結論1:竿を出せるのは西なぎさの「水路側」、公式の釣りルールPDFのマップに釣りマークがある岸だけです。マップでは砂浜側の広い範囲、東西の端の構造物部分、葛西渚橋に赤斜線(釣り禁止)がかかり、東なぎさは立入禁止。振りかぶって投げる釣り・横から投げる釣り、撒き餌、水中やカキ礁に入っての釣りはできず、公式は「アンダースロー(下投げ)によるちょい投げ等」で楽しむよう案内しています。
結論2:開園時間は9時〜17時(延長は元日と春〜夏の一部期間のみで、10〜11月は9時〜17時)、入園無料です。釣り料金の記載はなく、貸竿やエサ販売の案内も公式には見当たりません。葛西海浜公園に駐車場はなく、隣の都立葛西臨海公園駐車場(24時間営業・1時間まで400円、以後30分ごとに200円、平日のみ12時間最大1,600円、土日祝は最大料金なし)を使います。トイレは公式マップで渚橋を渡った案内所の近くなどに表示があります。
結論3:公式資料で名前が挙がる魚は、公園パンフレットの「つりスポット」の写真に載るマハゼ・スズキ・カレイで、時期・大きさの記載はありません。2026年秋(10〜11月)は、公園が10月3日(土)に初心者向け「はじめてのハゼ釣り教室」(各部50名・1,500円、2026年9月時点で満員御礼)を開くことから、ハゼを軸に組むのが現実的と考えられます。9月1日〜10月11日は「釣りマナーアップキャンペーン」の期間です。下投げで届く近場を軽い仕掛けやのべ竿で探る釣りが、この公園のルールに合うと考えられます。
東京都江戸川区の都立葛西海浜公園は、葛西臨海公園から葛西渚橋を渡った先の「西なぎさ」、立入禁止の「東なぎさ」、その前面の水域からなる海の公園です。東京都公園協会の葛西臨海公園ページでは「港湾局所管」と紹介され、2021年4月からは指定管理者の葛西海浜公園パートナーズ(代表企業・西武造園株式会社)が管理運営しています。西なぎさでは釣りができますが、場所と投げ方にはっきりした線引きがあります。名前の似た陸側の葛西臨海公園と取り違えないよう、この記事では海側の葛西海浜公園(西なぎさ)の釣りのルールを扱います。
この記事は、公園の公式サイト(公園概要・利用ルール・アクセス・お知らせ・イベント)、公式PDF「釣りをする方へ」「投げ釣りの危険性について」、2026年6月に更新された公園パンフレット、東京都公園協会の葛西臨海公園ページと水上バスの案内をもとに、2026年9月時点の公開情報として整理したものです。魚種・釣果・水深は公式資料に書かれている範囲にとどめ、編集部の判断は「〜と考えられます」と書き分けます。
竿を出せる場所・出せない場所|釣りOKは西なぎさの水路側だけ
答えを先に書くと、釣りができるのは西なぎさの水路側で、公式マップに釣りマークがある岸です。砂浜側・東西の端の構造物・葛西渚橋は赤斜線の釣り禁止区域で、水路の中や東なぎさには入れません。
公式の利用ルールは「魚釣り(水路側のみ)」
公式サイトの公園概要ページにある利用ルールには、「魚釣り(水路側のみ)、潮干狩りはお楽しみいただけます」と書かれています。同じページで「水路内や立入禁止場所には立ち入らないでください」とも案内されているので、岸から水路に向かって竿を出すのは可、水路の中へ入って釣るのは不可、という線引きです。
公式マップの赤斜線と釣りマーク
公園は2025年11月1日のお知らせ「葛西海浜公園にて釣りをする方へ」で、PDF「釣りをする方へ」と「投げ釣りの危険性について」を確認するよう呼びかけています。「釣りをする方へ」には「葛西海浜公園 西なぎさマップ」が載っていて、マップ内の釣りマークの場所で釣りが可能であること、「赤斜線内は釣り禁止箇所です」ということが明記されています。
このマップで赤斜線がかかっているのは、砂浜側の広い範囲、東西の端にある構造物の部分、そして葛西臨海公園と西なぎさを結ぶ葛西渚橋です。釣りマークは4か所で、いずれも葛西臨海公園と向き合う側の岸と、その両端の付近に置かれています。端の構造物の上には釣りマークがありません。
