御前崎〜相良の地磯が「遠州の磯釣り銀座」と呼ばれる理由
浜松・遠州エリアのアングラーにとって、御前崎から相良にかけて続く約12kmの海岸線は、サーフや漁港とはまったく異なる釣りの世界が広がるフィールドだ。黒潮の分流が直接ぶつかる駿河湾西岸の磯場には、メジナ(グレ)・クロダイ・イシダイといった磯物の本命から、秋のアオリイカ、夏のイサキまで、多彩なターゲットが回遊してくる。
浜松市街地から車で約1時間。「磯釣りとなると伊豆まで行かなきゃ……」と思っている方にこそ知ってほしい、意外と近い本格磯フィールド。この記事では、御前崎灯台下から相良・須々木海岸までの主要地磯ポイントを一つずつ歩いて紹介する。エントリールート、駐車場、足場の安全度、狙える魚種と時期まで、この記事だけで実釣に行けるレベルの情報を詰め込んだ。
なお、御前崎の堤防・漁港ポイントについては別記事で詳しく解説しているので、そちらも合わせて参考にしてほしい。この記事では「地磯」に特化してお届けする。
御前崎〜相良の地磯 全体マップと地形の特徴
地質と海底地形の概要
御前崎岬は、遠州灘と駿河湾の境界に位置する静岡県最南端の岬だ。この一帯の地磯は、第三紀の泥岩・砂岩が隆起した比較的やわらかい岩盤で形成されている。そのため侵食が進んだ複雑な地形が特徴で、ワンド(入り江)、溝(サラシ)、沈み根が至るところに点在する。この地形こそが魚の付き場を生み出しており、フカセ釣りでは仕掛けを流すラインが豊富に取れる。
潮通しは抜群。黒潮の支流が岬にぶつかるため、水温は遠州灘サーフより1〜2℃高い傾向にあり、冬場でもメジナやクロダイの活性が維持されやすい。ただし、その分うねりの影響を受けやすく、波高1.5m以上の予報が出たら磯に乗るのは控えるべきだ。
主要ポイントの位置関係
| ポイント名 | 位置 | 主な魚種 | 足場難易度 | 駐車場からの距離 |
|---|---|---|---|---|
| 御前崎灯台下(通称:灯台磯) | 岬の先端部 | メジナ・イシダイ・イサキ | ★★★★☆(やや険しい) | 徒歩10分 |
| ネズミ島周辺 | 灯台東側 | メジナ・クロダイ・アオリイカ | ★★★☆☆(普通) | 徒歩15分 |
| 白羽海岸の磯場 | 御前崎灯台北西 | クロダイ・メジナ・カサゴ | ★★☆☆☆(比較的楽) | 徒歩5分 |
| 御前崎海岸・ロングビーチ裏磯 | 御前崎海水浴場東側 | クロダイ・メジナ・ブダイ | ★★★☆☆(普通) | 徒歩8分 |
| 坂井平田・平田磯 | 相良〜御前崎中間 | クロダイ・アオリイカ・カサゴ | ★★☆☆☆(比較的楽) | 徒歩3分 |
| 須々木海岸の磯 | 相良寄り | クロダイ・メジナ・キス(砂地隣接) | ★★☆☆☆(比較的楽) | 徒歩5分 |
ポイント別攻略①:御前崎灯台下(灯台磯)
エントリールートと駐車場
御前崎灯台の無料駐車場(約50台収容)に車を停め、灯台の裏手から遊歩道を下っていく。遊歩道は整備されているが、磯に降りる最後の数メートルは岩場を直接歩くことになる。フェルトスパイクシューズは必須だ。サンダルや運動靴では滑落の危険がある。
- 住所:静岡県御前崎市御前崎1581(御前崎灯台駐車場)
- アクセス:東名高速・相良牧之原ICから国道473号→県道357号で約25分。浜松市中心部からは約70分
- 駐車場:無料・約50台・24時間開放
- トイレ:灯台駐車場に公衆トイレあり
- コンビニ:最寄りはセブン-イレブン御前崎白羽店(車で5分)
ポイントの特徴と釣り座
御前崎灯台直下は、このエリア最高の潮通しを誇るポイントだ。岬の先端部にあたるため、左右どちらの潮にも対応でき、潮目が近くに形成されることが多い。水深は足元で3〜5m、沖に向かって急激に深くなり、竿2本先(約10m)で8〜10mに達する。
