北海道の海釣りの特徴と魅力

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北海道の海釣りスポット完全ガイド|函館・小樽・釧路の名所とターゲット魚種

北海道の海釣りは、本州とは異なる豊かな自然環境の中で、カレイ・ホッケ・ロックフィッシュ・サクラマスなど多彩な魚種が楽しめます。函館では墨イカとカレイ、小樽では港湾ロックフィッシュとサバ、釧路では広大なサーフとアメマス・サクラマスが有名です。冷たい海が育んだ魚の味わいは絶品で、釣り旅としても最高の目的地といえます。本記事では北海道の主要3エリア(函館・小樽・釧路)を中心に、釣り場の特徴・ターゲット魚種・時期・アクセス情報を徹底ガイドします。

北海道の海は日本の中でも特別な環境です。津軽海峡・日本海・太平洋・オホーツク海という4つの異なる海に囲まれており、それぞれの海流が異なる魚種をもたらします。対馬暖流(日本海側)と千島寒流(太平洋・オホーツク海側)の影響を受けることで、温暖な海の魚と冷水性の魚の両方が生息する多様な環境が生まれています。

北海道の釣りが特別な理由として挙げられるのが「魚影の濃さ」です。過疎化が進む地域も多く、本州の釣り場と比べて釣り人のプレッシャーが低いエリアが多数あります。特に道東(釧路・根室・網走)方面は、足を伸ばせば伸ばすほど手つかずの名ポイントが現れます。

ただし北海道の釣りには注意点もあります。冬期(12〜3月)は港が凍結したり、吹雪で視界が失われたりする場合があります。また熊(ヒグマ)の出没も一部エリアで報告されており、単独での山間部の釣り場は特に注意が必要です。シーズンを見極めて安全に楽しみましょう。

函館エリアの釣りスポット完全ガイド

函館は北海道の玄関口で、釣り場へのアクセスも良好です。津軽海峡に面した函館港とその周辺は、シーズンを通じて多彩な魚種が楽しめます。

函館港(若松地区・西ふ頭)

函館港の若松地区と西ふ頭周辺は、函館市内からアクセスしやすい人気の釣りポイントです。岸壁から直接釣れるので足場が良く、ファミリーにもおすすめです。特に夜釣りでの「墨イカ(スルメイカ・ヤリイカ)」が有名で、5〜9月の夜間は常夜灯周りでウキ釣りやエギングで好釣果が続きます。

項目内容
所在地北海道函館市若松町(函館港若松地区)
アクセス函館駅から徒歩10分 / 函館北ICから車で約15分
駐車場港湾内に無料駐車スペースあり(スペース数に注意)
トイレ近隣の公共施設あり
釣れる主な魚スルメイカ、ヤリイカ、カレイ、チカ、ソイ
ベストシーズン5〜11月(イカは5〜9月夜間が特に良い)

大船漁港周辺(南茅部地区)

函館市の南東に位置する南茅部地区(旧南茅部町)は、昆布養殖が盛んな静かな漁港が点在するエリアです。大船川や木直川が流れ込む汽水域付近ではカレイの魚影が濃く、特に春(4〜6月)のマコガレイ・スナガレイ狙いで人気があります。港内でのチョイ投げやサビキで手軽に楽しめます。

戸井漁港・恵山周辺

函館市の東端にある戸井・恵山方面は磯釣りの宝庫です。恵山岬を中心とした磯は、ソイ・アイナメ・ガヤ(エゾメバル)などのロックフィッシュが豊富で、穴釣りや根魚の探り釣りが楽しめます。春にはクロガシラガレイ(黒鰈)の大型も出ます。磯への道は一部狭い山道を通るため、事前にルートを確認して行きましょう。

小樽エリアの釣りスポット完全ガイド

小樽は札幌から約30分とアクセス抜群の観光地でもあり、釣り場としての環境も優れています。日本海に面した小樽港と積丹半島の磯が主要ポイントです。

小樽港(色内埠頭・勝納埠頭)

小樽駅から徒歩圏内の色内埠頭と勝納埠頭は、アクセスの良さで人気の釣り場です。港内は水深があり、サバ・チカ・マコガレイ・ソイが狙えます。夜間のサバは大型が多く、カゴ釣りや投げサビキで数釣りが楽しめます。特に夏(7〜9月)のゴマサバは脂が乗り、食べても絶品です。

