天竜川中流域の釣りポイント完全ガイド2026|秋葉ダム〜鹿島橋エリアでアユ・オイカワ・ニジマス・ナマズを狙う渓流〜里川の実践攻略

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天竜川中流域の釣りポイント完全ガイド2026|秋葉ダム〜鹿島橋エリアでアユ・オイカワ・ニジマス・ナマズを狙う渓流〜里川の実践攻略

浜松アングラーにとって「天竜川」といえば河口のシーバスやヒラメを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、河口から30〜50km上流に広がる天竜川中流域——秋葉ダムから鹿島橋にかけてのエリアは、まったく別の顔を持つ淡水フィールドだ。初夏にはアユの友釣り師が川面に並び、春と秋にはニジマスやアマゴ狙いのルアーマンが瀬を攻め、夏の夜にはナマズのトップウォーターゲームが炸裂する。海の釣りとは一味違う「川の引き」を味わえるこのエリアを、ポイント別・季節別に徹底解説する。

天竜川中流域とは?エリアの全体像と特徴

中流域の範囲と地形

本記事で「中流域」と定義するのは、天竜区の秋葉ダム(二俣町の北約15km)から南下して鹿島橋(天竜区二俣町〜浜北区付近)に至るおよそ30kmの区間だ。この区間は上流のダム湖群から解放された流れが、山間部から平野部へと移行する地形変化に富んだエリアで、以下の特徴がある。

  • 瀬と淵の連続:大小の瀬(浅い急流部)と淵(深い緩流部)が交互に現れ、魚種ごとに狙い分けができる
  • 河川敷の広さ:中流域は河川敷が広く、エントリーしやすいポイントが多い
  • 水質の良さ:上流のダムで土砂が沈殿するため、増水後の回復が比較的早い
  • 水温の安定:ダムの放水による影響はあるが、夏場でも水温が海ほど上がらず、冷水性の魚種も生息できる

漁協と遊漁券について

天竜川中流域は天竜川漁業協同組合の管轄だ。アユ・アマゴ・ニジマスなどを釣る場合は遊漁券が必要になる。

券種対象魚種料金(2026年目安)購入場所
年券(アユ)アユ8,000〜10,000円組合事務所・取扱釣具店
日券(アユ)アユ2,000〜3,000円現場監視員・コンビニ
年券(雑魚)アマゴ・ニジマス・オイカワ等3,000〜5,000円組合事務所・取扱釣具店
日券(雑魚)アマゴ・ニジマス・オイカワ等1,000〜1,500円現場監視員・コンビニ

※遊漁券なしで釣りをすると密漁扱いとなり罰則がある。必ず事前に購入しておこう。地元のフィッシング遠州(浜松市中央区)上州屋浜松店でも取り扱いがある。

主要ポイント①:秋葉ダム直下〜横山町エリア

ポイントの特徴

秋葉ダムの放水口直下から横山町にかけての約5kmは、中流域でもっともダイナミックな流れが楽しめるエリアだ。ダムからの放水で常に一定の水量が確保されるため、渇水期でも竿が出せるのが最大の強み。川幅は50〜80mほどで、右岸・左岸ともに大きな岩が点在する荒瀬が続く。

狙える魚種と時期

  • アユ(6月解禁〜10月):ダム直下は放流アユが溜まりやすく、解禁直後の6月に好釣果が出る。オトリの確保も比較的容易
  • アマゴ(3月解禁〜9月):岩の陰や淵の巻き返しに着く。スプーン3〜5gまたはミノー50mmクラスで狙う
  • ニジマス(通年・放流時期に集中):漁協の放流後は30〜40cmクラスが瀬脇の緩流帯で連発することも
  • ウグイ・オイカワ(4月〜11月):瀬の中を群れで泳ぐ。毛バリやフライで手軽に楽しめる

アクセスと駐車

国道152号線を天竜方面から北上し、秋葉ダム手前で河川敷に降りる道がある。秋葉ダム公園の駐車場(無料・約20台)を利用するのが便利だ。ダム直下へは駐車場から徒歩5〜10分。河原は大きな石がゴロゴロしているため、フェルトソールのウェーダーが必須。スパイクだと滑る場面が多い。

