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台風・大雨後の釣り攻略|浜名湖・遠州灘で増水・濁りを味方につける戦略と安全対策
台風や大雨の後、「釣れないから行かない」と判断する釣り師は多いですが、実はこれは大きな機会損失です。台風後・大雨後の「増水・濁り」は、魚の行動パターンを大きく変化させ、普段は釣れない魚が爆釣になるタイミングでもあります。浜名湖・遠州灘エリアでは、台風後特有の「濁り水のシーバス」「増水ウナギ」「荒れ後のヒラメ」という現象が起きます。本記事では、悪天候後の釣り攻略法と絶対に守るべき安全ルールを解説します。
台風・大雨後の水の状態と魚への影響

| 状態 | 発生時期 | 魚への影響 | 釣り適否 |
|---|---|---|---|
| 台風直撃中 | 台風通過中 | 魚は深場に逃げる。海は荒れる | ×絶対禁止 |
| 台風直後(6〜12時間後) | 台風通過後すぐ | 海は荒れたまま・濁りMAX | △危険。上級者のみ |
| 台風後1〜2日後 | 台風通過後1〜2日 | 濁りが続く・水温下降・活性が上がる魚も | ○ポイント選択重要 |
| 台風後3〜5日後 | 落ち着いてきた頃 | 透明度が戻る・荒れで体力消耗した魚が活発に食う | ◎狙い目! |
| 大雨後(増水期) | 大雨翌日〜3日 | 川から栄養が流れ込む・ウナギ・コイが活発 | ○河川・湖が狙い目 |
台風後に爆釣になる魚と釣り方
①シーバス(スズキ):台風後最大の恩恵を受ける魚
シーバスは荒れた水が得意な魚です。台風後の「濁り水」「増水」「ベイトの混乱」の三条件が揃うと爆釣になります:
- 理由:濁り水ではシーバスは「見えにくい」ため、ベイト(小魚)に近づきやすくなる。また濁りの中では釣り人も見えにくいため警戒心が薄れる
- ポイント:馬込川河口・都田川河口・今切口(流れの当たるポイント)
- ルアー選び:濁りの中では「シルエットが大きい・カラーが目立つ」ルアーが有効。チャートバック・オレンジ・クリームホワイトのビッグミノー・バイブレーション
- タイミング:台風通過後2〜4日目の夕〜夜が最高潮
②ウナギ:増水を感知して活動開始
川が増水すると、ウナギは「夜の活動量が増す」という習性があります:
- 理由:増水・濁りで流れてくる甲虫・ミミズ等のエサが豊富になる。流れが速くなると隠れていた穴から出やすくなる
- おすすめ時期:大雨後の当日夜〜翌日夜。特に「なだれ込み」の後の穏やかな水際
- ポイント:都田川中流〜下流・馬込川の緩やかな淀み
- 注意:増水した川への接近は危険。護岸から安全な場所のみ釣行
③ヒラメ・マゴチ:台風後の遠州灘サーフ
遠州灘サーフでは台風後に底が掘れ、ベイトが接岸することが多く、ヒラメ・マゴチが浜に寄ります:
- 好条件:波高が2m以下に落ち着いた翌日。まだ若干の濁りが残っている状態
- ポイント変化:台風で地形が変わる→掘れた場所(ブレイク)を新たに探す必要あり
- ルアー:ヘビーシンキングミノー・ジグヘッドワーム(20〜28g)。波が残っていれば底を強く意識したリトリーブ
④クロダイ(チヌ):濁り水を好む習性
クロダイは本来濁り水を好む魚で、台風後の「にごり」状態が得意:
- 視界が悪い中で積極的に岸寄りに入ってくる
- 浜名湖の弁天島護岸・今切口周辺でチャンス
- ルアー:チニング用クローワーム・ラバーチヌ。カラーはオリーブ・チャート
台風後の濁り水でのルアーカラー選び

| 水の状態 | 透明度 | おすすめカラー | 理由 |
|---|---|---|---|
| 激濁り(コーヒー牛乳色) | 10cm以下 | チャートバック・オレンジ・グリパン | 最大限のアピールが必要 |
| 濁り(うっすら緑濁り) | 20〜50cm | チャートバック・ホワイト・ゴールド | 明るいカラーが有効 |
| やや濁り(うす茶色) | 50〜100cm | ナチュラル系+チャート・ピンクバック | ナチュラルとアピールの中間 |
| クリアに近い | 1m以上 | ナチュラルカラー(イワシ・コノシロ) | 通常の澄み潮と同様に |
台風後釣行の絶対守るべき安全ルール
⚠️台風後の釣りは「命を守る判断」が最優先
- 気象・波予報の徹底確認:台風後でも余波で波が高いことが多い。「windy.com」「気象庁」で波高2m以下を確認してから釣行
- 潮位の確認:台風後は潮位が平常より高くなる(高潮)ことがある。干潮でも普段より水位が高い可能性
- 護岸・堤防の状態確認:台風で護岸が破損していることがある。崩れた護岸の近くは絶対に立たない
- 河川への接近は慎重に:増水した川の護岸は滑りやすく崩れやすい。離れた安全な場所から釣ること
- ライフジャケット着用:台風後の不安定な海・川では必ず着用
- 単独釣行を避ける:異常事態の際に助けを呼べる同行者がいることが望ましい
台風後の釣行タイミングチェックシート
| チェック項目 | OK条件 | NG条件 |
|---|---|---|
| 波高(海) | 2m以下(理想1.5m以下) | 2m超は危険 |
| 風速 | 8m/s以下 | 10m/s超は危険 |
| 河川水位 | 平常比1.5倍以下 | 2倍超は接近禁止 |
| 濁り具合 | ある程度の濁りはOK・激濁りは非効率 | 視界0の激濁りは釣れない |
| 天気予報 | 当日は晴れ・曇り | 当日に再び雨・強風予報はNG |
まとめ|台風後を制する者が浜名湖を制す
台風後の浜名湖・遠州灘は「一発大物」のチャンスです。普段警戒心の高いシーバス・クロダイが濁りの中で大胆になり、通常では考えられない場所に入り込んでくる。安全が確認できた台風後3〜5日目の夕マズメは、年間を通じて最も釣れるタイミングの一つ。ただし「命の安全>釣果」は絶対の原則。万全な安全確認を行った上で、台風後の荒れた海の恩恵を受けてください。



