GWゴールデンウィーク釣り完全攻略2026|5月に釣れる魚・家族で楽しめる海釣り・狙い目スポットを徹底解説

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GWゴールデンウィーク釣り完全攻略2026|5月に釣れる魚・家族で楽しめる海釣り・狙い目スポットを徹底解説

ゴールデンウィーク(GW)は、釣り人にとって年間最大のビッグチャンスだ。4月下旬から5月上旬にかけての日本の海は、水温上昇・黒潮の影響・産卵シーズンが重なり、信じられないほど多くの魚が岸近くまで接岸してくる。アジ・サバの大群が堤防に押し寄せ、チヌが産卵前の荒食いを見せ、シーバスが河口域で暴れ回る――まさに「春爆」と呼ばれる爆発的な釣果が全国で続出するのがGWの海なのだ。

しかし、GWには落とし穴もある。人気スポットへの集中、駐車場の混雑、初心者や子ども連れの安全対策、潮回りのミスマッチによる完全ノーバイトなど、せっかくの長期休暇を無駄にしてしまうケースも少なくない。この記事では、2026年のGWを最大限に活かすための完全攻略情報を余すことなく解説する。ターゲット魚種の選び方から地域別シーズンカレンダー、家族連れの安全対策、混雑を避けた穴場の探し方まで、すべてここに詰め込んだ。

水温の急激な上昇と魚の行動変化

5月のGW期間中、日本沿岸の水温は概ね15〜20℃前後となる。この水温帯は、多くの魚種にとって活性が最も高まる「ゴールデンゾーン」だ。太平洋側(東海・関東)では14〜18℃、九州・四国沿岸では17〜21℃、日本海側では13〜17℃程度と地域差があるが、いずれの海域でも春の水温上昇が顕著に現れる時期だ。

水温が15℃を超えると、冬の間に深場や沖合に退避していた魚が一斉に浅場・岸近くへ回遊してくる。アジやサバは水温15℃以上で活発に行動し、チヌ(クロダイ)は16〜18℃になると産卵前の荒食いモードに入る。メバルは産卵を終えた春の個体が浅場で積極的にエサを追い始める。シーバスは稚アユやシラスなどの豊富なベイトフィッシュを追って河口域や内湾に群れる。水温の上昇が引き金となって、次々と異なる魚種が連鎖的に釣れ盛る、それが5月のGWだ。

黒潮の影響と沿岸への波及効果

5月は黒潮(日本海流)が本州太平洋岸に最も接近する時期のひとつでもある。黒潮がもたらす暖かく栄養豊富な海水が沿岸域に流れ込むことで、プランクトンが大量発生し、それを食べる小魚が集まり、さらにそれを追う大型魚が接岸するという食物連鎖が加速する。特に静岡・愛知・三重・高知・宮崎など、太平洋側の中部〜西日本の沿岸では黒潮の恩恵が顕著で、カツオやシイラなどの外洋性魚種まで堤防から狙えることもある。

また、黒潮の支流である対馬暖流が流れ込む九州北部・山陰・能登半島では、日本海側でも急激な水温上昇が起き、春の釣りシーズンが一気に開幕する。黒潮の動向は各地の漁業情報センターや海洋情報配信サービス(海のAI気象サービスなど)でリアルタイムに確認できるため、釣行前にチェックしておきたい。

産卵シーズンが引き起こす「荒食い」現象

釣り人にとってGWが特別な理由のひとつが、複数の魚種が「産卵前後の荒食い」状態に入ることだ。産卵を控えた魚は体力を蓄えるために猛烈に捕食し、普段は口を使わない条件下でもルアーやエサに果敢にアタックしてくる。

  • チヌ(クロダイ):水温16〜18℃で産卵準備に入り、産卵前の4月末〜5月中旬が最大の荒食い期
  • メバル:3〜4月に産仔(胎生)を終えた個体が5月に急速に回復し、活発に捕食
  • アジ:春〜初夏の産卵期(5〜7月)に向けて沿岸に群れが接岸
  • キス(シロギス):水温20℃前後の5月下旬から産卵のため砂浜に大群で押し寄せ始める

GWは多くの魚が「食欲全開」の状態にあり、釣り人にとって年間で最も釣果が出やすい時期のひとつといえる。ただし、産卵期の魚はリリースを推奨する釣り場も増えており、特にチヌやメバルのリリースは資源保護の観点からも重要だ。

