淡路島の釣りスポット完全ガイド|堤防・磯・サーフの厳選15ポイントを地元目線で徹底紹介

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淡路島の釣りスポット完全ガイドのアイキャッチ画像

淡路島は、関西圏のアングラーにとって「釣りの楽園」と呼ぶべき島です。周囲を播磨灘、紀淡海峡、大阪湾、鳴門海峡という4つの異なる海域に囲まれ、潮通しが良く魚種が豊富。アジ、サバ、タチウオ、アオリイカ、マダイ、メバル、チヌ、ヒラメ、青物まで、一つの島で四季を通じてあらゆるターゲットが狙えるのは、淡路島ならではの魅力です。

明石海峡大橋と大鳴門橋で本州・四国とつながっており、大阪市内から車で約1時間、神戸市内からなら約40分という好アクセス。日帰り釣行はもちろん、島内には温泉宿やキャンプ場も充実しているため、釣りと観光を組み合わせた1泊2日の釣り旅行にも最適です。

本記事では、淡路島全域の釣りスポットを東岸(大阪湾側)・西岸(播磨灘側)・南部(鳴門海峡・紀淡海峡側)の3エリアに分けて、堤防・磯・サーフの厳選15ポイントを詳しく紹介します。各ポイントのアクセス、駐車場、トイレの有無、狙える魚種、おすすめの時期まで網羅しました。なお、本州側の大阪湾・明石・神戸まで含めた広域の攻略は大阪・兵庫の釣りスポット完全ガイドにまとめています。この記事はあくまで「淡路島という島そのもの」に絞り込み、岩屋・仮屋・由良・沼島・福良・丸山・南あわじといった島内ポイントを、地元目線で深掘りしていきます。

先に結論——淡路島釣行の要点早見表

時間のない方のために、まず淡路島釣行のツボを整理します。詳細は各セクションで解説しますが、この表だけ押さえれば大きく外しません。

知りたいこと結論
淡路島の本命は磯釣り。沼島の沖磯は尾長グレ・マダイ・イシダイの宝庫で全国区の実績
初心者・家族連れは洲本港・仮屋港・吹上浜など足場の良い漁港とサーフのサビキ・ちょい投げ
一番熱いシーズンは秋。青物・タチウオ・アオリイカ(秋イカ)が同時に狙える黄金期
車がなくても行ける岩屋港と明石を結ぶ高速船「淡路ジェノバライン」で徒歩・自転車釣行が可能
最大の注意点は明石海峡・鳴門海峡の速潮。ライフジャケットは必須、無理な磯・テトラ釣行は禁物
Contents
  1. 先に結論——淡路島釣行の要点早見表
  2. 淡路島の海域特性と魚種カレンダー
    1. 4つの海域の特徴
    2. 月別魚種カレンダー
  3. 淡路島の磯釣り徹底攻略——沼島・地磯で狙う尾長グレと大型マダイ
    1. 沼島の沖磯——淡路島磯釣りの本丸
    2. 五色浜〜都志周辺の地磯——歩いて入れるグレとアオリ
    3. 阿那賀・由良の磯——鳴門と紀淡、二つの激流に着く大物
  4. 東岸エリア(大阪湾側):ファミリーから上級者まで
    1. 1. 翼港(つばさこう)
    2. 2. 岩屋港(いわやこう)
    3. 仮屋港(かりやこう)——東岸きっての魚影の濃さ
    4. 3. 浦港(うらこう)
    5. 4. 洲本港(すもとこう)
    6. 5. 由良港(ゆらこう)
  5. 西岸エリア(播磨灘側):磯とサーフの宝庫
    1. 6. 郡家港(ぐんげこう)
    2. 7. 室津港(むろつこう)
    3. 8. 慶野松原海水浴場(けいのまつばら)
    4. 9. 五色浜(ごしきはま)周辺の磯
    5. 10. 津井港(ついこう)
  6. 南部エリア(鳴門海峡・紀淡海峡側):大物の宝庫
    1. 11. 丸山海釣り公園跡地周辺
    2. 12. 阿那賀港(あなかこう)
    3. 13. 伊毘漁港(いびぎょこう)
    4. 14. 沼島(ぬしま)
    5. 福良港(ふくらこう)——南あわじの観光×釣り拠点
    6. 15. 吹上浜(ふきあげはま)
  7. 淡路島釣行の実用情報
    1. アクセスと費用
    2. 車を使わない釣行——淡路ジェノバラインという選択肢
    3. 明石海峡・鳴門海峡の速潮という淡路島特有のリスク
    4. 島内の釣具店
    5. 釣り禁止エリアに注意
  8. 淡路島のおすすめ釣りプラン
    1. 日帰りプラン(秋のアジング+タチウオ)
    2. 1泊2日プラン(春のエギング+グレ釣り)
    3. 車なしプラン(岩屋ベースの徒歩・輪行釣行)
  9. 淡路島の釣りに関するよくある質問(FAQ)
    1. 淡路島で一番実績のある磯釣り場はどこですか
    2. 車がなくても淡路島で釣りはできますか
    3. 初心者や家族連れにおすすめの場所は
    4. ベストシーズンはいつですか
  10. まとめ:淡路島は一年中楽しめる釣りの楽園

