釣り糸の結び方(ノット)は釣りの基本中の基本です。どんなに良いタックルを使っていても、結び目が弱ければ大物は獲れません。本記事では釣り初心者が最低限覚えるべき5つの結び方を、用途別にわかりやすく解説します。
Contents
なぜ結び方が重要なのか
釣りで糸が切れる場所の多くは「結び目」です。正しい結び方をすれば元の糸の強度の80〜95%を維持できますが、いい加減な結び方では50%以下まで落ちることも。大物を逃さないために、正しいノットを確実にマスターしましょう。
必須ノット5選
1. クリンチノット(サルカン・スナップ結び)
最も基本的な結び方で、サルカン・スナップ・ルアーのアイなど金属環に糸を結ぶ時に使います。
- 用途:仕掛けのサルカン、スナップ、ルアーへの結束
- 対応ライン:ナイロン・フロロカーボン
- 強度:約75〜80%
結び方:
- 糸をアイ(環)に通す
- 本線に端糸を5〜6回巻き付ける
- アイの近くにできた輪に端糸を通す
- さらに、手順3で出来た大きな輪にも端糸を通す(改良クリンチノット)
- ゆっくり締め込み、余分な端糸をカット
2. ユニノット(万能結び)
サルカンへの結束だけでなく、糸同士の結束にも応用できる万能ノットです。
- 用途:サルカン結び、糸同士の結束(ダブルユニノット)
- 対応ライン:ナイロン・フロロカーボン
- 強度:約80〜85%
結び方:
- 糸をアイに通し、端糸で輪を作る
- 輪の中に端糸を4〜5回通す(本線と端糸を一緒に巻く)
- 端糸を引いて締め込む
- 本線を引いてアイまでスライドさせる
- 余分をカット
3. 電車結び(糸同士の結束)
異なる太さの糸同士を結ぶ最も簡単な方法。道糸とハリスの結束やPEとリーダーの簡易結束に。
- 用途:道糸とハリスの直結、PEとリーダーの結束(簡易版)
- 対応ライン:全素材
- 強度:約70〜75%
結び方:
- 2本の糸を並べて重ねる
- 一方の糸で、もう一方の糸ごとユニノットを結ぶ(3〜4回巻き)
- 反対側も同様にユニノットを結ぶ
- 両方の本線をゆっくり引いて2つのコブを近づける
- しっかり締め込んで余分をカット
4. FGノット(PE+リーダー結束の王道)
PEラインとフロロリーダーの結束で最も強度が高いノット。ルアーフィッシングをするなら必ず覚えたい結び方です。
- 用途:PEラインとフロロ/ナイロンリーダーの結束
- 対応ライン:PE+フロロ/ナイロン
- 強度:約90〜95%
結び方(簡略版):
- PEラインを張った状態でリーダーを交互に編み込む(上→下→上→下)
- 15〜20回(片側7〜10回ずつ)編み込む
- 編み込みの端をハーフヒッチ(片結び)で5〜6回仮止め
- PEの端糸でさらにハーフヒッチ5〜6回で締め込む
- 余分な端糸をカットし、ライターで軽く炙ってほつれ止め
最初は難しく感じますが、練習すれば2〜3分で結べるようになります。YouTubeで動画を見ながら練習するのがおすすめです。
5. 外掛け結び(針結び)
ハリス(糸)を釣り針に結ぶ基本のノットです。市販の仕掛けを使わず自分で仕掛けを作る際に必要。
- 用途:ハリスと釣り針の結束
- 対応ライン:ナイロン・フロロカーボン
- 強度:約85〜90%
結び方:
- 針の軸に沿ってハリスを当て、端糸で輪を作る
- 針の軸とハリスを一緒に端糸で5〜7回巻く(針先から軸方向へ)
- 端糸を最初の輪に通す
- 本線をゆっくり引いて締め込む
- 余分をカット
結び目を強くするコツ
- 締め込む前に湿らせる:唾液や水で糸を湿らせてから締めると摩擦熱による劣化を防げる
- ゆっくり均一に締める:急に引くと結び目が歪んで強度が落ちる
- 端糸は短く残す:3〜5mm残してカットが目安。短すぎるとすっぽ抜ける
- 定期的に結び直す:釣行中も結び目は劣化する。大物を掛けた後やライントラブル後は結び直す
用途別ノット早見表
| 用途 | おすすめノット | 難易度 |
|---|---|---|
| サルカン・スナップに結ぶ | クリンチノット / ユニノット | ★☆☆ |
| 糸同士を結ぶ(簡単) | 電車結び | ★☆☆ |
| PE+リーダーを結ぶ | FGノット | ★★★ |
| 針にハリスを結ぶ | 外掛け結び | ★★☆ |
まとめ
釣り糸の結び方は5つ覚えれば大半の釣りに対応できます。まずはクリンチノットとユニノットから練習し、ルアーフィッシングを始める段階でFGノットに挑戦しましょう。正しいノットを確実に結べることが、大物を逃さない最大のコツです。