実践のコツ

ダムの放水量は時間帯によって変動する。朝マズメの6時前後は放水量が安定していることが多く、立ち込みやすい。逆に日中に急な増水が起きることもあるので、足元の水位変化には常に注意を払おう。アユの友釣りなら、ダム直下よりも200〜300m下流の瀬が追いが良い傾向がある。石の色が黒っぽく「アカ」が付いている場所を重点的に攻めよう。

主要ポイント②:二俣町・天竜川合流点エリア

ポイントの特徴

天竜区二俣町は、天竜川と阿多古川の合流地点として知られる。合流点付近は水深が変化に富み、流れの複雑さがベイトフィッシュを集める。二俣の街から徒歩でもアクセスできる利便性の高さも魅力だ。

狙える魚種と時期

  • アユ(6月〜10月):合流点の扇状に広がる瀬は、天然遡上アユの好ポイント。7月中旬〜8月が最盛期で、追い星がくっきり出た黄金色のアユが掛かる
  • ナマズ(5月〜9月):合流点周辺の緩流帯に大型が潜む。夜釣りでジッターバグやクレイジークローラーなどのトップウォータープラグを引くと「バフッ!」という派手なバイトが出る
  • コイ(通年):合流点下流の淵に50〜70cmクラスが居着く。パンプカ(食パンの浮かせ釣り)やダンゴ釣りで狙える
  • スモールマウスバス(通年):近年天竜川水系で増加傾向。流れの中の岩陰やテトラ際に着く。ダウンショットリグのスモラバやシャッドで反応する

アクセスと駐車

天竜浜名湖鉄
「天竜二俣駅」から徒歩約15分と、電車釣行も可能な珍しいポイント。車の場合は国道152号沿いの二俣川河川敷の無料駐車スペースが利用できる(10台程度)。コンビニはセブンイレブン天竜二俣店が駅近くにあり、氷や飲料の調達に便利。

阿多古川との合流点の攻め方

合流点は「本流の流れ」と「支流の流れ」がぶつかる地点に反転流(ヨレ)が発生する。この反転流にベイトが溜まり、それを狙ってナマズやシーバス(秋の落ちアユ期には河口から遡上してくる個体もいる)が集まる。ルアーをヨレに通すときは、流れに対してクロス〜ダウンクロスにキャストし、ラインテンションで自然にドリフトさせるのが効果的だ。

主要ポイント③:鹿島橋〜浜北大橋エリア

ポイントの特徴

中流域の下流端にあたるこのエリアは、川幅が100m以上に広がり、河川敷もフラットで開放的だ。鹿島橋の橋脚周りは流れが複雑に変化し、魚が着きやすいストラクチャーとなっている。また、浜北大橋に向けて徐々に平野部の里川らしい穏やかな流れになるため、ファミリーフィッシングにも向いている。

狙える魚種と時期

魚種ベストシーズンおすすめの釣り方ポイント
ハヤ(ウグイ・オイカワ)4月〜10月ミャク釣り・毛バリ瀬全般
ナマズ5月〜9月トップウォーター橋脚周り・テトラ際
コイ通年(春が最盛期)吸い込み仕掛け・パンプカ淵・ワンド
スモールマウスバス5月〜11月ダウンショット・スモラバ岩陰・橋脚
テナガエビ6月〜8月延べ竿ミャク釣りテトラ・石積み
ウナギ6月〜9月ぶっこみ釣り淵・深場

アクセスと駐車

鹿島橋へは国道152号線から県道297号に入りすぐ。橋の南側に河川敷へ降りる未舗装の道があり、5〜8台ほど駐車できる。浜北大橋側は東岸の天竜川緑地公園の駐車場(無料)が広くて使いやすい。トイレも公園内にある。

ファミリーにおすすめの使い方

天竜川緑地公園側の河川敷は芝生で整備されており、テナガエビ釣り+バーベキューの組み合わせが最高だ。6〜7月、テトラ帯の隙間に赤虫をつけた仕掛けを落とすと、子どもでも簡単にテナガエビが釣れる。延べ竿1.8〜2.7mにハリス0.6号、タナゴ針3号のシンプルな仕掛けで十分。釣ったテナガエビをそのまま素揚げにすれば、ビールのつまみに最高の一品になる。

季節別攻略カレンダー

春(3月〜5月):渓流解禁とナマズ始動

3月1日の渓流解禁と同時に、アマゴ・ニジマス狙いのシーズンが開幕する。解禁直後は放流ポイント周辺(秋葉ダム直下、二俣町の瀬など)に釣り人が集中するため、早朝5時台には場所を確保したい。水温が10℃を超える4月後半からはナマズが動き出す。最初はボトム系のルアーへの反応が良く、水温15℃を超える5月からトップウォーターゲームが成立するようになる。

