都田川の釣りポイント完全ガイド2026|浜松市浜名区(旧北区)の里川でハゼ・テナガエビ・シーバス・アユを狙うポイント別攻略と遊漁券・駐車場・アクセス情報

  ※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。
都田川の釣りポイント完全ガイド2026|浜松市北区の里川でハゼ・テナガエビ・シーバス・アユを狙うポイント別攻略と遊漁券・駐車場・アクセス情報

都田川は浜松アングラーの「裏庭」——知れば知るほど奥が深い里川フィールド

浜松市街地から車で20〜30分、浜名湖北東部の引佐細江(いなさほそえ)に注ぐ都田川。流路延長約50km(静岡県「しずおか河川ナビゲーション」都田川水系・2026年9月5日確認)のこの里川は、河口部のハゼ・シーバスから上流域のアユ・オイカワまで、1本の川で驚くほど多彩な釣りが楽しめるフィールドだ。

にもかかわらず、メジャーな浜名湖本湖や遠州灘サーフに比べると情報が圧倒的に少ない。地元のおじちゃんたちが夕方に静かに竿を出しているような、いわば「知る人ぞ知る」川。だからこそ、混雑とは無縁で、のんびり釣りを楽しみたい人にはうってつけの場所でもある。

この記事では、都田川を河口・下流・中流・上流の4エリアに分け、それぞれの釣れる魚種・ポイント・季節パターン・駐車場・注意事項を、実際に足を運んだ目線で徹底解説する。「今度の休みにちょっと竿出してみようかな」と思ったとき、この記事だけで迷わず行動できるレベルの情報を詰め込んだ。ぜひ最後まで読んでほしい。

都田川の基本情報|アクセス・流域概要・漁協管轄

都田川の流域と地形

都田川は、都田地区・新都田地区を流れ、気賀付近で井伊谷川を合わせて浜名湖北東部の引佐細江に注ぐ二級河川だ。静岡県「しずおか河川ナビゲーション」(都田川水系>流域及び湖沼の概要・2026年9月5日確認)は「水源を鳶ノ巣山に求め、三岳山地と三方原台地の接合線に沿って西南西に流路をとり、浜松市細江町気賀付近で南流する井伊谷川を合流し、浜名湖北東部の引佐細江湖に流入し、浜名湖を経て今切口から遠州灘に注ぐ」と説明しており、同サイトの河川諸元では二級河川としての起点は寺野川合流点、延長は49,940mとされている。流域の大部分が浜松市内に収まるため、まさに「浜松のホームリバー」と呼べる存在。

上流部は山間の渓流相で水質がきわめて良く、中流部は田園地帯を流れる典型的な里川、下流〜河口部は汽水域となり浜名湖の潮汐の影響を受ける。この環境の変化が、1本の川で多様な魚種が狙える理由になっている。

アクセス方法

交通手段ルート所要時間の目安
車(浜松駅から)国道257号を北上→都田町方面約25分(河口部)〜40分(上流部)
車(東名高速)浜松西IC→県道65号→都田方面ICから約15分(中流部)
車(新東名高速)浜松いなさIC→県道299号→南下ICから約10分(上流部)
天竜浜名湖鉄道気賀駅(河口部)、都田駅(中流部)下車駅から徒歩5〜15分

天浜線の駅から徒歩圏内にポイントがある点は都田川の大きな魅力。車がなくても釣りに来られる貴重な里川フィールドだ。

漁協・遊漁券情報

都田川で遊漁料(遊漁券)の対象になっているのはアユで、窓口は都田川非出資漁業協同組合だ。静岡県「静岡県内水面漁業権一覧」では、免許番号30「都田川、獺淵川、川名川」と免許番号31「井伊谷川、神宮寺川」の漁業権者がいずれもこの組合で、漁業権の対象となる水産動物はどちらも「アユ」と記載されている。浜松市「遊漁のご案内」(更新日2025年10月21日/2026年9月5日確認)も、「都田川水系」の漁協としてこの組合だけを挙げている。天竜川漁業協同組合は同じ県一覧の免許番号21「天竜川(秋葉ダム堰堤まで)」ほかの漁業権者で、その漁場欄に都田川は挙げられていない。(本記事は以前、都田川の遊漁券を天竜川漁業協同組合のものと書いていた。誤りだったので訂正する。)

