フィッシュグリップが必要な理由

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フィッシュグリップおすすめ10選|バス・シーバス・青物別の選び方完全ガイド

「魚を掴もうとして歯で手を切った」「エラのトゲが刺さった」「暴れる魚をうまく持てずに傷つけてしまった」——こんな経験はありませんか?フィッシュグリップは、こうした釣り場でのトラブルを防ぎ、魚も釣り人も守る必須アイテムです。ところが、いざ選ぼうとするとクランプ型・トリガー型・ロール型など種類が多く、価格も2000円台から2万円台まで幅広く、何を基準に選べばいいか分からなくなります。本記事では、釣りジャンル別・対象魚別・予算別に最適なフィッシュグリップの選び方を徹底解説し、実売価格2000〜20000円の幅でおすすめ10製品を厳選紹介します。バス釣りからシーバス・青物まで、あなたにぴったりの1本が必ず見つかります。

魚による怪我のリスク

釣り上げた魚を素手で持つことには様々なリスクが伴います。まず最も多いのが「歯による切り傷」です。バス(ブラックバス)は歯がザラザラで手のひら全体を怪我することがありますが、より危険なのはタチウオ・サワラ・カマス・カツオなどカミソリのような鋭い歯を持つ魚です。わずか0.5秒の不注意で深い切り傷を負う場合があります。次に「背ビレ・腹ビレのトゲ」による刺し傷。カサゴ・オニカサゴ・ハオコゼ・エソなどは毒を持つトゲがあり、刺されると数時間〜数日の激痛を引き起こすことがあります。またフグのように軽く噛まれただけでも指の骨まで達する怪我を負う場合もあります。フィッシュグリップは魚の口・アゴ部分を機械的に掴むため、これらのリスクをほぼゼロに抑えることができます。

魚への優しさ(C&Rの観点)

キャッチ&リリース(C&R)を行う場合、魚へのダメージを最小限にすることが釣り人の責任です。素手で魚を持つと体表の粘液(免疫機能に重要な役割を果たす)が剥がれ、水質の細菌感染リスクが高まります。またエラや腹部を強く握ることで内臓にダメージを与えることがあります。フィッシュグリップは下アゴをピンポイントで掴むため、魚体全体へのダメージが最小限。特にバス釣りやシーバス釣りでリリースを前提とした釣りではフィッシュグリップの使用がマナーとして定着しています。

Contents
  1. 魚による怪我のリスク
    1. 魚への優しさ(C&Rの観点)
  2. フィッシュグリップの種類と仕組み
    1. クランプ型(ハサミ型)
    2. トリガー型(ロック機構付き)
    3. ロール型(360度回転機構付き)
  3. 素材別の特徴と選び方
    1. アルミ素材
    2. ステンレス素材
    3. プラスチック(樹脂)素材
  4. サイズ・耐荷重の選び方
    1. 対象魚サイズに合わせた選択基準
  5. 計量機能付きフィッシュグリップ(スケール内蔵)
    1. スケール内蔵モデルのメリット・デメリット
  6. おすすめフィッシュグリップ10選(価格帯別)
    1. 【入門モデル】2000〜4000円
    2. 【ミドルモデル】4000〜8000円
    3. 【上位モデル】8000〜20000円
  7. 釣りジャンル別の選び方ガイド
    1. バス釣り向けの選び方(軽量・コンパクト優先)
    2. シーバス・クロダイ向けの選び方(スタンダード)
    3. 青物(イナダ〜ブリ)向けの選び方(ソルト耐性・高耐荷重)
  8. ランヤード(落下防止コード)の重要性
    1. なぜランヤードが必要か
  9. お手入れ・保管方法
    1. 使用後のメンテナンス
    2. 長期保管のコツ
  10. よくある質問
    1. Q: フィッシュグリップで魚の口が外れてしまう。しっかり保持するコツは?
    2. Q: アルミとステンレス、海釣りにはどちらがいい?
    3. Q: スケール(計量機能)付きは実際に使える?精度はどう?
    4. Q: ランヤードは何kgのものを選べばいい?
    5. Q: 毒トゲのある魚(カサゴ・ハオコゼ)にも有効?
  11. まとめ|予算別のおすすめ選択