2026年6月版の公園パンフレットの園内マップでも、「釣りOK」のマークは西なぎさの外周に4か所あり、「つりスポット」の説明は「西なぎさ外周でつりが楽しめます。*投げ釣りはできません。」です。東西の端の先端部には「立入禁止エリア」の表示があります。現地では、マップと同じ内容の掲示と管理者の指示を必ず確認してください。
東なぎさ・水路の中・公園の水域
東なぎさは環境保全のためのゾーンで、公園概要では「人の立入りは原則としてできません」とされています。2026年5月4日のお知らせ「葛西海浜公園東なぎさの立ち入りについて」では、許可のない立入は禁止で潮干狩り等もできないこと、さらに「公園管理区域内は許可のない船舶の航行や立入は禁止」で、見つけた場合は公園スタッフや海上保安庁から声掛けをすると案内されています。ボートやカヤックで公園の水域に入って釣る使い方も、許可なくはできないということです。
| 区域 | 釣り | 公式の根拠 |
|---|---|---|
| 西なぎさの水路側(マップの釣りマークの岸・4か所) | 可 | 公園概要の利用ルール「魚釣り(水路側のみ)」、PDF「釣りをする方へ」 |
| 西なぎさの砂浜側の広い範囲 | 不可(赤斜線) | PDF「釣りをする方へ」のマップ |
| 東西の端の構造物部分・先端の立入禁止エリア | 不可(赤斜線・立入禁止) | 同マップ、公園パンフレットの園内マップ |
| 葛西渚橋の上 | 不可(赤斜線) | 同マップ |
| 水路の中・カキ礁 | 立ち入っての釣りは不可 | 公園概要の利用ルール、PDF「釣りをする方へ」 |
| 東なぎさ | 立入禁止 | 公園概要、2026年5月4日のお知らせ |
禁止されている釣り方と、その範囲でできる釣り
答えを先に書くと、禁止されているのは「振りかぶって投げる」「横から投げる」「撒き餌」「水中やカキ礁に入っての釣り」で、公式は「アンダースロー(下投げ)によるちょい投げ等」で楽しむよう案内しています。距離ではなく、投げる動作で線が引かれています。
公式の禁止事項(原文)
公園概要の利用ルール「釣りをする際の禁止行為」と、PDF「釣りをする方へ」の「お願いと注意事項」には、同じ内容が並んでいます。
- 振りかぶって投げる、横から投げる釣りはできません。(※アンダースロー(下投げ)によるちょい投げ等でお楽しみください。)
- 水中やカキ礁に入っての釣りはできません。
- 撒き餌はできません。
- 周りに十分注意し、他の来園者への配慮をお願いします。
- 釣り糸や釣り針などごみの持ち帰りにご協力ください。
このほか利用ルールには「投網の使用、カキの採集はできません」とあり、釣りと潮干狩り以外でつかまえた生き物は、観察したら逃がすよう呼びかけています。
なぜ投げ方で線を引くのか|「投げ釣りの危険性」PDFの理由
公式PDF「投げ釣りの危険性について」は、理由を次の4点で説明しています。大きく振りかぶると周りにいる来園者に接触してけがにつながること。ルアーは釣り針が大きく危険度がさらに高く、根掛かりなどで失うと野生動物への影響や環境汚染を及ぼすおそれがあること。公園の水路は水上バスほか船舶が航行していて、投げた仕掛けが航行の支障になったり灯浮標を破損させたりするおそれがあること。釣り針にはカエシがあり、体に刺さると抜けなくなる場合があること。PDFには、野鳥の脚に刺さったルアーフックの写真も載っています。
ルアー・サビキ・ウキ釣りの扱い
ルアーそのものを禁じる文言は、2026年9月時点の公式ページと2つのPDFには見当たりませんでした。ただし公式はルアー使用時の危険度の高さを名指しで挙げており、ルアーを遠くへ届けるには振りかぶる投げ方が前提になりがちです。この公園ではルアーを持ち込まず、エサの釣りで組むのが無難と考えられます。
サビキ釣りやウキ釣りで、コマセカゴから寄せエサを出す使い方が「撒き餌」に当たるかどうかは、公式に個別の記載がありません。撒き餌が明確に禁止されている以上、寄せエサを使う仕掛けは避けるのが無難と考えられます。判断に迷う釣り方は、始める前に葛西海浜公園管理事務所(03-5696-4741、9時〜17時)か、渚橋を渡った先の西なぎさ案内所で確認してください。
