英虞湾エリアの基本情報

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三重県・英虞湾エリアの海釣り完全ガイド|釣れる魚・ポイント・アクセスまで徹底解説

志摩半島の最南端に広がる英虞湾(あごわん)は、日本を代表するリアス式海岸の入り江だ。真珠養殖で世界的に有名なこの湾は、複雑な地形が生み出す豊かな生態系を持ち、一年を通じて多彩な魚種が釣れる「釣り人の楽園」でもある。マダイ・チヌ・アオリイカから夏のスズキ、秋の青物まで、年間を通じてターゲットが途切れることがない。また隣接する太平洋側では波打ち際の荒磯が続き、グレ・イシダイなどの磯の王者も狙える。三重県伊勢志摩エリアへ釣行を考えているなら、この記事が全ての情報を提供する完全ガイドとなるだろう。

項目詳細
所在地三重県志摩市(旧志摩町・阿児町・浜島町・大王町・磯部町)
アクセス(車)伊勢自動車道・玉城ICより国道167号経由で約50分。近鉄志摩線・鵜方駅からもアクセス可
最寄りIC玉城IC(伊勢自動車道)から約40km・約50分
駐車場各漁港・磯場に無料駐車場あり(スペース限定・早朝満車注意)
トイレ浜島港・波切港・越賀港などの主要漁港に設置
釣り場の広さ湾内全域(周囲約90km)+ 外洋側磯場多数
足場漁港堤防(良好)、磯(危険箇所多く注意)、砂浜(良好)
近くのコンビニファミリーマート鵜方店・セブンイレブン志摩御座店ほか
釣具店上州屋伊勢店(伊勢市)、フィッシュランド鵜方(志摩市鵜方)
入場料基本無料(一部沖堤防は渡船料2,000〜3,000円)

英虞湾の地形・海洋環境:なぜ魚が多いのか

英虞湾が優れた釣り場であり続ける最大の理由は、リアス式海岸が生み出す複雑な地形にある。英虞湾の海岸線は出入り口が複数あり、湾内には大小60以上の島が点在する。この複雑な地形は、潮の干満による「潮の当たり・返し」を生み出し、プランクトンや小魚を湾内に留める天然の罠として機能している。

底質は湾の奥部では砂泥底が広がり、カレイ・ヒラメ・マゴチなどの底物が好む環境になっている。湾口付近や外洋に面した島の周辺は岩礁・海藻帯が発達し、チヌ・グレ・ロックフィッシュの好スポットとなっている。水深は湾内が5〜20m、外洋に面した側は10〜30m以上と変化に富んでいる。

英虞湾の潮流は三重県特有の「伊勢湾と太平洋の中継」という地理的条件から、日本でも特異な動きを見せる。伊勢湾の海水が英虞湾に流れ込む際に「大潮の干満差が大きく(最大約2m)」なり、このダイナミックな水の動きがベイトフィッシュを集め、フィッシュイーターを呼び込む好循環を生む。「潮が動き始めた瞬間」が最も釣れやすいことは、地元釣り師なら誰もが知っている事実だ。

真珠養殖のイカダが点在することも英虞湾の特徴だ。養殖イカダ周辺は魚のストック場所となっており、チヌ・クロダイ・グレ・アオリイカが集まる場所として有名だ。ただし養殖業者の方の生計に関わる施設であるため、絶対に近づきすぎない・仕掛けを引っ掛けないよう最大限の注意が必要だ。

英虞湾エリアで釣れる魚種と年間カレンダー

魚種最盛期サイズ釣り方おすすめ度
チヌ(クロダイ)3〜11月(通年)30〜55cmフカセ釣り・ダンゴ釣り★★★★★
マダイ4〜6月・9〜11月30〜80cmコマセ釣り・タイラバ・船★★★★★
アオリイカ9〜12月(秋)・4〜6月(春)300〜1500gエギング・ヤエン釣り★★★★★
グレ(メジナ)11〜3月(冬が最盛期)25〜50cmフカセ釣り★★★★☆
スズキ(シーバス)6〜9月50〜90cmルアー・エビ泳がせ★★★★☆
カサゴ通年(冬が型良し)20〜35cm穴釣り・ブラクリ★★★★☆
カレイ10〜3月25〜40cm投げ釣り★★★☆☆
ハマチ・ブリ9〜11月40〜80cmショアジギング・ノマセ★★★★☆
キス6〜9月15〜25cm投げ釣り・チョイ投げ★★★★☆
アジ5〜10月15〜35cmサビキ・アジング★★★★☆

