エギの号数2.5/3.0/3.5号どれ?秋イカ号数使い分け早見表

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「エギは2.5号・3.0号・3.5号のどれを買えばいい?」——エギング初心者がいちばん最初につまずくのが、この号数選びです。結論から言うと、号数は「狙うイカのサイズ」と「季節の進行」でほぼ自動的に決まります。本記事では、製品の良し悪しではなく号数という一本の軸に絞り込み、「今いつ・どのサイズのイカを狙うのか→だから何号」を逆引きできる早見表を主役にまとめました。号数が決まれば、あとはお気に入りのエギを選ぶだけです。読み終えるころには、釣り場でケースを開けて迷う時間がなくなり、自信を持って一本を結べるようになります。

結論:号数は「季節とイカのサイズ」でほぼ決まる(早見表)

細かい理屈の前に、まず答えを出します。アオリイカ狙いで迷ったら、次の早見表に当てはめてください。これだけで号数選びの9割は片づきます。エギングは「季節とともに狙うイカが大きくなり、それに合わせてエギも大きくしていく」釣り。だから時期さえ分かれば、基本の号数は自動的に導けます。

時期イカのサイズの目安基本の号数ねらう場所
9月初旬〜中旬(秋・新子)コロッケサイズ(100〜200g前後)2.5号漁港内・堤防の内向きなど浅場
9月下旬〜10月中旬(秋・盛期)トンカツ〜ハンバーグサイズ(300g前後)3.0号堤防外向き・常夜灯まわり
10月下旬〜11月(晩秋)キロ近い良型も混じる3.5号潮通しのよい場所・少し深場
春(4〜6月・親イカ)大型(1kg前後〜3kg級)3.5号中心・大型は4.0号藻場・産卵に絡む浅場

ポイントは、エギの号数が「狙うイカの大きさ」とほぼ連動していること。小さいイカに大きすぎるエギを投げると見切られ、大きいイカに小さすぎるエギを投げると飛距離やアピールが足りません。最初の1本に迷ったら、汎用性が高い3.0号を基準に、秋の早い時期なら2.5号、晩秋〜春なら3.5号と前後させる——この感覚さえ持てれば十分です。なお時期は水温に左右されるため、同じ「9月」でも地域や年によって1〜2週間ずれることがあります。月数そのものより、釣れているイカの実物サイズを優先して号数を合わせていくのがコツです。

そもそもエギの「号数」とは何の数字か(対応表つき)

号数を使い分ける前に、号数が何を表す数字なのかを押さえておきましょう。ここを理解すると、メーカーが違っても、新しいエギを手に取っても迷わなくなります。

号数=エギの「全長」を表す単位

エギの号数は、もともと「寸(すん)」というエギの全長を表す単位に由来します。1号=1寸=約3cmが基本で、3.0号なら3寸でおよそ9cm、3.5号なら3寸5分でおよそ10.5cmという計算です。つまり号数は「重さ」ではなく「長さ」の数字、というのが第一のポイントです。0.5号の差は全長で約1.5cm。手に取って並べると、思った以上にシルエットの大きさが違うことに気づくはずです。この「見た目の大きさの差」が、そのままイカに見せるアピールの強さの差になります。

重さ(g)は号数に連動するが、あくまで目安

長さが大きくなれば自然と重くなるため、号数と重さもおおむね連動します。一般的な目安では、号数が0.5号上がるごとに重さが約5gずつ増えていきます。ただしエギは長さで号数が決められているため、同じ号数でも製品によって重さに差があります。シャロー仕様なら軽め、ディープ仕様なら重めといった具合に、同じ「3.5号」でも数グラム単位で変わるのが普通です。正確な数値は、購入するエギのパッケージや公式仕様で必ず確認してください。本記事の数値もあくまで一般的な目安として扱い、最終判断は手元の製品スペックに合わせることをおすすめします。

号数→全長・重さ・沈下速度の対応表

号数ごとの全長・重さ・標準的な沈下速度の目安を一覧にしました。号数を決めるときの「物理的なイメージ」をつかむための表です。数字を丸暗記する必要はありませんが、「号数が上がると、長く・重く・速く沈むようになる」という方向性だけは押さえておきましょう。

号数全長の目安重さの目安沈下速度の目安(ノーマル)主な出番
2.0号約6cm約6gゆっくり豆イカ・極小の新子
2.5号約7.5cm約10gやや遅め秋の新子(9月)・浅場
3.0号約9cm約15g標準(約1mを3〜3.5秒)オールラウンド・最初の1本
3.5号約10.5cm約20g標準〜やや速め晩秋の良型・春の親イカ・遠投
4.0号約12cm約25g速め春の大型・深場・強風時の遠投

表の「沈下速度」は、エギが水深1mを沈むのにかかるおおよその秒数を指します。ノーマルタイプの3.0号で1mあたり約3〜3.5秒が一つの基準です。号数が大きく重くなるほど速く沈み、小さく軽いほどゆっくり沈む——この関係を頭に入れておくと、次のタイプ選びが理解しやすくなります。実際の釣りでは、キャストして着水後に「イチ、ニ、サン…」とカウントを取り、何秒で底に着いたかを数えると、その場の水深とエギの沈下を体で把握できます。エギングの基礎をもっと固めたい方は、エギングの始め方をまとめた入門記事もあわせてご覧ください。