メインの釣り座は3カ所。灯台から見て正面の「本場」、東寄りの「東のハナレ」、西寄りの「西の肩」。本場は足場が高く(海面から約3〜4m)、取り込みにはタモ(5m以上推奨)が必要。東のハナレは足場が低く魚との距離が近いが、波をかぶりやすいので注意が必要だ。
狙える魚種と季節パターン
| 季節 | 主な魚種 | おすすめの釣り方 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | メジナ(口太)・クロダイ(乗っ込み) | フカセ釣り | 4月がクロダイの乗っ込みピーク。ノッコミ時期は40cm超が期待できる |
| 夏(6〜8月) | イサキ・イシダイ(若魚:サンバソウ)・ブダイ | フカセ・ブッコミ | イサキは夜釣りが有利。イシダイはウニ・ヤドカリのブッコミで |
| 秋(9〜11月) | メジナ(尾長混じり)・アオリイカ・回遊魚 | フカセ・エギング・カゴ釣り | 10月は尾長メジナの実績が高い。エギングは朝夕マズメ |
| 冬(12〜2月) | メジナ(寒グレ)・カサゴ・ウミタナゴ | フカセ釣り | 北西風に強い東面の釣り座を選ぶ。寒グレは脂が乗って美味 |
灯台磯のフカセ釣り実践テクニック
この磯でメジナを狙うなら、ウキは0号〜G2の半遊動仕掛けが基本。潮が速いときはウキ下を1ヒロ半(約2.3m)に設定し、サラシの中に仕掛けを入れていく。コマセは沖磯ほど大量に撒く必要はなく、オキアミ3kgに集魚剤(マルキュー・グレパワーV9など)1袋を混ぜたもので十分だ。
この磯特有のクセとして、「沖に出る払い潮が強い時間帯」がある。上げ潮の前半と下げ潮の後半に出やすい。この払い潮に乗せて仕掛けを沖に流し、コマセを手前に多く打って潮筋にメジナを誘い出すのがセオリー。仕掛けとコマセが合うポイント(いわゆる「合わせ潮」)ができたとき、連発することが多い。
ハリスは1.5〜1.75号(フロロカーボン)、針はグレ針5〜7号。エサ取りが多い夏場は、ハリにオキアミではなく練りエサ(くわせオキアミスーパーハードなど)を使うと持ちがいい。
ポイント別攻略②:ネズミ島周辺
エントリールートと注意点
灯台磯から東に200mほど歩いた位置にある、潮が引くと地続きになる小さな岩礁帯。「ネズミ島」の名は地元漁師の通称で、正式名称ではない。灯台駐車場から海岸遊歩道を東に進み、岩場を伝って到達する。干潮時に渡り、潮位の変化に注意しながら釣る必要がある。必ず潮汐表を確認してからエントリーすること。
- ベストタイミング:干潮前後2時間が安全にエントリーできる時間帯
- 足場:海面から1〜2mと低い。波高1m以上では渡らない
- 推奨装備:フローティングベスト着用必須、スパイクシューズ、タモ網(5m)
釣りのポイントと攻略法
ネズミ島の魅力は、足場が低いため魚との距離が近く、ダイレクトなやり取りが楽しめること。島の先端部は潮がぶつかる「カド」になっており、メジナ・クロダイの付き場になっている。
秋(10〜11月)はアオリイカの一級ポイントでもある。島の東側に海藻帯が広がっており、その際をエギ(2.5〜3.5号)で探ると、胴長15〜20cmクラスの新子が高確率で反応する。朝マズメの30分間が勝負。日が昇りきると沖に出てしまうことが多い。
フカセ釣りでメジナを狙う場合は、足元のサラシ際がキモ。ウキを沈め気味にセットし(G5〜B程度)、サラシの泡が消える境目にオキアミを送り込む。この「サラシの切れ目」に良型が潜んでいることが多く、30cm超の口太メジナが食ってくるポイントだ。
ポイント別攻略③:白羽海岸〜御前崎海岸の磯場
白羽海岸の磯場
御前崎灯台から北西方向、白羽地区の海岸線に点在する小規模な磯場群。灯台磯ほどの潮通しはないが、足場が比較的平坦で初心者でもエントリーしやすい。特にファミリーや磯釣り入門者におすすめのエリアだ。