項目内容
所在地北海道小樽市色内1丁目(色内埠頭)
アクセス小樽駅から徒歩約15分 / 小樽ICから車で約10分
駐車場色内埠頭駐車場(無料)
トイレ埠頭内に公衆トイレあり
釣れる主な魚サバ、チカ、マコガレイ、クロソイ、ヤリイカ
ベストシーズン5〜11月(サバは7〜9月が特に良い)

忍路漁港・塩谷漁港

小樽市郊外の忍路(おしょろ)漁港と塩谷漁港は、地元の釣り人に愛される小規模な漁港です。海底が岩礁帯で、ロックフィッシュ(クロソイ・ガヤ・アイナメ)の魚影が濃いのが特徴。テトラ周りを探り釣りやルアーフィッシングで攻めると面白い釣果が得られます。サイズ良型のクロソイは40cm超も珍しくなく、ロックフィッシュゲームに最適なフィールドです。

積丹半島の磯(神威岬・島武意海岸)

小樽から約1時間、積丹半島の先端付近は「積丹ブルー」と呼ばれる透き通った海が広がる絶景釣り場です。神威岬周辺と島武意海岸(しまむいかいがん)の磯では、春(4〜6月)のサクラマスが有名で、多くの釣り人が遠征で訪れます。また磯の地磯からのロックフィッシュゲームも充実しており、大型クロソイやベッコウゾイが狙えます。

積丹半島は波が高い日が多く、磯釣りの際は必ず波予報を確認し、ライフジャケット着用を忘れないでください。駐車場から磯までの歩行時間が長い場合があるため、荷物は最小限にまとめましょう。

釧路エリアの釣りスポット完全ガイド

道東の玄関口・釧路は、広大なサーフと湿原河川が広がるアウトドアの天国です。太平洋に面した釧路海岸はサーフフィッシングの名所で、アメマス・サクラマスの遡上時期には全国から釣り人が集まります。

釧路港(西港・東港)

釧路港は北海道東部最大の港湾です。西港のフェリー乗り場周辺と東港の岸壁は、釣りが楽しめるエリアとして知られています。カレイ各種(マコガレイ・スナガレイ・クロガシラガレイ)が投げ釣りで狙え、特に春(4〜6月)の「乗っ込みカレイ」シーズンには好釣果が期待できます。チカのサビキ釣りも盛んで、初心者でも手軽に楽しめます。

項目内容
所在地北海道釧路市錦町(釧路西港エリア)
アクセス釧路駅から車で約10分 / 釧路西ICから車で約15分
駐車場港湾内に無料スペース多数
釣れる主な魚マコガレイ、クロガシラ、チカ、ホッケ、コマイ
ベストシーズン4〜10月(カレイは4〜6月、コマイは冬も釣れる)

釧路海岸サーフ(音別・白糠方面)

釧路市の西側に広がる砂浜海岸(音別・白糠方面)は、サーフフィッシングの名ポイントです。春(3〜6月)にはアメマスとサクラマスが接岸し、スプーンやジグを使ったルアーフィッシングで狙えます。特に4〜5月は産卵を控えた個体が浅場に入り込み、サーフから手が届く距離で釣れることも。砂浜は広大ですが、釣り人が集中する「払い出し」と呼ばれる地形の変化ポイントを探すのがコツです。

厚岸湾・仙鳳趾(せんぽうじ)

釧路から東へ約40km、厚岸町の仙鳳趾は毛ガニ・カキと並んで釣りでも有名な地域です。仙鳳趾の堤防からは大型ホッケ・アブラコ(アイナメ)が投げ釣りやルアーで狙え、特に春と秋のホッケは40cm超の良型が連発することがあります。冬季(12〜2月)はコマイ(氷下魚)釣りが名物で、氷上釣りを楽しむ地元ファンで賑わいます。

北海道の釣れる魚種と年間カレンダー

魚種主なエリアベストシーズン釣り方サイズ目安
マコガレイ全道各地港湾・サーフ4〜6月(乗っ込み期)投げ釣り20〜45cm
ホッケ全道沿岸3〜6月、9〜11月サビキ・投げ釣り・ルアー25〜40cm
サクラマス積丹・日高・十勝3〜6月ルアー(スプーン・ジグ)40〜70cm
アメマス道東サーフ・河川3〜6月、10〜11月ルアー(スプーン・ミノー)30〜60cm
クロソイ全道沿岸の磯・港5〜10月ルアー(ワーム)・探り釣り20〜50cm
ヤリイカ函館・室蘭・小樽5〜9月(夜釣り)ウキ釣り・エギング胴長15〜30cm
チカ全道各地港湾4〜11月サビキ釣り8〜18cm
コマイ道東・道北沿岸11〜2月(冬期)投げ釣り20〜35cm