GW狙い目ターゲット魚種ランキング

順位魚種釣れやすさ主な釣り場期待サイズ家族向け
1位アジ★★★★★堤防・港湾・波止15〜30cm◎(サビキ釣り)
2位チヌ(クロダイ)★★★★☆堤防・磯・河口30〜50cm△(テクニック要)
3位メバル★★★★☆堤防・磯・消波ブロック15〜25cm○(ウキ釣りも可)
4位シーバス(スズキ)★★★★☆河口・港湾・沖堤防40〜80cm△(ルアー釣り)
5位サバ★★★★☆堤防・防波堤20〜40cm◎(サビキ・ジグ)
6位カレイ★★★☆☆砂地・投げ釣り20〜40cm○(投げ釣り)
7位キス(シロギス)★★★☆☆砂浜・サーフ15〜25cm◎(投げ釣り)
8位タチウオ★★★☆☆堤防・港湾指3〜5本幅○(ウキ釣り)

GW魚種別詳細攻略

アジ:GW最強のメインターゲット

ゴールデンウィークのアジ釣りは、全国各地の堤防で最も人気の高いターゲットだ。5月のアジは産卵に向けた沿岸接岸が始まり、特に夜明け前後の「朝マズメ」と夕方の「夕マズメ」に大型群れが港湾内に入ってくる。水温15〜20℃の5月は年間で最もアジの活性が高く、コマセ(アミエビ)をカゴに詰めたサビキ仕掛けで入れ食い状態になることも珍しくない。

春アジの特徴と狙い方:GWのアジは「尺アジ」(30cm以上)が混じる季節でもある。冬を越した大型個体が深場から上昇し、港湾内の常夜灯周りや堤防先端部に群れる。アジングロッドとジグヘッド(1〜2g)+ワームの組み合わせは、サビキよりも選択的に大型アジを狙いやすい。常夜灯が照らす明暗の境界線、潮が当たるコーナー(角)、沈み根の際などがポイントだ。

タックル・仕掛け:サビキ釣りなら延べ竿(2〜3m)またはスピニングロッド+サビキ仕掛け(3〜6号)、コマセカゴは下カゴ式またはロケットカゴ(20〜40号)。アジングならL〜ULクラスのアジングロッド+1000〜2000番リール+フロロカーボン1〜2lbのライン。コマセを使うサビキは子どもでも扱いやすいため、ファミリーフィッシングにも最適だ。

GWならではのコツ:混雑する人気釣り場では、夜明け前(4〜5時台)の早仕掛けが絶対的に有利だ。7時を過ぎると場所取りが難しくなる。また、5月はアジの回遊スピードが速く、群れが来ると10〜20分で入れ食いになり、通り過ぎると一気に静かになる「時合」がある。常にコマセを絶やさず、仕掛けを水面から底近くまで探り続けることが釣果を伸ばす鍵だ。

サバ:引きが強く初心者にも楽しいターゲット

5月のサバは「サゴシ」(サワラの若魚)とともに、太平洋沿岸の堤防を騒がせるパワーファイターだ。マサバ・ゴマサバのどちらも5月に活発に接岸し、特に関東以西の太平洋側では大規模な群れが堤防に近づく。25〜40cmの「ハマチ級」のサバが連続ヒットする「サバパターン」は、GWを象徴する釣りシーンのひとつだ。

狙い方:サビキ仕掛けでもアジと同様に釣れるが、メタルジグ(10〜30g)をキャストして高速リトリーブする「サバングスタイル」がより効率的だ。サバは目が良いため、コンパクトで輝きのある小型ジグへの反応が良い。朝マズメのナブラ(ボイル)を見つけたら、ジグを投げ込んで高速で巻くだけで簡単に釣れる。

食べ方のススメ:GWのサバは脂が少なめで身が締まっており、塩焼き・味噌煮・〆サバに最適だ。ただし、サバは鮮度落ちが早いため釣ったらすぐにクーラーボックスへ。内臓(アニサキスに注意)はその場で処理し、保冷が肝心だ。

メバル:ライトゲームの王様・夜釣りで楽しむ

メバルは日本全国の沿岸に生息し、GW期間中も安定した釣果が期待できる。3〜4月の産仔期(子どもを産む時期)を終えたメバルは、5月に入ると急速に体力を回復させ、夕マズメから夜にかけて活発にエサを追い始める。特に水温15〜17℃の5月初旬〜中旬が春メバルの最盛期で、20〜25cmの「良型メバル」が表層〜中層で活発にヒットする。

