- 天浜線で行く釣り旅——車がなくても遠州の魚は釣れる
- 天浜線・電車釣行の基本知識
- 【ポイント1】新所原駅〜鷲津駅間・知波田護岸(徒歩12分)
- 【ポイント2】三ヶ日駅〜猪鼻湖東岸(徒歩8分)
- 【ポイント3】気賀駅〜都田川河口(徒歩10分)
- 【ポイント4】金指駅〜引佐細江・北岸護岸(徒歩15分)
- 【ポイント5】浜名湖佐久米駅〜佐久米海岸(徒歩1分)
- 【ポイント6】東都筑駅〜都筑神社下の都田川中流域(徒歩7分)
- 【ポイント7】天竜二俣駅〜天竜川・鹿島橋上流域(徒歩13分)
- 【ポイント8】西鹿島駅〜天竜川・笠井堰下流(徒歩14分)
- 【ポイント9】尾奈駅〜瀬戸水道・尾奈護岸(徒歩6分)
- 【ポイント10】アスモ前駅〜都田川下流・笠井橋周辺(徒歩10分)
- 天浜線・電車釣行のモデルプラン
- 電車釣行の安全対策とマナー
- まとめ——天浜線は「釣りの路線」だった
天浜線で行く釣り旅——車がなくても遠州の魚は釣れる
「浜名湖で釣りがしたい。でも車がない」「運転に疲れず、帰りは缶ビールを開けたい」——そんな願いを叶えてくれるのが、天竜浜名湖鉄道(通称・天浜線)だ。掛川駅から新所原駅まで、全長67.7kmのローカル線は浜名湖の北岸をぐるりと回り、都田川や天竜川の流域もかすめて走る。沿線には「駅から歩いて竿が出せるポイント」が驚くほど多く、しかもその大半は車組のアングラーが素通りする穴場ばかりだ。
この記事では、天浜線の駅から徒歩15分以内でエントリーできる釣りポイントを10か所厳選した。各ポイントの釣れる魚種・季節・足場の安全性・トイレと売店の有無まで、電車釣行に必要な情報をすべて詰め込んでいる。荷物をコンパクトにまとめるタックル選びのコツや、天浜線の1日フリーきっぷを使った「釣りのハシゴ」プランも紹介するので、ぜひ最後まで読んでほしい。
天浜線・電車釣行の基本知識
天浜線の運行概要とフリーきっぷ
天竜浜名湖鉄道はJR掛川駅を起点に、遠州森・天竜二俣・金指・気賀・三ヶ日・新所原を結ぶ非電化ローカル線だ。運行は概ね1時間に1本で、朝夕のみ1時間に2本になる区間がある。全線の所要時間は約2時間10分。
| きっぷ種別 | 料金(大人) | 備考 |
|---|---|---|
| 1日フリーきっぷ | 1,750円 | 全線乗り降り自由。窓口・車内で購入可 |
| 区間運賃(例:天竜二俣→気賀) | 530円 | 片道。交通系ICカード不可(現金のみ) |
| JR掛川→天浜線乗り換え | JR運賃+天浜線運賃 | 通しきっぷなし。改札で一度出る |
釣りのハシゴをするなら1日フリーきっぷが断然お得だ。2か所回れば元が取れるケースが多い。なお、交通系ICカード(TOICA・Suica等)は天浜線では使えないので現金を忘れずに。
電車釣行のタックル・荷物の考え方
電車で釣りに行く最大の制約は「持てる荷物の量」だ。以下のポイントを押さえれば、片手にロッドケース・片手にバッカン程度でほぼすべての釣りに対応できる。
- ロッド:振出(テレスコピック)タイプの7〜8ft前後が万能。仕舞寸法50cm以内ならリュックに収まる
- リール:2500番前後のスピニング1台で、ルアーもちょい投げもカバー可能
- クーラー:ソフトクーラー(15L以下)が軽くて電車向き。保冷剤はコンビニで調達
- エサ:青イソメは釣具店で事前購入。天浜線沿線には釣具店が少ないため、浜松駅周辺の「イシグロ浜松高林店」「フィッシング遊浜松店」で出発前に調達しておくのがベスト
- ライフジャケット:腰巻き式の膨張タイプなら軽量コンパクト。護岸・堤防でも必ず着用を
天浜線の時刻に合わせた釣行計画
天浜線は終電が早い。新所原発の上り最終は概ね20時台、掛川発の下り最終も同様だ。夕マヅメまで粘りたい気持ちはわかるが、帰りの電車は必ず事前に確認しておこう。夏場なら日没後も明るい19時頃まで釣りができるが、冬場は16時半には暗くなるので実釣時間の配分に注意が必要だ。