場所別おすすめポイント:英虞湾を知り尽くす

浜島港(はまじまこう):釣果安定の定番スポット

英虞湾南部に位置する浜島港は、観光船の発着する大型港湾でありながら、釣り人も利用できる数少ない好ポイントだ。港内南側の外向き堤防(全長約200m)が最も人気の釣り場で、先端部分では水深8〜12mの底を探るとチヌ・グレが好釣果を出す。特に春のチヌは数・型ともに期待でき、3〜5月にはフカセ釣りで50cmオーバーの年無しチヌが出ることも珍しくない。

堤防中央付近では投げ釣りでキス・カレイが狙えるほか、夜間のエギングでアオリイカも実績がある。堤防根元のテトラ帯では穴釣りによるカサゴ・ウツボが楽しめる。駐車場は港に隣接した無料スペースがあるが、連休・盆休みは早朝5時前に満車になることも珍しくない。釣り場として使えるのは漁港南側外堤防と護岸部分のみで、漁船作業の妨げになる場所への立ち入りは厳禁だ。

波切港(なきりこう):大王崎灯台下の実力派

英虞湾東端、大王崎灯台のふもとに位置する波切港は、外洋に近いため魚影が濃く、地元の釣り人から絶大な支持を得ているポイントだ。港の東側に伸びる長さ300mの外堤防が主要釣り場で、先端は水深15m以上あり、潮流が当たると底物から表層魚まで多彩な釣果が期待できる。

この港の目玉はアオリイカだ。大王崎周辺の海藻帯はアオリイカの産卵場所でもあるため、春(4〜6月)の親イカシーズンは1.5kg以上のモンスターが出る可能性もある。秋(9〜12月)は数釣りが楽しめるシーズンで、新子の800g〜1kgクラスが堤防からエギングで複数匹狙える。グレ釣りも盛んで、11〜3月の冬は40cmクラスが混じる良型グレが期待できる。

越賀港(こしかこう)・安乗港(あのりこう):湾内奥のマダイスポット

英虞湾の奥部、越賀港と安乗港周辺は湾内の中でも特にマダイの実績が高いエリアだ。この付近は海底に岩礁・砂地が混在し、春・秋の大潮時にはマダイが産卵のために集まりやすい地形となっている。岸釣りではウキ釣りによるコマセマダイが有効で、春のノッコミシーズン(4〜5月)には50cm以上の良型が堤防から狙えることもある。

越賀港の北西側護岸は水深が浅め(3〜5m)だが、満潮時のチヌ・グレのフカセ釣りでは型の良い魚が出やすい。安乗岬先端の磯は干潮時に歩いてアクセスできるポイントもあるが、波の高い日は絶対に立ち入らないこと。

片田港・方座浦(かたださうら):外洋青物の好スポット

英虞湾外洋側の南東端に位置する片田港・方座浦は、沖合からの回遊魚が最初に差し込んでくるエリアだ。9〜11月の秋シーズンにはハマチ(イナダ)・サワラ・シオ(カンパチの若魚)などの青物が回遊し、ショアジギングで爆発的な釣果が出ることがある。この地区の磯場は水深が急激に落ちており、沖向きにキャストするだけで青物の回遊層(水深10〜20m)を攻められる。

ただし、外洋に面しているため波が高い日は非常に危険だ。南〜南東の風が強い日は1.5m以上の波が来ることもあり、絶対に無理をしないこと。釣行前には必ず波の高さ予報を確認し、「波高1m以下、風速5m以下」を目安に判断しよう。

釣り方・タックル詳細:英虞湾の攻略セッティング

チヌ・グレのフカセ釣りセッティング

英虞湾内でのフカセ釣りは磯竿1.5〜2号・5.3m、道糸2〜3号(フロロ)、ウキは0号〜B号の軽めのウキを基本に組む。英虞湾内は潮流が比較的穏やかなため、軽いウキで底まで馴染ませてから食わせるスローな釣りが効果的だ。コマセはオキアミ2kg+チヌパワー(集魚剤)の標準配合が無難だが、春〜夏はカラスムギをブレンドしてエサ持ちを良くするのも有効だ。チヌのハリスは1.5〜2号、グレは1〜1.5号を基本にする。

アオリイカのエギング攻略

英虞湾のエギングは秋の数釣りと春の大型狙いで戦略が変わる。秋(9〜12月)はエギ2.5〜3号のオレンジ・ピンク系をデイゲームで使い、速いシャクリとフォールで広くサーチ。春(4〜6月)の大型狙いは3.5〜4号のラトル入りエギをスローに使い、じっくり食わせるのがコツだ。藻場の上・藻際を狙うのが基本で、海藻の生えているポイントを探してから攻めることが重要だ。PEライン0.6〜0.8号にリーダーフロロ2〜2.5号が標準セッティングだ。

