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立冬とは——「冬の釣りが始まる節気」
立冬(りっとう)は二十四節気の一つで、毎年11月7日〜8日頃に当たる。「冬の立つ日」すなわち暦の上での冬の始まりを意味する。遠州灘・浜名湖エリアでは、この時期から水温が急速に低下し始め、秋に釣れていた魚たちの動きが大きく変化する。
2026年の立冬は11月7日(土)。気温は日中でも20℃を下回り始め、朝夕は10℃前後まで下がる日も出てくる。水温は表面で18〜20℃程度(10月から2〜3℃低下)で、これを境にタチウオが深場へ落ち始め、ヒラメは産卵前の荒食いモードに入り、カレイが砂地に集まり始める。
立冬前後(11月上旬〜中旬)に釣れる魚
| 魚種 | フィールド | 状況 |
|---|---|---|
| ヒラメ | 遠州灘サーフ・御前崎磯 | 産卵前の荒食いで最盛期。40〜60cmの良型が狙える |
| タチウオ | 浜名湖・遠州灘沖 | 10月がピークで11月は終盤。深場移行前の滑り込み |
| カレイ(マコガレイ) | 遠州灘サーフ・磐田港 | 秋〜初冬シーズン開幕。投げ釣りで狙い始める |
| クロダイ | 浜名湖テトラ・護岸 | 水温低下で深場に移動するが、磯・テトラ際では依然活性 |
| カサゴ | 御前崎磯・テトラ | 秋〜冬が最盛。根魚は水温低下で活性が上がる |
| 青物(ブリ・サゴシ) | 御前崎沖・遠州灘 | 終盤。11月中旬以降に南下が進む。サゴシは最後の時合 |
立冬の本命:ヒラメ荒食い攻略
なぜ立冬にヒラメが釣れるのか
ヒラメは産卵を控えた秋〜初冬(10〜12月)に大量のエサを食べる「荒食い」モードに入る。遠州灘サーフでは、コアユ・サッパ・イワシ類が砂浜に打ち寄せるこの時期、ヒラメが浅場(水深1〜3m)まで積極的に上がってきてルアーや泳がせ釣りに激しく反応する。
サーフヒラメのタックル・釣り方
- ロッド:サーフロッド10〜11フィート(MLまたはM)
- リール:3000〜4000番スピニング
- ライン:PE1〜1.5号 + フロロリーダー20〜25lb(2〜3m)
- ルアー:メタルジグ(20〜30g)、ヘビーシンキングミノー(14〜18cm)、ジグヘッドワーム
遠州灘サーフヒラメの狙い方
- 離岸流・波の変化がある場所を探す(サーフに白波が少ない筋)
- ブレイクライン(砂浜の急深する場所)の沖側にキャスト
- 底を取ってからスローリトリーブ(ゆっくり引く)
- マズメ時(夜明け・夕暮れ前後1時間)に集中的に狙う
- ベイトが打ち上がっている(鳥が集まっている)場所を優先する
立冬のタチウオ:終盤の浜名湖タチウオゲーム
立冬のタチウオ動向
タチウオは水温15℃を下回ると浜名湖から離れ、深場(遠州灘沖)に移動する。立冬前後の11月上旬はその境界線で、浜名湖のタチウオがまだ残っているかどうかは年によって異なる。11月初旬に水温がまだ18℃以上なら浜名湖でのウキ釣り・ワインドが続けられる。
タチウオのタックル(浜名湖)
- ウキ釣り(最もポピュラー):電気ウキ+3号ハリス+タチウオ専用針(指2〜3本幅の良型狙い)
- ワインド:シーバスロッドでジグヘッド+ワームを上下に動かす釣り方。深場まで対応
- テンヤ釣り:タチウオテンヤにキビナゴをセットして船・堤防から底〜中層を探る
立冬のカレイ釣り:投げ釣りシーズン開幕
カレイのシーズンと特徴
マコガレイ・イシガレイは水温が低下する秋〜冬(11〜2月)が旬。遠州灘の砂泥底ではこの時期からカレイが沖合から接岸してくる。投げ釣りで25〜40cmの良型が狙える。
投げ釣りタックル
- ロッド:遠投投げ竿4〜4.5m(30号以上対応)
- リール:大型スピニング(ドラグ付き)
- 仕掛け:カレイ専用2本針仕掛け(幹糸3〜4号、ハリス2〜2.5号)
- エサ:青イソメ(たっぷり使う)、岩イソメ、コアミ
- オモリ:遊動天秤25〜30号
立冬の釣行計画(2026年11月7日前後)
おすすめ釣行プラン
| 時間帯 | 場所 | ターゲット | 釣り方 |
|---|---|---|---|
| 早朝4〜7時 | 遠州灘サーフ(伊古部・舞阪) | ヒラメ・青物(残留) | メタルジグ・ミノー |
| 日中9〜15時 | 磐田港・竜洋周辺 | カレイ・キス(終盤) | 投げ釣り |
| 夕方〜夜 | 浜名湖弁天島・今切 | タチウオ(残留)・シーバス | 電気ウキ・ワインド |
立冬の装備・防寒のポイント
立冬を境に夜明けの気温は急激に下がる。釣り用の防寒装備を整えよう:
- 防水防寒グローブ:冬の遠州灘サーフは強風と波しぶきで手がかじかむ。必須アイテム
- ウィンドブレーカー+ミッドレイヤー:遠州特有の空っ風(北西風)対策に表面は防風素材が必須
- ウェーダー(サーフ釣り用):ヒラメゲームでウェーディングする場合は防水ウェーダーが快適
- ライト(ヘッドランプ):マズメ時の暗い時間帯の安全確保と仕掛け作業用
まとめ:立冬は「冬の釣りへの切替期」
立冬(11月7日)は、遠州灘・浜名湖の釣りが秋モードから冬モードへ完全に切り替わる節目の節気だ。ヒラメの荒食い・タチウオの終盤ゲーム・カレイ投げ釣り開幕と、立冬前後はターゲットが豊富に重なるビジー時期でもある。防寒装備を整えて、この立冬の釣りシーズンを思いきり満喫しよう。



