日本さんが捕鯨委員会から脱退を表明す。その狙いは?

日本さんが捕鯨委員会から脱退を表明す。その狙いは?

「日本は国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めた」、と報じられました。

捕鯨の国際問題はけっこう複雑で、「そもそもなんで揉めてんの?」を誰もわかっていない感がする。傍らで眺める分には愛憎劇なエンタメ、実際関わるとカルチャーショック。

 

その辺を少し語りたい。

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捕鯨問題がややこしいのは「愛護vs商業」の構図だから

IWCの存在意義は、世界中に生息する鯨を管理・監視するところにあります。

「愛護」と「商業」、どちらにも属するが偏らない中立。鯨の食文化と保護”どちらも”やっていますよ! のアピールを、世界に向けて発信している団体です。

 

しかし動物愛護(保護)の議論は、苛烈になりやすい。

 

IWCも抗えず、現在は保護一辺倒の意見が多くなり、調査捕鯨もNOな議会になっている。

鯨漁を文化として推進する日本は、IWCから脱退し、自国主導で商業捕鯨を再開しようって考え。

だって所属している限り、研究目的での捕鯨も許可が下りにくいわけですから。

 

これはある意味、漁業を支えるための一手である! ──かも。

日本、国際捕鯨委員会から脱退へ
政府は20日、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めた。複数の政府高官が明かした。9月にブラジルで開かれたIWC総会で日本が提案した商業捕鯨の一部再開と…

実現するには、世界からの総バッシングも辞さない覚悟(もとからそうだけど)。

とはいえ、鯨食の文化を今の若者や世界どう伝えるのか。鯨を食べたい・食べたことがあるって人が、どれだけいるのだろう。

それを必要とする人たちは、どれだけいるのだろう。

捕鯨を認められているのは水域と食文化を持つ国くらい

鯨漁をするには、自国の経済水域を持ちつつ食べる習慣がある必要があります。

ようは成り立つための基盤があること、ですね。

 

日本では縄文時代から捕鯨がされており、近代だと遠洋航海が主になっています。

地域漁港の管轄水域だけで済ませれば、ここまで世界からバッシングされてはいないでしょう。

わざわざ南極海まで出向いて、調査として捕鯨をしているが、ろくな研究論文を出していない──つまり、結果がともなってないから、同業者や世界からめちゃくちゃ嫌われています。

研究の手段として捕鯨しているのではなく、捕鯨の言い訳として研究をしてるよと。

第三者からそう見えている。それは世界だけではなく、国内からもね。

捕鯨を悪とする理由と原因はなんだろう

もともとは乱獲によって絶滅に瀕した種を、ルールによって保護管理しよう! てのが団体設立の流れ。

鯨は哺乳類で1度の出産で1匹の子供しか産みません

イワシみたいに一気に増えるわけじゃない。だから管理してあげないと、無秩序な漁では一気に数が減ってしまうわけです。

 

既にその過程は通っているため、余計に保護の意見が強くなっている。

動物は増えすぎるのも毒になりますが、鯨さんをハイペースで狩れるのは人間くらいなので、抑える存在は必要ですね。

適度に間引くことで海洋資源が潤う?

鯨が体が大きいので、食べるエサの量も半端じゃありません。

主食がプランクトンの類なので、魚の成長を支えるエサをがっぽり食べていることになります。なので数が増えるほど、漁場が痩せる恐れがあります。

 

とはいえ、データを証明しようがないから憶測ですけどね。

鯨問題に関するよくある質問と答え:水産庁

水産庁にこんなQ&Aがありますけど、“資源量を減らさない程度の捕鯨”を証明するデータは今のところ、どこの国も出すことはできないのでは?

日本さんはIWCから抜けて何がしたいのか?

商業捕鯨を復活させて、漁業の新たな雇用源にしよう!

てのが大方の理由でしょう。鯨食文化は日本だけじゃないので、輸出もすればそれなりに市場が見込めそうだが、そういうところは自前で漁をしている国が多い。

 

鯨は畜産が弱かった頃のタンパク源として優秀だったから、それが潤沢である現在はそれほど必要とはされていません。

「ヘルシーで安価なタンパク源!」「ダイエットにも最適!」とか宣伝すれば、どうにでも販路は切り開けそう。

しかしいくら需要が高まっても、鯨を殺すことに意義を唱える考えは存在します。

 

日本の商業捕鯨は、国内だけじゃなく世界中から向けられる軽蔑の視線を、正論で退けるほどの理由がなければ、需要は先細りだしやる価値はないと個人的には思います。

文化を守りたいのか、漁業として残したいのか。

どちらを取るかを明確にしてもらいたいものですね。

参考 捕鯨問題|wikipedia
水産ニュース
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海釣りがメインでたまに淡水も。2019年の目標は月イチ釣行、浜インしつつ遠州サーフを再度マッピングしていきたい。

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とある浜松アングラーの一生