フィッシュグリップの種類と仕組み

クランプ型(ハサミ型)

最もシンプルな構造のフィッシュグリップです。ハサミのような形状で、魚の下アゴをクランプ(挟み込む)して保持します。操作が簡単で価格が安く、入門者に向いています。ただし、力の加減が難しく、締め付けすぎて魚にダメージを与えることがあります。また開口幅が固定されているものが多く、大型魚には対応しにくいものもあります。重量は軽く(50〜150g程度)、小型魚〜中型魚向けです。

トリガー型(ロック機構付き)

現在最も普及しているタイプです。トリガー(引き金)を引くと顎部が開き、魚の下アゴをセットしてトリガーを離すとロックされます。ロック機構によって魚が暴れても外れにくく、大型魚にも安心して使用できます。開口幅が大きく調整できるものが多く、イナダ〜ブリクラスの青物にも対応します。重量は100〜300g程度で、上位モデルほど軽量化されています。価格は2000〜20000円と幅広いです。

ロール型(360度回転機構付き)

トリガー型に加えて、グリップ部分が360度回転する機構を持つタイプです。魚が暴れて方向転換しても、グリップ部が追随して回転するため、魚へのダメージが少なく、釣り人の手首にも負担がかかりません。特に大型青物・シーバスなど暴れる魚を扱う際に効果を発揮します。価格は中〜上位モデルが多く、5000〜20000円程度。プロ・ハードアングラー向けです。

タイプ特徴メリットデメリット適したシーン
クランプ型ハサミ状の単純構造安価・軽量・シンプル操作保持力弱め・大型魚不向き小型魚・ファミリー釣り
トリガー型引き金でロック/解除保持力高い・幅広い魚種対応重量やや重めバス・シーバス・青物
ロール型グリップ360度回転魚・手首へのダメージ最小高価・重量大大型青物・激しくファイトする魚

素材別の特徴と選び方

アルミ素材

軽量性と耐久性のバランスが優れた素材です。さらに表面をアルマイト加工(陽極酸化処理)することで耐腐食性が増します。アルミ製のフィッシュグリップは100〜200g程度の軽量モデルが多く、持ち運びに便利です。ソルトウォーター(海水)での使用も可能ですが、使用後は必ず真水で洗浄することが重要です。価格は3000〜10000円程度が多く、コストパフォーマンスに優れます。シマノ・ダイワ・プロックスなど国内メーカーのアルミ製が人気です。

ステンレス素材

錆に対する耐性が最も高い素材です。ソルトウォーター(特に磯・砂浜など過酷な環境)での使用に最適で、アルミより重量は増しますが(200〜400g)、耐久性は抜群です。ブリ・ヒラマサなどの大型青物をターゲットとするショアジギング・船釣りアングラーが多く使用します。SUS304以上のステンレスを使用した製品は特に錆びにくく、長期間の使用に耐えます。価格は5000〜20000円程度で、上位モデルが多いです。

プラスチック(樹脂)素材

最も安価な素材です。軽量で価格が低い反面、強度・耐久性はアルミ・ステンレスに劣ります。バス釣り・渓流釣りなど比較的小型魚を対象とした場合には十分な性能を発揮します。ただし大型魚に使用すると破損するリスクがあります。また長期使用による素材劣化(樹脂の劣化・ひび割れ)がアルミより早い傾向があります。入門用として2000〜4000円程度のモデルに多い素材です。

サイズ・耐荷重の選び方

対象魚サイズに合わせた選択基準

フィッシュグリップ選びで最も重要なのが「耐荷重」の確認です。製品スペックに表記されている耐荷重は「フィッシュグリップで保持しながらぶら下げられる最大重量」を示します。対象魚が5kg以下なら耐荷重5kg以上、10kg超の大型青物を狙うなら耐荷重15kg以上を選びます。余裕を持って「想定する最大魚重量の1.5倍以上の耐荷重」を目安にすると安心です。

