浜名湖西岸・村櫛~雄踏エリアが「穴場」と呼ばれる理由
浜名湖の釣りスポットといえば、弁天島や新居海釣公園、舞阪漁港といった南部エリアの名前がまず挙がる。しかし地元の浜松アングラーが「のんびり竿を出したい日」に向かうのが、湖の西岸に広がる村櫛(むらくし)・雄踏(ゆうとう)エリアだ。
このエリアの魅力は大きく3つある。まず釣り人の密度が圧倒的に低いこと。弁天島や舞阪が休日に肩が触れ合うほど混雑する一方、村櫛の護岸では隣の釣り人まで20〜30m空くことも珍しくない。次に足場が良い護岸が長く続くこと。ファミリーやビギナーでも安心してエントリーできる。そして3つ目が魚種の豊富さ。浜名湖本湖と庄内湖を結ぶ水路や、干潟が広がる浅場が入り組んでおり、ハゼ・キス・クロダイ・シーバス・マゴチと多彩なターゲットが季節ごとに入れ替わる。
この記事では、村櫛海岸から雄踏港周辺まで約5kmにわたるエリアを5つのポイントに分けて、アクセス・駐車場・釣れる魚種・おすすめ仕掛け・季節別の攻略法を、実際にこのエリアに通い込んだ経験をもとに徹底解説する。「弁天島が混んでいて入れなかった」という日の代替ポイントとしてだけでなく、メインフィールドとして通う価値のあるエリアだと知ってもらえるはずだ。
エリア全体のアクセスと基本情報
車でのアクセス
東名高速・浜松西ICから県道65号(浜松環状線)を南下し、雄踏街道(県道49号)へ。浜松西ICから雄踏港まで約20分、村櫛海岸まで約25分のアクセスだ。舞阪方面から向かう場合は国道1号・弁天島交差点から県道323号を北上し、村櫛方面へ右折する。
道中にコンビニは雄踏街道沿いのセブン-イレブン浜松雄踏町店(雄踏港から車で3分)が最寄り。氷や飲み物の調達はここで済ませておこう。早朝の釣行では、さらに手前のファミリーマート浜松篠原店も24時間営業で使いやすい。
電車・バスでのアクセス
JR東海道線・舞阪駅から遠鉄バス「村櫛」行きに乗車し、終点「村櫛」バス停で下車(約15分)。ただしバスの本数は1時間に1〜2本と少ないため、事前にダイヤを確認しておきたい。JR弁天島駅からタクシーで村櫛海岸まで約10分・1,500円前後というルートも現実的だ。
駐車場情報
| 駐車場名 | 収容台数 | 料金 | 最寄りポイント | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 村櫛海岸駐車場 | 約30台 | 無料 | 村櫛海岸・砂浜エリア | 舗装済み、トイレ隣接 |
| 浜名湖ガーデンパーク駐車場 | 約390台 | 無料 | ガーデンパーク南側護岸 | 8:30開門(季節変動あり) |
| 雄踏港周辺スペース | 約10台 | 無料 | 雄踏港堤防 | 漁業関係者優先、路駐厳禁 |
| 雄踏総合公園駐車場 | 約80台 | 無料 | 庄内湖南岸水路 | 公園利用者と共用 |
※浜名湖ガーデンパーク駐車場は開門時間前に到着すると入れないため、朝マズメ狙いの場合は村櫛海岸駐車場を利用するのが確実。
トイレ・周辺施設
- 村櫛海岸公衆トイレ:駐車場に隣接。水道あり、手洗い・道具洗いに使える
- 浜名湖ガーデンパーク内トイレ:園内に複数箇所。きれいに管理されている
- 雄踏総合公園トイレ:公園内に常設。自動販売機も設置
- 釣具店:最寄りはイシグロ浜松入野店(車で約15分)。エサ・仕掛けの補充はここで。早朝対応は電話確認を
ポイント別詳細ガイド:5つの一級ポイントを完全解説
ポイント①:村櫛海岸(砂浜+護岸)
村櫛エリアの代名詞ともいえるメインポイント。浜名湖本湖に面した約300mの砂浜と、その東側に続くコンクリート護岸で構成される。
砂浜エリアは遠浅の地形で、干潮時には沖合30mほどまで膝下の水深になる。この干潟こそがハゼ・キスの一級ポイントだ。満潮前後の2時間が最も釣りやすく、潮が引きすぎると魚が沖に出てしまう。ウェーディングで立ち込めば、他の釣り人が届かないポイントを独占できるのも強みだ。