季節別攻略法

季節主なターゲットおすすめ釣り場注意点
春(3〜6月)カレイ・サクラマス・アメマス・ホッケ道東サーフ・積丹磯・各地港湾残雪・凍結路に注意
夏(7〜9月)ヤリイカ・サバ・ロックフィッシュ函館港・小樽港夜釣り熊の活動期(山沿い注意)
秋(10〜11月)ホッケ・カレイ・サーモン系全道沿岸(特に磯)急な時化に注意
冬(12〜2月)コマイ・カレイ・氷上釣り道東の港・チミケップ湖等防寒対策必須・路面凍結

初めて北海道に釣りに行く人へのアドバイス

北海道への釣り旅を検討している方のために、実践的なアドバイスをまとめます。

レンタカーは必須

北海道は広大なため、釣り場間の移動にレンタカーが欠かせません。函館空港・新千歳空港・釧路空港のいずれでも釣り道具の持ち込みに対応したレンタカー店があります。大型SUVを借りると、クーラーボックスや釣り竿ケースの積み込みがスムーズです。一部の釣り場への道は悪路になることもあるため、4WD車がおすすめです。

釣り具の現地調達も可能

函館・小樽・釧路にはフィッシング店があり、エサや仕掛けの現地調達が可能です。ただし地方の漁港周辺には店がない場合も多いため、主要な消耗品(針・オモリ・エサ)は多めに用意しておきましょう。

  • 函館:フィッシングショップ横浜(函館市石川町)、上州屋函館店
  • 小樽:フィッシング天狗(小樽市稲穂)、上州屋小樽店
  • 釧路:ナチュラム(釧路市内)、キャスティング釧路店

天候と波の変化に注意

北海道の天気は本州より変わりやすく、晴れていても急に時化ることがあります。特に日本海側の釧路・積丹方面は波が高くなりやすく、出発前に必ず気象庁の波予報(tenki.jpなど)を確認してください。磯釣りの場合は「有義波高1.5m以下」を目安に判断するのが安全です。

ヒグマ対策

道東の一部エリア(斜里・知床周辺)や山間部の河川釣り場では、ヒグマの出没情報があります。単独釣行は避け、熊鈴を携帯し、熊スプレーを用意することを強くおすすめします。釣り場の管理事務所や地元釣具店で最新の熊出没情報を確認してから行動しましょう。

周辺情報とプランニングのポイント

北海道の釣り旅は、釣りだけでなく食と観光も充実しています。釣れた魚は漁港近くの食堂で調理してもらうか、道の駅の鮮魚コーナーで購入した海産物と合わせて楽しみましょう。函館朝市・小樽堺町の海鮮丼・釧路和商市場の「勝手丼」は釣り旅の定番グルメです。

宿泊は釣り具の保管と水洗いが可能な施設を選ぶと便利です。釣り人向けの宿(民宿・ペンション)も多く、地元の情報をオーナーから教えてもらえることもあります。特に積丹・知床・阿寒などのリゾート地には「釣り人歓迎」の宿が点在しており、活かしバケツや冷凍保存の設備が整っています。

よくある質問(FAQ)

Q:北海道で釣り券(遊漁料)は必要ですか?

海釣りは原則として遊漁料不要です。ただし一部の区域や漁業権が設定された場所では制限がある場合があります。事前に地元漁協への確認をおすすめします。

Q:北海道の釣りのベストシーズンはいつですか?

最も多くの魚種を狙えるのは5〜10月です。特に春(4〜6月)のカレイ・サクラマスと、秋(9〜11月)のホッケ・カレイが熱くなります。

Q:キャンプしながら釣りができる場所はありますか?