釣り方:メバリング(メバルのルアー釣り)では、UL(ウルトラライト)クラスのロッド(6〜7ft)、1000〜2000番スピニングリール、フロロカーボン2〜3lb、ジグヘッド(0.5〜2g)+2〜3インチのワームが標準タックルだ。常夜灯の明暗の境界線、テトラポットの隙間、漁港内の底付近が好ポイントで、スローリトリーブかリフト&フォールで誘う。ウキ釣り(浮き釣り)でも十分に釣れるため、子どもや初心者を連れていく場合はウキ仕掛けもおすすめだ。

夜釣りの魅力と注意点:メバルは昼よりも夜に圧倒的に釣れやすい魚だ。GWは夜が短く21時ごろまで明るいが、完全に暗くなる22時前後から翌朝2〜3時まで、常夜灯のある港湾内でコンスタントに釣れる。ただし、夜釣りはライフジャケットの着用が必須で、子どもを連れている場合は子どもが寝た後に大人だけで釣行するか、安全柵のある港湾に限定することを強く推奨する。

チヌ(クロダイ):GW最大の荒食い期を攻略

チヌ(クロダイ)のGW攻略は、日本全国のベテラン釣り師にとっての年間ハイライトだ。水温16〜18℃に達する4月末〜5月中旬が産卵準備期で、この時期のチヌは普段の数倍の食欲を見せ、浅場・岸近くまで積極的に接近する。「GWのチヌは何でも食う」と言われるほどで、フナムシ・カニ・コーン・オキアミなど幅広いエサに反応する。

釣り場と釣り方:チヌは全国の堤防・磯・河口・砂浜と幅広い環境に生息する。最も人気なのが「フカセ釣り」で、撒き餌(オキアミ+グレ粉)でチヌを寄せながらウキ仕掛けで流す釣り方だ。GWは潮が動く大潮〜中潮の満潮前後1〜2時間が最も釣れやすいタイミングで、日が昇る前の朝マズメがベスト時間帯だ。

近年人気が急上昇しているのが「チニング」(チヌのルアー釣り)だ。フリーリグまたはテキサスリグで底を転がすようにスローフォールさせ、底にいるチヌに見せる釣り方で、専用のクロダイ用ワーム(甲殻類系・イソメ系)を使う。河口域の泥底〜砂底が主なフィールドで、サイズを選ばず接岸してくるGWは特に釣果が出やすい。40〜50cmの「年無し」(年齢不明の大型個体)が掛かると、力強いファイトで釣り人を震わせる。

シーバス:春爆の主役・ランカーを狙え

シーバス(スズキ)のGW攻略は、中〜上級者を唸らせる激アツコンテンツだ。5月のシーバスは「春爆(しゅんばく)」と呼ばれる爆発的な釣果が期待できる最高の時期で、稚アユ・シラス・コウナゴなどの豊富なベイトフィッシュを追って河口域・内湾・沖堤防に群れで入ってくる。60cm超の「フッコ」から80〜90cmの「ランカーシーバス」まで、サイズにこだわったゲームフィッシングが楽しめる。

春シーバスの攻略ポイント:5月のシーバスは表層〜中層でベイトを追うことが多く、フローティングミノー(9〜12cm)やシンキングペンシルが有効だ。シラスパターンの時期(5月上旬)はマイクロベイトへの偏食が強く、小型ルアー(5〜7cm)が爆発することがある。明暗の境界、橋脚の下、河川の流れ込み(インレット)、堤防のコーナーが定番ポイントだ。夜明け前後1〜2時間と夕マズメが圧倒的に釣れやすい。

GWのシーバス狙いで外せない一手:稚アユが遡上する河川の河口域は、シーバスが待ち構えるホットスポットになる。静岡の天竜川・安倍川・興津川、愛知の矢作川・豊川、三重の宮川など、稚アユが多い川の河口はGWのシーバス天国と化す。潮が上げてくる夜〜朝に稚アユが川を上り始めると、シーバスが水面でライズ(バシャバシャと音を立てて捕食)するドラマチックな光景が見られる。