① あゆの遊漁でできること(都田川非出資漁業協同組合の遊漁規則 第3条/令和6年1月1日施行)

魚種漁法規模(仕掛けの制限)区域期間
あゆ友釣掛針はイカリ針の場合は1段4本以内、チラシ針の場合は2本以内。アユルアーもしくは擬似おとり禁止。リール禁止漁業権全域6月1日以降の日で組合が定め公示した日から12月31日まで
あゆ餌釣釣針2本以内漁業権全域同上(規則の表では友釣と共通の欄)

第3条は「次の表のア欄に掲げる魚種はそれぞれイ欄の遊漁の方法によりウ欄の規模の範囲内においてエ欄の区域内及びオ欄の期間中でなければ、これを行ってはならない」という書き方なので、表に無い漁法であゆを狙うことはできない。第4条は全長10cm以下のあゆを採捕してはならないと定めている。解禁日そのものは組合の公示で決まり、規則の期間はその上限にあたる。また静岡県内水面漁場管理委員会は、都田川の「浜松市浜名区都田町の都田橋上流端から浜松市浜名区都田町の潜竜橋上流端までの区域」について、10月11日から11月15日までは水産動物を採捕してはならないという指示を出しており、県の「内水面漁場管理委員会」ページ(更新日2026年8月28日)はこれを現在有効な指示として掲げている。ただし掲載されている指示(静内水委指示第6-3号・令和6年9月3日)の有効期間は令和6年10月1日から令和8年(2026年)9月30日までで、2026年10月以降も同じ制限が続くかどうかは本記事では確認できていない。秋にこの区間へ入るなら、県の最新の指示を確認してほしい。

② 遊漁料(同 遊漁規則 第6条)

区分1日1年
あゆ(全区域・友釣/餌釣)1,500円(ただし解禁3日間は2,000円)6,000円
小学生(あゆ)無料無料
中学生・高校生(あゆ)750円(ただし解禁3日間は1,000円)3,000円
アマゴなど、あゆ以外の魚(雑魚を含む)券種の設定なし券種の設定なし

遊漁料は組合の事務所、または組合が指定する販売店で納付する。遊漁をする場所で漁場監視員に納付するときは500円が加算される。組合の「あゆ友釣大会」の参加料は大人2,500円、小・中学生・高校生1,250円。出典は静岡県が公開する都田川非出資漁業協同組合の遊漁規則(内共第30号・内共第31号/2026年9月5日確認)。本記事は以前、日釣券を「アユ 1,500円 / 雑魚 500円」、年券を「アユ 8,000円 / 雑魚 3,000円」と書いていた。あゆの日釣券1,500円は規則と一致するが、年券は規則では6,000円で、雑魚の券種は規則に無い。金額も解禁日も、出かける前に組合へ確認してほしい。

アマゴは、この2つの漁業権の対象水産動物(アユ)に含まれておらず、遊漁規則にも券種が無い。ただしそれは「自由に採ってよい」という意味ではない。静岡県「内水面における遊漁のルールについて」(更新日2025年8月13日/2026年9月5日確認)は、あまご(やまめ)を11月1日から翌年2月末日まで採捕禁止、全長12cm以下は採捕禁止としており、内水面で遊漁者が使える漁具・漁法も制限している(「あゆ掛釣(あゆ友釣りを除く。)」など。ただし遊漁規則等に基づいて採捕を行う場合は使用可能なことがある)。都田川にアマゴが放流されているかどうかは、本記事では一次資料で確認できていない。