護岸エリアは足元の水深が1.5〜2.5mあり、ヘチ際にクロダイやメバルが着く。護岸の継ぎ目やスリット部分が特に好ポイントで、落とし込み釣りやヘチ釣りで狙い撃ちできる。
注意点:砂浜エリアは夏季(7〜8月)に海水浴客が入ることがある。トラブル防止のため、夏の日中は護岸側に移動するか、早朝・夕方の時間帯に釣行しよう。
ポイント②:浜名湖ガーデンパーク南側護岸
2004年の浜名湖花博の会場跡地である浜名湖ガーデンパーク。その南側に面した約500mの護岸が、知る人ぞ知る好ポイントだ。
護岸は整備されたコンクリートで、柵こそないものの幅2m以上のフラットな足場が続く。足元の水深は2〜3mで、底質は砂泥。所々に牡蠣殻が付着した捨て石が沈んでおり、この周辺にクロダイやカサゴが着く。
このポイントの最大の特徴は西風に強いこと。浜名湖は冬場の西風(遠州のからっ風)で南側のポイントが荒れやすいが、ガーデンパーク護岸は湖の北西岸に位置するため、西風が背中から吹く形になり、波立ちにくい。冬のハゼ・カレイ狙いでは重宝するポイントだ。
注意点:ガーデンパークの開園時間に準じるため、ゲート開門前は入場できない。通常期は8:30開門だが、季節やイベントで変動するため公式サイトで確認を。また、園内でのルアーフィッシングは他の来園者への配慮から、人が少ない早朝・夕方に限るのがマナーだ。
ポイント③:村櫛〜雄踏間の水路(通称「村櫛水路」)
村櫛海岸から雄踏方面へ続く幅15〜25mの水路。浜名湖本湖と庄内湖を結ぶ潮の通り道で、潮汐の影響を強く受ける。
水路の水深は1〜3mと浅めだが、潮の干満で水の動きが大きく、ベイトフィッシュの通り道になる。特に下げ潮のタイミングで庄内湖から本湖へ流れ出す潮流にシーバスやクロダイが着くパターンは、このエリアの定番だ。水路の両岸はコンクリート護岸で、所々に階段状のスロープがあるため、エントリーしやすい。
水路沿いには生活排水が流入するポイントが数カ所あり、この周辺は栄養が豊富でボラやハゼの魚影が濃い。ボラの群れが見えたらその周辺にシーバスが着いている可能性が高いので、ミノーやバイブレーションを通してみよう。
注意点:水路沿いは住宅地に隣接している区間がある。夜釣りでは車のドア開閉音やヘッドライトの取り扱いに気を配り、近隣住民への配慮を忘れずに。
ポイント④:雄踏港とその周辺堤防
雄踏の集落に隣接する小規模な漁港。L字型の堤防が主な釣り場で、堤防の外側(浜名湖本湖側)と内側(港内)で異なるターゲットが狙える。
外側は水深3〜4mで、底に捨て石や牡蠣殻が散在している。秋のハゼシーズンには投げ釣りで25cm級のマハゼが出ることもあり、地元の常連がこぞって通うポイントだ。堤防先端部は潮通しが良く、回遊してくるサヨリやアジの実績もある。
内側(港内)は水深1.5〜2mの砂泥底。夏場のハゼ釣りでは数釣りが楽しめるポイントで、ちょい投げ仕掛けにアオイソメを付けて10〜15m沖に投入すれば、1時間で20〜30匹のペースで釣れることもある。
注意点:現役の漁港であるため、漁業関係者の作業を最優先すること。漁船の出入りがある早朝5〜7時頃は堤防先端部を空けておこう。また、港内に駐車スペースは限られるため、雄踏総合公園の駐車場に停めて徒歩(約10分)で向かうのが無難だ。
ポイント⑤:庄内湖南岸(雄踏総合公園周辺)
浜名湖の北側に位置する庄内湖の南岸、雄踏総合公園に面したエリア。浜名湖本湖に比べて水深が浅く(1〜2m)、水温が上がりやすいため、春の釣りが最も早くシーズンインするのが特徴だ。
3月下旬〜4月、本湖ではまだ水温が低くて魚の活性が上がらない時期に、庄内湖南岸ではすでにクロダイやキビレが浅場に差してくる。特に公園東側の葦(アシ)が生えるエリアは、産卵前のクロダイが好むポイントで、フリーリグやジグヘッドにワームを付けてボトムをゆっくり探る釣りが効く。
