- 浜名湖・遠州灘のシーバスゲームに「専用ロッド」が必要な理由
- シーバスロッド選びの3大要素──レングス・パワー・テーパーを理解する
- フィールド別・浜名湖シーバスロッドの選び方マトリクス
- シーバスロッドおすすめ10選──浜名湖・遠州灘実釣派のための厳選モデル
- 1. シマノ ディアルーナ S86ML(実売価格:約19,000円)
- 2. ダイワ ラブラックス AGS 90M(実売価格:約28,000円)
- 3. シマノ エクスセンス ジェノス S810ML/R(実売価格:約52,000円)
- 4. メジャークラフト クロスライド 5G XR5-962M(実売価格:約16,000円)
- 5. ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 87LML(実売価格:約65,000円)
- 6. ヤマガブランクス バリスティック 96MMH TZ/NANO(実売価格:約42,000円)
- 7. アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ シーバス XSBS-862ML(実売価格:約15,000円)
- 8. がまかつ ラグゼ コーストライン S90ML-solid(実売価格:約38,000円)
- 9. テンリュウ スワット SW842S-ML(実売価格:約35,000円)
- 10. シマノ ルナミス S100MH(実売価格:約25,000円)
- 10本の比較一覧表
- 予算別おすすめセレクション
- 浜名湖シーバスのシーズン別ロッド使い分け戦略
- シーバスロッドのメンテナンスと長持ちさせるコツ
- まとめ──浜名湖・遠州灘で「自分のシーバスロッド」を見つけよう
浜名湖・遠州灘のシーバスゲームに「専用ロッド」が必要な理由
「シーバスならどんなロッドでも釣れるでしょ?」──半分正解で、半分不正解だ。確かにシーバスはルアーへの反応が良く、チニングロッドやエギングロッドでも掛けることはできる。しかし浜名湖の橋脚際ギリギリにミノーを通すキャスト精度、遠州灘サーフで80m先のブレイクラインに届かせる飛距離、そしてランカーサイズの突然のエラ洗いを吸収するブランクスのしなやかさ──これらを高いレベルで両立できるのは、やはりシーバス専用ロッドだけだ。
浜名湖周辺のシーバスフィールドは驚くほど多彩。今切口の激流エリア、表浜名湖の橋脚・ストラクチャー周り、奥浜名湖の河川流入部、天竜川河口のサーフ、そして御前崎方面の磯場まで。1本のロッドで全てをカバーするのは難しいが、自分のメインフィールドに合った1本を選べば、釣果は確実に変わる。
この記事では、2026年現在の最新モデルを中心に、浜名湖・遠州灘のフィールド特性に合わせたシーバスロッド10本を厳選。レングス・パワー・テーパーの選び方から、フィールド別の最適解まで、実釣目線で徹底比較する。
シーバスロッド選びの3大要素──レングス・パワー・テーパーを理解する
レングス(長さ):フィールドで決まる最適解
シーバスロッドのレングスは、大きく3つのカテゴリに分けられる。
| レングス | 主な用途 | 浜名湖での適合フィールド |
|---|---|---|
| 7ft台(7’0″〜7’11″) | 港湾・小規模河川・ボート | 奥浜名湖の細江湖周辺、ボートシーバス |
| 8ft台(8’0″〜8’11″) | 河川中流・干潟・護岸 | 浜名湖本湖の橋脚周り、新居海釣公園 |
| 9ft台〜10ft(9’0″〜10’6″) | サーフ・大河川河口・磯 | 遠州灘サーフ、天竜川河口、今切口 |
浜名湖メインなら8ft6in〜9ftが最も汎用性が高い。護岸からの橋脚撃ちにも、ウェーディングでの遠投にも対応でき、1本で湖内の大半のシチュエーションをカバーできる。遠州灘サーフがメインなら9ft6in〜10ftを選びたい。飛距離のアドバンテージはサーフゲームの釣果に直結する。
パワー(硬さ):ターゲットサイズとルアーウェイトで選ぶ
| パワー表記 | 適合ルアーウェイト | 対象サイズ | 浜名湖での場面 |
|---|---|---|---|
| L(ライト) | 5〜21g | セイゴ〜フッコ(〜60cm) | 奥浜名湖のマイクロベイトパターン |
| ML(ミディアムライト) | 7〜28g | フッコ〜スズキ(40〜70cm) | 湖内オールラウンド |