  • 問い合わせ先:都田川非出資漁業協同組合(〒431-2537 浜松市浜名区引佐町渋川4375-1/TEL・FAX 053-545-0839)。浜松市も「遊漁期間・区域・料金など詳細情報については、各漁業協同組合にお問い合わせください」と案内している
  • 遊漁券が要る区間:静岡県は都田川の海面と内水面の境界線を「落合橋下流端(県道261号磐田細江線に架かる橋)」と公表している(「海面と内水面の境界線について」の一覧・平成29年12月11日時点/2026年9月5日確認)。県は「県内の内水面に設定されているのは第五種共同漁業権になります」と説明しており、境界より下流の浜名湖側には海面のルール(静岡県漁業調整規則)が別に適用される。海面ではあゆの採捕が10月1日から翌年5月31日まで(浜名湖においては10月1日から翌年3月31日まで)禁止されている。漁業権漁場の具体的な上下限は本記事では特定できていないので、組合か現地の表示で確認してほしい
  • 購入場所:規則が定める納付場所は組合の事務所または組合が指定する販売店。本記事はこれまで流域のコンビニ(セブンイレブン都田町店など)、釣具店(イシグロ浜松高林店、フィッシング遊浜松店)、静岡県内水面のオンライン遊漁券システムを挙げてきたが、どれが都田川の指定販売店にあたるかは確認できていない。なお「フィッシング遊浜松店」はフィッシング遊の公式店舗一覧(2026年9月5日確認)に無い店名で、同社が浜松市内に置く店舗は浜松篠ケ瀬店(浜松市中央区篠ケ瀬町1079-1)である
  • 注意:ハゼ・シーバス・クロダイなど海水・汽水魚のみを河口部で狙う場合は遊漁券不要。ただしアユの禁漁期間(10月〜翌5月)や釣法制限(コロガシ釣り禁止区間あり)は漁協のルールを必ず確認すること

【エリア①】都田川河口〜引佐細江合流部|汽水域のハゼ・シーバス天国

ポイント概要

都田川が引佐細江(浜名湖北東部の支湖。静岡県の資料では「引佐細江湖」)に注ぎ込む河口部は、都田川釣りの「一丁目一番地」。気賀関所跡のすぐ南側から引佐細江との合流点にかけて約800mの区間が主なフィールドになる。天浜線・気賀駅から徒歩5分という好アクセスも魅力だ。

潮汐の影響をダイレクトに受けるこのエリアは、上げ潮で浜名湖からシーバスやクロダイが差してくる。河口部は川幅が50〜70mに広がり、両岸ともコンクリート護岸が整備されているため足場は良好。護岸の高さは水面から1〜1.5m程度で、タモ入れも問題ない。

狙える魚種と季節

魚種ベストシーズン時間帯おすすめの釣り方
マハゼ8月〜11月日中〜夕方ちょい投げ(5〜8号オモリ)、ミャク釣り
シーバス(セイゴ〜フッコ)4月〜11月夕マズメ〜夜間ルアー(7〜9cmミノー)
クロダイ・キビレ5月〜10月朝マズメ、夕マズメ前打ち、チニング(5〜7gフリーリグ)
テナガエビ6月〜9月日中玉ウキ仕掛け(ハリス0.4号)
ウナギ5月〜9月夜間ぶっ込み(ミミズ・アオイソメ)

ピンポイント攻略

気賀関所下の護岸(右岸)——河口エリアで最もアクセスしやすいポイント。護岸沿いにゴロタ石が沈んでおり、ハゼとテナガエビの一級ポイントになっている。秋の落ちハゼシーズン(10〜11月)には、護岸から5〜10m沖にちょい投げするだけで15cm超のマハゼが連発することがある。仕掛けは天秤式ちょい投げ(ハリス1号、袖針7号、エサはアオイソメ)がスタンダード。

