遠州サーフの相棒に「23ディアルーナ S106M」を選んだ理由
遠州灘サーフでヒラメ・マゴチを狙うにあたって、ずっと悩んでいたのがロッド選び。専用のサーフロッドとなると3万円台後半〜が当たり前の世界ですが、「まずはしっかり使えるロッドで経験を積みたい」という思いから、シマノ 23ディアルーナ S106Mを購入しました。
実売価格約24,000〜27,000円という手の届きやすい価格帯ながら、上位機種の技術がしっかり投入されているこのロッド。中田島砂丘周辺や天竜川河口サーフ、福田海岸などで約半年間使い込んだので、正直なインプレをお届けします。
23ディアルーナ S106Mの基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | シマノ(SHIMANO) |
| 品番 | S106M |
| 全長 | 10フィート6インチ(3.20m) |
| 自重 | 155g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 163.5cm |
| 適合ルアーウェイト | 8〜45g |
| 適合ラインPE | 0.8〜2号 |
| カーボン含有率 | 98.7% |
| 定価(税込) | 31,400円 |
注目すべきは自重155gという軽さ。10.6フィートのMクラスでこの重量は、同価格帯では頭一つ抜けています。「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」のダブルX構造による高い強度と軽量性の両立が光ります。
遠州灘サーフでの実釣インプレッション
キャスティング:飛距離は文句なし
遠州灘は遠浅のポイントが多く、飛距離がそのまま釣果に直結します。23ディアルーナ S106Mでの飛距離はこんな感じでした。
- 40gメタルジグ:約90〜100m(追い風時)
- 30gジグヘッド+ワーム:約70〜80m
- 28gミノー(裂波120S):約65〜75m
ブランクスの反発力が素直なので、力まなくてもスムーズにルアーが飛んでいきます。中田島砂丘エリアの第一ブレイクライン(約60〜70m先)にはしっかり届くので、ヒラメ狙いのサーフゲームには十分な飛距離です。
操作性:軽さが一日の釣りを変える
サーフの釣りは朝マヅメから数時間キャストし続ける体力勝負。155gという軽さは本当に正義です。以前借りて使った某サーフ専用ロッド(約190g)と比較すると、3〜4時間経過後の疲労感がまったく違います。
ジグヘッド+ワームのズル引きやリフト&フォール、ミノーのストップ&ゴーなど、繊細な操作も軽快にこなせます。ティップがしなやか過ぎず硬過ぎずの絶妙なバランスなので、ワームの操作感が手元に伝わりやすいのも好印象でした。
感度:ボトム変化を感じ取れる
遠州サーフでのヒラメ攻略で重要なのが、離岸流やカケアガリなどの地形変化を感じ取ること。23ディアルーナはカーボンモノコックグリップを採用しており、ボトムの砂地→小石→カケアガリといった変化が手元に明確に伝わってきます。
天竜川河口サーフでマゴチを狙った際、ズル引き中のゴツゴツとした底質変化をしっかり感じ取り、そのブレイク周辺で50cmアップのマゴチをキャッチできたのは、このロッドの感度あってこそだと感じました。
パワー:中型フラットフィッシュには十分
遠州サーフで掛けた魚のサイズ感とファイトの余裕度はこんな印象です。
- ヒラメ40cm級:余裕を持ってやり取りできる
- マゴチ55cm級:波打ち際でのやり取りも安心感あり
- ワカシ(イナダ)40cm級:ロッドが気持ちよく曲がり楽しい
Mクラスなのでバットにしっかりパワーがあり、波打ち際でのズリ上げも問題なし。ただし座布団ヒラメ(60cm超)や大型の青物が回ってきた場合はMHクラスの方が安心かもしれません。
良い点・気になる点
良い点
- 圧倒的な軽さ(155g)で長時間のサーフゲームが楽
- カーボンモノコックグリップの感度が価格以上
- 8〜45gの幅広いルアーウェイト対応で汎用性が高い
- サーフだけでなくシーバスや軽めのショアジギングにも流用できる
- 2万円台中盤で買えるコストパフォーマンスの良さ
気になる点
- ガイドはステンレスフレーム。上位機種のチタンと比べるとやや重い
- 仕舞寸法163.5cmはやや長め。車種によってはラゲッジに収まりにくい
- リールシートのデザインがやや地味(性能には無関係ですが)
類似ロッドとの比較
| ロッド | 実売価格 | 自重 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シマノ 23ディアルーナ S106M | 約25,000円 | 155g | 軽さと汎用性のバランス◎ |
| ダイワ 23オーバーゼア 109MH | 約23,000円 | 175g | パワー重視、大物対応 |
| シマノ 22ネッサBB S108M+ | 約17,000円 | 175g | サーフ入門に最適、コスパ良 |
| シマノ 21ネッサXR S108M+ | 約35,000円 | 166g | サーフ専用設計、CI4+素材 |
サーフ専用に特化するならネッサシリーズが強いですが、シーバスやライトショアジギングにも使い回したいならディアルーナが一歩リード。浜名湖の湖内シーバスからそのまま遠州灘サーフに転戦する、なんて使い方も一本でカバーできます。
こんなアングラーにおすすめ
- 遠州灘サーフでヒラメ・マゴチデビューしたい方
- 一本で浜名湖シーバスもサーフも楽しみたい方
- サーフ専用ロッドに3万円以上は出しにくいが、性能は妥協したくない方
- 長時間のキャスティングでも疲れにくいロッドを探している方
まとめ:遠州サーフ入門の「最適解」のひとつ
23ディアルーナ S106Mは、2万円台で手に入るロッドとしては反則レベルの完成度だと感じています。軽さ、感度、飛距離、パワーのすべてが高次元でバランスされていて、遠州灘のサーフゲームに必要な性能は十分に備わっています。
「最初の一本をどれにしよう」と迷っている浜松近辺のサーフアングラーには、自信を持っておすすめできるロッドです。中田島、天竜川河口、福田、竜洋あたりをホームにするなら、まず後悔しない選択になるはず。
次のサーフシーズン、このロッドで遠州灘の座布団ヒラメを狙いに行きましょう。