| M(ミディアム) | 10〜35g | スズキ〜ランカー(50〜80cm超) | 今切口、天竜川河口 |
| MH(ミディアムヘビー) | 12〜45g | ランカー(70cm超) | 遠州灘サーフ、磯ヒラスズキ |
浜名湖のシーバスは平均50〜65cmクラスが多いが、秋の落ちアユパターンや冬のコノシロパターンでは80cmオーバーのランカーが狙える。最初の1本ならML〜Mが間違いない。Lパワーは繊細なアプローチが必要な奥浜名湖のライトゲーム専用、MHはサーフや磯のパワーゲーム用と考えよう。
テーパー(調子):レギュラーファストが浜名湖の正解
- ファストテーパー(先調子):ティップが素早く戻り、トゥイッチやジャークのキレが出る。ワーム・バイブレーション向き
- レギュラーファスト:穂先〜中間がしなやかに曲がり、キャスト時の反発力とファイト時の追従性を両立。ミノー・シンペンの操作に最適
- レギュラーテーパー(胴調子):ロッド全体が大きくしなり、エラ洗いを吸収する。ビッグベイト・ランカー狙い向き
浜名湖のシーバスゲームはミノーとシンキングペンシルが主力ルアー。このふたつを気持ちよくキャスト・操作するなら、レギュラーファストテーパーが最もバランスが良い。ティップにほどよい柔軟性があるため、エラ洗いでのバラシも軽減できる。
フィールド別・浜名湖シーバスロッドの選び方マトリクス
自分のホームフィールドに合わせてロッドを選ぶのが、最も効率的なアプローチだ。以下のマトリクスを参考にしてほしい。
| フィールド | 推奨レングス | 推奨パワー | 重視するポイント |
|---|---|---|---|
| 浜名湖本湖(橋脚・護岸) | 8’6″〜9’0″ | ML〜M | キャスト精度、ミノー操作性 |
| 奥浜名湖(細江湖・都田川) | 7’6″〜8’6″ | L〜ML | 軽量ルアー対応、感度 |
| 今切口・新居海釣公園 | 9’0″〜9’6″ | M〜MH | 飛距離、流れに負けないパワー |
| 天竜川河口〜遠州灘サーフ | 9’6″〜10’6″ | M〜MH | 遠投性、サーフでの操作性 |
| 浜名湖ウェーディング | 8’6″〜9’6″ | ML〜M | 取り回し、ファイト時の粘り |
シーバスロッドおすすめ10選──浜名湖・遠州灘実釣派のための厳選モデル
1. シマノ ディアルーナ S86ML(実売価格:約19,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 8ft6in(2.59m) |
| 自重 | 119g |
| 適合ルアーウェイト | 6〜32g |
| 適合ライン | PE 0.6〜1.5号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
浜名湖シーバスの「最初の1本」として最有力候補。スパイラルXコアとハイパワーXの二重構造により、この価格帯とは思えない軽さと張りを実現している。119gという自重は一日中振っても疲れにくく、護岸からの橋脚撃ちやウェーディングでのミノーイングに最適だ。
良い点:軽さ・感度・パワーのバランスが秀逸。10gのシンペンから28gのバイブレーションまでストレスなくキャストできる汎用性。CI4+リールシートのグリップ感も好印象。
気になる点:バットパワーは標準的なので、80cmオーバーのランカーと今切口の激流で対峙すると若干の不安感がある。
こんな人に:浜名湖本湖を中心に、1本でなるべく広くカバーしたい方。コスパ重視で確かな品質を求める方。
2. ダイワ ラブラックス AGS 90M(実売価格:約28,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 9ft0in(2.74m) |
| 自重 | 135g |
| 適合ルアーウェイト | 10〜50g |
| 適合ライン | PE 0.8〜2.0号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
AGS(エアガイドシステム)搭載で、カーボン製ガイドフレームがもたらす圧倒的な軽量感と感度が最大の武器。9ftのMパワーは浜名湖の中〜大型狙いから今切口の流れの中での釣りまで、ワンランク上のパワーゲームに対応する。50gまでのルアーを背負えるため、ジョイントミノーやビッグベイトも選択肢に入る。