淡路島の海域特性と魚種カレンダー

淡路島の海域特性と魚種カレンダーの要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
淡路島の海域特性と魚種カレンダーで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

淡路島の釣りを理解するうえで最初に押さえたいのが、島を取り巻く「4つの海域」です。同じ島でも東岸と南岸ではまるで別のフィールドと言ってよいほど水深も潮流も魚種も異なります。自分の狙う魚と釣り方に合わせて海域を選ぶことが、淡路島攻略の第一歩になります。

4つの海域の特徴

海域位置潮流特徴代表魚種
大阪湾東岸穏やか水深が浅く穏やかでファミリー向きアジ、タチウオ、キス、カレイ
播磨灘西岸やや速い砂地と岩礁が混在、魚種豊富チヌ、マダイ、メバル、アオリイカ
紀淡海峡南東部速い潮通し抜群、大型回遊魚の通り道ブリ、カンパチ、ヒラメ、マダイ
鳴門海峡南西部非常に速い日本有数の急潮流、大物ポイントマダイ、ハマチ、スズキ、真鯛

この4海域のうち、釣果を左右する最大の要素が「潮の速さ」です。北端の明石海峡は最速で約7ノット(時速13km前後)、大潮の主流部では通常の約1.4倍まで速まります。南西端の鳴門海峡はさらに激烈で、最速時には10ノット超(時速約20km)と日本一の速さを誇り、鳴門・関門・来島と並ぶ日本三大潮流の一角に数えられます。この速い潮が大量のベイトとプランクトンを運び、身の締まったマダイや青物を育てるのが淡路島の恵みであると同時に、後述する安全上の最大リスクでもあります。潮が速いほど魚は元気ですが、人にとっては危険が増すという表裏一体の関係を、まず頭に入れておいてください。

月別魚種カレンダー

主なターゲットおすすめの釣り方
1〜2月メバル、ガシラ、カレイメバリング、投げ釣り
3〜4月メバル、チヌ、アオリイカ(走り)メバリング、フカセ釣り、エギング
5〜6月アオリイカ、キス、チヌ、マダイエギング、投げ釣り、鯛ラバ
7〜8月キス、タコ、小型青物、キジハタ投げ釣り、タコ釣り、ショアジギング
9〜10月アジ、タチウオ、青物、アオリイカ(秋)サビキ、ショアジギング、エギング
11〜12月タチウオ、ハマチ、メバル、ヒラメタチウオテンヤ、ショアジギング、メバリング

年間を通して何かしら釣れるのが淡路島の強みですが、あえて一年で最も欲張れる時期を挙げるなら「秋」です。9〜11月は堤防からタチウオ、サーフや地磯から青物、藻場でアオリイカ(秋の新子)と、まったく違う三本柱が同時に成立します。逆に真夏はデイゲームが厳しくなるため、キスの投げ釣りや夜のタコ・アジングなど、時間帯をずらす工夫が効きます。冬は数こそ落ちますが、良型メバルとカレイという淡路島らしい寒の魚が本番を迎えます。

淡路島の磯釣り徹底攻略——沼島・地磯で狙う尾長グレと大型マダイ

「淡路島 磯釣り」で検索してこの記事にたどり着いた方も多いはずです。淡路島は堤防やサーフの印象が先行しがちですが、地元の本気のアングラーが通うのは、じつは磯です。紀淡海峡と鳴門海峡の速い潮が磯際まで差し込むため、紀伊半島や四国の一級磯にも引けを取らない良型のグレ(メジナ)・マダイ・イシダイが、島の周囲で狙えます。ここでは淡路島の磯釣りを、渡船で渡る沖磯と歩いて入れる地磯に分けて整理します。