- 駐車場:白羽海岸沿いに無料の路肩スペースあり(5〜6台)。御前崎ケープパーク駐車場(無料・約30台)も利用可能
- 足場:海面から1〜2m、平坦な岩棚が広がる
- 水深:足元1〜2m、沖でも3〜5m程度と浅い
メインターゲットはクロダイとカサゴ。春の乗っ込みシーズン(3〜5月)にはフカセ釣りで40cmオーバーのクロダイが狙える。浅い地形を生かして、ウキ下1ヒロ(約1.5m)の浅ダナ設定が効くことが多い。コマセを多めに撒いて魚を浮かせる「浅ダナ高活性パターン」がハマるとき、入れ食いになることもある。
また、岩の隙間やテトラとの境目では、ブラクリ仕掛け(3〜5号)にオキアミやイソメを付けてカサゴ・メバルの穴釣りも楽しい。冬場の日中でも安定して釣果が出る釣り方だ。
御前崎海岸・ロングビーチ裏磯
御前崎海水浴場(マリンパーク御前崎)の東端から続く磯場。夏場は海水浴客で賑わうため釣りは難しいが、9月以降〜翌6月は静かに竿を出せる。砂浜と磯が交互に現れる地形が特徴で、砂地に隣接する磯の際はクロダイやメジナの格好の餌場になっている。
- 駐車場:マリンパーク御前崎駐車場(無料・約100台)
- トイレ:マリンパーク内に公衆トイレ完備
- 足場:砂地混じりで歩きやすい。磯場部分はフェルトスパイク推奨
ここのクロダイは砂地に生息するカニやエビを常食しているため、エサは岩ガニ(タンクガニ)やボケジャコが効く。ウキフカセで砂と磯の境目を流すのが定番の攻め方だ。また、春先にはブダイ(30〜40cm級)が意外と多く、引きが強くて面白い。ブダイは磯臭いと敬遠されがちだが、この時期のものは身が締まっており、味噌漬けや煮付けで美味しくいただける。
ポイント別攻略④:坂井平田〜須々木エリア
坂井平田・平田磯
御前崎と相良のちょうど中間に位置する、地元民に愛される穴場ポイント。国道150号から海側に入り、平田地区の集落を抜けると海岸に出る。ここは磯と砂浜が入り組んだ独特の地形で、磯釣りとサーフの両方が楽しめる珍しいフィールドだ。
- アクセス:国道150号「坂井平田」交差点を南へ、集落を抜けて約800m
- 駐車場:海岸沿いに3〜4台分の空きスペース。農道に駐車する場合は農作業の妨げにならないよう注意
- 足場:比較的平坦。海面からの高さも低く、初心者でも安心
ここの一番の魅力は、エギングのポイントとしてのポテンシャルだ。磯の周りにホンダワラなどの海藻が繁茂しており、アオリイカの産卵場になっている。5月下旬〜6月の親イカシーズンには、1kgオーバーの良型が岸から射程圏内に入ってくる。エギは3.5号のオレンジ〜ピンク系を基本に、ボトムステイ長め(5〜8秒)のスローな誘いが効く。
秋の新子シーズン(9〜11月)は2.5号エギで数釣りも可能。夕マズメ〜日没後1時間がゴールデンタイムで、常夜灯はないため、ヘッドライトの準備は必須だ。
須々木海岸の磯
相良港の南側、須々木地区の海岸に点在する小磯。ここは遠浅の砂浜に低い岩盤が露出した地形で、満潮時には水没する岩場もある。干潮〜上げ始めのタイミングで入るのがベストだ。
- 駐車場:須々木海岸に無料駐車スペース(10台程度)
- 特徴:砂地と岩盤のミックス地形。投げ釣りと磯釣りの両立が可能
- 水深:浅い(足元1m前後)。沖の沈み根周りで2〜3m
クロダイの実績が高いポイントで、特に前打ち釣り(ヘチ釣り)が面白い。磯際を岩ガニのエサで落とし込んでいく。目印を付けた前打ち仕掛けで、岩盤の際を丁寧にトレースしていくと、ゴンッと力強いアタリが出る。年間を通してクロダイの魚影が濃く、冬場でもボウズが少ないのが心強い。
また、砂地側に仕掛けを投げれば投げ釣りでキスも狙える。磯釣りの合間にちょい投げでキスを釣り、お土産を確保するという楽しみ方もできる。5〜10月がキスのシーズンだ。