良い点:AGSガイドの恩恵で、9ft・Mパワーなのに振り抜きが軽い。ブランクスの反発力が高く、向かい風の遠州灘サーフでも飛距離が出る。
気になる点:AGSガイドは衝撃に対してやや気を使う。岩場やテトラ帯での使用には注意が必要。
こんな人に:今切口や天竜川河口など、流れが強いフィールドでランカーを狙う中級者以上。
3. シマノ エクスセンス ジェノス S810ML/R(実売価格:約52,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 8ft10in(2.69m) |
| 自重 | 118g |
| 適合ルアーウェイト | 6〜38g |
| 適合ライン | PE 0.6〜1.5号 |
| テーパー | レギュラー |
シマノのシーバスフラッグシップ「エクスセンス ジェノス」の中核モデル。スパイラルXコアにナノアロイテクノロジーを組み合わせたブランクスは、キャスト時の反発力とファイト時の粘りを高次元で両立。8ft10inというやや長めのレングスが浜名湖の護岸やウェーディングで絶妙な飛距離を生む。
良い点:レギュラーテーパー設計のため、ロッド全体で魚の引きを受け止める。ランカーのエラ洗い耐性が非常に高い。軽量ルアーのキャスタビリティも秀逸。
気になる点:価格帯がハイエンドで、入門者には手が出しにくい。ジャーキングなど激しいロッドワークにはファストテーパー系が上。
こんな人に:浜名湖のウェーディングシーバスを極めたいアングラー。ミノー・シンペンの巻きの釣りでランカーを獲りたい方。
4. メジャークラフト クロスライド 5G XR5-962M(実売価格:約16,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 9ft6in(2.90m) |
| 自重 | 約152g(非公表) |
| 適合ルアーウェイト | 15〜50g |
| 適合ライン | PE 1.0〜2.5号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
遠州灘サーフでのシーバスゲームにコスパで挑むなら、このモデルが筆頭候補。R360構造(東レのT1100Gカーボン採用)による9ft6inのロングレングスが、サーフの遠投戦で大きなアドバンテージを生む。40gクラスのメタルバイブレーションやジグも余裕でフルキャストできる。
良い点:1万円台中盤でこのスペックは驚異的。サーフでの飛距離は上位モデルに匹敵する。バット部の粘りが強く、サーフのランカーとの長期戦にも耐える。
気になる点:自重が非公表な点からもわかるように、ハイエンドに比べると重さは感じる。繊細なティップ操作が求められるシチュエーションは苦手。
こんな人に:天竜川河口〜五島海岸のサーフシーバスがメインの方。予算を抑えつつ遠投性を確保したい方。
5. ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 87LML(実売価格:約65,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 8ft7in(2.61m) |
| 自重 | 108g |
| 適合ルアーウェイト | 5〜32g |
| 適合ライン | PE 0.6〜1.5号 |
| テーパー | ファスト |
ダイワ・シーバスロッドの最高峰「モアザン ブランジーノ」のショートレングスモデル。108gという驚異的な軽さとAGSの高感度が生み出す操作感は、一度握ると元に戻れないレベル。LMLという独自のパワー表記は、ティップがLでベリー〜バットがMLという意味で、繊細なルアー操作とランカー対応のバットパワーを1本に凝縮している。
良い点:108gの超軽量は、長時間のウェーディングやランガンでの疲労を劇的に軽減する。7gのシンペンがピンポイントに決まるキャスト精度は圧巻。感度も最上級で、流れの変化やボトムの質感まで手元に伝わる。
気になる点:価格がハイエンドであること。また、軽量化を追求したブランクスは30g超のルアーでは反発力が不足気味。パワーゲームには向かない。
こんな人に:浜名湖のウェーディングで繊細なルアー操作を極めたい上級者。ミノーイングとシンペンのドリフトに特化した釣りをする方。
6. ヤマガブランクス バリスティック 96MMH TZ/NANO(実売価格:約42,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 9ft6in(2.90m) |