沼島の沖磯——淡路島磯釣りの本丸

淡路島南部の土生港(はぶこう)から渡船でわたる沼島(ぬしま)は、淡路島の磯釣りを語るうえで外せない別格のフィールドです。定期船の沼島汽船は約10分・1日およそ10便で島の港へアクセスできますが、磯釣り師が乗るのは川口渡船に代表される渡船で、島の周囲に点在する沖磯や沖堤防へ瀬渡ししてもらいます。紀淡海峡に浮かぶ沼島の南岸は潮通しが抜群で、尾長グレ(クチブトも含む)、マダイ、イシダイ、青物と、狙える魚のスケールが淡路島の堤防とは一段違います。

とりわけグレ釣りは全国トップクラスの実績を誇り、40cmオーバーの尾長グレがフカセ釣りで狙えます。仕掛けは磯竿1.5〜2号にウキフカセが基本ですが、潮が速いポイントでは沈め探り釣りやカゴ釣りが有効です。イシダイ狙いなら底物竿にウニ・ヤドカリ、青物が回れば同じ磯でカゴ・遠投ウキやショアジギングに切り替えられます。渡船料は半日・1日コースで異なり、時化(しけ)や風で欠航することもあるため、必ず事前予約と前日の運航確認をしてください。中〜上級者向けのフィールドですが、島の港内の堤防では家族連れがサビキで小物を釣ることもでき、グループの中に初心者がいても役割分担ができます。

五色浜〜都志周辺の地磯——歩いて入れるグレとアオリ

渡船を使わずに磯釣りを味わいたいなら、西岸中部の五色浜から都志(つし)にかけて点在する地磯が入門に向いています。秋から春にかけて30〜40cmクラスのグレがフカセ釣りで狙え、春には藻場に接岸した親アオリイカをエギングで掛けられます。ただし足場が濡れて滑る場所が多く、潮位によっては渡れなくなる磯もあるため、必ず磯靴(スパイクシューズ)とライフジャケットを着用し、干潮・満潮の時刻を頭に入れてから入釣してください。

阿那賀・由良の磯——鳴門と紀淡、二つの激流に着く大物

南西部の阿那賀(あなが)からは鳴門海峡の沖磯への渡船が出ており、渡礁すればグレ・マダイ・イシダイといった磯の一級魚が本命になります。東岸南部の由良(ゆら)周辺にも紀淡海峡の潮が当たる地磯・岸壁があり、マダイや青物の回遊が期待できます。いずれも潮が速く、仕掛けが一気に流されるため、オモリやガン玉で潮に馴染ませる技術が問われます。沖磯の渡船は中〜上級者向けですが、その分だけ堤防では出会えないサイズと引きに手が届きます。

東岸エリア(大阪湾側):ファミリーから上級者まで

東岸エリア(大阪湾側):ファミリーから上級者までの要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
東岸エリア(大阪湾側):ファミリーから上級者までで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

東岸は大阪湾に面し、全体に水深が浅く潮も比較的穏やかで、足場の良い漁港が並ぶファミリーフィッシングの王道エリアです。それでいて明石海峡や紀淡海峡に近い港では青物やタチウオも回遊するため、家族連れから上級者まで幅広く楽しめます。玄関口の岩屋・翼港から南の由良まで、東岸を北から順に見ていきましょう。

1. 翼港(つばさこう)

淡路島の玄関口、明石海峡大橋を渡ってすぐの淡路市側にある釣り公園です。駐車場やトイレ、自動販売機が整い、堤防の足場も良いためファミリーフィッシングの定番として親しまれてきました。利用は有料で、駐車料と釣り人1人あたりの清掃協力金がかかる形が案内されています(金額や開園時間は季節や運用で変わるため、訪問前に必ず最新の案内を確認してください)。

堤防の先端部は潮通しが良く、秋のアジ・サバのサビキ釣り、タチウオのウキ釣り、冬のメバリングが人気。水深は堤防先端で約8〜10mあり、サビキ仕掛けで足元を攻めるだけでもアジが狙えます。春にはアオリイカのエギングも楽しめ、堤防の外向きで500g〜1kgクラスの実績があります。秋にはショアジギングでハマチ・イナダクラスの青物も回ってきます。

注意点:翼港は過去に台風で大きな被害を受けて長期閉鎖された経緯があり、その後の復旧・改良工事で運用が変わることがあります。人気ポイントゆえ休日は早朝から場所取りが必要で、特に秋のタチウオシーズンは混雑します。開園状況・料金・立ち入り可否は変動するため、出発前の確認を習慣にしてください。

2. 岩屋港(いわやこう)