| 釣り方 | 扱い | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 下投げ(アンダースロー)のちょい投げ | 可 | 公式が「ちょい投げ等でお楽しみください」と案内 |
| のべ竿・足元への落とし込み | 投げる動作を伴わないため禁止事項には当たらないと考えられる | 編集部の判断。場所は釣りマークの岸に限る |
| 振りかぶって投げる・横から投げる | 禁止 | 公園概要の利用ルール、PDF「釣りをする方へ」「投げ釣りの危険性について」 |
| 撒き餌 | 禁止 | 公園概要の利用ルール、PDF「釣りをする方へ」 |
| 水中やカキ礁に入っての釣り | 禁止 | 同上 |
| 投網・カキの採集 | 禁止 | 公園概要の利用ルール |
| ルアー | 明文の禁止は確認できず | 公式PDFが危険性を明記。持ち込まないのが無難 |
開園時間と料金|10〜11月は9時〜17時・入園無料
答えを先に書くと、開園時間は9時〜17時が基本で、閉門が延びるのは元日と春〜夏の一部期間だけです。10〜11月は9時〜17時で、入園料は無料です。
季節別の開門・閉門(公式の公園概要)
公園概要ページは「開園日:常時開園」「開園時間:9:00〜17:00(時季により延長)」としたうえで、次の例外を挙げ、「(場合により変更あり)」と添えています。
| 期間 | 公式の記載 |
|---|---|
| 通常(10〜11月を含む) | 9:00〜17:00 |
| 1月1日 | 6:00開門、17:00閉門 |
| 4月15日〜7月19日の土・日・祝 | 18:00閉門 |
| 7月20日〜8月15日 | 19:00閉門 |
| 8月16日〜8月31日 | 18:00閉門 |
秋は9時開門・17時閉門なので、朝マズメや夜釣りを組み込む計画は立てられません。朝は9時の開門に合わせて入り、17時の閉門までに片付けて西なぎさを出る、という日中の釣りになります。公式サイトのトップページには「本日の開園時間」が表示されるので、出発前に確認しておくと確実です。
入園料・釣り料金
入園料は無料です(公園概要・公園パンフレット)。釣りそのものに料金や事前登録が必要という記載は、2026年9月時点の公式ページには見当たりませんでした。費用がかかるのは、車で来た場合の葛西臨海公園駐車場の料金です。
問い合わせ先と受付時間
問い合わせ先は葛西海浜公園管理事務所(東京都江戸川区臨海町6-2-4、電話03-5696-4741、FAX03-5696-3999)で、施設紹介ページでは管理事務所と西なぎさ案内所の受付時間をいずれも9時〜17時としています。パンフレットの園内マップでは、管理事務所は渚橋の手前(葛西臨海公園側)の建物の2階、西なぎさ案内所は橋を渡った先にあります。
駐車場・トイレ・アクセス|車は隣の葛西臨海公園駐車場へ
答えを先に書くと、葛西海浜公園に専用の駐車場はなく、公式アクセスページは「駐車場は、都立葛西臨海公園の施設になります」と案内しています。電車ならJR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩11分です。
葛西臨海公園駐車場の料金(東京都公園協会・2026年9月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 24時間営業 |
| 普通車の料金 | 1時間まで400円、以後30分まで毎に200円 |
| 平日の最大料金 | 月〜金、入庫後12時間最大1,600円(最大料金は繰り返し適用) |
| 土・日・祝 | 最大料金は適用されない |
| 駐車台数 | 182台(うち障害者用18台)、臨時駐車場あり。夜間は第1駐車場のみ |
| 支払い | 一万円札・五千円札・二千円札は使用不可。交通系電子マネーとクレジットで精算可 |
