ガン玉・ジンタン号数早見表|B/2B/3Bは何g?G1〜G8の違いと使い分け

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ガン玉・ジンタン号数早見表|B/2B/3Bは何g?G1〜G8の違いと使い分け

「ウキに2Bって書いてあるけど、ガン玉のBを2個打てばいい?」——フカセ釣りを始めると必ずつまずくのが、このガン玉・ジンタンの号数です。結論から言うと「B+B=2B」は間違いで、しかもガン玉とジンタンは号数の向きが正反対です。この記事では、B/2B/3B〜6BとジンタンG1〜G8、号オモリの重さ(g)を1枚の早見表にまとめ、ウキの浮力表示に合わせた選び方、潮と水深に応じた使い分け、そして最初に揃えるケース構成までを、釣り具レビュー担当の道具衛門がまとめて解説します。読み終えたら、ガン玉売り場で迷わなくなります。

結論:まずこの早見表と3つの大原則だけ押さえる

細かい使い分けの前に、最初の200字で核心をお伝えします。ガン玉まわりで初心者が事故るポイントは、ほぼ次の3つに集約されます。

  • 大原則1:B+B=2Bではない。Bは約0.55g、2Bは約0.75〜0.8gなので、Bを2個打っても2Bにはなりません(約1.1gで打ちすぎ)。
  • 大原則2:ガン玉とジンタンは向きが逆。ガン玉はB→2B→3B…と数字が大きいほど重く、ジンタンはG1→G8と数字が大きいほど軽くなります。
  • 大原則3:ウキの浮力表示=打つガン玉の号数。「2B」と書かれたウキには2Bのガン玉を打つと、トップが水面ギリギリで釣り合います。

そして、すべての基準になるのが次の重さ早見表です。数値は複数の換算表(後述の出典)で裏取りした目安で、メーカーや鋳造ロットによって数g単位の差が出ます。「ぴったりの絶対値」ではなく「大小関係と相対差」を覚えるのがコツです。

種類号数表示重さの目安(g)ざっくりの用途
ジンタンG8約0.07gごく微調整・ふわっと沈める
ジンタンG7約0.09g無風・緩潮の最終微調整
ジンタンG6約0.12gサシエをゆっくり沈める
ジンタンG5約0.16〜0.17gサシエをゆっくり沈める
ジンタンG4約0.20g軽い沈め・タナ深め誘導
ジンタンG3約0.25g軽い沈め・ハリス先調整
ジンタンG2約0.33〜0.35gハリス中間の微調整
ジンタンG1約0.43〜0.45gハリス中間の調整
ガン玉B約0.55g基準サイズ・フケ取り
ガン玉2B約0.75〜0.8gサシエ安定・なじみ向上
ガン玉3B約0.95〜1.0gやや速い潮・しっかりなじませる
ガン玉4B約1.2〜1.25g速い潮・風波対応
ガン玉5B約1.75〜1.85g速い潮・遠投・深ダナ
ガン玉6B約2.2〜2.3g激流・大型ウキの安定
号オモリ0.5号約1.87g中通しオモリ(参考)
号オモリ1号約3.75g中通しオモリ(参考)
数値は換算表に基づく目安。メーカー・ロットで差があるため大小関係を基準に使う。

ガン玉そのものではなく、号オモリやオモリの形状・素材から学び直したい方は、オモリの種類・号数・使い方入門完全ガイドもあわせて読むと、号数の単位(号=3.75g換算)の全体像がつかめます。

そもそもガン玉とジンタンは何が違うのか

どちらもハリスや道糸に噛ませて使う極小のオモリですが、「重さの帯」と「号数の数え方」が違います。ここを混同すると、売り場でも仕掛けでも迷い続けます。

ガン玉=B表示の「重い側」、ジンタン=G表示の「軽い側」

ガン玉は「B」を基準に、2B・3B…6Bと数字が増えるほど重くなります。一方ジンタン(カミツブシの小型側)は「G」表示で、G1からG8へ数字が増えるほど軽くなります。つまり同じ「数字が大きい」でも、ガン玉なら重く、ジンタンなら軽い。向きが正反対なのが、最初の関門です。

重さの帯で言うと、ジンタンG8の約0.07gからG1の約0.45gまでが「ごく軽い微調整ゾーン」。そこからBの約0.55gで両者がつながり、ガン玉側は6Bの約2.3gまで「しっかり効かせるゾーン」が続きます。この一本のものさしをイメージできると、号数表示に振り回されなくなります。

覚え方は「Gは軽い側、Bは重い側」と割り切る

厳密な語源を追うより、現場では「Gが付いていたら軽い微調整、Bが付いていたら効かせる重さ」と割り切るのが実用的です。さらに「Gは数字が大きいほど軽い、Bは数字が大きいほど重い」と一度声に出して覚えてしまえば、もう逆に取り違えることはありません。慣れないうちは、早見表を印刷してケースの裏に貼っておくと安心です。