明石海峡に面した岩屋港は、潮流が速く大型の回遊魚が狙えるポイントです。港内は比較的穏やかでサビキ釣りやちょい投げに適していますが、外向きの堤防はハマチやメジロなどの青物が回遊するポイントとして有名。秋には40〜60cmクラスのハマチがショアジギングで狙えます。

明石海峡の本流に近いため、潮が動いている時間帯がベスト。大潮の潮変わり前後1時間が最も釣れるタイミングです。ジグは40〜60gが必要で、潮に流されやすいため慣れが必要ですが、青物の引きは強烈で病みつきになります。駐車場あり(無料)、トイレはコンビニを利用。なお岩屋港は後述する高速船「淡路ジェノバライン」の淡路島側の発着地でもあり、車を持たない釣り人が明石から徒歩や自転車で渡って竿を出せる、島内で数少ない拠点でもあります。

仮屋港(かりやこう)——東岸きっての魚影の濃さ

淡路市の東浦地区、大阪湾に面した仮屋港は、東岸を代表する魚影の濃い漁港です。沖に一文字波止を構えた比較的大きな港で、港内・港外ともに魚種が多彩。港内は足場が良くアジやイワシのサビキ釣りに向き、家族連れでも安心して楽しめます。一方でアオリイカの魚影も濃く、秋にはエギングやアジの泳がせ(ヤエン)釣りでキロアップを狙うアングラーが集まります。

そのほかキス、カレイ、メバル、ガシラ、タコ、チヌ、タチウオと季節ごとに顔ぶれが変わり、一年を通じて何かしら狙えるのが仮屋の強みです。特に水温の高い時期の夜アジングは実績が高く、常夜灯周りで良型が回ってきます。人気ゆえ路上駐車やゴミのトラブルが問題視されやすい港でもあるので、指定の駐車スペースを使い、必ずゴミを持ち帰るマナーを徹底してください。

3. 浦港(うらこう)

東岸の中ほどに位置する小さな漁港で、地元の釣り人に愛されている穴場ポイントです。観光客が少なく、のんびりと釣りを楽しめるのが魅力。港内でのサビキ釣りでアジ、堤防際でのメバリング、外向きでのチヌ釣りが楽しめます。

特に冬場のメバリングが秀逸で、堤防の基礎部分やテトラの隙間を1gジグヘッド+ワームで探ると、15〜25cmのメバルが連発することがあります。常夜灯が設置されているため、ナイトゲームの条件も良好です。釣れた良型メバルは持ち帰って春の絶品メバルの煮付けレシピのように煮付けにすると、身のふっくら感が格別です。駐車スペースは限られているため、車は邪魔にならない場所に停めてください。

4. 洲本港(すもとこう)

淡路島最大の港で、足場が良く設備も充実したファミリー向けポイントです。港内は広大で、赤灯台付近、白灯台付近、港内の岸壁など、多くの釣り場があります。年間を通じて何かしら釣れる万能ポイントで、春はメバル・チヌ、夏はキス・タコ、秋はアジ・タチウオ、冬はカレイ・メバルが楽しめます。

赤灯台の先端部は外海に面しており、秋のタチウオシーズンにはウキ釣りでF3〜F4サイズ(指3〜4本幅)のタチウオが数釣りできます。港内の岸壁はサビキ釣りに最適で、トイレや駐車場も近く、小さな子供連れでも安心して楽しめます。市街地に隣接しているため飲食店やコンビニも近く、初めての淡路島釣行の拠点として最もハードルが低い港と言えます。

5. 由良港(ゆらこう)

洲本の南に位置する由良港は、紀淡海峡に面しており潮通しが抜群です。港の外向きの堤防からは、春のマダイ、秋の青物(ハマチ・メジロ)、冬のヒラメが狙えます。特にショアジギングの実績が高く、秋には60cmクラスのメジロが堤防から上がることも珍しくありません。

由良港周辺は成ヶ島(なるがしま)という砂嘴の内側に位置するため、港内は穏やかで、キスの投げ釣りやチヌのフカセ釣りにも適しています。成ヶ島への渡船もあり、渡った先はサーフでのキス釣りやルアーでのヒラメ狙いが楽しめます。前述のとおり由良周辺の地磯は紀淡海峡の潮が当たる好フィールドで、堤防で数を釣りたい人から磯で大物を狙いたい人まで受け止められる懐の深さがあります。駐車場あり、トイレあり。

岩屋港や由良港のように堤防から良型の青物が掛かるポイントでは、最後の取り込みで慌てがちです。タモがないときのサーフのズリ上げ・堤防の抜き上げといった取り込み方法も釣行前に押さえておくと安心です。

