大雨後の釣りで気に留めておくといいこと

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6/20~21にかけて、太平洋側で6月としては記録的な大雨が降りました。

浜松市内では昨年の豪雨より拡大した避難指示がでたりと、なかなかハードな日中。おかげで期日前投票場もガラガラだったぜ!

気象庁の長期予報はあてにならないが、直前の警告は当たるって、それ何度も体験してるから。

こんな時に釣りをする人はただの馬鹿ですが、降った直後も意外と罠が多いです。

大雨後に回避したい釣りポイント

河川が絡む場所でやるのは、数日避けたほうがいいです。特に河口部ですね。

中流部までは流速が速くなり、流木は流されやすく、逆に川底がキレイになるほどですが、淀む河口部になると底に流木が溜まりやすくなります。

海に繋がっている箇所も流木が吐き出され、一度荒れるまでは底に溜まったまま──なんてことが多いです。

流木といっても、そこらの枝葉から丸太までピンキリ。

濁りが取れても水底を確認することは困難なので、ようするに、投げないとあるかどうか判りません。

石だと「カツン」て感触だけど、木では「モニュ」て感じ。

柔らかい感触かつ全く動かないってパターンは丸太クラスだろうので、それは漁礁となってくれることを祈りましょう。

通常の流れを知っていれば回避することもできる

河川は蛇行しているので、カーブを曲がりきれずコースアウトする流木が見受けられます。

あとは中洲とか、ちょっとした引っ掛かりがある箇所。こういう場所に溜まりやすい。

海底は駆け上がりのある箇所に留まりやすく、サーフだと”丁度狙いたい場所”に居ることが多いですね。

港内はなんらかの河川と繋がっていることが多いので、ゴミも溜まりやすく、また吐き出されにくい。

潮汐による循環で”浮いている物”は早めに取り除かれるけれど、重い物はわりとどうしようもなかったりする。

今週末は大潮なので、それを過ぎつつ弱い雨で収まれば、かなり改善されるかと思います。

要注意するべきは船を使う釣り

ご丁寧に顔を出している流木は回避しやすいですが、魚が掛かっているウキのように、微妙に沈んで水面に見えない物もあります。

船でかっ飛ばしている時にぶつけてしまうと、最悪船に穴が空いてしまうこともあります。ジェットならいいですが、スクリューだとプロペラが破損したりね。

金銭的な打撃と、おまけに水難の危険が大きいのは、やはり船かと感じます。

河川が暴れた後に船を使う時は、安全走行で目を光らせて航行しましょう。

増水時の良い(?)ところはポイントをさらに絞れること

これは特に河川が顕著です

海水では塩分濃度が変化したり、濁りがひどくなるため、釣り難くはなります。

ですが、そういう時に魚が”逃げ込む”場所というのは共通しています。

その場所は一体どこなのか。釣り人には周知のことだが、それを信じることができない人もいる。

「だから実験してみた」。──の結果が載っているのがコチラの記事。

釣り人は正しかった:河川氾濫時における魚類の支流避難仮説の実験的検証

台風での増水時に、「護岸の”ちょっとした窪み”に網を入れてみたら魚がいっぱいとれた」。なんて話は聞いたことがある人もいるでしょう。

掛かった魚と数分格闘していると、私達も彼らも”疲れ”を感じます。

増水時は流速が速くなり、それに逆らって泳げる個体もいれば、負けてしまう個体もいます。でも共通することは、永遠と泳いでいられないこと

それを回避するために、その状況でも流速が遅い箇所を探すわけです。

上記の記事は、それを科学的に証明した論文です。

釣り人にとって、”淀み”は狙うべきポイントとして紹介されつくしているので、「何いってんの? 当たり前じゃないの?」という内容。

とはいえ、濁流で魚が居ると解っていても、喰わせることは困難です。こちらにも危険は及びますし。

なので河川では、流れが早く収まる「支流」が増水後のポイントとして認知されています。

科学でも、そこに逃げ込むメカニズムが解明されているわけで、信憑性は高まることでしょう。

海水魚と淡水魚は同一の塩分濃度で共存しあえることは意外と知られていない

釣り人脳だと雨後は、「海水の塩分濃度が──」という人が多い。

簡単にいえば活性が落ちて釣れにくくなるといわれています。

海水と淡水は混ざり合うことなく、比重の関係で上下の層となって分かれます。

でもこれは極端な例です。

海水魚も淡水魚も、体内に塩分を取り込む必要性はあって、生息する地によって排出する機能が違います。

海水魚は塩水に棲んでいるので、余分な塩分を体外に排出しており、淡水魚は少ない塩分を取り込むような機構をしています。

この”塩分濃度”をどちらも許容できる範囲で、人為的に調整すれば、共存することも可能です。

ようは「海水魚だろうが淡水魚だろうが、体液を同一の塩分濃度にできればいい」てわけ。

観賞魚の”ちょっとした──”でもあるし、水族館での催しもあるみたいですけどね。

──とはいえ、自然界では塩水に真水が流れ込むだけなので、共存できる濃度になることはほぼありません。

真水は塩水より軽いため、雨後の海水は上層が「真水」、下層が「塩水」という考えでだいたいあっています。

なので雨後は、順応性が高い個体ほど浅い場所に現れ、それを苦手とする個体ほど深場に逃げるわけです。

ざっくりいえば、若くてピチピチなほど上に居るし、いい年したヤツほど深場に引きこもる傾向があります。

それは水面に雨粒が落ちて酸素を供給し、”プランクトンがウェイウェイなパリピになる”って背景も。なので外洋のイワシは雨のほうがテンションがあがります。

タコは真水を嫌うため、普段は浅かろうが深かろうが散らばっていますけど、雨後は深場に居ることが多くなる。

かたやもともと底にへばりついている根魚やヒラメなどは、雨が降っても直接あまり関係ないです。浅く波で混ざりやすいサーフの沿岸は別ですけどね。

そんなわけで、各魚の習性を知れば、おのずと雨後の生息地も絞れるってわけです。

図鑑に目を通したり、特定の魚をネットで検索して情報を得たりするだけでもいいと思います。

釣り人がいう”習性”は、経験上でのことが多く、信憑性がイマイチなこともあります。

濁流の淀みに居やすいのは確かですが、そこに居なければ魚は釣れませんからね。

「雨が降っている時は釣れやすい」。けれど限度ってものがある

注意報・警報が出ている状況で釣りをするのは、他人に心配をかけるだけです。

”自己責任”へと論点をズラすのも、ことが起きてからでは見苦しい言い訳に過ぎません。

これからの季節は、急激な気圧の変化によるゲリラ豪雨が猛威を奮います。こればかりは予測が難しく、直前にならないと判らないことも多々あります。

ちょっとした予防策として、気象サイトの「雨雲接近メール」に登録するといいでしょう。

外にいるならば、雲の変化にも気をつけておくべきです。低気圧が近づくと、感じる空気が変わり、風向きが変化するので、そういった時は「雨雲レーダー」を確認するといいです。

特に山間部は発生地点となりやすいので、渓流アングラーの方々は気をつけるようにしましょう。

海のアングラーは落雷に注意してください。場所によっては逃げ場が皆無なんてこともあります。

片付けに時間をくって足場が滑りやすくなり落水──。なんてことがないよう、普段から気象変化は肌で感じれるように知識を得ておくと、いざという時の行動が早くなります。

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