秋イカ(9〜11月)の号数の替え方

エギング入門の王道といえば、数釣りが楽しめる秋の新子シーズンです。秋イカは夏に生まれたアオリイカが成長していく過程なので、月が進むほどイカが大きくなり、それに合わせて号数を上げていくのが基本です。地域差はありますが、おおむね次の流れで考えます。

9月初旬〜中旬:2.5号で数釣り

水温が安定する9月、漁港内や堤防の内向きには「コロッケサイズ」と呼ばれる100〜200g前後の新子が群れています。まだ体が小さいので、2.5号が中心。小さいエギに果敢にアタックしてくるため、初心者でもアタリが多く、エギングの楽しさを味わうのに最適な時期です。あまりに小さい個体ばかりで2.5号でも乗りが浅いなら2.0号を試す手もありますが、まずは2.5号で十分。新子はエギを見つけると数杯で追いかけてくることもあり、抱かなくても群れの存在が分かれば、同じ場所を手早く撃ち直すと続けて掛けられます。

9月下旬〜10月中旬:3.0号へ移行

9月下旬になるとイカが一回り成長し、トンカツ〜ハンバーグサイズへ。このあたりから3.0号の出番が増えます。3.0号はオールラウンドに使える基準サイズで、飛距離・沈下速度・アピールのバランスがよく、秋のメインウェポンになります。「2.5号と3.0号のどちらか1本だけ持つなら?」と問われたら、シーズン全体をカバーできる3.0号が無難です。釣れるイカが手のひらを超えてきたら、2.5号から3.0号へ切り替えるサインだと考えてください。

10月下旬〜11月:3.5号で良型に対応

晩秋になるとキロ近い良型も混じり始め、引きも強くなります。広い範囲を探る遠投性能と、大きくなったイカへのアピールを考えて3.5号へ。イカが深場へ移動し始める時期でもあり、潮通しのよい場所や少し深いポイントを攻める場面が増えるので、後述するタイプ(沈下速度)の使い分けもここから効いてきます。釣ったイカが小さい場合は無理に持ち帰らずリリースする判断も大切です。資源を守りつつ長くこの釣りを楽しむために、サイズの目安についてはアオリイカのリリースサイズの考え方を参考にしてください。

春の親イカ(4〜6月)は3.5号〜4.0号

秋とは対照的に、春は産卵を控えた「親イカ」を狙う大物シーズンです。春のアオリイカは胴長30〜40cm・1kg前後が平均で、3kg級の大型が出ることもあります。狙うイカが大きいので、号数も自然と上がります。秋の数釣りとは別物の、一杯の価値が重いゲームです。

標準は3.5号、大型ねらいは4.0号以上

春の親イカ狙いは3.5号が標準です。適度なボリュームでアピール力と喰わせやすさのバランスがよく、飛距離も出せるため、広範囲を探る春エギングに向きます。さらに大型に絞るなら4.0号以上の出番。大きなエギは深場攻略や強風時の遠投にも有利で、本気で大物を狙うほど号数を上げる価値があります。「数は出なくてもいいから大きいのを一杯」という春のスタイルでは、あえて大きめのエギで小型をかわす考え方も理にかなっています。

春は「藻場」が鍵なのでシャロー寄りが基本

春のアオリイカは、アマモやホンダワラといった海藻が茂る藻場に産卵のため接岸します。藻の上をゆっくり漂わせて見せたいので、号数は3.5号でも沈下のゆっくりなシャロータイプを選ぶと、根掛かりを抑えつつイカに長くアピールできます。警戒心の強い親イカは、速く沈むエギに驚いて離れてしまうこともあるため、「大きいけれどゆっくり沈む」組み合わせが効きます。号数(大きさ)とタイプ(沈下速度)は別の軸として組み合わせて考える、というのが次の章のテーマです。

同じ号数でも変わる「タイプ(沈下速度)」と微調整

号数で「大きさ」が決まったら、次は沈下速度のタイプで水深に合わせます。多くのエギには、同じ号数でもシャロー・ノーマル・ディープという派生タイプが用意されています。号数を縦軸、タイプを横軸と考えると、状況にぴったりの一本へ絞り込めます。

タイプ沈下速度の目安向く水深向く状況
シャロー約5〜6秒/m(ゆっくり)約2〜5m藻場・浅瀬、秋の新子、澄み潮の日中
ノーマル(ベーシック)約3〜3.5秒/m約5〜10mオールラウンド・基準
ディープ約2〜2.5秒/m(速い)約10m以上深場・潮が速い場所・冬