なお、Bより重い側にはさらに大きい号数(8Bや割りビシなど)が存在し、ジンタンより軽い側にも極小サイズがあります。ただし海のフカセ釣りで日常的に使うのは、おおむねG8からBを経て6Bまでの範囲です。まずはこの帯をしっかり覚えれば、磯や波止のクロダイ・メジナ釣りで困ることはほとんどありません。

最大の誤解「B+B=2B」はなぜ間違いなのか

ここが本記事のいちばん大事なところです。号数表示は「等差で増える数列」ではないため、足し算が成立しません。

数字で確認:Bは0.55g、2Bは0.75〜0.8g

早見表のとおり、Bは約0.55g、2Bは約0.75〜0.8gです。もしB+B=2Bが正しいなら2Bは1.1gになるはずですが、実際は0.8g前後。Bを2個打つと、2Bのつもりが約0.3gも重くなりすぎてしまうのです。フカセ釣りで0.3gの差は「ウキのトップが沈む/浮きすぎる」を分ける大きさで、アタリの出方が変わります。

実は2Bは「B+G3(約0.25g)」に近い重さです。つまり手元にBしかなく2Bを作りたいなら、Bに小さなジンタンを足して微調整するイメージになります。号数を足し算で考えず、必ずグラムに戻して考えるクセをつけてください。

隣のサイズとの差は小さい=偶数刻みで揃えれば足りる

もう一つ重要なのが、隣り合う号数同士の重さの差が意外と小さいこと。たとえばBが0.55g、2Bが0.8gで差は約0.25g。これは「全号数を1個ずつ揃えなくても、間引いて持てば現場で組み合わせて補える」ことを意味します。後述するように、ガン玉は偶数刻み(B・3B・5B など)を軸に揃えると、種類を減らしつつ広い範囲をカバーできます。

ウキの浮力表示(B・2B・0号・G2)に合わせる選び方

円錐ウキや棒ウキには「B」「2B」「0号」「G2」などの浮力表示があります。この表示は「これだけのガン玉を背負える残り浮力」を意味し、同じ号数のガン玉を打つとウキのトップが水面ギリギリで釣り合う設計です。

基本は「ウキの号数=打つガン玉の号数」

たとえば「2B」のウキなら2Bのガン玉を打つと、トップがちょうど水面に出るくらいで安定します。アタリがあると、この絶妙なバランスが崩れてウキが消し込む——これがフカセの基本動作です。ウキの浮力より重く打てば沈み気味(しっかりなじむがアタリは取りにくい)、軽く打てば浮き気味(潮になじみにくいが食い込みは良い)になります。

ウキの浮力表示基準で打つガン玉向いている状況
0号(ゼロ号)原則ガン玉なし〜G6前後無風・緩潮で軽くふわっと沈めたい
G2G2前後ごく軽い仕掛けでナチュラルに流す
BB水深3〜5mの緩い潮・標準セッティング
2B2Bサシエを安定させたい・軽い風波
3B3Bやや速い潮・水深5〜8m
5B以上5B〜6B速い潮・遠投・深ダナを直撃
「ウキ号数=ガン玉号数」が出発点。あとは現場で微調整する。

「0号」は特別:自重ギリギリで浮くウキ

「0号」は、ウキ自身がかろうじて浮く設定で、わずかなオモリや水の抵抗でも沈み込みます。だからこそ仕掛けをふわっとナチュラルに沈められる反面、ガン玉を打ちすぎると一気に沈んでしまいます。0号には基本ガン玉を打たないか、打ってもG6前後のごく軽いジンタンにとどめるのが定石です。0号ウキを使った全遊動の実戦は、春のクロダイ(チヌ)フカセ釣り攻略でも円錐ウキ0〜1号として登場します。

ただし、これらはあくまで出発点です。雨後で塩分が薄まると浮力は変わりますし、サシエの重さ・ハリスの抵抗・潮の速さでも沈み方は変化します。表示どおり打って沈みが遅い・速いと感じたら、ジンタンで上下1段ずつ微調整するのが正しい使い方です。

用途別の使い分け:フケ取り・サシエ安定・ゆっくり沈める

ガン玉は「重さ」だけでなく「打つ位置」と「目的」で選びます。代表的な3つの目的を押さえましょう。

ハリスのフケ取り・サシエ安定なら2B〜3B

ハリスが潮でフケて(たるんで)アタリが取りにくいときは、2B〜3Bをサルカン上やハリス上部に打って、仕掛け全体を素早くなじませます。サシエを潮に取られず安定させたいときも同じ帯が活躍します。風や上波の影響を受けやすい状況ほど、この「効かせる」サイズが効きます。

サシエをゆっくり沈めるならG4〜G8

食い渋りや警戒した魚には、ハリスの先〜中間にG4〜G8のジンタンを1個打ち、サシエをふわっと自然に落とすのが効果的です。重いガン玉で一気に沈めると不自然になりがちな場面で、この微小ウェイトが差を生みます。基本は「まず何も打たずに流す→なじまない・沈まないときだけ軽い方から少しずつ足す」。重い方から打ち始めないのが鉄則です。打つ位置をハリの近くにするほどサシエが先に沈み、ウキ寄りにするほど仕掛け全体がゆっくり馴染みます。同じ号数でも位置を変えるだけで沈み方が変わるので、号数を増やす前に「打つ位置」を試すのも上達のコツです。