おすすめは朝イチの電車で出発→午前中いっぱい釣り→昼食を挟んで別のポイントに移動→15時頃納竿というパターン。天浜線沿線には駅舎カフェや食堂が点在しているので、釣りの合間にローカルグルメを楽しむのも電車釣行ならではの醍醐味だ。
【ポイント1】新所原駅〜鷲津駅間・知波田護岸(徒歩12分)
アクセスと概要
新所原駅(JR東海道線との乗り換え駅)から南東へ徒歩約12分、浜名湖東岸の知波田(ちばた)エリアに出る。護岸沿いに遊歩道が整備されており、足場は良好。柵のある区間も多く、ファミリーでも安心して竿が出せる。
釣れる魚種と季節
| 季節 | メインターゲット | 釣り方 |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | クロダイ・キビレ | フカセ釣り・前打ち |
| 夏(6〜8月) | ハゼ・キス | ちょい投げ・ミャク釣り |
| 秋(9〜11月) | セイゴ・カマス | ルアー・ウキ釣り |
| 冬(12〜2月) | メバル・カサゴ | メバリング・穴釣り |
ワンポイント
知波田護岸は潮位によって釣果が大きく変わるエリアだ。上げ潮から満潮の2時間前後がゴールデンタイム。干潮時は底が見えるほど浅くなる場所があるので、潮汐表は必ずチェックしよう。護岸の東端には小さな流れ込みがあり、ここにハゼやセイゴが溜まりやすい。トイレは知波田駅のものが利用可能(徒歩5分)。
【ポイント2】三ヶ日駅〜猪鼻湖東岸(徒歩8分)
アクセスと概要
三ヶ日駅を出て県道を南へ進むと、約8分で猪鼻湖の東岸護岸に到着する。猪鼻湖は浜名湖の「奥座敷」と呼ばれる静かな内湖で、表浜名湖のような強い潮流がないぶん、のんびり竿を出すのに向いている。駅前にはコンビニ(ファミリーマート)があり、食料・飲料の調達に困らない。
釣れる魚種と季節
猪鼻湖の主役は何といってもクロダイとキビレだ。4月〜6月の「のっこみ」シーズンには40cm超の良型が岸壁から狙える。フカセ釣りが定番だが、電車釣行なら手軽なヘチ釣り(落とし込み)がおすすめ。ロッドは短めの前打ち竿1本で事足りる。夏場はハゼの数釣りが楽しめ、お盆前後のピーク時には2時間で30匹以上の釣果も珍しくない。
ワンポイント
猪鼻湖は水深が浅い(平均2m前後)ため、風の影響を受けやすい。西寄りの風が強い日は東岸護岸が風裏になり釣りやすいが、逆に東風の日は波立って厳しい。天気予報の風向きを見てポイントを選ぼう。なお、猪鼻湖内はウナギの好ポイントでもあり、夕方からのぶっこみ釣りで狙える。ただし天浜線の終電を考えると、ウナギ狙いは日の長い夏至前後に限られる。
【ポイント3】気賀駅〜都田川河口(徒歩10分)
アクセスと概要
気賀駅は天浜線の主要駅のひとつで、登録有形文化財に指定されたレトロな駅舎が魅力。駅から南へ約10分歩くと都田川の河口エリアに出る。都田川は浜名湖に注ぐ清流で、河口部は汽水域となり多様な魚種が集まるポイントだ。
釣れる魚種と季節
- 春〜初夏:テナガエビ(河口の石積み周り)、シーバス(バチ抜けパターン)
- 夏:ハゼ(河口の砂泥底)、ウナギ(夜釣り・ぶっこみ)
- 秋:セイゴ〜フッコクラスのシーバス(ルアー)、ハゼの落ちパターン
- 冬:コイ(ぶっこみ・吸い込み釣り)
ワンポイント
都田川河口は電車アングラーにとって「天浜線沿線で最も魚種が豊富なポイント」と言っても過言ではない。特に5月下旬〜6月のテナガエビは、延べ竿1本と赤虫だけあれば十分楽しめるので、電車釣行との相性が抜群だ。河口左岸(東側)の護岸は足場がフラットで、小学生連れでも安心。トイレは気賀関所(駅から徒歩3分)の公衆トイレが使える。
【ポイント4】金指駅〜引佐細江・北岸護岸(徒歩15分)
アクセスと概要