対象魚・釣りジャンル目安重量推奨耐荷重グリップの長さ
バス・渓流・小型ソルト〜2kg5kg以上20〜25cm(コンパクト)
シーバス・チヌ・マダイ2〜5kg8〜10kg以上25〜30cm(標準)
イナダ・ワラサ・大型シーバス3〜8kg10〜15kg以上28〜35cm(大型向け)
ブリ・ヒラマサ・大型青物5〜20kg20kg以上30〜40cm(超大型)

計量機能付きフィッシュグリップ(スケール内蔵)

スケール内蔵モデルのメリット・デメリット

フィッシュグリップに電子スケール(計量器)を内蔵したモデルが近年多く発売されています。魚を掴んだ状態でそのまま重量を計測できるため、別途スケールを持ち込む必要がなく、荷物を減らせます。「自己記録の更新を数値で確認したい」「大会参加時に公式計量前の事前確認をしたい」というニーズに応えています。デメリットは電池が必要なことと、電子部品があるため防水性が通常モデルより低くなりがちな点です。海水のかかる磯・船釣りでは内部への浸水に注意が必要です。防水グレードはIPX5以上のモデルを選ぶと安心です。価格は3000〜8000円程度で、コストパフォーマンスが高く人気です。

おすすめフィッシュグリップ10選(価格帯別)

【入門モデル】2000〜4000円

1. プロックス アルミフィッシュグリップ15(実売約2500円)
国内メーカー・プロックスの入門モデル。全長15cm・重量約80gの超コンパクト設計。アルミ製でトリガー操作が滑らかです。耐荷重5kgで、バス・メバル・アジなど小〜中型魚向け。ランヤード取り付け穴付きで水中落下防止も対応。バス釣り入門者、ライトソルト入門者に最適。コンパクトさが最大の魅力で、ポケットに入れて携行できます。デメリットはグリップ力が高強度スプリングに比べるとやや劣る点です。

2. 第一精工 ガーグリップMC(実売約3000円)
日本の釣り具メーカー・第一精工の定番モデル。「マジックチャック」機構により、ワンハンドで素早くアゴを掴めます。樹脂製でありながら耐久性は十分で、開口部はヒンジ方式で確実にロック。軽量(約140g)で扱いやすく、バス・シーバスの入門者に人気。耐荷重は7kg程度で、60cmクラスのシーバスまで対応可能。一番の魅力は操作の簡単さで、手が濡れていても確実に扱えます。

【ミドルモデル】4000〜8000円

3. シマノ フィッシュグリップ CT-981Q(実売約4500円)
シマノブランドの信頼性を持つアルミ製トリガー型。全長28cm・重量約170g。開口部は最大5cmまで対応し、チヌ・マダイ・シーバスの標準サイズを難なく保持。トリガー操作はシマノらしい精密な仕上がりで、長期使用でもガタつきが少ない。耐荷重は10kg。ソルトウォーターでの使用後は真水洗浄を徹底することで長期間使用できます。使い勝手の良さとブランド信頼性のバランスが取れた、コスパの高い一本です。

4. ダイワ フィッシュグリップ75(実売約5500円)
ダイワの中堅モデル。全長24cm・重量約150gで、アルミ合金製ボディが高剛性を保ちます。トリガーロックが強固で大型シーバス(70cm超)でも安定保持。カラーはレッド・ブルー・ガンメタの3色展開で、タックルとのカラーコーディネートも楽しめます。ランヤード付属でそのまま使用可能。ソルト・バスどちらにも対応できる汎用性の高さが魅力。デメリットは軽量化よりも剛性重視の設計のため、長時間の携行にはやや重さを感じる点です。

5. スタジオ100 フィッシュグリップ スケール付き(実売約3800円)
スケール(電子計量器)内蔵で、最大10kgまでの魚の重量を0.1g単位で計測可能。海水での使用を想定したABS樹脂製ボディで、防水グレードはIPX4。デジタル表示で誰でも見やすく、ゼロリセット機能付き。メモリ機能で最大値を記録できるため、「自己記録更新」をしっかり管理できます。スケール兼用のためタックルボックスの省スペース化に貢献。バス・シーバスからファミリー釣りまで幅広く対応します。