都田川橋(県道261号)の橋脚周辺——橋脚に潮目ができやすく、シーバスの実績が高い。上げ潮の効き始め(潮位が+50cmを超えるあたり)からセイゴ〜フッコクラスが橋脚のヨレに着く。7cmクラスのシンキングミノー(ラパラ CD7やアイマ サスケ SF-75など)を橋脚際にキャストし、ダウンクロスでドリフトさせるのが定番パターン。夜間は橋の街灯が明暗を作るため、ナイトゲームの好ポイントにもなる。

引佐細江合流点の干潟(左岸)——大潮の干潮時に広大な干潟が露出するエリア。干潮から上げ始めにかけて、干潟のエッジにキビレが付く。ウェーディングで入れる水深は膝下程度。5〜7gのフリーリグにクロー系ワーム(2〜3インチ)をセットし、ボトムを這わせるように探るチニングが面白い。ただし干潟は泥底で足が取られやすいので、ウェーディングシューズ(フェルトソール)は必須だ。

駐車場・周辺施設

  • 駐車場:気賀関所跡の無料駐車場(約20台)を利用可能。護岸まで徒歩3分
  • トイレ:気賀関所跡に公衆トイレあり
  • コンビニ:セブンイレブン細江気賀店(車で3分)
  • 釣具の補充:最寄りの釣具店はイシグロ浜松高林店(車で約20分)。エサの事前購入を推奨

【エリア②】都田川下流域(新都田〜都田大橋)|テナガエビとハゼの楽園

ポイント概要

河口部から2〜4km上流、新都田のテクノポリス(工業団地)脇を流れる区間。川幅は20〜30mに狭まり、両岸の護岸には所々にテトラブロックや捨石が入っている。潮の影響はまだ残るが、河口部ほど顕著ではなく、淡水と汽水の中間的な環境。

このエリアの主役は圧倒的にテナガエビ。護岸の隙間やテトラの穴に無数のテナガエビが潜んでおり、6月の解禁以降は地元のエビ師たちで賑わう(と言っても5〜6人程度だが)。

テナガエビ釣りの実践テクニック

都田川のテナガエビ釣りは、浜名湖周辺では最も手軽に楽しめるエビ釣りのひとつだ。タックルと仕掛けを詳しく解説する。

アイテムおすすめ補足
竿のべ竿 2.1〜2.7m万能竿や渓流竿でOK。1,000〜2,000円台で十分
ラインナイロン0.8〜1号竿と同じ長さにカット
ハリタナゴ針 / エビ針2号返しのないスレ針が外しやすい
ハリス0.3〜0.4号 × 5cm短めが根掛かり軽減のコツ
ウキ玉ウキ8mm(赤)シモリウキでも可
オモリガン玉B〜2B底に着く程度に調整
エサアカムシ(赤虫)1パック300〜400円。キジ(ミミズ)でも可

テナガエビは護岸際の石の隙間やテトラの穴に潜んでいる。ポイントは「壁際30cm以内」に仕掛けを落とすこと。エビがエサを掴んでからハリを口に運ぶまで10〜20秒かかるため、ウキが沈んでもすぐにアワセず、ゆっくりウキが横に動き出してから竿を立てるのがコツだ。

ベストな時間帯は朝6時〜9時と夕方16時〜18時。日中は石の奥に引っ込んでしまうことが多い。1時間で20〜30匹釣れれば上出来、上手い人は50匹以上を叩き出す。持ち帰ったテナガエビは泥抜き(バケツで1日飼育)してから素揚げにすると絶品のおつまみになる。

駐車場・アクセス

  • 駐車場:新都田地区の工業団地内に路肩スペースあり(平日は工場の邪魔にならないよう注意)。土日は比較的余裕がある
  • おすすめ駐車位置:都田テクノロード沿いの都田川橋付近。橋のたもとに2〜3台停められるスペースがある
  • トイレ:新都田地区には公衆トイレがないため、コンビニ利用が基本
  • コンビニ:ファミリーマート浜松新都田店(車で3分)