御前崎〜相良の地磯で使うタックルとおすすめ装備
フカセ釣り(メジナ・クロダイ)のタックル
| アイテム | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|
| ロッド | 磯竿1〜1.5号・5.0〜5.3m | シマノ・鱗海スペシャル、ダイワ・銀狼が定番。1.2号がオールラウンド |
| リール | レバーブレーキ付きスピニング・2500〜3000番 | シマノ・BB-Xデスピナ、ダイワ・シグナスLBDなど |
| 道糸 | ナイロン1.5〜2号・150m | 視認性の高いイエロー・オレンジ系が見やすい |
| ハリス | フロロカーボン1.5〜2号 | 根ズレ対策で2号を選ぶ安心感も。1ヒロ半〜2ヒロ |
| ウキ | 円錐ウキ0号〜G2 | 風が強いときはG2〜B。自重があると安定する |
| 針 | グレ針5〜7号 / チヌ針2〜3号 | メジナ狙いはグレ針、クロダイは丸せいご系でも可 |
| タモ網 | 枠45cm・柄5m以上 | 灯台磯では5mでギリギリ。6mあると安心 |
エギング(アオリイカ)のタックル
- ロッド:エギングロッド8.0〜8.6ft・M〜MHクラス(ダイワ・エメラルダスAIR、シマノ・セフィアXR等)
- リール:スピニング2500〜C3000番
- ライン:PE0.6〜0.8号+リーダー・フロロ2〜2.5号
- エギ:3.0〜3.5号を基本に、秋の新子には2.5号。カラーはオレンジ・ピンク・オリーブを3色持っていれば対応可能
安全装備(必須)
- 磯靴:フェルトスパイクソールが最適。御前崎の磯はノリが付きやすいので、フェルトとスパイクの複合型が滑りにくい
- ライフジャケット:膨張式ではなく、固形浮力体入りのゲームベスト型を推奨。磯では転倒時にすぐ浮く必要がある
- グローブ:岩場で手を切らないよう、フィッシンググローブ(3本指カットタイプ)を着用
- ヘッドライト:朝マズメ・夕マズメのエントリー・撤収時に必須。予備電池も
- 携帯電話(防水ケース入り):万が一の事故時に連絡手段を確保。海上保安庁の緊急通報は「118番」
季節別・月別のベストターゲット早見表
| 月 | 最優先ターゲット | サブターゲット | 釣り方 | ワンポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 寒メジナ | カサゴ・ウミタナゴ | フカセ釣り | 北西風を避けられる東向きの釣り座を選ぶ |
| 2月 | 寒メジナ・寒グレ | カサゴ | フカセ釣り | 水温低下でタナが深くなる。ウキ下2〜3ヒロ |
| 3月 | メジナ・クロダイ(乗っ込み開始) | メバル | フカセ釣り | 3月後半からクロダイが浅場に入り始める |
| 4月 | クロダイ(乗っ込み最盛期) | メジナ | フカセ・前打ち | 大型狙いのベストシーズン。48cm超の実績あり |
| 5月 | クロダイ・アオリイカ(親イカ) | メジナ・ブダイ | フカセ・エギング | 海藻帯周りにアオリイカの産卵個体が接岸 |
| 6月 | アオリイカ(親イカ後半)・イサキ | クロダイ | エギング・カゴ釣り | イサキは夜釣りで。カゴ釣りの仕掛けはウキ下4〜6ヒロ |
| 7月 | イサキ・イシダイ(サンバソウ) | ブダイ・ベラ | フカセ・ブッコミ | イシダイはウニエサのブッコミ釣りで。20〜30cm級 |
| 8月 | イシダイ・イサキ | 回遊魚(ソウダガツオ等) | ブッコミ・カゴ釣り | 猛暑日は日中を避け、朝マズメ集中型が吉 |
| 9月 | アオリイカ(新子)・メジナ | カマス・ソウダガツオ | エギング・フカセ | 秋磯の開幕。メジナの活性が戻り始める |