6. ウミネコ(UMINEKO) ステンレスフィッシュグリップ(実売約6500円)
SUS316ステンレス製で海水に対する耐腐食性が最上位クラス。磯・サーフ・堤防でのショアジギングに最適。全長32cm・重量約280gでワラサ・ブリ対応の耐荷重20kg以上。トリガーロック機構は二重安全設計で不意のリリースを防ぎます。グリップ部はラバーコーティングで滑りにくく、波しぶきが飛ぶ磯場でも確実な操作が可能。青物釣りの本格アングラーに特におすすめの一本です。

【上位モデル】8000〜20000円

7. バレーヒル フィッシュグリップ ロールタイプ(実売約8500円)
360度回転するロール機構を採用したモデル。魚が暴れて首を振っても、グリップ本体が回転して追随するため、魚へのストレスと釣り人の手首への負担を同時に軽減します。アルミ製・耐荷重15kg。シーバス・青物のC&R派に特に人気で、リリースした魚の生存率が高まるとして評価されています。ランヤード付属。グリップ操作はトリガー式でワンハンド操作可能です。

8. ライトニングホップ フィッシュグリップ(実売約10000円)
アメリカ発のブランドで、国内でも人気が高い高性能モデル。航空機用アルミを使用した超軽量設計(重量約120g)ながら耐荷重20kg以上。グリップ部は人間工学に基づいた形状で長時間の使用でも疲れにくい。トリガーの遊びが少なく即時ロックが可能。カラーバリエーションが豊富でタックルとのコーディネートも楽しめます。バス・シーバス・青物とあらゆる魚種に対応する万能タイプです。

9. イマカツ フィッシュグリップ TP-600(実売約13000円)
バス釣りの国内トップブランド・イマカツが製造するハイエンドモデル。アルミCNC削り出しの精密な仕上がりで、トリガー操作は圧倒的に滑らか。バスのアゴを素早くかつ確実に保持できます。重量は約95gと軽量で、移動の多いバスフィッシングスタイルに最適。高価格帯ですが、精度・耐久性・デザインのいずれも最高水準でプロアングラーも愛用する逸品です。

10. アングラーズリパブリック パームスフィッシュグリップ EF-FG Pro(実売約18000円)
青物・大型魚専用に設計されたプロ仕様モデル。SUS316ステンレス製・全長40cm・耐荷重30kg。ロール機構採用で大型ブリ・ヒラマサの激しいファイトにも対応。グリップ表面はダイヤモンドカット加工でスベリを徹底排除。本体はオールステンレスのため塩害に最強で、長期使用でのサビを完全に防ぎます。ショアジギング・オフショアジギングのヘビーユーザーに投資する価値のある最高峰モデルです。

製品名実売価格素材耐荷重スケール向いている釣り
プロックス アルミFG15約2,500円アルミ5kgなしバス・ライトソルト入門
第一精工 ガーグリップMC約3,000円ABS樹脂7kgなしバス・シーバス入門
スタジオ100 スケール付き約3,800円ABS樹脂10kgあり(10kg)バス・シーバス
シマノ CT-981Q約4,500円アルミ10kgなしシーバス・チヌ
ダイワ FG75約5,500円アルミ合金10kgなしシーバス・バス中級
ウミネコ ステンレスFG約6,500円SUS31620kgなしショアジギング青物
バレーヒル ロールタイプ約8,500円アルミ15kgなしシーバス・青物C&R
ライトニングホップ約10,000円航空機用アルミ20kgなしバス〜青物万能
イマカツ TP-600約13,000円アルミCNC削り15kgなしバスプロ仕様
パームス EF-FG Pro約18,000円SUS31630kgなし大型青物プロ仕様

釣りジャンル別の選び方ガイド

バス釣り向けの選び方(軽量・コンパクト優先)

