魚のさばき方完全ガイド(三枚おろし・刺身の基本)|初心者でもできる包丁さばき術
釣った魚を自分でさばけるようになると、釣りの楽しさが倍増します。釣りたての新鮮な魚を自分でさばいて刺身にする体験は格別です。本記事では初心者が最初に覚えるべき「三枚おろし」の基本手順と、刺身・各料理への応用まで丁寧に解説します。アジ・サバ・シーバス・ヒラメなど遠州灘の魚を美しくさばいて料理しましょう。
必要な道具
| 道具 | 説明 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 出刃包丁 | 魚専用の厚刃。骨を断ち切るのに使う。15〜18cmが汎用的 | 2,000〜15,000円 |
| 刺身包丁(柳刃) | 刺身の引き切りに特化した長い包丁。21〜24cmが基本 | 3,000〜20,000円 |
| まな板(木製推奨) | 魚の汚れ・臭いがつきにくい。大きめが使いやすい | 1,000〜5,000円 |
| ウロコ取り | ウロコを効率よく取り除く専用器具 | 500〜1,500円 |
| 骨抜き(ピンセット型) | 中骨・腹骨の小骨を取り除く | 300〜1,000円 |
三枚おろしの手順(アジで練習しよう)
Step1:ウロコを取る
- 魚の尾から頭に向けてウロコ取りを動かす(逆方向にウロコが飛ぶ)
- ヒレの付け根・腹側・頭周辺など取り残しが出やすい部分を重点的に
- アジには「ゼイゴ」(尾の付け根の硬いウロコ)がある。尾から頭方向に包丁を入れて取り除く
Step2:頭を落とす
- まな板に魚を置き、左手で頭を押さえる(右利きの場合)
- 胸ビレの後ろに包丁を斜めに当て、頭を落とす
- 中骨が太いので、出刃包丁でしっかり力を入れる
Step3:内臓を取り除く
- 腹側から肛門まで包丁の先で切り込みを入れる(刃先でなく引くイメージ)
- 内臓を取り出す(指または包丁の背で掻き出す)
- 中骨に沿った血合いを歯ブラシや指で水洗いしてキレイに除去
- 水で全体を洗って水分をキッチンペーパーで拭き取る
Step4:片身を切る(三枚おろし)
- 魚の背側を自分に向けて置く
- 背ビレに沿って包丁を入れ、中骨に触れるまで切り込む(まず浅く切る)
- 包丁を寝かせて中骨に沿わせながら、尾から頭側に向けて引いて片身を下ろす
- 腹側も同様に包丁を入れて片身を完全に切り離す
Step5:もう片面を切る
- 魚をひっくり返して同様の手順でもう片面の身を下ろす
- これで「二枚(片身2枚+中骨1枚)」の三枚おろし完成
Step6:腹骨・血合い骨を取る
- 腹骨は包丁を寝かせてすき取る(スキ引き)
- 背中の血合い骨(小骨)は骨抜きで一本ずつ引き抜く
- 刺身にする場合は皮を引く(皮と身の間に包丁を入れて皮を引っ張る)
魚種別さばき方のコツ
アジ
- ゼイゴを必ず取ること。頭が小さいので一気に落とす
- 小さいものはフライ・南蛮漬けにするなら開き(バタフライ開き)でOK
サバ
- 鮮度が命!釣ってから4時間以内に処理しないとアニサキスのリスクが高まる
- 〆鯖・味噌煮にする場合は皮付きのまま調理する
ヒラメ・カレイ
- 五枚おろし(表2枚・裏2枚・中骨)が基本。縁側は別に取り出す
- 皮に美味しさがあるため、湯霜造りや炙りも検討する
シーバス(スズキ)
- 大型なのでしっかりした出刃が必要。骨が太い
- ウロコが大きく飛びやすい。水中でウロコ取りすると周囲に飛び散らない
刺身の切り方
- そぎ切り:包丁を斜めに寝かせて薄く切る。ヒラメ・アジなど身が薄い魚に
- 平作り:魚を垂直に立てて一定幅で引き切る。マグロ・カツオなど厚みのある魚に
- 細造り(糸造り):非常に細く切る。イカ・白身魚の盛り付け用
包丁の手入れ
- 砥石:使い終わったら中砥(1000番)→仕上げ砥(3000〜5000番)で研ぐ
- 錆防止:鋼の包丁は使用後に水分を拭き取ってから保管。ステンレスは錆びにくい
- 研ぐ頻度:よく使うなら月に1〜2回の研ぎが目安
まとめ
三枚おろしは最初は難しく感じますが、10匹さばけば確実に上達します。アジから始めて、徐々に大型魚に挑戦していきましょう。自分でさばいた魚の刺身の美味しさは格別です。釣り×料理の組み合わせで、釣りの楽しさが何倍にもなります。