| 問い合わせ | 葛西臨海公園駐車場 03-3877-0725 |
東京都公園協会のページは「行楽シーズンの休日は駐車場が大変混雑し、長時間お待ちいただく場合がございます」として、できるだけ公共交通機関を使うよう呼びかけています。満空情報は「s-park」で確認できると案内されています。駐車場から西なぎさへは、葛西臨海公園の中を歩いて渚橋を渡ります(駐車場からの所要時間は、2026年9月時点の公開ページでは確認できませんでした)。
滞在時間別の駐車料金の目安(公式の料金表から編集部が試算)
土日祝は最大料金がないため、長く釣るほど平日との差が開きます。
| 駐車時間 | 平日(月〜金) | 土・日・祝 |
|---|---|---|
| 3時間 | 1,200円 | 1,200円 |
| 4時間 | 1,600円 | 1,600円 |
| 6時間 | 1,600円(最大料金) | 2,400円 |
| 8時間30分(9時〜17時の開園時間に、駐車場との往復時間を足した場合の例) | 1,600円(最大料金) | 3,400円 |
なお、当サイトの神奈川・東京の釣りスポット完全ガイド|三浦半島・相模湾・東京湾のおすすめ釣り場にも葛西臨海公園の概要がありますが、駐車場の台数と料金は、2026年9月時点の東京都公園協会の案内(上表:182台〈うち障害者用18台〉と臨時駐車場あり、臨時駐車場の台数は公式に記載なし)を正としてください。
電車・バス・車でのアクセス
- 電車:JR京葉線「葛西臨海公園」駅下車、徒歩11分(葛西海浜公園のアクセスページ)
- 都バス:東京メトロ東西線「西葛西駅」から西葛20乙、または都営地下鉄新宿線「一之江」駅・東京メトロ東西線「葛西」駅から臨海28-1で「葛西臨海公園」下車(同ページ・公園パンフレット)
- 車:首都高速湾岸線 葛西ICで降りてすぐ(東京都公園協会の葛西臨海公園ページ)
水上バスは2026年9月時点で運航休止中
葛西海浜公園のアクセスページとパンフレットには「両国・お台場海浜公園から葛西臨海公園下船」の水上バスが載っています。しかし東京都公園協会の「東京水辺ライン」は、使っていた船が老朽化で順次廃船となるため、2026年1月19日以降しばらく運航を休止すると告知しました。水上バスのページの運航スケジュール欄は、2026年9月時点でも「当面の間、運航を休止します」「同年夏頃の再開を目指しております」「再開については、決まり次第、当ホームページでお知らせします」という案内のままで、2026年2月1日からは電話による問い合わせ受付も休止しています。水上バスで来ることを考えている場合は、東京水辺ラインの最新のお知らせで再開の有無を確かめてください。
トイレ・水場・自転車
パンフレットの園内マップでは、渚橋を渡った先の西なぎさ案内所の近くにトイレ(だれでもトイレを含む)・自動販売機・AED、橋の手前の管理事務所の近くにもトイレの表示があります。西なぎさには、大型テントの下にシャワーヘッド付きの足洗い場もあります(パンフレット「テント・水場」)。エサや仕掛けを園内で買えるという案内は公式に見当たらないため、道具は持参が前提です。釣具店やコンビニは、地図アプリで最新の営業状況を確認してください。
自転車・キックボード・スケートボード等は、園内に乗り入れることも留め置くこともできず、押して持ち込むこともできません(公園概要の利用ルール)。自転車で来る場合は、自転車を置ける場所を現地で確認してから渚橋へ向かってください。
2026年秋(10〜11月)の狙い目|公式が挙げる魚とハゼのイベント
答えを先に書くと、公式パンフレットが「つりスポット」の魚として挙げるのはスズキ・カレイ・マハゼで、公園が秋に組んでいる釣りイベントはハゼ釣りです。時期や大きさ、釣れる量までは公式に書かれていないので、ここでは公式の記載と編集部の判断を分けて整理します。
釣りマナーアップキャンペーン(2026年9月1日〜10月11日)