バス釣りでは移動が多く、グラブやバッグに入れてサッと取り出せるコンパクトモデルが最適です。バスのアゴは比較的薄く、ロック機構が過剰に強いと逆にアゴを傷めることがあります。バスフィッシングでは基本的にキャッチ&リリースが前提なので、魚へのダメージが少ない「先端が細く柔軟に動くタイプ」が理想的です。重量は150g以下、長さは25cm以下のコンパクトモデルが使いやすいです。バーブレスフックを使う場合はフォルダーが外れやすい設計のものを選びましょう。予算3000〜6000円の中堅モデルで十分な性能があります。

シーバス・クロダイ向けの選び方(スタンダード)

シーバス(60〜80cm・2〜5kg)を対象とする場合、耐荷重10kg以上のトリガー型アルミモデルが標準的な選択です。シーバスの口は大きく柔らかいため、先端部の開口幅が5cm以上のモデルを選ぶと確実に掴めます。夜釣りが多いシーバスフィッシングでは、暗闇での操作性も重要です。トリガーが大きく操作しやすいモデル、またはLEDライト付きのモデルは夜間使用に特に有利です。ランヤード(落下防止コード)は必須で、堤防・橋脚周りでの使用中に落下させない対策が重要です。

青物(イナダ〜ブリ)向けの選び方(ソルト耐性・高耐荷重)

ショアジギングで青物を狙う場合、最も重視すべきはソルト耐性(錆びにくさ)と耐荷重です。アルミ製ならアルマイト加工品、ステンレスならSUS316以上を選びましょう。耐荷重は最低15kg、できれば20kg以上を選ぶと大型ブリヒット時も安心です。磯場での使用を想定するなら、グリップ部にラバーコーティングがあるモデルが滑り防止になります。ロール型(360度回転)は大型青物のファイト時に特に有効で、魚が走り回っても手首のひねりが自動的に吸収されます。価格は7000〜15000円のステンレス製ロール型が最適解です。

ランヤード(落下防止コード)の重要性

なぜランヤードが必要か

フィッシュグリップはその性質上、水辺で使用します。うっかり手を滑らせたり、大型魚のファイト中に手から外れたりすると、そのまま海・川・湖に落下します。本体価格が数千〜2万円のアイテムをロストするのは痛手ですが、それ以上に困るのはフィッシュグリップを持っていない状態で次の魚を掴む必要が生じる点です。ランヤード(安全コード)は製品付属のものもありますが、強度が不十分な場合があります。大型魚対象の場合は別途フックリリーサー用のステンレスランヤード(耐荷重20kg以上)を購入して取り付けることを推奨します。長さは30〜50cmが使いやすく、ライフジャケットのDリングに接続するのが標準的な使い方です。

お手入れ・保管方法

使用後のメンテナンス

特にソルトウォーター(海水)での使用後は、帰宅したらすぐに十分な量の真水でフィッシュグリップ全体を洗い流します。塩分が残ると金属部の腐食が急速に進みます。洗い方は流水の下でトリガーを何度か操作しながら、可動部の内部にも水が入るようにします。洗浄後はよく振って水を切り、日陰で自然乾燥させます。完全乾燥後に可動部・ヒンジ・スプリングにシリコンスプレーまたは防錆スプレー(KURE 5-56など)を少量吹きかけると、操作性が維持されて錆も防げます。スケール内蔵モデルは電池の液漏れにも注意が必要で、長期間使用しない場合は電池を抜いて保管します。

長期保管のコツ

釣りシーズンオフの保管は、上記のメンテナンスをしっかり行った上で、直射日光・高温多湿を避けた場所に保管します。プラスチック(ABS樹脂)製は紫外線での劣化が金属製より早いため、袋またはケースに入れて保管することをおすすめします。メーカーによっては消耗部品(スプリング・トリガーパーツ)の交換サービスを提供していることがあるため、長期使用でガタつきが出たら問い合わせてみましょう。

よくある質問

Q: フィッシュグリップで魚の口が外れてしまう。しっかり保持するコツは?