| 自重 | 155g |
| 適合ルアーウェイト | 10〜42g |
| 適合ライン | PE 0.8〜2.0号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
国産ブランクスメーカー・ヤマガブランクスのシーバスロッド。バリスティックシリーズの96MMHは、今切口の急流攻略や天竜川河口でのランカー狙いに照準を合わせたパワーモデルだ。ナノアロイ素材採用のブランクスは、Mクラスのしなやかさを保ちつつ、MHクラスのリフト力を備える「良いとこ取り」設計。
良い点:純国産ブランクスの品質感。トルクフルなバットは大型との真っ向勝負に心強い。トルザイトガイド搭載で糸抜けも優秀。今切口の激流の中で60cmクラスのシーバスが掛かっても、余裕を持って寄せられるパワー。
気になる点:155gはやや重め。軽量ジグヘッドワームのような繊細な釣りには向かない。
こんな人に:今切口・天竜川河口のパワーゲームがメインの方。ブランクスの品質にこだわる「ロッド好き」なアングラー。
7. アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ シーバス XSBS-862ML(実売価格:約15,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 8ft6in(2.59m) |
| 自重 | 127g |
| 適合ルアーウェイト | 5〜30g |
| 適合ライン | PE 0.6〜1.5号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
アブガルシアが「プロトタイプ」の名を冠して送り出すコストパフォーマンスモデル。TAF製法(トライアングルアジャスタブルフォーミュラ)ブランクスは三角形断面構造で、円形断面よりも反発力とネジレ耐性が高い。1万5千円前後でこのスペックを実現しているのは驚きだ。
良い点:127gの軽さは価格帯を考えると立派。ティップの食い込みが良く、ショートバイトを弾きにくい。デザインもシンプルで好感が持てる。
気になる点:ガイドはステンレスフレームSiCリングで必要十分だが、上位モデルとの差は感じる。リールシートの高級感はやや物足りない。
こんな人に:初めてのシーバスロッドを探している入門者。浜名湖でシーバスを始めたいがまずは予算を抑えたい方。
8. がまかつ ラグゼ コーストライン S90ML-solid(実売価格:約38,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 9ft0in(2.74m) |
| 自重 | 132g |
| 適合ルアーウェイト | 5〜35g |
| 適合ライン | PE 0.6〜1.5号 |
| テーパー | エクストラファスト(ソリッドティップ) |
がまかつの沿岸ルアーゲーム専用ブランド「ラグゼ コーストライン」のソリッドティップモデル。穂先にカーボンソリッドを採用し、チューブラーでは実現できない食い込みの良さとバイト感知能力を備えている。浜名湖のデイゲームでショートバイトが多発するタフコンディション時に、このソリッドティップが真価を発揮する。
良い点:ソリッドティップの食い込みは唯一無二。居食い気味のバイトも確実に感知する。ベリー〜バットはしっかりパワーがあるため、掛けた後のファイトも安心。
気になる点:ソリッドティップ特有のダルさがあり、ジャーキングやトゥイッチのキレは弱い。ルアーの操作感を重視するアングラーには合わない可能性がある。
こんな人に:浜名湖のデイゲームでタフなシーバスを攻略したい方。バチ抜けパターンやマイクロベイトパターンなど、繊細なアプローチを多用する方。
9. テンリュウ スワット SW842S-ML(実売価格:約35,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 8ft4in(2.54m) |
| 自重 | 113g |
| 適合ルアーウェイト | 5〜28g |
| 適合ライン | PE 0.4〜1.2号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