西岸エリア(播磨灘側):磯とサーフの宝庫

西岸エリア(播磨灘側):磯とサーフの宝庫の要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
西岸エリア(播磨灘側):磯とサーフの宝庫で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

西岸は播磨灘に面し、砂地と岩礁が入り混じった変化に富んだ地形が続きます。遠浅のサーフでキスを狙い、地磯でグレやアオリイカを掛け、牡蠣筏(かきいかだ)周りで大型チヌを追う——ルアーもエサ釣りも懐深く受け止めるのが西岸の魅力です。夕日の美しさでも知られ、釣りと景色を一緒に楽しめるエリアでもあります。

6. 郡家港(ぐんげこう)

西岸北部に位置する小さな漁港で、播磨灘に面しています。港の外向きの堤防は岩礁帯に隣接しており、メバル・ガシラ・アオリイカの好ポイント。特にメバリングの実績が高く、冬から春にかけて20〜28cmの良型メバルが期待できます。

堤防の外向きにはテトラが入っており、その隙間にメバルやガシラが潜んでいます。ジグヘッド1〜2g+ワーム、またはプラグで丁寧にテトラ際を探ると、日が暮れるとともにメバルの活性が上がり、連続ヒットも珍しくありません。駐車スペースは狭いため、軽自動車以外は注意が必要です。

7. 室津港(むろつこう)

西岸中部の室津港は、チヌ(クロダイ)釣りのメッカとして知られています。港の周辺には牡蠣筏が多く、筏の影に大型のチヌが居着いています。フカセ釣りで50cmオーバーの「年無し」チヌを狙えるポテンシャルを持ったポイントです。

筏釣りも盛んで、渡船を利用して牡蠣筏の上からチヌを狙う「かかり釣り」は、淡路島西岸の風物詩です。ダンゴエサを使った筏チヌ釣りでは、食い渋りの日でも30〜40cmクラスが安定して釣れます。春と秋がベストシーズンで、特に4〜5月の乗っ込みシーズンは大型の期待大。

8. 慶野松原海水浴場(けいのまつばら)

日本の渚百選にも選ばれた美しい松原が広がるサーフポイントです。夏場は海水浴場として賑わいますが、海水浴シーズン以外はキスの投げ釣りの好ポイントとして知られています。遠浅のサーフが広がり、100m以上の遠投が可能です。

キスのシーズンは5〜10月で、特に6〜7月がピーク。20cmクラスの良型キスが連発することもあり、投げ釣り師にとっては聖地のような場所です。秋にはサーフからのルアーでヒラメやマゴチも狙えます。駐車場(夏季有料、それ以外は無料)、トイレ完備。夕景の名所でもあるため、夕マズメのサーフゲームは釣趣と景観を同時に味わえます。

9. 五色浜(ごしきはま)周辺の磯

西岸中部の五色浜周辺には、地磯が点在しています。この周辺の磯はグレ(メジナ)釣りの好ポイントで、秋から春にかけて30〜40cmクラスのグレがフカセ釣りで狙えます。足場がやや悪い場所もあるため、磯靴(スパイクシューズ)とライフジャケットは必須です。

磯からのエギングも好ポイントで、春には2kgクラスのアオリイカの実績があります。藻場が近くにあるため、産卵に接岸した親イカが狙えます。潮通しも良く、シャローからディープまで変化に富んだ地形が広がっているため、ルアーフィッシング全般に適したエリアです。前掲の磯釣りセクションでも触れたとおり、都志方面へ足を延ばせば地磯の選択肢はさらに広がります。

10. 津井港(ついこう)

西岸南部の小さな漁港で、鳴門海峡に近いため潮通しが良く、魚種が豊富です。堤防からのサビキ釣りでアジやサバ、外向きではショアジギングで青物、堤防際ではメバルやガシラが狙えます。特にアジングの実績が高く、秋の夜には常夜灯周りで25cmクラスの良型アジが回遊してきます。

港の南側にはゴロタ石の浜が広がっており、ここではルアーでキジハタ(アコウ)が狙えます。夏場の夕マズメから夜にかけて、テキサスリグやジグヘッドで根の周りを探ると、25〜35cmのキジハタが食ってきます。駐車場あり、トイレは近くの公園を利用。

南部エリア(鳴門海峡・紀淡海峡側):大物の宝庫

南部エリア(鳴門海峡・紀淡海峡側):大物の宝庫の要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
南部エリア(鳴門海峡・紀淡海峡側):大物の宝庫で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

