフルアーを続けていたあの頃。

常にMAX飛距離を求めていた弊害は、狭い場所でそこに落とさなければならない時、下手さが露呈する。

目標に到達する過程こそ、上達するということ

サーフルアーをやっている時、キャストの精度はそれほど重要じゃなかった。

いや、そう思い込んでいた。

「飛距離が大事」と耳タコだった知識で、飛距離厨なりに釣れたのだが、”魚が掛かるポイント”となればかなり狭いことに気づく。

そこから「魚が居やすいピンポイント」を知りたくなって、「じゃあそこだけ狙うほうが効率良いよね?」──てことで、次は”狙ったところに落とす”ように変わっていった。

しかし直上に落としても、流れでズレてしまう。

なら今度は”底に着く時間と流れ”を計算し、ピンポイントで魚へルアーを届ける考えにシフトしていった。

それがハマった時の達成感は、適当にやって釣れていたあの頃とは違っていた。

”偶然の釣り”と”必然の釣り”の味は、達成感の違いかと思う。

狭場でやりはじめて自分の下手さに驚く

浜名湖でもルアーをはじめた頃、サーフとは違って後ろが狭かったりしたので、”ぶん投げる”ことが難しくなった。

すると今度は「コンパクトな振りで、より遠くに飛ばせないか?」と考えはじめ、バスフィッシングからキャスティングを学んでいった。

それらのテクはエサ釣りでも自然にやっていたことだし、すんなり身について”は”いく。

サーフでジグをぶん投げることしかしなかったのが、波打ち際の払い出しを振り込んだり、送り込んだりで狙えるようになり、魚がついてきてくれたりもした。

サイドでもバックハンドでも、同じ飛距離と精度が出せるようになった頃──、”壁際に落とす”ことが必要な場所に行き着く。

「壁に当ててルアーを落とす」……てのも方法の1つだが、もれなく破損してしまう。

最初は目標から2m以上離れていた。そこから力加減で調節していき、徐々に目標へと近づいていった。

「ラインを抑えて目標点で落とす」のは、エサ釣りをやっていた頃から自然と身についていた技術だった。けれどそれは、右手で投げて空いている左手で抑える方法だったので、どうしても”ラグ”があり、上手くできなかった。

「じゃあ──」てことで、正しい方法を学んだ。

そしてリールを掴んでいる右手の中指でスプールを抑える「フェザーリング」をキチンと覚えた(ベイトリールだとサミング)

これによって、グリップエンドから左手を離してリールを探す手間がなくなり、スマートなキャスティングができるようになった。

……そんなこんなで私のキャスティング能力は、「壁」に当たるたびに変化していったわけです。

今では流されているビニール袋やハリスがついたウキ仕掛けなどなら、「あれを取るにはこのルアーが使えるな」という、使い所がおかしい技術が身についています。

実はオーバーヘッドキャストができなかった

自分がルアーメンになる前のこと。

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ルアーを投げている人達は総じて、前から後ろへロッドを振り、ルアーを前に投げている姿を見ていた。

ロッドがひゅんひゅん鳴っていて、自己アピールか何かかな? と思っていたり、「……よく自分に引っかからないなアレ」て思っていました。

まあそれにも理由があります。

子供の頃にそれを真似て、ルアーが腕に刺さったことがあります。

山中の湖で起きたことで、家に着くまでの2時間ほど、腕にアクセをつけたまま帰り、ペンチで針先を切って事なきを得ました。

その体験が焼き付いて、オーバーヘッドキャストは敬遠し続けていた。

考えてみれば、ロッドの先端にルアーがくっつくレベルに巻き取っていれば、穂先が自身を打ち付けない限り、自分にルアーが引っかかることはないと気づく。

それでも思うように飛ばない……、なぜだろう。それはロッドの反発を活かしきれてなかったから。

ロッドの”しなり”だけで飛ばせるようになって、今度はタラシを徐々に長くしてみる。

ルアーの重さに遠心力で投げやすくなってはいくが、タラシの分だけ、あの不幸な思い出が蘇っていく。

──ルアーをはじめてから、”それ”を払拭することが、最も時間がかかりました。

いやぁ、トラウマを消し去るって、難しいものですね。

今では室伏みたいに投げれますよ(飛ぶとはいってない)

どんなことでも”目標”がなければ何もはじまらない

私の場合、それが必要であったから学んでいったのであって、サーフからルアーをはじめなければ今も「よっ、こい、せっ!」と仕掛を投げていたことでしょう。

目標なんて人それぞれですし、それが「とにかくデカイ魚を釣りたい!」だとしても、それを達成するに必要な”準備”は多様に存在します。

それに耐えるタックル。

釣れやすい場所・時間帯・海の状況。

シーズン毎に変わる食べているモノ。

──そして、条件が重なる時、釣りに行けるかどうか。

「ただ釣りがしたい」のであれば、釣具屋で店員に予算を告げ、道具を選んでもられば済む話です。

それが「魚をどうしても釣りたい」となれば、魚が必ず居てエサを食べてくれる状況がないといけない。条件に当てはまる”引き出し”が多いほど、対応しやすくなっていきます。

魚釣りが上手くなるには、「どうしても魚が釣りたい」を考えてから釣行し、”釣れた”と”釣れない”条件をデータ化していくのが上達の早道です。

「ナブラまであと10m届かなかった…」のであれば、どのようにその10mを補うのか──

ルアーを重くすれば話は早いが、それで有効なレンジを通せるのだろうか。

もしかしてキャスティングでより遠くへ飛ばすことはできないだろうか。

あのタックルならそれ以上に飛ばすことが可能かもしれない。

1つの目標さえできれば、それを解決するための階段は見つかるはずです。

あとはその1段1段、じっくり昇っていきましょう。

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