長野県に工場を構えるテンリュウの「スワット」シリーズ。国内自社工場での一貫生産にこだわるテンリュウらしく、ブランクスの仕上がりは精度が高い。8ft4inのやや短めのレングスと113gの軽量設計は、浜名湖の護岸やテトラ帯での取り回しの良さに直結する。PE 0.4号から対応するため、フィネスなシーバスゲームにも最適。
良い点:テンリュウらしい「曲がって粘る」ブランクスは、掛けた魚を確実にランディングする安心感がある。Cガイド仕様でライン絡みも少ない。8ft4inの取り回しの良さは橋脚撃ちで光る。
気になる点:8ft4inは遠投が必要な場面でやや物足りない。サーフゲームには短い。
こんな人に:浜名湖本湖の護岸やテトラ帯でのピンポイント撃ちがメインの方。国産ハンドメイドロッドの品質に惹かれる方。
10. シマノ ルナミス S100MH(実売価格:約25,000円)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 10ft0in(3.05m) |
| 自重 | 172g |
| 適合ルアーウェイト | 10〜56g |
| 適合ライン | PE 1.0〜2.5号 |
| テーパー | レギュラーファスト |
10ftのロングレングスにMHパワーを搭載した、遠州灘サーフの飛距離番長。シーバスロッドとショアジギングロッドの中間に位置するスペックで、サーフでのシーバスはもちろん、ヒラメ・マゴチ・ワラサまでカバーするマルチパーパスモデルだ。スパイラルXコアとハイパワーXの恩恵で、10ftながら振り抜きは軽快。
良い点:56gまでのルアーに対応し、メタルジグからビッグミノーまで何でも投げられる。10ftの飛距離は遠州灘サーフで圧倒的なアドバンテージ。ヒラメやマゴチもターゲットに加えられる汎用性。
気になる点:172gの自重は長時間のキャストで疲労が溜まる。浜名湖の護岸やボートでは完全にオーバースペック。
こんな人に:天竜川河口〜五島海岸のサーフがホームの方。シーバス以外にフラットフィッシュや青物も狙いたい欲張りアングラー。
10本の比較一覧表
| モデル名 | 全長 | 自重 | ルアー範囲 | 実売価格 | おすすめフィールド |
|---|---|---|---|---|---|
| ディアルーナ S86ML | 8’6″ | 119g | 6〜32g | 約19,000円 | 浜名湖本湖全般 |
| ラブラックス AGS 90M | 9’0″ | 135g | 10〜50g | 約28,000円 | 今切口・河口部 |
| エクスセンス ジェノス S810ML/R | 8’10” | 118g | 6〜38g | 約52,000円 | 浜名湖ウェーディング |
| クロスライド 5G XR5-962M | 9’6″ | 約152g | 15〜50g | 約16,000円 | 遠州灘サーフ |
| モアザン ブランジーノ EX AGS 87LML | 8’7″ | 108g | 5〜32g | 約65,000円 | 浜名湖フィネス |
| バリスティック 96MMH TZ/NANO | 9’6″ | 155g | 10〜42g | 約42,000円 | 今切口・天竜川河口 |
| ソルティーステージ PT XSBS-862ML | 8’6″ | 127g | 5〜30g | 約15,000円 | 浜名湖入門 |
| ラグゼ コーストライン S90ML-solid | 9’0″ | 132g | 5〜35g | 約38,000円 | 浜名湖デイゲーム |
| スワット SW842S-ML | 8’4″ | 113g | 5〜28g | 約35,000円 | 浜名湖護岸・テトラ |
| ルナミス S100MH | 10’0″ | 172g | 10〜56g | 約25,000円 | 遠州灘サーフ全般 |
予算別おすすめセレクション
1万5千円以下で始めるなら
アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ XSBS-862MLが最有力。1万5千円でシーバスロッドに求められる基本性能は十分に備わっている。浜名湖で最初のシーバスを釣るまでは、このロッドで不満は出ないはずだ。浮いた予算をPEラインやリーダー、ルアーに回すほうが、トータルの釣果アップにつながる。
2万〜3万円で本格派を狙うなら
浜名湖メインならディアルーナ S86ML、サーフ寄りならルナミス S100MH、流れの強いフィールドならラブラックス AGS 90M。この価格帯は各メーカーが最も力を入れるゾーンで、品質と価格のバランスが優れたモデルが揃っている。