【エリア③】都田川中流域(都田駅〜滝沢付近)|オイカワ・カワムツの清流パラダイス

ポイント概要

天浜線・都田駅の周辺から上流へ向かう中流域は、川の表情がガラッと変わる。護岸は自然石の石積みが中心になり、瀬と淵が交互に現れる典型的な里川の相。水深は30cm〜1.5m程度で、水質は抜群に良い。川底の石がはっきり見えるほどの透明度だ。

ここからは完全な淡水域。オイカワ、カワムツ、ウグイといった清流魚の楽園で、夏場はアユの友釣りエリアにもなる。

狙える魚種と季節

魚種ベストシーズン釣り方ポイント
オイカワ5月〜10月毛鉤(テンカラ)、ウキ釣り瀬の開き、落ち込み下
カワムツ通年(4〜10月が◎)ミャク釣り、ウキ釣り淵の岸際、護岸下
アユ6月解禁〜9月友釣り、ルアー(アユイング)石が敷き詰められた瀬
ナマズ5月〜9月トップウォータールアー淵のエグレ、護岸際
ニジマス12月〜3月(放流時)ルアー、エサ釣り漁協放流ポイント

オイカワの毛鉤釣り(テンカラ)——初夏の至福

都田川中流域で最もおすすめしたい釣りが、オイカワのテンカラ(毛鉤釣り)。5月下旬から7月にかけて、婚姻色の出たオスのオイカワが瀬で盛んにライズする。これを3.3mのテンカラ竿で狙うのは、渓流釣りのエッセンスを街から30分の場所で味わえる贅沢な遊びだ。

毛鉤は#14〜#16のエルクヘアカディスやパラシュートパターンで十分。専用のフライタイイングが面倒なら、フジノライン「テンカラ毛鉤セット」(5本入り500円程度)がそのまま使える。朝イチの瀬に毛鉤を流すと、水面を割ってオイカワが飛び出す。12〜15cmの小魚だが、テンカラ竿のしなりで釣ると引きは想像以上に楽しい。

ナマズのトップゲーム——都田川の隠れた名物

中流域の淵にはナマズが多く潜んでおり、5月〜8月の夜間にトップウォーターで狙うと面白い。ポイントは水深1m前後の淵で、護岸のエグレや倒木周りが一級スポット。

タックルはバスロッド(M〜MHクラス、6.6〜7ft)にPE2〜3号+リーダー20lb。ルアーはスミス キャタピー(ジッターバグ系)やティムコ 野良ガエルなどのノイジー系が鉄板。着水後にゆっくりタダ巻きで水面を引き波を立てると、「バフッ!」という捕食音とともにナマズが出る。50cm超の良型が出ることもあるので、ランディンググリップを忘れずに。

アユ釣りの可能性

都田川は天竜川水系に比べると放流量は少ないが、6月解禁後は中流域の瀬で友釣りが楽しめる。川幅が狭い分、9m竿では取り回しに苦労するため、7〜8mの短竿がおすすめ。近年は「アユイング」(ルアーでアユを狙う釣法)も人気で、専用ルアー(ダイワ アユイングミノー 94SFなど)を瀬に流し込むと、鮎が追ってくることがある。遊漁券は必須なので注意。

駐車場・アクセス

  • 天浜線・都田駅から徒歩10分で川に出られる。電車釣行に最適
  • 駐車場:都田総合公園の無料駐車場(約100台)が最寄り。公園から川まで徒歩7〜8分
  • 滝沢方面:県道299号沿いに路肩駐車スペースが点在。農道の邪魔にならないよう配慮を
  • トイレ:都田総合公園内に公衆トイレあり
  • コンビニ:ローソン浜松都田町店(車で5分)

【エリア④】都田川上流域(鷲沢〜奥山)|渓流の入門フィールド

ポイント概要

都田川の最上流部は、引佐町奥山から鷲沢地区にかけての山間部。川幅は3〜8mに狭まり、周囲は杉林と広葉樹の混交林に囲まれた渓流相になる。浜松の街から車で40分弱で本格的な渓流環境に入れるのは、実は全国的にも珍しい恵まれた環境だ。