北海道には海岸沿いのキャンプ場が多数あり、釣りとキャンプを組み合わせたプランが人気です。知床・十勝・積丹エリアには無料または低料金のキャンプサイトが点在します。

北海道で釣った魚の調理と食の楽しみ

北海道の魚は鮮度が高く、食味の面でも最高級です。釣った魚をどう食べるかも北海道釣り旅の大きな楽しみの一つです。

カレイの煮付け・唐揚げ

マコガレイとクロガシラガレイは、日本のカレイ料理の中でも最高峰の味わいを持ちます。釣れたての新鮮なカレイを醤油・みりん・砂糖で甘辛く煮付けた「カレイの煮付け」は北海道の家庭の定番料理です。小ぶりなカレイは唐揚げにしても絶品で、骨ごとバリバリ食べられます。現地の道の駅や漁港食堂では、自分で釣ったカレイを調理してもらえる施設もあります。

ホッケの開き・塩焼き

北海道を代表する魚・ホッケは、焼き魚として全国的に有名です。釣れたての生ホッケを塩焼きにすると、市販の冷凍干物とは比べ物にならないジューシーな脂と甘みが楽しめます。漁港近くの民宿に泊まる場合、夕食に自分で釣ったホッケを料理してもらえることがあり、釣り旅の醍醐味を存分に味わえます。

サクラマスの刺身・塩焼き

春のサクラマスは全身に脂が乗り、刺身にするとサーモンに似た濃厚な味わいが楽しめます。北海道では「桜ます」として高級食材扱いで、釣り人だけが食べられる新鮮な刺身は格別です。内臓を取り除いて丸ごと塩焼きにするシンプルな料理も、素材の良さが引き立ちます。

北海道でのロックフィッシュゲーム(穴釣り・ワーム釣り)詳細ガイド

北海道のロックフィッシュ(根魚)ゲームは、近年全国から注目を集める人気の釣りです。クロソイ・ガヤ(エゾメバル)・アイナメ・ベッコウゾイといった多彩な根魚が沿岸の岩礁帯に生息し、年間を通じて楽しめます。

ワーミングによるロックフィッシュゲーム

ジグヘッドリグにソフトワームを組み合わせたワーミングは、北海道ロックフィッシュゲームの基本スタイルです。3〜5インチのシャッドテールやカーリーテールをボトム(海底)付近でゆっくりとズル引きやホップさせると、岩の陰に潜んでいたクロソイやアイナメが飛び出してきます。おすすめのワームはエコギア「グラスミノー」・メジャークラフト「バスマーカー」・deps「シルバーウルフ」などで、カラーはチャート・グリーンパンプキン・ウォーターメロンが実績高いです。

テトラ帯の穴釣り

防波堤のテトラブロック(消波ブロック)の隙間を短い竿で探る「穴釣り」は、道具がシンプルで釣果が安定しやすい手法です。50cm前後のブラインドロッドにサルカン仕掛けのイソメを付け、テトラの穴に落とし込むだけでカサゴ・ガヤが釣れます。大型のクロソイがテトラの奥に潜んでいることもあり、突然の大物の引きが楽しみです。穴釣りは波の静かな港内テトラで行いましょう。

北海道ロックフィッシュのシーズン解説

クロソイは通年狙えますが、春(4〜6月)の産卵期前後と秋(9〜11月)の荒食い期が最も大型が出やすい時期です。ガヤ(エゾメバル)は冬でも港内でコンスタントに釣れ、北海道の冬釣りの救世主的存在です。アイナメは夏から秋にかけて磯周りで活発になり、大型は60cmオーバーも狙えます。

魚種ベストシーズンおすすめ釣り方サイズ目安食べ方
クロソイ4〜6月・9〜11月ワーミング・ライトジギング25〜55cm刺身・煮付け
ガヤ(エゾメバル)通年(冬も可)穴釣り・ワーミング15〜30cm塩焼き・唐揚げ
アイナメ8〜11月テキサスリグ・泳がせ30〜60cm刺身・鍋
ベッコウゾイ5〜10月ワーミング・岩礁帯探り30〜50cm刺身・煮付け

まとめ:北海道釣り旅の魅力は「スケール感」にある

北海道の海釣りは、広大な自然の中で本物の釣りの醍醐味を体験できる唯一無二の場所です。函館のイカ・カレイ、小樽のロックフィッシュ・サバ、釧路のサクラマス・アメマス、それぞれのエリアで北海道ならではの魚たちが待っています。

まずは函館か小樽から始めるのがアクセス面でおすすめです。首都圏からの飛行機直行便もあり、週末2泊3日でも十分楽しめます。北海道の澄んだ海と新鮮な魚、そして広大な景色を感じながら釣りを楽しんでください。きっと一度訪れたら毎年通いたくなるはずです。

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