公式イベントページ「2026年度釣りマナーアップキャンペーン」によると、期間は2026年9月1日(火)〜10月11日(日)、場所は葛西海浜公園の西なぎさで、主催は葛西海浜公園パートナーズ、協力は公益財団法人日本釣振興会東京都支部です。期間中の内容は次の4つで、ページは「秋も葛西海浜公園で釣りを楽しみましょう!」と結ばれています。
- 釣りの楽しみ方リーフレットの配布
- 釣果情報の掲載(釣れた魚は西なぎさ案内所まで持ってきてほしいと案内)
- 海岸クリーンアップ(日本釣振興会の「ごみもちかえるゴミ袋」を配布)
- 初心者向け「ハゼ釣り教室」の実施(10月3日)
キャンペーン期間中に行くなら、配布される釣りの楽しみ方リーフレットと、掲載される釣果情報が、その時期の様子を知るいちばん確かな手がかりになります。
10月3日(土)「はじめてのハゼ釣り教室」
公式イベントページによると、開催は2026年10月3日(土)で、午前の部10:00〜12:00、午後の部13:30〜15:30(小雨決行・荒天中止)。講師は公益財団法人日本釣振興会、定員は各部50名で、中学生以下は保護者の同伴が必要です(付き添いのみの人はチケット不要)。参加費は1人1,500円で、釣り竿(振り出し竿)・仕掛け・エサ・保険料を含み税込みです。申し込みはPeatixのイベントページからで、2026年9月時点でページには「満員御礼」と表示されていました。定員到達後にキャンセルが出た場合は、事前の告知なしに再販売することがあると書かれています。
持ち物は、汚れてもよい服装・飲み物・タオル・帽子・長靴・小型ハサミ・雨具(雨天時)で、釣れた魚を持ち帰る人はクーラーボックスと保冷剤も持参するよう案内されています。教室の開催後にこの記事を読んでいる場合は、翌年度の告知を公園のイベントページで確認してください。
また公式サイトのトップページには、10月24日(土)に「かさいユースレンジャー(魚類調査隊)」(事前予約・10月10日受付開始)の案内があり、海に仕掛けた定置網にかかった魚などの種類と数を調べる内容とされています。参加の対象や条件はイベントページで確認が必要ですが、どんな魚がいる海なのかを知る別の入口になります。
公式資料に出てくる魚と、秋の組み立て方
| 魚 | 公式資料での扱い | 秋の考え方(編集部の判断) |
|---|---|---|
| マハゼ | 公園パンフレットの「つりスポット」写真に「マハゼ」の表示。10月3日にハゼ釣り教室を開催 | 秋はハゼを軸に組むのが現実的と考えられる。下投げのちょい投げや、のべ竿で近場の底を探る釣りがルールに合うと考えられる |
| スズキ | 同じ写真に「スズキ」の表示。時期・大きさの記載なし | ルアーを振りかぶって投げる釣りはできないため、狙うならエサ釣りの範囲で考えることになる |
| カレイ | 同じ写真に「カレイ」の表示。時期の記載なし | 狙うなら下投げで届く範囲の底釣り。秋にどの程度見られるかは公式資料からは判断できない |
ここからは編集部の判断です。公園自身が下投げのちょい投げを案内し、同じ秋にハゼ釣り教室を開いていることから、近い距離の底を探るハゼ狙いは、この公園のルールと両立しやすいと考えられます。下投げで届く近めの距離に軽いオモリの仕掛けを置いてゆっくり引いて探るか、のべ竿で足元から近場の底を探る方法が、ルールの範囲に収まる組み立てです。潮が引いて水際が遠くなっても、水中やカキ礁に入って釣ることはできないので、水際が離れる時間帯は無理に前へ出ないでください。潮位は公式サイトの「潮位」メニューのほか、パンフレットでは公園のFacebookでも案内するとされています。11月の様子については公式資料に記載がないため、キャンペーン期間中の釣果情報や案内所で最新の状況を確認してから計画するのが確実です。
持ち物と仕掛け|貸竿の案内はないので下投げ前提で用意する
答えを先に書くと、公式に貸竿やエサ販売の案内は見当たらないため、道具とエサは持参が前提です(ハゼ釣り教室は竿・仕掛け・エサ込み)。振りかぶる投げ方が禁止なので、遠投用の道具は要りません。
持っていくもの(編集部のチェックリスト)