地域別 GWシーズンカレンダー

地域水温目安(GW)メインターゲットシーズン開幕度備考
北海道(太平洋側)8〜12℃カレイ・ホッケ・アブラコ★★★☆☆まだ水温低め、カレイが最盛期
北海道(日本海側)9〜13℃カレイ・サクラマス★★★☆☆サクラマスは4月がピーク
東北(太平洋側)12〜16℃アジ・サバ・メバル・カレイ★★★★☆開幕期でアジ群れ接岸
東北(日本海側)11〜15℃メバル・アジ・ヤリイカ★★★★☆日本海ヤリイカが春シーズン
関東(東京湾・相模湾)16〜19℃アジ・サバ・シーバス・カレイ★★★★★最盛期。東京湾シーバス爆釣
東海(遠州灘・伊勢湾)16〜20℃アジ・チヌ・シーバス・メバル★★★★★浜名湖チヌ荒食い期
関西(大阪湾・若狭湾)17〜21℃チヌ・アジ・サバ・シーバス★★★★★乗っ込みチヌ最盛期
瀬戸内海18〜22℃チヌ・アコウ・メバル・アジ★★★★★チヌ・アコウ(キジハタ)が熱い
九州(太平洋側)19〜23℃チヌ・アジ・カツオ・タチウオ★★★★★外洋魚も狙えるシーズン先行地
沖縄24〜26℃ガーラ・ミーバイ・GT★★★★★夏シーズン本格開幕

東海エリア(浜名湖・遠州灘)は、GW期間が釣り的に最も恵まれた時期のひとつだ。浜名湖では、チヌの乗っ込み(産卵前接岸)が4月末〜5月中旬に最盛期を迎え、フカセ釣りやチニングで連日大型チヌが釣れ続く。遠州灘のサーフでは、キス(シロギス)の接岸が始まり、投げ釣りで20cm超の良型が釣れ始める。また、天竜川河口のシーバスは、稚アユ遡上のタイミングと重なり爆発的な釣果を見せる。

GWならではのポイント選び戦略

混雑を読んで「時間で分散」する

GWの釣り場は極端に混雑する。特に観光地に近い堤防、駐車場が整備された漁港、SNSで「爆釣情報」が出た場所は、早朝3〜4時から釣り人が並ぶ。混雑ピークは5月3〜5日の8〜15時だ。この時間帯の人気スポットは立錐の余地もなく、仕掛けを投げる場所すら確保できないことがある。

対策として有効なのが「時間のずらし」だ。朝マズメ(4〜6時台)か夕マズメ〜夜(17〜22時台)に釣行することで、混雑を大幅に回避できる。特に夜釣りは日中の家族連れが帰宅した後でポイントが空き、メバル・シーバス・タチウオなどの夜行性ターゲットが活発になるため、夜釣りを厭わない人には最高の時間帯だ。また、GWの初日(4月29日)と最終日(5月6日前後)は比較的空いていることが多い。

「二軍スポット」を事前にリサーチする

一軍(超人気)の釣り場が満員の場合に備え、事前に「二軍スポット」を2〜3か所調べておくことが重要だ。二軍スポットとは、一軍には劣るが釣果は期待できる次点のポイントで、多くの場合、一軍の近隣または同じ湾内に存在する。漁港の奥まった場所、工業港の片隅、砂浜の端、河口近くの護岸など、地元民しか知らないような小規模な釣り場がGWには穴場になりやすい。

リサーチ方法としては、Googleマップで衛星写真を見て海に面した護岸・堤防・砂浜を探し、ストリートビューで現地の様子を確認するのが有効だ。Googleマップのクチコミに「釣れた」という情報があれば有望だ。地元釣具店に電話して「GWに空いているポイントを教えてもらえますか?」と尋ねるのも、地元情報を入手する最短の手段だ。

潮汐表を必ずチェックする

GW期間中の潮汐は年によって異なり、大潮・中潮・小潮のどれに当たるかで釣果が大きく左右される。特にアジ・チヌ・シーバスは潮が動く大潮〜中潮を好み、潮が止まる小潮〜長潮では活性が落ちやすい。2026年のGW(4月29日〜5月6日)の潮汐は事前に確認し、大潮〜中潮日に合わせて釣行計画を立てることを強く推奨する。

「釣り天気&潮汐」「タイドグラフBI」などのアプリを使えば、全国の釣り場ごとに当日の潮汐・満干時刻・潮の大きさを確認できる。最適な釣り時間は、干潮〜満潮(潮が上げ始める時間)または満潮〜干潮(潮が下げ始める時間)の前後1〜2時間が目安だ。