ただし、この区間は漁協の放流区間と一般区間が混在しているため、入渓前に必ず漁協の案内図で確認すること。

狙える魚種

  • アマゴ(3月解禁〜9月):放流魚が中心だが、中には居着きの天然アマゴも。20cm超が出ればラッキー
  • カワムツ・タカハヤ(通年):小さな落ち込みや巻き返しに群れている。子供の釣り遊びに最適
  • サワガニ:釣りではないが、石をめくると見つかる。子連れの川遊びの楽しみ

渓流入門に最適な理由

都田川上流域が渓流入門におすすめな理由は3つある。

  1. アクセスが楽:県道299号から川沿いの林道に入ればすぐに入渓点。気田川や水窪川のような長時間の山道ドライブが不要
  2. 遡行が容易:大きな滝や崖がなく、ウェーダーとフェルトソールシューズがあれば安全に遡行できる。初心者が渓流歩きの基本を覚えるのに最適な難易度
  3. 短時間で楽しめる:2〜3時間あれば十分に楽しめるスケール感。午前中だけ釣って昼から別の予定を入れることも可能

タックルは渓流竿4.5〜5.4mのエサ釣り仕掛け(ライン0.3号、ハリス0.2号、ヤマメ針5号)にイクラまたはブドウ虫をセット。ルアーなら5ft前後のトラウトロッドにスピナー(AR-S 2〜3.5g)が手返しよく探れる。

駐車場・注意事項

  • 駐車場:正規の駐車場はない。林道の退避スペースに1〜2台停める形。通行の妨げにならないよう十分注意
  • トイレ:上流域にはトイレなし。手前のコンビニで済ませておくこと
  • 携帯電波:鷲沢より上流は電波が不安定になるエリアあり(ドコモはギリギリ入る、au/ソフトバンクは厳しい箇所あり)
  • ヤマビル:6月〜9月の雨後は山ヒルが出る。長靴にヒル避け忌避剤(サラテクトやヤマビルファイターなど)をスプレーしておくと安心
  • クマ注意:引佐の山間部ではツキノワグマの目撃情報がまれにある。鈴やラジオで音を出しながら入渓を

季節別おすすめ攻略カレンダー

都田川は季節ごとにまったく違う顔を見せる。以下のカレンダーで「今の時期にどこで何を狙うか」を一目で把握してほしい。

月おすすめエリアターゲット備考
1月〜2月河口部ハゼ(落ち)、セイゴ数は減るが型が出る。防寒必須
3月上流域アマゴ(解禁直後)放流直後は混むことも
4月〜5月河口部・中流域シーバス、ナマズ(開幕)水温上昇で活性が上がる時期
6月下流域・中流域テナガエビ(開幕)、アユ(解禁)梅雨の増水後が狙い目
7月〜8月全域テナガエビ、オイカワ、ナマズ都田川のベストシーズン
9月〜10月河口部・下流域ハゼ(最盛期)、落ちアユハゼは数・型ともに最高
11月〜12月河口部落ちハゼ、セイゴ深場に移動した落ちハゼを狙う

年間を通して最もおすすめなのは7月〜10月。テナガエビ→ハゼのリレーで、毎週通っても飽きないのがこの時期の都田川だ。

都田川釣行の安全対策と注意事項

増水リスク

都田川は集水面積の割に水位変動が大きい川で、上流の奥山付近にまとまった雨が降ると、中流〜下流は2〜3時間で急激に増水する。以下のポイントを守ってほしい。

  • 雨予報がある日は中流〜上流域での釣りを避ける。河口部の護岸上なら安全度は高い
  • 入渓時の水位を記憶しておく。膝下だった流れが太ももまで来たら即撤退
  • 静岡県の河川水位情報(サイポスレーダー)で都田川の水位をリアルタイムチェック可能。スマホでブックマークしておくと安心