また、このエリアはウナギ釣りの穴場でもある。6〜9月の夜、ぶっ込み仕掛けにミミズやアオイソメを付けて岸際に投入すれば、50〜60cm級のウナギが狙える。庄内湖のウナギは浜名湖ブランドとして知られる良質な個体が多い。
注意点:庄内湖南岸は水深が浅いため、干潮時には底が露出する場所もある。釣行前に潮見表で潮位を確認し、満潮前後の時間帯を選ぶのがベストだ。
季節別ターゲットと攻略パターン
春(3月〜5月):クロダイの乗っ込みとキスの走り
| 時期 | ターゲット | ポイント | 釣り方 |
|---|---|---|---|
| 3月下旬〜4月 | クロダイ・キビレ | 庄内湖南岸、村櫛水路 | フリーリグ+ワーム、前打ち |
| 4月中旬〜5月 | シーバス | 村櫛水路、雄踏港外側 | ミノー(9〜12cm)、バイブレーション |
| 5月〜 | キス(走り) | 村櫛海岸砂浜 | ちょい投げ(ジャリメ・アオイソメ) |
春のこのエリアで最も熱いのは、庄内湖南岸のクロダイだ。水温が15℃を超える3月下旬から、産卵を意識した個体が浅場に入ってくる。朝マズメよりも日中の10〜14時、日差しで水温が上がるタイミングが好反応を見せることが多い。
使うワームはクレハ・チヌ職人バグアンツ2インチやジャッカル・ちびチヌ蟹が定番。カラーはグリーンパンプキンやオレンジ系が実績が高い。5〜7gのフリーリグで底をズル引きし、牡蠣殻やストラクチャーに当たったら2〜3秒ステイさせるのがコツだ。
夏(6月〜8月):ハゼの数釣りとウナギの夜釣り
| 時期 | ターゲット | ポイント | 釣り方 |
|---|---|---|---|
| 6月〜8月 | ハゼ(デキハゼ〜中型) | 雄踏港内、村櫛海岸 | ちょい投げ、ミャク釣り |
| 6月〜9月 | ウナギ | 庄内湖南岸、村櫛水路 | ぶっ込み(ミミズ・イソメ) |
| 7月〜8月 | キス | 村櫛海岸砂浜 | 投げ釣り(ジャリメ) |
| 7月〜8月 | マゴチ | 村櫛海岸、ガーデンパーク護岸 | ジグヘッド+ワーム、泳がせ |
夏の村櫛・雄踏エリアはファミリーフィッシングの聖地になる。特に雄踏港内のハゼ釣りは、サビキ感覚で子どもでも簡単に釣れるため、釣りデビューに最適だ。
仕掛けはシンプルに2〜3号のナス型オモリ+ハゼ針7号の1本針。エサはアオイソメを1〜2cmにカットして付ける。竿は万能竿やコンパクトロッド(1.5〜2.1m)で十分。ポイントは底をゆっくり引いて止めるの繰り返し。ブルブルッとしたアタリが出たら軽く竿先を上げるだけでフッキングする。
ウナギ狙いの夜釣りは、日没後1時間〜深夜0時がゴールデンタイム。庄内湖南岸の葦際に3〜4本の竿を並べ、鈴を付けて待つスタイルが一般的だ。ドバミミズが最強エサだが、入手が難しい場合はアオイソメの房掛け(3〜4匹)でも十分対応できる。
秋(9月〜11月):ハゼの落ちと青物回遊
| 時期 | ターゲット | ポイント | 釣り方 |
|---|---|---|---|
| 9月〜11月 | ハゼ(良型・落ちハゼ) | 雄踏港外側、村櫛護岸 | ちょい投げ、ミャク釣り |
| 9月〜10月 | クロダイ・キビレ | 村櫛水路、ガーデンパーク護岸 | 落とし込み、ルアー |
| 10月〜11月 | シーバス | 村櫛水路、雄踏港先端 | ミノー、バイブレーション |
| 10月〜11月 | サヨリ | 雄踏港堤防 | カゴ釣り、ウキ釣り |
秋は村櫛・雄踏エリアの年間ベストシーズンだ。水温が下がり始める9月後半から、夏に浅場で育ったハゼが深みに移動する「落ちハゼ」パターンに入る。雄踏港の外側堤防では、この時期に20cm超えの良型マハゼが数釣りできる。夏場と違って1匹1匹が大きいので引き味も楽しい。