金指(かなさし)駅から南西方向に約15分歩くと、引佐細江(いなさほそえ)の北岸護岸に出る。引佐細江は浜名湖の最奥部に位置する入り江で、水深は浅く穏やかな水面が広がる。週末でも釣り人が少なく、プレッシャーの低い環境で竿を出せるのが最大の魅力だ。
釣れる魚種と季節
引佐細江の代名詞は大型のコイとウナギだ。コイは周年狙えるが、春の産卵前(3〜4月)が最も活性が高い。パン粉を使った「パンプカ釣り」は仕掛けが超シンプルで、電車釣行のミニマル装備にぴったりだ。初夏から秋にかけてはクロダイ・キビレも回遊してくる。水深が浅いぶんサイトフィッシングが成立し、偏光グラスがあれば黒い影を見つけて前打ちで狙い撃ちにする「見えチヌ」ゲームが楽しめる。
ワンポイント
引佐細江北岸はカキ殻が堆積したボトムが特徴で、ハリスが擦れて切れやすい。フカセや前打ちで狙うなら、ハリスはフロロカーボン2号以上を使うのが安全だ。また、夏場は河口からボラの大群が入ってくるので、ボラの群れにクロダイが混じっていないか偏光グラスでチェックする癖をつけよう。
【ポイント5】浜名湖佐久米駅〜佐久米海岸(徒歩1分)
アクセスと概要
天浜線随一の「駅チカ」釣りポイントがここだ。浜名湖佐久米(さくめ)駅のホームから浜名湖の湖面が見え、改札を出て道路を渡ればもう護岸の上。駅から釣り場まで実質1分という驚異的なアクセスを誇る。冬場にはホームにユリカモメが飛来する「カモメの駅」としても有名で、SNS映えするロケーションだ。
釣れる魚種と季節
| 季節 | メインターゲット | 備考 |
|---|---|---|
| 春 | クロダイ・キビレ | のっこみシーズン。浅場に差してくる |
| 夏 | ハゼ・キス | ちょい投げで数釣り |
| 秋 | セイゴ・カマス・サヨリ | 回遊次第で爆釣も |
| 冬 | メバル・カサゴ | 常夜灯がないので日中のデイゲーム向き |
ワンポイント
佐久米海岸は遠浅の砂泥底で、ウェーダーなしでも膝下程度の水深まで立ち込める場所がある。ただし底が柔らかく足を取られやすいので、無理な立ち込みは禁物。護岸の上からの釣りが安全で確実だ。駅併設のカフェ「かとれあ」はうなぎパイを使ったスイーツが名物で、釣りの合間の休憩にぴったり。トイレもこのカフェで借りられる。
【ポイント6】東都筑駅〜都筑神社下の都田川中流域(徒歩7分)
アクセスと概要
東都筑駅から北側へ歩くと、都田川の中流域に出る。ここは汽水の影響がほぼなくなる淡水域で、浜名湖本湖とはまったく異なる「里川」の趣がある。川幅は20〜30m程度、水深は膝〜腰ほどの浅い瀬と、1.5mほどの淵が交互に現れる典型的な里川の地形だ。
釣れる魚種と季節
- 5月〜6月:オイカワ・カワムツ(毛バリ・ミャク釣り)——新緑の季節に銀鱗が躍る
- 7月〜9月:アユ(友釣り・コロガシ)——天竜川水系の遊漁券が必要
- 通年:ナマズ(ルアー・ぶっこみ)——夕マヅメの瀬尻がポイント
- 春〜秋:テナガエビ(石積み護岸の隙間)
ワンポイント
都田川中流域はオイカワの毛バリ釣りの好フィールドだ。3.6mの渓流竿にフライ用の毛バリを結んだシンプルな仕掛けで、瀬を流せば銀色の魚体が次々とヒットする。タックルが軽量なので電車釣行には最適の釣り物と言える。アユの友釣りをする場合は、天竜川漁業協同組合の遊漁券(日券2,000円程度)が必要。都田川沿いの「みをつくし文化センター」に公衆トイレあり。
【ポイント7】天竜二俣駅〜天竜川・鹿島橋上流域(徒歩13分)
アクセスと概要
天竜二俣駅は天浜線のターミナル駅のひとつで、転車台や扇形車庫が残る鉄道遺産の宝庫。駅から東へ歩くと天竜川本流に出る。鹿島橋の上流200m〜下流300mほどが主な釣り場で、橋脚周りの流れの変化に魚がつく。河川敷が広く、護岸からエントリーできる場所が複数ある。
釣れる魚種と季節