分割打ちで「速く沈めつつ食い込ませる」

潮が速いときは、大きめ(3B〜5B)を道糸とハリスの継ぎ目あたりに打って素早く沈め、小さめ(G3〜B)をハリス中間に打って食い込みを邪魔しない——という分割打ちが定番です。「上に重く・下に軽く」が基本配置。1個に集約せず役割分担させると、仕掛けの姿勢が安定します。1個にまとめて打つと、その点を支点にハリスが折れ曲がってサシエが不自然に動きやすいのに対し、分割すると仕掛け全体がまっすぐ立ち、潮になじみながら自然に流れます。

号数選びの手がかりは、ウキの動きそのものです。投入後にウキがいつまでも高く浮いたままなら軽すぎ(潮になじんでいない)、すぐ沈み込んでしまうなら重すぎのサインです。トップがゆっくり水面と同じ高さに落ち着くのが理想で、ここからジンタン1個ぶんずつ足し引きして合わせ込みます。号数選びは「正解を一発で当てる」より「ウキの反応を見て寄せていく」作業だと考えると、現場で迷わなくなります。

水深と潮速で決める実戦セッティング

「結局、今日はどれを打てばいいの?」に答えるのが、水深と潮速を軸にした早見です。下表を出発点に、ジンタンで微調整してください。

状況水深の目安基準ガン玉微調整
緩い潮・無風3〜5mB食い渋りはG4〜G6に軽く
やや速い潮5〜8m3Bなじみ悪ければ4Bへ1段上げ
速い潮・風波5〜8m5B+ハリスにB分割沈みすぎたら下のBをG2へ
激流・遠投8m〜6B+分割仕掛けの立ちを優先
基準を決め、ジンタンで上下1段の微調整を重ねるのが上達の近道。

梅雨や春の乗っ込み期のように、濁りや水温でタナが大きく動く時期は、同じポイントでも一日のうちにガン玉を打ち替えることになります。シーズンごとの実戦タナ取りは、梅雨のクロダイ(チヌ)釣り攻略もあわせて読むと、ガン玉調整の判断がイメージしやすくなります。

最初に揃えるガン玉ケースの中身と収納

では買い物に直結する話です。フルラインを1個ずつ揃える必要はありません。隣のサイズとの差が小さいことを利用し、間引いて揃えれば実戦で困りません。

最初に揃える号数:偶数刻み+ジンタン2種

  • ガン玉(効かせる側):B・2B・3B・5B の4種。これで0.55〜1.8gをカバーでき、分割打ちで中間も補える。
  • ジンタン(微調整側):G2・G5 の2種。アタリが渋いときの「軽く足す」用。
  • 合計6種類あれば、緩潮から速潮まで一通り対応できます。物足りなくなったら4B・G6を買い足す。

市販のビギナー向けセットも、B・2B・3Bを中心に構成されたものが多く、最初の一式として合理的です。号数を増やすより、まず手持ちの号数を「グラムで把握」して使い切る方が上達は速くなります。種類を欲張って全号数を揃えても、現場では数種類しか使わないのが実情です。よく使う号数だけが減っていくので、減ったものを補充する形で自然と自分の「定番セット」ができあがります。

ケースは「仕切りが多い・浅い・取り出しやすい」を選ぶ

収納ケースは、仕切りの数が多めで、各マスが浅く、フチがテーパー(斜め)になっていて角にガン玉がはまり込まないものが快適です。小さいジンタンほど取り出しにくいので、ここはケチらない方が現場でストレスが減ります。マスには号数ラベルを貼っておくと、慌てる場面でも号数を取り違えません。空きマスを残しておけば、買い足しにも対応できます。

なお、ガン玉は基本的に鉛製です。口に入れたり素手で長時間こすったりしないこと、使用後は手を洗うことを習慣にしてください。誤飲しないよう、ケースは小さな子どもの手の届かない場所で保管しましょう。

まとめ:号数は足し算しない、グラムで考える

ガン玉・ジンタンは、号数表示のクセさえ理解すれば一気に扱いやすくなります。最後に要点を整理します。

  • B+B=2Bではない。号数は足し算せず、必ずグラムに戻して考える。
  • ガン玉は数字が大きいほど重く、ジンタンは数字が大きいほど軽い(向きが逆)。
  • ウキの浮力表示=打つガン玉号数が出発点。0号は打たない/ごく軽くが基本。
  • 用途は3つ:フケ取り・サシエ安定は2B〜3B、ゆっくり沈めはG4〜G8、速潮は分割打ち。
  • 最初はB・2B・3B・5B+G2・G5の6種類を、仕切りの多い浅いケースで。

号数表示に振り回されず、早見表でグラムの大小をイメージできれば、ウキのトップを思いどおりに操れるようになります。まずは手持ちの号数を一つずつ「何g」で覚えるところから始めてみてください。オモリ全般の基礎を固めたい方はオモリの種類・号数・使い方入門完全ガイドも参考になります。

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