浅場・藻場はシャロー、深場・速潮はディープ

水深が浅い場所や藻場でノーマルやディープを使うと、エギがすぐ底に着いて根掛かりが増えます。逆に水深10mを超える深場や潮が速い場所でシャローを使うと、いつまでも沈まずタナに届きません。「浅い・藻場・ゆっくり見せたい」ならシャロー、「深い・潮が速い・速く沈めたい」ならディープ、迷ったらノーマル——これが基本の指針です。最初はノーマルだけ揃え、根掛かりが多いと感じたらシャロー、底が取れないと感じたらディープを買い足す、という順番で十分です。

風・潮が強い日は「号数を上げる」より先にタイプで調整

向かい風や速い潮でエギが流される日は、つい号数を上げたくなりますが、まずは同じ号数のままディープタイプへ替えるのが基本です。号数を上げるとイカに見せるシルエットまで大きくなり、狙うサイズと合わなくなることがあるため。「大きさは変えたくない、でも速く沈めたい」——そんなときこそタイプの出番です。逆に風がなく食いが渋い澄み潮の日は、同じ号数のシャローでゆっくり見せると抱きが増えることがあります。号数とタイプの2軸で考えると、こうした微調整が自在になります。

号数とタイプを掛け合わせる具体例

  • 9月・漁港の浅場で新子狙い:2.5号 × シャロー(ゆっくり見せて数を伸ばす)
  • 10月・堤防外向きの標準的な水深:3.0号 × ノーマル(オールラウンドの基準)
  • 11月・潮通しのよい深めの場所で良型:3.5号 × ノーマル〜ディープ
  • 春・藻場で親イカ:3.5号 × シャロー(藻の上をふわっと漂わせる)
  • 強風・深場で大型ねらい:4.0号 × ノーマル〜ディープ(遠投と速い沈下)

最初に揃えるなら何号?最小本数の考え方

「結局、最初に何本買えばいいの?」という疑問にも答えておきます。号数選びの理屈は決まったので、あとは予算と狙う季節に合わせて本数を絞るだけです。最初から全号数を揃える必要はありません。

秋から始めるなら2.5号と3.0号の2本から

多くの人がエギングを始める秋なら、2.5号と3.0号を各数本(カラー違い)から。9月は2.5号、10月以降は3.0号と使い分ければ、秋シーズンの大半をカバーできます。1本だけと言われれば、汎用性で3.0号を選びます。カラーは、明るい時間帯やクリアな潮で使うナチュラル系と、朝夕や濁り潮で使うアピール系の2系統を1つずつ持っておくと、号数を変えなくても状況に対応しやすくなります。

年間を通すなら2.5・3.0・3.5号の3本立て

春の大物まで含めて1年を通すなら、2.5号・3.0号・3.5号の3サイズを基本に、それぞれシャロー/ノーマルを少しずつ揃えていくのが王道です。号数の方向性が決まったら、あとは具体的な製品選び。実際にどのエギを買うかは、エギの選び方・おすすめモデルの比較記事初心者向けエギの解説記事で、飛距離・カラー・価格帯などを見比べて決めるのがおすすめです。号数(大きさ)とタイプ(沈下速度)さえ間違えなければ、どのメーカーのエギでも釣りは成立します。

よくある質問(号数選びのQ&A)

Q. 新子に3.0号を投げたら釣れませんか?

釣れないわけではありませんが、9月の小さな新子には大きすぎて見切られやすく、抱きが浅くなりがちです。数を伸ばしたいなら、サイズに合わせて2.5号へ下げるのが近道です。一方、新子に混じって良型が回っている釣り場では、あえて3.0号で型を選ぶ戦略も成り立ちます。

Q. 号数を上げると飛距離は伸びますか?

はい。号数が上がると重くなるため、一般に飛距離は伸びます。風が強い日や広く探りたい場面で、あえて3.5号を選ぶ理由の一つがこれです。ただし狙うイカが小さい時期に重さ目的だけで号数を上げると、食いが落ちることもあるので、その場合は前述のとおりタイプ(ディープ)で沈下だけ速める方が無難です。

Q. メーカーが違うと同じ号数でも沈下速度が違うのはなぜ?

号数は全長の単位なので、同じ号数でもオモリ(シンカー)の重さや形状はモデルによって差があります。だからこそシャロー・ノーマル・ディープといったタイプ表記が用意されています。正確な沈下速度は各製品の公式仕様で確認するのが確実です。買い足すときは号数だけでなくタイプ表記もそろえると、釣り場での感覚が安定します。

まとめ:号数は「季節とサイズ」、タイプは「水深」で決める

エギの号数選びは、覚えることを2つに絞れば一気にシンプルになります。号数(大きさ)は「今いつ・どのサイズのイカを狙うか」で決め、タイプ(沈下速度)は「水深」で決める。秋なら9月=2.5号、10月=3.0号、晩秋=3.5号と段階的に上げ、春の親イカは3.5号中心で大型は4.0号。浅場・藻場はシャロー、深場・速潮はディープ、迷ったらノーマルです。風や潮が強い日は号数を上げる前にタイプで沈下を調整する——この一手を覚えておくと、狙うサイズを崩さずに対応できます。まず3.0号を基準に手に取り、季節とポイントに合わせて前後させていけば、号数選びで迷うことはもうありません。あとは早見表を片手に、釣り場で自信を持って一本を選んでください。

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