天竜川本流は流れが速く水量も多いため、小物釣りには向かない。ここでの本命はアユ・ニジマス・大型ナマズだ。6月のアユ解禁後は友釣り師で賑わうが、平日なら入る場所には困らない。秋の落ちアユシーズン(10月〜11月)は、ルアーやコロガシで狙うアングラーも多い。
冬場はニジマスが面白い。天竜川漁協が放流しているニジマスは30〜40cmクラスが中心で、スプーンやスピナーで手軽に狙える。極寒期でも水温が比較的安定しているため、真冬でも釣果が期待できるのが天竜川の強みだ。
ワンポイント
天竜川は増水時は絶対に近づかないこと。上流のダム放流で急激に水位が上がることがあり、河川敷にいると退路を断たれる危険がある。「ダム放流のサイレン」が聞こえたら、迷わず高台へ退避しよう。トイレは天竜二俣駅構内にあるほか、駅前の秋野不矩美術館方面にも公衆トイレがある。
【ポイント8】西鹿島駅〜天竜川・笠井堰下流(徒歩14分)
アクセスと概要
西鹿島駅は天浜線と遠州鉄道の乗り換え駅で、浜松駅から遠鉄電車で直通できるアクセスの良さが魅力。駅から南西へ歩くと天竜川の左岸(東岸)に出る。笠井堰の下流は流れが緩む「トロ場」が形成されており、天竜川本流のなかでは比較的穏やかなポイントだ。
釣れる魚種と季節
- 春〜秋:オイカワ・ウグイ(ミャク釣り・ルアー)
- 夏:アユ(友釣り)、テナガエビ(石積み周り)
- 通年:コイ(ぶっこみ・パン釣り)——70cm超の大物が潜む
- 夜:ナマズ・ウナギ(ぶっこみ)——日没後1時間が勝負
ワンポイント
西鹿島駅は遠州鉄道(赤電)で浜松駅から約30分。天浜線のフリーきっぷがなくても、遠鉄だけで気軽にアクセスできるのが強みだ。笠井堰下流の「トロ場」は流れが弱いので、軽い仕掛けでも十分底を取れる。コイ狙いのパン釣りは食パン1枚あれば成立するので、究極のミニマル電車釣行が楽しめる。ただし河川敷は日陰が少ないので、夏場は帽子・日焼け止め・飲料水を必ず持参のこと。
【ポイント9】尾奈駅〜瀬戸水道・尾奈護岸(徒歩6分)
アクセスと概要
尾奈駅から南に約6分歩くと、浜名湖と猪鼻湖を結ぶ瀬戸水道の護岸に出る。瀬戸水道は幅が狭く、潮の干満で強い流れが発生するため、魚影の濃さは浜名湖でもトップクラス。流れに乗せたドリフト釣法が有効で、ルアーアングラーにとっては腕の見せどころだ。
釣れる魚種と季節
瀬戸水道の主役はクロダイ・メバル・シーバスの三本柱。特に秋〜冬のメバルは尺クラス(30cm超)の実績があり、地元のメバリングアングラーが通い詰めるポイントだ。ワームは2インチ前後のピンテール系を0.5〜1.5gのジグヘッドにセットし、流れに馴染ませながらスローに引くのがコツ。
春はクロダイの前打ちが面白い。護岸のヘチ(壁際)に沿ってカニエサやイガイを落とし込むと、ゴツッという強烈なアタリが出る。瀬戸水道の流れがベイトフィッシュを集めるため、秋にはシーバスのボイルが見られることもある。
ワンポイント
瀬戸水道は潮流が非常に速いため、軽いジグヘッドでは底が取れない。電車釣行で荷物を絞る場合でも、ジグヘッドは2g以上のものを数種類持っていこう。護岸はコンクリートで足場は良いが、海苔が付いて滑りやすい箇所がある。フェルトソールの靴がベストだが、最低でもグリップの効いたスニーカーを選ぼう。トイレは尾奈駅のものを利用。
【ポイント10】アスモ前駅〜都田川下流・笠井橋周辺(徒歩10分)
アクセスと概要
アスモ前駅(旧・都田駅に近い工場地帯の駅)から都田川下流に向かうと、笠井橋周辺の護岸に出る。このあたりは都田川が浜名湖に注ぐ少し手前の汽水域で、淡水と海水が混じり合うことで多様な魚種が同居する好ポイントだ。護岸沿いに舗装された遊歩道があり、ランガン(移動しながら釣る)スタイルに向いている。
釣れる魚種と季節
| 季節 | メインターゲット | おすすめ仕掛け |
|---|---|---|
| 春 | シーバス(セイゴ〜フッコ) | 7cmミノー・バイブレーション |
| 夏 | ハゼ・テナガエビ | ちょい投げ(ハゼ)・延べ竿(テナガ) |