夏(6月〜8月):アユ最盛期とナマズトップゲーム

6月のアユ解禁は天竜川中流域最大のイベントだ。解禁日は早朝から川に入り、午前中だけで20〜30尾の束釣りも珍しくない。友釣りの仕掛けは水中糸0.05〜0.06号、ハリは一角7.0号3本イカリが標準。オトリ屋は二俣町内に2〜3軒ある(1尾500〜600円)。

夜はナマズのトップウォーターゲームが本番を迎える。日没後30分〜2時間がゴールデンタイム。ロッドはバスロッドMH〜H(6.6〜7ft)、ラインはPE4〜5号にリーダーナイロン20lb。ルアーはジッターバグ(ARBOGAST)、クレイジークローラー(HEDDON)、あるいは専用設計のナマズルアー・キャタピー(SMITH)が定番だ。

秋(9月〜11月):落ちアユと大型ナマズ

9月後半からアユが産卵のために下流へ降り始める「落ちアユ」の時期。この時期のアユは体が錆び色に変わり、味も濃厚になる。友釣りのほか、コロガシ釣り(引っ掛け釣り)が解禁されるエリアもある。落ちアユを追ってシーバスが中流域まで遡上してくることもあり、ミノー12〜14cmを流芯脇にドリフトさせると思わぬ大物が出ることがある。ナマズも産卵前の荒食いで大型が釣れる時期だ。

冬(12月〜2月):オフシーズンの楽しみ方

水温が下がる冬場は魚の活性も落ちるが、完全にオフというわけではない。コイ釣りは冬でも成立する。淵の深場にダンゴ仕掛けを投入し、じっくり待つ釣りだ。防寒対策を万全にして、焚き火(許可された場所のみ)を楽しみながらのコイ釣りは、冬の天竜川ならではの風情がある。また、12月〜1月にかけてニジマスの追加放流が行われることがあり、放流情報は漁協のウェブサイトで確認しよう。

タックルと装備のすすめ

アユの友釣り装備

アイテムおすすめスペック備考
竿9.0〜9.5m 中硬硬ダイワ・銀影競技やシマノ・友鮎など
水中糸メタル0.05〜0.07号 or フロロ0.15号瀬が荒いのでメタルの耐久性が有利
ハリ一角・キツネ 6.5〜7.5号 3〜4本イカリ石が大きいエリアは大きめの号数
タモ36cm 手すき和紙タモ or 軽量カーボンタモ立ち込みが深いので短柄は不可
タビフェルトスパイク天竜川の石は大きく滑りやすい

ナマズ用トップウォータータックル

  • ロッド:ナマズ専用ロッド or バスロッドMH〜H 6.6〜7.0ft。ティップが柔らかくバットが強いものが理想。テイルウォーク・ナマゾンC662MHなどが専用設計で使いやすい
  • リール:ベイトリール(バス用で十分)。ギア比7.0以上のハイギアがルアー回収に便利
  • ライン:PE4〜5号+リーダーナイロン20〜25lb。夜釣りで障害物に巻かれるリスクがあるため太めが安心
  • ルアー:ジッターバグ(3/8oz)、クレイジークローラー、キャタピー(SMITH)、ジョイントベイト。カラーは夜間は黒系のシルエットが出るものが強い
  • その他:ヘッドライト(赤色灯モード付き)、長靴 or ウェーダー、フィッシュグリップ(ナマズの歯でケガ防止)

渓流ルアー(アマゴ・ニジマス)タックル

  • ロッド:UL〜Lクラス 5.0〜5.6ft。メジャークラフト・ファインテールやダイワ・シルバークリークがコスパ良好
  • リール:スピニング1000〜2000番。ドラグ性能重視
  • ライン:ナイロン3〜4lb or PE0.4号+リーダーフロロ4lb
  • ルアー:スプーン3〜5g(フォレスト・MIU、ダイワ・クルセイダー)、ミノー50mm(スミス・Dコンタクト50、ジャクソン・トラウトチューン55)

安全対策と注意事項

ダム放水に伴う急な増水

天竜川中流域で最も注意すべきは秋葉ダム・船明ダムからの放水による急な水位上昇だ。上流で雨が降っていなくても、ダムの運用で突然水位が上がることがある。以下のポイントを必ず守ろう。