10月に入ると村櫛水路でシーバスの活性が一気に上がる。落ちアユやイナッコ(ボラの幼魚)を追って水路に入り込んだシーバスを、ダウンストリーム(流れに沿ってルアーを流す)で攻めるのが効果的。使うルアーはアイマ・コモモSF-125やシマノ・サイレントアサシン120Fなど、スローに引けるフローティングミノーが実績高い。
また、雄踏港堤防では10〜11月にサヨリの群れが回遊する。仕掛けは市販のサヨリ専用カゴ仕掛けにアミエビを詰めて、表層〜1mの浅いタナを流す。風のない穏やかな日に群れが入れば、2〜3時間で50匹以上の爆釣も夢ではない。
冬(12月〜2月):カレイとメバルの好機
| 時期 | ターゲット | ポイント | 釣り方 |
|---|---|---|---|
| 12月〜2月 | カレイ(マコガレイ) | ガーデンパーク護岸、村櫛護岸 | 投げ釣り(アオイソメ房掛け) |
| 12月〜2月 | メバル | 雄踏港堤防、村櫛護岸 | メバリング(ジグヘッド+ワーム) |
| 1月〜2月 | セイゴ(小型シーバス) | 村櫛水路 | バイブレーション、ワーム |
冬の浜名湖は「遠州のからっ風」との戦いになるが、前述の通りガーデンパーク護岸は西風に強い。冬のカレイ狙いで最も快適に釣りができるポイントだ。
カレイ仕掛けは投げ釣り用2本針仕掛け(針12〜13号)に、アオイソメを3〜4匹房掛けにしてボリューム感を出す。オモリは25〜30号。60〜80m沖の砂泥底に投入し、竿を三脚に掛けて待つ。アタリは「竿先がゆっくり押さえ込まれる」独特のもので、焦って合わせず十分に食い込ませてからフッキングする。12月中旬〜1月がピークで、30cm級のマコガレイの実績がある。
夜のメバリングも冬の村櫛・雄踏エリアの楽しみのひとつ。雄踏港堤防の常夜灯周りに1.5gジグヘッド+2インチピンテールワームをキャストし、表層をスローリトリーブ。水温が10℃を下回る厳寒期でも、常夜灯にプランクトンが集まり、それを食べるメバルが着くパターンは崩れにくい。
おすすめタックルと仕掛け一覧
エサ釣り(ハゼ・キス・カレイ)
- 竿:万能竿2.1〜2.7m、またはちょい投げ用コンパクトロッド。カレイ狙いなら投げ竿3.6〜4.05m
- リール:小型スピニング(2000〜2500番)。カレイ投げ釣りは中型(3000〜4000番)
- 道糸:ナイロン3号。投げ釣りはPE1〜1.5号+力糸
- 仕掛け:ハゼ→ハゼ針7〜8号1本針+ナス型オモリ3号。キス→キス針6〜7号2本針+天秤オモリ8〜10号。カレイ→カレイ針12〜13号2本針+ジェット天秤25〜30号
- エサ:アオイソメ(万能)、ジャリメ(キス特効)、ドバミミズ(ウナギ)
ルアー釣り(クロダイ・シーバス・メバル)
- チニング:7〜8ftのチニングロッドまたはエギングロッド(ML〜M)、2500番リール、PE0.6〜0.8号+フロロ8〜12lb。フリーリグ5〜7g+バグ系ワーム2〜3インチ
- シーバス:8〜9ftのシーバスロッド(ML〜M)、3000番リール、PE0.8〜1.2号+フロロ16〜20lb。ミノー9〜12cm、バイブレーション14〜20g
- メバリング:7〜7.6ftのメバリングロッド(UL)、2000番リール、PE0.3号またはフロロ3lb。ジグヘッド1〜2g+ピンテールワーム2インチ
知っておくべき安全情報とマナー
安全面の注意
- 干潟のウェーディング:村櫛海岸の干潟は干潮時に歩いて入れるが、底質が柔らかい場所では膝上まで沈むことがある。必ずウェーディングシューズを着用し、初めての場所では足元を確認しながら進むこと
- 牡蠣殻に注意:護岸の足元や水中には牡蠣殻が多く付着している。素手で岸壁を触ると手を切るので、フィッシンググローブを持参しよう