家族向け装備・安全アドバイス

子ども・家族連れに必須の安全装備

GWの海釣りを家族で楽しむためには、安全装備の準備が欠かせない。特に子どもを連れている場合は、以下のアイテムを必ず用意しよう。

アイテム用途・重要度備考
ライフジャケット(子ども用)必須・最重要体重・年齢に合ったものを選ぶ。自動膨張式より固定浮力式が子どもに安全
帽子・日焼け止め熱中症・日焼け防止5月でも直射日光は強い。UVカット帽子とSPF50以上の日焼け止め
サングラス(UVカット)目の保護仕掛けの巻き上げ時に針が飛ぶ危険があるため子どもにも着用推奨
フィッシンググローブ魚のトゲ・ライン切れから手を守るチヌ・サバなど背ビレのトゲで手を刺すケースが多い
救急キット(絆創膏・消毒液)針刺し・転倒時の応急処置魚の骨・針刺し対応。子どもはスリップ転倒も多い
クーラーボックス釣った魚の鮮度保持・熱中症予防(飲料保冷)10〜20Lが家族釣行に最適。氷は多めに
スニーカーまたは磯靴滑り防止サンダルは厳禁。濡れた堤防で滑って転倒する事故が毎年発生

5月の気候と服装

5月上旬は昼間が暖かくても朝夕は気温が15℃前後まで下がることがある。特に朝マズメ(4〜6時台)の堤防は風が強く体感温度がさらに低くなるため、薄手のウィンドブレーカーまたはフリースを1枚持参することを推奨する。昼間は半袖でも良いくらいの温度になるため、重ね着による温度調節が基本だ。

潮しぶきで服が濡れることも多いため、撥水加工の上着が便利だ。また、海辺の5月は紫外線が強く、晴天時の反射光も加わって日焼けが想像以上に進む。子どもには長袖ラッシュガード+帽子+日焼け止めの3点セットを徹底させよう。

釣り場での危険ポイントと回避策

GWの人気釣り場では毎年転落・転倒事故が発生している。主な危険ポイントと回避策を以下にまとめる。

  • テトラポット(消波ブロック)の上:子どもを近づけない。大人でも足を踏み外すと骨折・溺水の危険あり。GWは特に滑りやすい(藻が付着)
  • 波止の先端部:外海に面した先端は突発的な高波が来ることがある。「進入禁止」の表示を無視しない
  • 堤防の縁:子どもは必ずそばに寄り添い、縁から1m以上離れた場所で釣りをさせる
  • 針の取り扱い:サビキ仕掛けの針は非常に鋭く、仕掛けを広げる際に指に刺さりやすい。子どもには仕掛けの準備・片付けを大人が担当する
  • 駐車場・道路:GWは釣り場の周辺道路が大渋滞することがある。駐車は指定場所のみとし、路上駐車は厳禁

混雑しない穴場の見つけ方

「大型港の陰」を狙う

超人気の大型港湾(例:清水港・名古屋港・大阪南港など)が混雑する一方で、その近隣にある小規模な漁港や河口の護岸が「穴場」になりやすい。大型港に集中した釣り人がいなくなった分、近隣の小港では堤防を独り占めできることすらある。魚の回遊ルートは大きな港湾と小さな漁港で大差なく、釣果はさほど変わらないことも多い。

探し方:Googleマップで人気釣り場を中心に半径10〜20kmの海岸線を丁寧にスキャンすると、小さな漁港・護岸・砂浜が見つかる。「釣り禁止」の看板がなければ、基本的には釣りができる(地元漁業者への配慮は必要)。ただし、私有地・立入禁止区域には絶対に入らないこと。

サーフ(砂浜)は実は狙い目

堤防が満員の時にサーフ(砂浜)は案外空いていることが多い。投げ釣りでキス、シロギス、カレイを狙えるサーフは、広大なフィールドのため隣の人との距離を十分取れる。5月はキスが接岸し始めるタイミングで、砂浜から20〜60m投げるだけで釣れる。また、シーバスやヒラメを狙うサーフゲームも可能で、ルアーを遠投するスタイルはGWの混雑した堤防よりも釣りやすい。

地元の釣具店情報を活用する

GW中の釣り場情報を最も正確に把握しているのは地元の釣具店だ。釣具店のブログやSNSには前日・当日の釣果レポートがリアルタイムで更新されることが多く、どの釣り場が釣れていて、どこが空いているかを知る最も信頼性の高い情報源だ。釣行前日に立ち寄るか電話して、「明日GWで釣りに行きたいのですが、空いていてよく釣れる場所を教えてもらえますか?」と率直に聞くと、親切に教えてくれることが多い。釣具店で消耗品(仕掛け・エサ・コマセ)を購入することで、情報提供に対する礼儀にもなる。