南部は鳴門海峡と紀淡海峡という二つの激流に挟まれた、淡路島でもっともスケールの大きい大物エリアです。潮が速い分だけタックルも安全対策も一段ハードルが上がりますが、そのぶんマダイ・青物・磯魚のサイズは島内随一。丸山から沼島、南端の吹上浜・福良まで、南部の代表ポイントを見ていきましょう。

11. 丸山海釣り公園跡地周辺

淡路島南西部の丸山地区は、かつて海釣り公園があった場所で、現在も周辺の堤防や磯から釣りが楽しめます。鳴門海峡に面しており、潮流が非常に速いのが特徴。大潮時には川のような流れが生まれ、この激流に大型のマダイやハマチが着きます。

ショアジギングやカゴ釣りで青物を狙うアングラーが多く、秋には70cmクラスのメジロ、時にはブリサイズ(80cm超)も上がります。潮が速いためジグは60g以上が必要で、タックルも強めのものを用意してください。足場は比較的良好ですが、波が高い日は危険なため無理な釣行は控えましょう。跡地周辺は施設の利用可否や立ち入り範囲が時期によって変わることがあるため、現地の表示に従ってください。

12. 阿那賀港(あなかこう)

鳴門海峡に面した阿那賀港は、港自体が入り江状になっていて港内は穏やか。しかし外向きに出ると鳴門の激流が流れており、このコントラストが多彩な釣りを可能にしています。港内ではサビキ釣りやちょい投げ、外向きではショアジギングやカゴ釣りが楽しめます。

阿那賀からは鳴門海峡の渡船も出ており、沖の磯に渡れば大型のグレやマダイ、イシダイが狙えます。磯渡しは中〜上級者向けですが、堤防からの釣りは初心者でも楽しめます。駐車場あり、トイレあり。

13. 伊毘漁港(いびぎょこう)

淡路島の南端近くに位置する伊毘漁港は、比較的知名度が低い穴場ポイントです。紀淡海峡に面しており、潮通しが良く魚影が濃いのが特徴。堤防の外向きでは秋から冬にかけてハマチやサワラの回遊があり、ショアジギングで狙えます。

港内でのアジングも好調で、特に夜の常夜灯周りでは20〜25cmクラスのアジが回遊します。港の近くにはサーフもあり、キスの投げ釣りやルアーでのヒラメ狙いも可能。穴場のため混雑が少なく、のんびり釣りをしたい人におすすめです。

14. 沼島(ぬしま)

淡路島の南4.6kmの沖に浮かぶ沼島は、磯釣りの聖地として全国に知られています。土生港(はぶこう)から沼島汽船で約10分、1日およそ10便が運航しています。島の周囲を岩礁が取り巻き、グレ・イシダイ・マダイ・青物などの大物が狙えます。

特にグレ釣りでは全国トップクラスの実績を誇り、40cmオーバーの尾長グレが磯のフカセ釣りで狙えます。沖磯や沖堤防へは川口渡船などの渡船を利用し、半日コースと1日コースがあります。磯釣り経験者向けですが、島の港内では堤防からのサビキ釣りも楽しめるため、グループ内に初心者がいても対応可能です。詳しい狙い方は本記事前半の「淡路島の磯釣り徹底攻略」も参考にしてください。

福良港(ふくらこう)——南あわじの観光×釣り拠点

淡路島の南端、南あわじ市の福良港は、貨物港と漁港の機能を併せ持つ島内でも規模の大きな港です。うずしおクルーズの遊覧船(咸臨丸・日本丸)が発着する「道の駅福良」に隣接し、足湯やお土産処もそろうため、家族で観光を絡めた釣行に向いています。港内は足場が良く、アオリイカのエギングをはじめアジ、メバル、ガシラ、チヌなどが狙え、常夜灯周りの夜釣りも人気です。

福良は鳴門海峡のうずしお観潮の玄関口だけあって、沖に出る遊漁船も充実しています。堤防での手軽な釣りと、船からの本格的な鳴門のマダイ・青物狙いを、その日の目的に合わせて選べるのが福良ならではの懐の深さです。南部は釣具店が少ないため、エサや仕掛けは事前に用意してから向かうと安心です。

15. 吹上浜(ふきあげはま)

淡路島南部の吹上浜は、遠浅のサーフが広がるポイントです。紀淡海峡の潮が差し込むため、サーフとは思えないほど魚種が豊富。キスはもちろん、ルアーでヒラメ・マゴチ、秋にはサーフからワカシ(ブリの幼魚)やソウダガツオが回遊してくることもあります。