マナーとルール

  • ゴミの持ち帰り:エサのパッケージ、ライン、仕掛けの袋は必ず持ち帰る。特に仕掛けのナイロンラインは野鳥が絡まる原因になる
  • 農地への立ち入り禁止:中流域は田んぼに隣接しているエリアが多い。あぜ道を通らず、公道から川にアクセスすること
  • 騒音に注意:住宅地に近いエリア(特に下流域の新都田)では、早朝や夜間の大声・車のアイドリングに配慮を
  • 外来種の取り扱い:ブルーギルやアメリカザリガニが釣れた場合、リリースせず処分するのがマナー

子連れ釣行のアドバイス

都田川は子連れ釣行にも向いたフィールドだ。特に下流域のテナガエビ釣りと、中流域の小物釣り(オイカワ・カワムツ)は、子供が飽きない程度にアタリが出る。ただし以下の点に注意。

  • ライフジャケット(子供用)は必ず着用させる。浅い川でも水難事故は起きる
  • 護岸の上から釣る場合、水面までの段差に注意。小学校低学年以下は手を離さない
  • 都田総合公園を拠点にすれば、公園の遊具と釣りを両方楽しめるプランが組める

都田川の周辺立ち寄りスポット

釣りの前後に立ち寄れるスポットも紹介しておこう。「釣り+α」で家族やパートナーの満足度を上げるのも大事なテクニックだ。

スポット名内容位置
気賀関所跡江戸時代の関所を再現した歴史施設。無料駐車場あり河口エリア
奥浜名湖田園空間博物館地域の自然・文化を紹介。散策路が整備されている河口〜下流
都田総合公園広い芝生広場と遊具。BBQ設備あり(要予約)中流エリア
竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)東海地方最大級の鍾乳洞。夏場は天然の涼しさ上流エリア
方広寺(奥山半僧坊)臨済宗の古刹。紅葉の名所最上流
都田川のテナガエビ・ハゼ釣行に持っていく道具

テナガエビ用のべ竿 2.1〜2.7m

護岸際30cmの石の隙間に仕掛けを落とすのに最適な長さ

テナガエビ仕掛け(玉ウキ8mm・エビ針2号)

6〜9月が盛期で返しのないスレ針だと外しやすく手返しが速い

ハゼ用ちょい投げ天秤仕掛け(袖針7号)

気賀関所下の護岸から5〜10m投げるだけで8月からハゼが出る

子供用ライフジャケット

浅い里川でも水難事故は起きるため子連れ釣行には必須

リンク先はAmazon・楽天市場の検索結果ページです。価格・在庫は必ずリンク先でご確認ください。

まとめ——都田川は「通える里川」の最高峰

都田川の最大の魅力は、浜松の街から気軽に通える距離でありながら、河口のハゼ・シーバスから上流の渓流アマゴまで、驚くほど多彩な釣りが1本の川に凝縮されていることだ。

改めてポイントを整理しよう。

  • 河口部:ハゼ・シーバス・キビレ。足場良好でファミリーにも◎
  • 下流域:テナガエビの聖地。6〜9月に通い詰める価値あり
  • 中流域:オイカワのテンカラ、ナマズのトップゲーム。里川釣りの真骨頂
  • 上流域:渓流入門に最適。浜松から最短の本格渓流

「浜名湖も遠州灘も行き尽くした」というベテランアングラーにこそ試してほしいフィールドだし、「釣りを始めたいけどどこに行けばいいかわからない」という初心者にも自信を持っておすすめできる川だ。

次の休日、まずは気賀関所の駐車場に車を停めて、護岸から都田川を覗いてみてほしい。透明度の高い水の中に、ハゼやテナガエビの姿が見えるはずだ。そこが、あなたの新しい釣り場になる。

🗺️ 釣りナビ

静岡の釣り場・魚種・仕掛けを一発検索

12エリア × 18魚種のインタラクティブマップで、釣り場選びから仕掛け・タックルまで丸わかり

error:Content is protected !!