| 秋 | クロダイ・キビレ | 前打ち・フカセ |
| 冬 | シーバス(年越しパターン) | 鉄板バイブレーション |
ワンポイント
都田川下流域は夜にシーバスの実績が高いが、電車釣行では時間の制約がある。そこでおすすめなのが朝マヅメのトップウォータープラグ。始発電車で現地入りし、日の出前後の1時間にポッパーやペンシルベイトを引くと、水面を割ってシーバスが出る。朝の静寂を破る「バシュッ」という水柱は電車釣行の早起きを報いてくれる最高のご褒美だ。
天浜線・電車釣行のモデルプラン
プランA:浜名湖ハゼ&チヌ欲張りコース(初心者〜中級者向け)
- 8:00 浜名湖佐久米駅着→護岸でハゼのちょい投げ(2時間)
- 10:30 天浜線で気賀駅へ移動(約10分)
- 11:00 気賀駅周辺で昼食(地元の定食屋やうなぎ屋)
- 12:30 都田川河口でクロダイの前打ちorテナガエビ(3時間)
- 15:30 納竿→気賀駅から帰路
プランB:天竜川リバー満喫コース(中級者向け)
- 7:00 西鹿島駅着(遠州鉄道利用)→天竜川左岸でオイカワ・コイ狙い(3時間)
- 10:30 天浜線で天竜二俣駅へ移動(1駅)
- 11:00 天竜二俣駅で転車台見学&駅ナカ食堂で昼食
- 12:30 鹿島橋上流でアユ or ナマズ狙い(3時間)
- 15:30 納竿→天竜二俣駅から帰路
プランC:浜名湖ルアー縦断コース(上級者向け)
- 6:00 アスモ前駅着→都田川下流で朝マヅメのシーバス(2時間)
- 8:30 天浜線で尾奈駅へ移動
- 9:00 瀬戸水道でクロダイ&メバル(3時間)
- 12:30 三ヶ日駅へ移動→昼食(みかん直売所のジュースで一息)
- 13:30 猪鼻湖東岸で見えチヌ狙い(2時間)
- 16:00 納竿→三ヶ日駅から帰路
電車釣行の安全対策とマナー
安全面で必ず守ること
- ライフジャケットは必ず着用。護岸でも落水の危険はゼロではない
- 天竜川は増水に最大限の警戒を。上流のダム放流情報(天竜川ダム統合管理事務所のウェブサイト)を出発前に確認
- 終電時刻は釣行前に確認。天浜線は本数が少なく、1本逃すと1時間待ちになる
- 雷鳴が聞こえたら即納竿。カーボンロッドは落雷の危険がある
- 日没後の護岸は足元が見えにくい。ヘッドライトを必ず携行
電車内でのマナー
- ロッドはケースに入れ、他の乗客に当たらないよう注意。振出ロッドなら仕舞った状態でリュックに
- エサ(青イソメなど)は密閉容器に入れ、臭いが漏れないように
- クーラーボックスから水が垂れないよう、ビニール袋で二重に包む
- 濡れたウェアは着替えてから乗車。座席を濡らさない配慮を
- 天浜線はワンマン運転のため、乗降口付近に大きな荷物を置かない
釣り場でのマナー
- ゴミは必ず持ち帰る。特にラインの切れ端やワームの切れっ端は鳥や魚に害を及ぼす
- 護岸で釣りをする場合、歩行者の通行を妨げない位置に竿を出す
- 先行者がいたら十分な間隔(最低10m以上)を空ける。声をかけてから入るのがベスト
- 漁業権のある河川(都田川・天竜川のアユなど)では遊漁券を必ず購入
まとめ——天浜線は「釣りの路線」だった
天竜浜名湖鉄道の沿線には、車で通い詰めるベテランが見落としがちな穴場が点在している。駅から歩いて数分〜15分で竿が出せるポイントが10か所以上あり、1日フリーきっぷを使えば複数のフィールドをハシゴすることも可能だ。
電車釣行の最大のメリットは「帰り道の運転がない」こと。これは日帰り釣行の疲労感を劇的に軽減してくれる。ローカル線のボックスシートに腰を下ろし、車窓に流れる浜名湖を眺めながら今日の釣りを振り返る——そんな贅沢な帰路は、車釣行では絶対に味わえない。
まずは天浜線の1日フリーきっぷを買って、この記事のモデルプランを試してみてほしい。浜名湖の魚たちは、線路のすぐそばで待っている。