サーフフィッシング初心者でも安全に楽しめる遠浅の地形で、波も比較的穏やかです。夏場のキス釣りでは、ちょい投げで十分釣れるため、ファミリーフィッシングにも適しています。駐車スペースあり、トイレは近くの公園を利用。

吹上浜のような遠浅サーフでは、どこに投げるかの見極めが釣果を大きく左右します。地形変化の狙い方はサーフの一級ポイント「ワンド」を簡単に見つける方法で詳しく解説しています。

淡路島釣行の実用情報

淡路島釣行の実用情報の要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
淡路島釣行の実用情報で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

アクセスと費用

出発地ルート所要時間高速料金(ETC)
大阪市内阪神高速→明石海峡大橋約1時間約2,500円
神戸市内阪神高速→明石海峡大橋約40分約1,500円
姫路市内山陽道→明石海峡大橋約1時間10分約3,000円
徳島市内大鳴門橋経由約40分約1,500円

高速料金や所要時間は時間帯・割引・渋滞で変わるため、上表は目安として捉えてください。明石海峡大橋は片道通行のたびに橋の通行料が発生するため、日帰りでも往復のコストを織り込んで計画すると安心です。

車を使わない釣行——淡路ジェノバラインという選択肢

淡路島の釣り場の多くはマイカー前提ですが、じつは車がなくても島に渡って竿を出せます。その主役が、明石港と淡路島の岩屋港を結ぶ高速船「淡路ジェノバライン」です。所要は約13分で、明石海峡大橋の真下をくぐる短いクルーズ気分も味わえます。特筆すべきは自転車やバイクを載せられる便がある点で、船尾に自転車を積んで渡り、岩屋港・翼港周辺やその先の東浦方面まで輪行で釣り歩くスタイルが成立します。JRで明石まで来て、そこから船で渡れば、公共交通と自転車だけで淡路島の東岸を釣り回れるわけです。運賃や自転車・バイクの積載可否、便のダイヤは改定されることがあるため、乗船前に公式の案内で最新情報を確認してください。徳島側の福良や南部へは大鳴門橋経由のアクセスが基本になります。

明石海峡・鳴門海峡の速潮という淡路島特有のリスク

淡路島の釣りで最も強調しておきたいのが、潮の速さに起因する安全管理です。前述のとおり明石海峡は最速で約7ノット、鳴門海峡は10ノットを超える日本一の急潮流で、堤防や磯の足元でも潮が川のように流れることがあります。落水すればライフジャケットなしではまず自力で戻れません。堤防・磯・テトラのいずれでも、股掛け式のライフジャケットは必ず着用してください。

加えて、潮位の変化で渡れなくなる地磯、うねりが不意に高くなる南部の磯、滑りやすい濡れたテトラなど、速潮エリアには固有の危険が潜みます。単独釣行はできるだけ避け、渡船利用時は必ず携帯電話と回収時刻を確認し、天候・波・風が崩れる予報のときは潔く中止する判断が命を守ります。子ども連れの場合は、潮が緩く柵のある港内やサーフに限定し、外洋に面した先端部やテトラ帯には近づけないことを徹底しましょう。

島内の釣具店

淡路島内には数軒の釣具店があり、エサや仕掛けの購入が可能です。島の北部には大型釣具チェーン店があり、ルアーや仕掛けの品揃えは充実しています。ただし、南部に行くほど店舗が少なくなるため、南部エリアでの釣行を予定している場合は、事前に仕掛けやエサを準備しておくことをおすすめします。コンビニは島内各所にありますが、24時間営業でない店舗もあるので、夜釣りの場合は事前に食料や飲料を確保しておきましょう。

釣り禁止エリアに注意

淡路島では一部の漁港で釣り禁止、または制限が設けられている場所があります。近年はゴミの放置や路上駐車といったマナー違反が原因で、新たに立ち入りや釣りが禁止される港が増えている点にも注意が必要です。釣り禁止の看板が出ている場所では絶対に釣りをしないでください。漁業関係者の方々の理解があってこそ、私たち釣り人が漁港で釣りをさせていただけているのです。ゴミの持ち帰り、駐車マナーの遵守、漁業作業への配慮を徹底しましょう。少しでも「以前は釣れたが今はどうか」と迷う港は、出発前に最新の可否を確認してから向かうのが賢明です。

淡路島のおすすめ釣りプラン

淡路島のおすすめ釣りプランの要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
淡路島のおすすめ釣りプランで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