- 下投げで扱いやすい短めの竿とリール、またはのべ竿
- 軽いオモリのちょい投げ仕掛け・ハゼ用の仕掛け(替えも数組)
- エサ(園内で買えるという公式の案内は見当たらない)
- ハリ外し・小型ハサミ(教室の持ち物にも小型ハサミが入っている)
- 持ち帰る場合はクーラーボックスと保冷剤(教室の案内でも持参を求めている)
- 長靴や汚れてもよい服・帽子・タオル・飲み物・雨具
- 子どもにはライフジャケット(着用の定めは公式ページに見当たらなかったが、水辺で過ごす子どもには編集部として着用をすすめる)
- 釣り糸・釣り針・エサの袋を持ち帰るためのゴミ袋
持っていかなくてよいもの・使えないもの
- 投げ竿や遠投用の重いオモリ(振りかぶって投げる・横から投げる釣りは禁止)
- ルアーロッドとルアー(明文の禁止は確認できないが、公式PDFが危険性を明記)
- コマセや寄せエサ用のカゴ(撒き餌は禁止)
- 投網(使用禁止)
- 大型テント、ロープやペグを使うテント、パラソル(2026年7月22日のお知らせ「テント利用についてのご注意」で、西なぎさで使えるのはポップアップテントなどすぐ移動できるテントだけと案内)
仕掛け選びの参考記事
ちょい投げの仕掛けの種類とオモリの号数の選び方は、ちょい投げは遠投不要で釣れる|市販仕掛けの選び方と四季の魚で詳しく扱っています。ただし同記事で紹介しているオーバーヘッドキャストとサイドキャストは、葛西海浜公園では禁止されている投げ方です。ここでは仕掛けとオモリ選びの参考にとどめ、投げるときは必ず下投げにしてください。
規制・安全・マナー|ラムサール条約湿地としてのルールを守る
答えを先に書くと、葛西海浜公園は都内初のラムサール条約湿地で、釣り以外にも火気・遊泳・テント・自転車・ドローンなどのルールがあります。立入禁止・釣り禁止・車両規制の判断は、現地の表示と自治体・漁協・港湾管理者の最新の公式情報が最優先です。この記事の内容と現地の掲示や管理者の指示が食い違う場合は、必ず現地の表示と指示に従ってください。
ラムサール条約湿地であること
公園パンフレットによると、葛西海浜公園の干潟と海域は、広大な干潟環境が保全され人の営みと豊かな自然が共存していることなどから、2018年10月に東京都で初めてラムサール条約湿地に登録されました。公園概要は東なぎさを「環境保全のためのゾーン」「野鳥のサンクチュアリ」と位置づけ、植物の採集を禁じ、釣りと潮干狩り以外でつかまえた生き物は観察したら逃がすよう求めています。釣り糸や釣り針を残さないことは、公式PDFが写真で示している野鳥の被害を防ぐことにつながります。
釣り人にも関わる、そのほかの利用ルール
- 公園内は禁煙。喫煙は指定の喫煙所(トイレ裏)で
- 火気の使用は不可(受付後のバーベキューエリア内のみ可)。花火も不可
- 遊泳は、7月中旬〜8月下旬の海水浴体験の期間に指定エリア内でのみ可。バーベキューのルールには「葛西海浜公園はすべてのエリアで、遊泳禁止」とも明記
- ラジコン・ドローンの使用は不可
- 園内と水路内への許可のない船舶・水上バイク等の乗り入れや留置は不可
- 大きな機材の持ち込みや大きな音を出す行為は不可
- ペットは必ずリードをつけ、フンは持ち帰る
安全のために(編集部からの注意)
下投げでも、仕掛けを振る前には後ろと左右に人がいないかを必ず確かめてください。西なぎさは潮干狩りやスポーツカイトなど、釣り以外の目的で訪れる人も多い公園で、公式も「周りに十分注意し、他の来園者への配慮」を求めています。釣り針のカエシは刺さると抜けにくいので、子どもに仕掛けを持たせるときは大人が針の扱いを見守り、子どもにはライフジャケットを着けさせると安心です。天候が崩れたときや風が強い日は、無理をせず早めに切り上げてください。
湾奥のほかの公園と比べる|若洲・豊洲ぐるり・城南島
答えを先に書くと、東京湾奥の海沿いの公園はどこも「どこで釣るか」「どう投げるか」で線を引いていますが、線の位置は公園ごとに違います。葛西海浜公園の特徴は、下投げのちょい投げを公式が明示して認めている点と、秋の開園が9時〜17時に限られる点です。