「夜明けダッシュ」と「午後組狙い」の戦略

GWの釣り場攻略には2つの有効な戦略がある。ひとつは「夜明けダッシュ」で、日の出前(4時〜4時半)に目的地に到着し、朝マズメの好ポイントを確保してから釣り開始するパターンだ。もうひとつは「午後組狙い」で、昼過ぎに朝から釣っていた釣り人が帰宅するタイミング(13〜14時ごろ)を見計らって到着し、夕マズメに向けて釣り場を確保するパターンだ。家族連れには後者の午後組狙い戦略が現実的で、夕方17〜19時のマズメタイムに子どもと一緒にアジ・サバを釣って、明るいうちに帰宅するスケジュールが組みやすい。

GWよくある質問(FAQ)

Q1. GWはどんな釣り竿・タックルが最初の1本としておすすめですか?

初心者にはスピニングロッド(万能竿)2.7〜3.6mに2500〜3000番のスピニングリールの組み合わせが最も汎用性が高い。これ1セットでサビキ釣り・ちょい投げ・ウキ釣りと複数の釣り方に対応できる。予算3000〜8000円のセット竿(竿+リールのセット)で十分で、釣具のポイント・上州屋・イシグロなど大手釣具店のGWセール品が狙い目だ。エサはアミエビパック(コマセ)とジャリメ(砂虫)の2種類を持っていれば、アジ・サバ・キス・カレイと幅広い魚に対応できる。

Q2. GW中に魚が全然釣れない時はどうしたらいい?

全然釣れない時に確認すべき順番は、①「時間帯」(朝夕マズメに集中できているか)、②「潮汐」(潮が動いているか)、③「タナ(棚)」(サビキ仕掛けを上〜底まで探っているか)、④「エサの鮮度」(コマセが古くなっていないか)、⑤「場所移動」(10分反応がなければ場所を変える)の5点だ。GWは魚が多い時期なので、釣れない場合は何かひとつ条件が合っていないことがほとんど。釣具店で当日の釣果情報を事前に確認してから行くのが一番の近道だ。

Q3. 釣った魚のリリース(放流)はすべきですか?

食べる分だけ持ち帰り、それ以上はリリースする「キャッチ&リリース」が資源保護の観点から推奨されている。特に産卵期(GW前後)のチヌ・メバルのメスは、できるだけリリースしたい。リリースする際は、必ず水中で丁寧に魚を持ち、エラを水に当てながらゆっくり離してあげること。無理に投げ込むと弱って死んでしまう。また、GWに家族で釣った魚を食べる「食育」の機会は大切にしたい。クーラーボックスに保冷したアジやサバをその日のうちに刺身・塩焼きにする経験は、子どもにとってかけがえない思い出になる。

Q4. 2026年GWの有望日と潮汐は?

2026年のGWは、4月29日(水)〜5月6日(水)が主な連休期間となる。潮汐の観点では大潮が5月に入った前後にあたることが多く、特に満潮・干潮の時刻が朝マズメや夕マズメと重なる日が狙い目だ。釣行前に「タイドグラフBI」や「釣り天気」アプリで現地の潮汐を確認し、潮の動き出し時間に合わせてポイントに入ることが最大の釣果への近道だ。

まとめ:2026年のGWは計画的に「春爆」を掴め

ゴールデンウィークは、年に一度の「釣り黄金期」だ。5月の水温上昇、黒潮の接近、複数魚種の産卵前荒食いが重なり、全国の堤防・磯・河口がアジ・チヌ・シーバス・サバで沸き立つ。しかし、その恩恵を最大限に受けるには、混雑を読んだポイント選び、潮汐に合わせた時間配分、安全装備の準備が欠かせない。

今すぐGWの釣行計画を立てるなら、まずやるべきことは3つだ。

  1. 釣り場を3か所リストアップ(一軍・二軍・三軍の順で)
  2. GW期間中の潮汐を確認(大潮・中潮の朝夕マズメを狙い日に設定)
  3. 地元の釣具店でエサ・消耗品を確保(GW中は売り切れることがある)

5月の海は全力で釣り人を歓迎している。計画を立て、安全に準備し、最高の「春爆」を体験しよう。家族と、仲間と、あるいはひとりで――GWの海での一本が、きっと忘れられない思い出になる。

季節の釣り

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