  1. 入川前にダムの放水情報を確認する(天竜川ダム統合管理事務所のウェブサイトまたは電光掲示板)
  2. サイレンが鳴ったら即座に川から上がる。放水開始の15〜30分前にサイレンが鳴る
  3. 中洲には絶対に渡らない。増水時に取り残される事故が過去に発生している
  4. ライフジャケットを着用する。友釣り用の鮎ベストにも膨張式ライフジャケットを追加するのが理想

足元の安全

天竜川中流域の石は大きく角張った石と、苔で滑りやすい丸石が混在している。フェルトソールのウェーダーまたは鮎タビが基本だが、それでも慎重に歩こう。特に増水後は石の配置が変わっていることがあるため、前回と同じ感覚で歩くと危険だ。

熱中症とマムシ

夏場の河川敷は日陰が少なく、照り返しも強い。帽子・偏光サングラス・こまめな水分補給は必須だ。また、河原の石積みや草むらにはマムシが潜んでいることがある。長靴やウェーダーを履き、不用意に手を突っ込まないようにしよう。万が一咬まれた場合は、慌てず安静にして速やかに救急車を呼ぶ。最寄りの対応病院は天竜区の浜松市国民健康保険佐久間病院または浜松医療センターだ。

釣り禁止区域と漁期

天竜川には禁漁区(ダム直下の一部、取水堰周辺など)が設定されている。また、アマゴは9月末で禁漁となり、アユも10月末〜11月で禁漁となるエリアが多い。漁協発行の遊漁規則マップは必ず携帯し、禁漁区のブイやロープを確認してから入川しよう。

周辺施設と立ち寄り情報

コンビニ・食事

  • セブンイレブン天竜二俣店:二俣駅から徒歩3分。氷・飲料・軽食の調達に便利。早朝5時からオープン
  • ラーメン屋「麺屋よし田」(天竜区二俣町):釣りの後に立ち寄りたい地元の人気店。鶏白湯ラーメンが名物
  • 道の駅 天竜相津花桃の里:秋葉ダムエリアから車で10分。地元の農産物やジビエ料理が楽しめる

トイレ

  • 秋葉ダム公園(ダム直下エリア):公衆トイレあり
  • 天竜川緑地公園(鹿島橋エリア):公衆トイレあり
  • 二俣町エリア:コンビニまたは天竜二俣駅のトイレを利用

オトリ屋・遊漁券販売所

  • かねだオトリ店(二俣町):アユのオトリ販売と遊漁券取り扱い。地元情報にも詳しい
  • 釣りのポイント 浜北店:遊漁券のほか、タックルの補充にも便利
  • 上州屋 浜松店:品揃え豊富。遊漁券も購入可

温泉

釣りの後は「やすらぎの湯」(天竜区船明)でひと風呂浴びて帰るのがおすすめだ。天竜川を見下ろす露天風呂があり、ウェーダーで疲れた足をじっくりほぐせる。日帰り入浴料は大人520円とリーズナブル。

まとめ:天竜川中流域は浜松アングラーの「もう一つのホームグラウンド」

浜名湖や遠州灘サーフに比べると地味に思われがちな天竜川中流域だが、実際に足を運んでみると魚種の豊富さ、アクセスの良さ、そして何より川釣りならではの没入感に驚くはずだ。

最後に、天竜川中流域攻略のポイントをまとめておこう。

  1. 遊漁券は必ず事前購入。現場で監視員から買うと割高になることがある
  2. ダムの放水情報は入川前にチェック。サイレンが鳴ったら即撤退
  3. フェルトソール+ライフジャケットは天竜川の基本装備
  4. 夏はアユの友釣り、夜はナマズトップが中流域の二大看板
  5. 鹿島橋〜浜北大橋エリアはファミリーにも最適。テナガエビ釣りからスタートしよう
  6. 秋の落ちアユシーズンにはシーバスの遡上もあり、思わぬ大物に出会えるチャンス

海の釣りに飽きたとき、あるいは天気や波の影響で海に出られないとき、天竜川中流域は頼れるバックアップフィールドになってくれる。この週末、まずは二俣の河原に立ってみてほしい。川面を走る風の匂い、足裏に感じる石の感触、そしてロッドに伝わる川魚のダイレクトな引き——きっと新しい「行きつけ」が見つかるはずだ。

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