近くの公園の線引き
若洲海浜公園は、防波堤・人工磯・護岸の3区分で竿を出せ、振りかぶって投げる投げ釣りや同じ投げ方のルアー釣り、撒き餌が禁止されています。詳しくは若洲海浜公園の釣りガイド2026|竿を出せる場所・投げ禁止ルール・工事中の駐車場・秋の魚で整理しています。
豊洲ぐるり公園は「大きく振りかぶる釣り方は禁止」とされ、ちょい投げが許されるかどうかは公式に明記がありません。エサの制限もあるので、豊洲ぐるり公園の釣り2026|振りかぶり禁止・エサの制限・釣り禁止エリアと駐車場で確認してから出かけてください。
大田区の城南島海浜公園は、竿を出せるのが第一航路側みなと広場の護岸だけで、砂浜のつばさ浜では釣りができません。「砂浜は不可、決められた岸だけ可」という構図は葛西の西なぎさと似ています。城南島海浜公園の釣り2026|釣りOKはみなと広場だけ・つばさ浜は禁止・駐車場と秋の狙い目も参考にしてください。
総合ガイドの記述との違いについて
駐車場の章でも触れた当サイトの総合ガイド「神奈川・東京の釣りスポット完全ガイド」は東京湾エリアを横断して見る入口ですが、葛西臨海公園の項では夏の砂浜でのシロギスの投げ釣りに触れています。2026年9月時点の公式情報では、西なぎさの砂浜側は釣り禁止区域で、振りかぶる投げ釣りもできません。葛西海浜公園で釣りをする場合は、この記事でまとめた公式の線引きを優先してください。
よくある質問
答えを先に書くと、迷いやすいのは「葛西臨海公園側で釣れるのか」「夜は釣れるのか」「魚を持ち帰れるのか」の3点です。
葛西臨海公園は釣り禁止ですか?
釣りができると公式に案内されているのは、渚橋を渡った先の葛西海浜公園・西なぎさの水路側です。陸側の葛西臨海公園の護岸で釣りができるかどうかは、2026年9月時点の東京都公園協会の葛西臨海公園ページに記載を確認できませんでした。現地の表示に従い、迷う場合は葛西臨海公園サービスセンター(03-5696-1331)に確認してください。
夜釣りや早朝の釣りはできますか?
10〜11月の開園時間は9時〜17時で、公式に開園時間外の利用の案内はありません。夜釣りや早朝の釣りを前提にした計画は立てられないと考えてください。
釣った魚は持ち帰れますか?
ハゼ釣り教室の案内に「釣れた魚を持ち帰る方は、クーラーボックス(保冷容器)及び保冷剤」を持参するようにとあり、持ち帰りを前提にした書き方になっています。キャンペーン期間中(10月11日まで)は、釣れた魚を西なぎさ案内所に持っていくと釣果情報の掲載に協力できます。
エサや仕掛けは現地で買えますか?
園内でエサや仕掛けを販売しているという案内は、2026年9月時点の公式ページとパンフレットには見当たりませんでした。道具とエサは事前に用意して行くのが確実です。
出典・参考(2026年9月時点)
- 公園概要・利用ルール(都立葛西海浜公園/指定管理者 葛西海浜公園パートナーズ)
- 葛西海浜公園にて釣りをする方へ(2025年11月1日のお知らせ・葛西海浜公園)
- 釣りをする方へ(PDF・葛西海浜公園管理事務所)
- 投げ釣りの危険性について(PDF・葛西海浜公園管理事務所)
- 都立葛西海浜公園 公園パンフレット(PDF・葛西海浜公園パートナーズ)
- アクセス(葛西海浜公園)
- 施設紹介(葛西海浜公園)
- 施設案内(葛西海浜公園)
- 2026年度釣りマナーアップキャンペーン(葛西海浜公園)
- はじめてのハゼ釣り教室(葛西海浜公園)
- 葛西海浜公園東なぎさの立ち入りについて(2026年5月4日のお知らせ・葛西海浜公園)
- テント利用についてのご注意(2026年7月22日のお知らせ・葛西海浜公園)
- 都立葛西海浜公園 公式サイト トップページ(本日の開園時間・イベント)
- 葛西臨海公園(公益財団法人東京都公園協会)
- 東京水辺ライン 水上バス(公益財団法人東京都公園協会)
- 「東京水辺ライン」は令和8年1月19日以降しばらく運航を休止します(公益財団法人東京都公園協会)