| 10月 | メジナ(尾長混じり)・アオリイカ | クロダイ・カサゴ | フカセ・エギング | 年間ベストシーズン。尾長メジナ35cm超の実績も |
| 11月 | メジナ・アオリイカ(秋終盤) | カワハギ | フカセ・エギング | 水温低下とともにアオリイカは深場へ移動 |
| 12月 | 寒メジナ(開幕) | カサゴ・メバル | フカセ・穴釣り | 寒グレシーズン突入。脂の乗った良型を狙う |
御前崎〜相良の地磯で守るべきルールと安全対策
安全に関する絶対ルール
- 単独釣行を避ける:地磯は携帯電話の電波が不安定な場所もある。最低2人での釣行を強く推奨する。やむを得ず単独の場合は、家族や友人に「どの磯に入るか」「何時に戻るか」を必ず伝えておくこと
- 波の状態を事前確認:釣行前にWindy(windyアプリ)やStormglass等で波高・うねりの予報を確認。波高1.5m以上、うねり周期8秒以上のときは磯に乗らない。「行ってみて判断」は命取りになる
- 潮汐を把握する:特にネズミ島や須々木海岸の低い磯では、満潮時に退路が絶たれる危険がある。スマホの潮汐アプリ(「潮汐なび」等)で干満時刻を確認し、上げ潮が本格化する前に撤収する
- 足元への波に注意:「セットの波」と呼ばれる大きな波は、通常の波の2〜3倍の高さで不意に押し寄せることがある。常に海に背を向けず、逃げ道を確保した釣り座を選ぶ
- 雷・急変する天候:磯の上ではカーボンロッドが避雷針になる。遠雷が聞こえたら即座に撤収すること
マナーとルール
- ゴミの持ち帰り:コマセの袋、エサのパック、仕掛けのパッケージ、切れたハリスはすべて持ち帰る。「磯をきれいに」は釣り人の最低限のマナーだ
- 漁業権への配慮:御前崎〜相良の磯場にはサザエ・アワビ・ウニなどの第一種共同漁業権が設定されている。これらの採取は密漁にあたり、罰則(100万円以下の罰金)の対象。絶対に手を出さないこと
- 先行者への挨拶:磯場では釣り座が限られる。先に入っている方には声をかけ、十分な距離(最低10m以上)を空けて竿を出すのがマナーだ
- 地元住民への配慮:平田地区など集落に近いポイントでは、早朝・深夜の車のエンジン音やドアの開閉音に気を配る。路上駐車で農作業車や緊急車両の通行を妨げない
万が一のときの連絡先
| 連絡先 | 電話番号 | 用途 |
|---|---|---|
| 海上保安庁 | 118 | 海での事故・遭難時 |
| 消防・救急 | 119 | 怪我・急病時 |
| 御前崎海上保安署 | 0548-63-4999 | 管轄の海保署 |
| 御前崎市役所 | 0537-85-1111 | 釣り場情報・規制の問い合わせ |
まとめ:御前崎〜相良の地磯は遠州アングラーの「磯釣り道場」
御前崎から相良にかけての地磯群は、伊豆半島まで行かなくても本格的な磯釣りが楽しめる、遠州エリアの貴重なフィールドだ。灯台下の本格磯からファミリーでも入れる白羽の浅磯まで、レベルに合わせてポイントを選べるのも大きな魅力。メジナ、クロダイ、アオリイカと、四季を通じてターゲットが途切れないのもうれしい。
ただし、地磯は管理された堤防や漁港とは違い、すべてが自己責任の世界だ。安全装備は必ず身につけ、海況が悪いときは勇気を持って撤退する判断力が求められる。「釣りは命あってのもの」——これは磯釣りの先輩たちが何度も繰り返してきた言葉であり、最も大切な教えだ。
まずは足場のいい白羽海岸や須々木海岸からスタートし、磯歩きに慣れてきたら灯台磯やネズミ島にステップアップしていくのがおすすめ。磯から引きずり出す1匹の価値は、堤防釣りの10匹分——一度この感覚を味わったら、もう磯釣りから離れられなくなるだろう。
次の週末、コマセバッカンを担いで御前崎の磯に立ってみてはいかがだろうか。