- 落水対策:護岸には柵がない箇所が多い。夜釣りでは必ずライフジャケット(膨張式でも可)を着用し、ヘッドライトで足元を確認しながら移動すること
- エイ対策:夏場の浅場にはアカエイが入ることがある。ウェーディング時はすり足で歩く(シャッフリング)を徹底し、エイの毒棘を踏まないようにする
- 雷・突風:浜名湖は午後に急な雷雨が発生することがある。黒い雲が近づいてきたら、迷わず撤退を
釣り場のマナーとルール
- ゴミは必ず持ち帰る:仕掛けのパッケージ、切れた糸、エサの容器は必ず持ち帰ろう。特にモノフィラメントライン(ナイロン・フロロ)は野鳥が絡まる事故の原因になる
- 漁業権に注意:浜名湖にはアサリ・カキなどの共同漁業権が設定されている。貝類の採取は禁止されているエリアがほとんどなので、絶対に手を出さないこと
- 駐車マナー:路上駐車は厳禁。特に雄踏港周辺は道幅が狭く、漁業関係車両の通行の妨げになる。指定の駐車場を利用しよう
- 近隣住民への配慮:水路沿いは住宅地に近い。夜間のエンジンかけっぱなし、大声での会話、ヘッドライトの住宅照射は控えること
村櫛・雄踏エリアの釣り場としての潮汐と時間帯の読み方
潮汐のポイント
浜名湖は外海(遠州灘)と繋がる汽水湖のため、潮汐の影響を強く受ける。ただし、村櫛・雄踏エリアは浜名湖の奥まった場所に位置するため、今切口(浜名湖の出入口)付近と比べて潮の動くタイミングが30〜60分遅れることを覚えておこう。
一般的な潮見表は今切口基準で表記されているため、村櫛・雄踏で釣りをする場合は、表記の時刻より30分〜1時間遅らせて読むのが実用的だ。たとえば潮見表で「満潮10:00」とあれば、村櫛海岸では10:30〜11:00頃が実際の満潮になる。
各ポイントのベストな潮位
- 村櫛海岸(砂浜):満潮前後2時間がベスト。干潮時は水が引きすぎて釣りにならない
- 護岸ポイント全般:潮位の影響は比較的少ないが、下げ潮の流れが出るタイミングでクロダイ・シーバスの活性が上がる
- 村櫛水路:下げ潮(庄内湖→本湖への流れ)が最もチャンス。シーバスが流れに着いて捕食モードに入る
- 雄踏港:潮止まり前後がハゼ・カレイに好条件。潮が速すぎるとエサが流されて釣りにくい
時間帯による狙い分け
村櫛・雄踏エリアでは、ターゲットによって狙う時間帯を変えるのが効率的だ。
- 朝マズメ(日の出前後1時間):シーバス、クロダイのルアーゲーム。水路や護岸のストラクチャー周りを重点的に
- 日中(9:00〜15:00):ハゼ・キスのエサ釣り、春のチニング。ファミリーフィッシングに最適な時間帯
- 夕マズメ(日没前後1時間):クロダイの落とし込み、シーバスのミノーイング。活性が最も高まる時間
- 夜(日没後〜深夜):ウナギのぶっ込み釣り、メバリング、セイゴ狙い。常夜灯周りがキーポイント
まとめ:村櫛・雄踏エリアは浜名湖の「もうひとつのメインフィールド」
村櫛・雄踏エリアは、弁天島や舞阪のように名前が全国区ではないかもしれない。しかし、釣り人の少なさ、足場の良さ、ターゲットの多彩さを兼ね備えた、浜名湖西岸のポテンシャルは計り知れない。
この記事のポイントをまとめると:
- 春は庄内湖南岸でクロダイの乗っ込みを狙う。浜名湖で最も早くシーズンインするエリア
- 夏は雄踏港でファミリーハゼ釣り、庄内湖南岸で夜のウナギ釣り
- 秋は村櫛水路のシーバス、雄踏港外側の落ちハゼが年間ベストシーズン
- 冬はガーデンパーク護岸のカレイ狙い。西風に強い立地が最大の武器
- 潮見表は今切口基準から30〜60分遅れで読むのがコツ
まずは、気軽に行ける雄踏港のハゼ釣りからスタートしてみてほしい。クーラーボックスにハゼが溜まっていく充実感を味わったら、次は村櫛水路のシーバスに挑戦してみよう。このエリアには、通うほどに発見がある奥深さがある。あなたの新しいホームグラウンドになるかもしれない。