A: 外れる主な原因は「掴む位置が浅い」または「魚のアゴが細い(小型魚)」ケースです。フィッシュグリップで魚を掴む際は、下顎の先端(唇の最先端)ではなく、下顎の厚みがある中程(根元側)をしっかり掴むことが重要です。また、掴んだ後すぐにロックされているか確認する習慣をつけましょう。魚が暴れてトリガーが外れやすい場合は、二重ロック機構付きのモデルへの買い替えを検討してください。小型魚(アジ・メバルなど)には大型グリップより口サイズに合った小型モデルを使用するのが確実です。

Q: アルミとステンレス、海釣りにはどちらがいい?

A: 海釣り全般にはステンレス製が優れます。ただし、堤防・漁港での釣り(磯場に比べて塩分の付着が少ない)ならアルミ製でも、使用後の真水洗浄を徹底すれば十分使用可能です。本格的な磯・サーフ・ショアジギングでは波しぶきが常に飛ぶため、SUS316ステンレス製を推奨します。予算に余裕があればステンレス一択ですが、「アルミ製をしっかりメンテナンスして長く使う」という選択肢も合理的です。最終的には予算・釣りスタイル・使用環境の総合判断になります。

Q: スケール(計量機能)付きは実際に使える?精度はどう?

A: 市販のスケール内蔵フィッシュグリップの精度は0.1g〜10g刻みが一般的で、大会の公式計量に使用するほどの精度ではありませんが、「釣行中の自己確認」には十分です。電池消耗に注意が必要で、釣行前に電池残量を確認する習慣が必要です。防水性能はIPX4(水しぶき程度なら問題なし)のものが多く、波をかぶるような磯釣りでは内部浸水のリスクがあります。使用前後に電源オフを徹底することで電池の無駄遣いを防げます。費用対効果を考えると、別途スケールを購入するより一体型の方が経済的で、荷物も減ります。

Q: ランヤードは何kgのものを選べばいい?

A: ランヤードの耐荷重は「使用するフィッシュグリップの耐荷重以上」を選ぶことが基本です。バス・シーバス用なら耐荷重10kg以上、青物用なら20〜30kg以上が必要です。市販のランヤードには強度の表記がないものも多いため、信頼性の高いステンレスワイヤー入りのコード(アウトドア・登山用品店で入手可能)を使用することをおすすめします。接続はカラビナ(ネジロック付き)を使い、ライフジャケットのDリングまたはロッドホルダーのループに接続します。

Q: 毒トゲのある魚(カサゴ・ハオコゼ)にも有効?

A: フィッシュグリップは下アゴのみを掴むため、背ビレ・腹ビレのトゲへの接触を最小化できます。ただし完全に安全というわけではありません。フィッシュグリップで魚を持ち上げた後、フックを外す際に体側や背ビレのトゲが手に当たる危険は残ります。毒トゲ持ちの魚(カサゴ・オニカサゴ・ハオコゼ・ゴンズイ等)を扱う場合は、フィッシュグリップに加えて厚手の手袋(ゴム引き軍手または専用フィッシンググローブ)の着用を推奨します。釣り場で毒トゲに刺された場合は、40〜50℃の熱湯に患部を浸けると毒タンパクが変性して痛みが和らぎます。状況によっては医療機関の受診が必要です。

まとめ|予算別のおすすめ選択

フィッシュグリップはひとつ持っておくだけで、釣りの安全性と快適性が大きく向上するアイテムです。最後に予算別の最適選択を整理します。

予算3000円以下(入門・試してみたい):第一精工のガーグリップMCがおすすめ。操作シンプルで信頼性も高く、バス・シーバス入門に最適です。

予算5000〜8000円(ソルト中級・本格使用):ウミネコのステンレスモデルが最善。錆に強く耐荷重20kgで、ショアジギングから磯釣りまで対応できます。

予算10000円以上(青物・プロ仕様):パームスEF-FG Proまたはバレーヒルのロール型に投資する価値があります。大型ブリ・ヒラマサのファイトを安心してこなせる最高峰の性能です。

まず自分の釣りのターゲット・スタイル・予算を明確にして、本記事のガイドラインを参考に選んでください。正しいフィッシュグリップを使えば、怪我ゼロで最高の釣り体験が続けられます。

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