日帰りプラン(秋のアジング+タチウオ)

14:00 大阪出発 → 15:00 翼港着 → 15:30〜17:00 サビキでアジ狙い → 17:00〜19:00 タチウオのウキ釣り → 19:00〜21:00 洲本港でナイトアジング → 22:00 帰路

1泊2日プラン(春のエギング+グレ釣り)

1日目:10:00 神戸出発 → 11:00 西岸の磯でエギング → 16:00 宿泊(南あわじ温泉) → 夜:阿那賀港でナイトエギング

2日目:6:00 沼島渡船でグレ釣り → 12:00 納竿 → 昼食(島内で海鮮丼) → 15:00 帰路

車なしプラン(岩屋ベースの徒歩・輪行釣行)

JRで明石まで移動 → 淡路ジェノバラインで岩屋港へ(約13分・自転車積載可) → 岩屋港でサビキ・エギング → 自転車で東浦方面へ移動し仮屋港でアジング → 夕方の便で明石へ戻る。マイカーがなくても、明石を起点にすれば東岸の主要港を一日で回れます。ダイヤと自転車積載の可否は事前に確認しておきましょう。

淡路島の釣りに関するよくある質問(FAQ)

最後に、淡路島釣行でよく寄せられる疑問に手短に答えます。

淡路島で一番実績のある磯釣り場はどこですか

沼島の沖磯です。尾長グレ・マダイ・イシダイ・青物が狙え、グレ釣りは全国トップクラスの実績があります。土生港から渡船で渡る中〜上級者向けのフィールドで、装備と安全確認は入念に。

車がなくても淡路島で釣りはできますか

できます。明石港と岩屋港を結ぶ淡路ジェノバライン(高速船・約13分)は自転車を積める便があり、岩屋港・翼港・仮屋港など東岸の港を徒歩や輪行で回れます。

初心者や家族連れにおすすめの場所は

足場が良く設備の整った洲本港、魚影の濃い仮屋港、遠浅で安全な吹上浜などが定番です。港内やサーフの穏やかな場所に限定し、先端部やテトラは避けましょう。

ベストシーズンはいつですか

秋(9〜11月)です。青物・タチウオ・アオリイカが同時に狙える最も欲張れる時期。冬は良型メバルとカレイ、春はアオリイカとグレ、夏はキスとタコが中心です。

淡路島の磯・堤防・サーフ釣行に持っていく道具

ライフジャケット(桜マーク・股掛け式)

明石海峡7ノット・鳴門10ノットの速潮では落水すると自力で戻れない

磯用スパイクシューズ(フェルトスパイク)

五色浜や都志の地磯は濡れて滑る岩場が多く磯靴なしでは危険

メタルジグ 40〜60g

岩屋は40〜60g、丸山は60g以上でないと速潮で底が取れない

投げ釣り用ジェット天秤とキス仕掛け

慶野松原は5〜10月がキスの本番で100m級の遠投ほど数が伸びる

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まとめ:淡路島は一年中楽しめる釣りの楽園

まとめ:淡路島は一年中楽しめる釣りの楽園の要点をまとめた釣り攻略インフォグラフィック
まとめ:淡路島は一年中楽しめる釣りの楽園で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

淡路島は、4つの異なる海域に囲まれた立地から生まれる豊富な魚種、堤防から磯・サーフまで多彩な釣り場、そして関西圏からの抜群のアクセスが揃った、まさに「釣りの楽園」です。ファミリーでのサビキ釣りから、上級者向けの沼島の磯釣り、サーフのルアーフィッシングまで、あらゆるレベルの釣り人が満足できるフィールドが揃っています。とりわけ「淡路島 磯釣り」という文脈では、沼島や地磯が本州側の釣り場にはない別格の魅力を放っています。

本記事で紹介したポイントは、淡路島の釣り場のほんの一部です。島内を車で走ればいたるところに小さな漁港や地磯があり、「自分だけのポイント」を開拓する楽しみもあります。ただし、どのポイントで釣りをする場合でも、明石海峡・鳴門海峡の速潮への備え、釣り禁止区域の確認、ゴミの持ち帰り、漁業関係者への配慮を忘れないでください。釣り人のマナーが、未来の釣り場を守ることにつながります。大阪湾・明石など本州側まで足を延ばすなら、あわせて大阪・兵庫の釣りスポット完全ガイドも参考にしてください。

次の休日、明石海峡大橋を渡って淡路島へ。きっと、あなただけの最高の1匹に出会えるはずです。

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