4万円以上で至高の1本を選ぶなら
フィネス路線ならモアザン ブランジーノ EX AGS 87LMLの108gは別次元の体験。パワーゲーム路線ならバリスティック 96MMH TZ/NANOのトルクフルなブランクスが頼もしい。巻きの釣りで大型を獲るならエクスセンス ジェノス S810ML/Rのレギュラーテーパーが武器になる。
浜名湖シーバスのシーズン別ロッド使い分け戦略
春(3月〜5月):バチ抜け&マイクロベイト──繊細さが鍵
春の浜名湖はバチ(ゴカイ類の産卵)パターンが始まるシーズン。表浜名湖の浅場で水面直下を漂うバチを捕食するシーバスには、5〜9gの軽量シンペンをデッドスローで流すアプローチが有効。この釣りではL〜MLパワーのロッドが最適解。ティップの柔軟性がルアーの自然な動きを殺さず、ショートバイトも絡め取れる。
夏(6月〜8月):イワシ接岸&サーフゲーム──飛距離と手返し
夏は遠州灘にカタクチイワシの群れが接岸し、それを追ってシーバスもサーフに回遊する。天竜川河口から御前崎方面にかけてのサーフでは、9ft6in以上のMパワーロッドで30〜40gのメタルバイブレーションを遠投する展開が主流。浜名湖内ではイワシを追い回すシーバスをミノーのジャーキングで狙える好シーズン。
秋(9月〜11月):落ちアユ&コノシロ──ランカーの季節
年間を通じて最もランカーの期待値が高いシーズン。天竜川や都田川の河口部に落ちアユが溜まり、それを狙って80cmオーバーのシーバスが集結する。15〜20cm級のビッグミノーやジョイントミノーを使うケースもあるため、M〜MHパワーでバットにトルクのあるロッドが必須。今切口周辺ではコノシロパターンも成立し、ランカーの一発勝負が楽しめる。
冬(12月〜2月):産卵前後のボトム狙い──感度とパワーの両立
冬のシーバスは産卵のため外洋に出る個体が多いが、浜名湖内に居残る個体はボトム付近でじっとしていることが多い。バイブレーションやワームのリフト&フォールでボトムを丁寧に探る釣りでは、感度の高いMLパワーロッドが活躍。遠州のからっ風が強い日が多いため、ある程度のバットパワーも欲しいところだ。
シーバスロッドのメンテナンスと長持ちさせるコツ
釣行後の基本ケア
- 真水での水洗い:浜名湖は汽水域で塩分を含む。釣行後はぬるま湯でロッド全体を洗い、ガイドのリング部分は特に念入りに。塩結晶がPEラインを傷める原因になる
- ガイド部のチェック:SiCリングにクラック(ヒビ)がないか、光に透かして確認。肉眼で見えない微細なクラックがPEラインの高切れの原因になることがある
- ジョイント部の清掃:2ピースロッドの継ぎ目は、砂粒が残っているとブランクスに傷がつく。乾いた布で必ず拭き取ってから収納
- 完全乾燥:ロッドケースに入れる前に、風通しの良い日陰で完全に乾燥させる。湿ったまま収納するとカビの原因になる
浜名湖特有の注意点
浜名湖の護岸はコンクリートの角が鋭い場所が多く、ロッドを立て掛ける際に穂先を折るトラブルが後を絶たない。ロッドスタンドの使用を強く推奨する。また、今切口周辺はテトラに波しぶきが当たって飛沫が飛ぶため、AGSガイド搭載のハイエンドモデルは特に衝撃に注意したい。
まとめ──浜名湖・遠州灘で「自分のシーバスロッド」を見つけよう
シーバスロッド選びに「万人にとっての正解」は存在しない。大切なのは、自分がどのフィールドで、どんなルアーを使って、どんなサイズのシーバスを狙いたいかを明確にすること。その軸さえ定まれば、最適な1本は自然と絞り込める。
最後に、今回の10本を「フィールド × 予算」で整理しておこう。
- 浜名湖入門(〜2万円)→ ソルティーステージ PT / ディアルーナ
- 浜名湖ステップアップ(2〜4万円)→ スワット / ラグゼ コーストライン
- 浜名湖フィネス極致(4万円〜)→ モアザン ブランジーノ / エクスセンス ジェノス
- 今切口・河口パワーゲーム→ ラブラックス AGS / バリスティック
- 遠州灘サーフ→ クロスライド 5G / ルナミス
ロッドは釣り人の「手の延長」だ。良いロッドは、水中の情報を手元に届け、ルアーを思い通りに操り、掛けた魚を確実にランディングする。浜名湖のシーバスゲームを本気で楽しむなら、自分に合った1本との出会いが、釣りの世界を確実に広げてくれるはずだ。