季節別攻略法

季節主なターゲット最適な場所おすすめタックル注意点
春(3〜5月)チヌ(ノッコミ)・マダイ・春イカ浜島港・越賀港・波切港磯竿2号・フカセ仕掛け産卵期は個体数が増えるが場荒れに注意
夏(6〜8月)キス・アジ・スズキ・カサゴ浜島港護岸・砂浜投げ釣り・サビキ・シーバスルアー熱中症・日焼け対策必須。早朝・夕マズメ中心に
秋(9〜11月)アオリイカ・ハマチ・マダイ・チヌ波切港・片田港・方座浦エギング・ショアジギ台風後は荒れが残ることも。波情報を必ず確認
冬(12〜2月)グレ・カレイ・カサゴ波切港磯・浜島港堤防フカセ釣り(グレ)・投げ釣り(カレイ)北西風が強く波高くなりやすい。防寒対策万全に

初めて英虞湾に行く人へのアドバイス

初めて英虞湾に釣行する場合、まず「どの港に行くか」を事前に決めておくことが大切だ。英虞湾は周囲90km以上に及ぶ広大なエリアで、一つの港から別の港への移動に30分以上かかることも珍しくない。釣行前日に目的の魚種と対応する港を絞り込んでおこう。

英虞湾へのアクセスは基本的に車が必要だ。公共交通機関では近鉄志摩線の鵜方駅(または賢島駅)が最寄りとなるが、そこから各港へはバスが少なく、タクシーを使うことになる。レンタカーの利用が最も現実的な選択肢だ。

釣り場でのマナーとして最も重要なのが「漁港内の漁業者の迷惑にならないこと」だ。英虞湾は現役の漁港が多く、早朝には漁船が作業を行う。漁師の方の仕事の邪魔になる場所・時間帯での釣りは控えること。また真珠養殖のイカダには絶対に近づかないこと。これは法律的な問題(漁業法違反)だけでなく、地元の釣り場を守るためにも重要なルールだ。

安全面では磯場への立ち入りに細心の注意が必要だ。英虞湾外洋側の磯は見た目より潮流が速く、足元を掬われることがある。ライフジャケット着用は絶対的なルールだ。また夏の晴天時は熱中症・日射病への対策として水分を多めに持参し、無理のない時間帯(早朝〜午前10時・夕方16時以降)に釣りをすることをおすすめしたい。

空振りしやすい条件:正直に教えます

英虞湾でも「アタリ一つない」という日がある。そのような状況を作り出す要因を事前に知っておこう。

最も注意すべき条件が「透明度の異常な上昇」だ。英虞湾は通常、適度な濁りがあり魚の警戒心が低い。しかし台風後や長期間の晴天が続いた後に海水が澄み切ると、魚が極端に警戒心を高め、岸からは食いが悪くなる。このような日は釣り方を繊細にするか、深場を攻めるか、あるいはターゲットを底物(カサゴ・カレイ)に変更するのが賢明だ。

また小潮・長潮のタイミングは湾内の潮の動きが最小限になり、魚の活性が全体的に下がる傾向がある。特に英虞湾の「奥エリア(越賀・安乗)」は潮が動かないと海水が淀みやすく、釣果が伸びにくい。このような潮回りの日は外洋に近い「波切港・片田港」に目を向けると良いだろう。外洋に近いほど潮の影響を受けやすく、小潮でも一定の潮流があるためだ。

周辺情報:釣り以外の楽しみ方

英虞湾エリアは伊勢志摩国立公園内に位置し、釣り以外の観光スポットも豊富だ。釣行帰りに立ち寄りたい施設を紹介しよう。

食事については、浜島エリアには海鮮を食べられる食堂・料理店が多い。特に地元でとれた伊勢海老・アワビを使った料理は、釣行後の疲れを吹き飛ばしてくれる。志摩市内のスーパーや鮮魚店では地元産の鮮魚が手頃な価格で手に入り、自炊のキャンプ・釣りトリップにも便利だ。温泉は伊勢志摩地区では「志摩観光ホテル ザ・クラシック」周辺に日帰り入浴施設があるほか、隣の南伊勢町方面には「浜島オートキャンプ場」も整備されている。

釣具店については、最寄りの「フィッシュランド鵜方」(志摩市鵜方)が最大手で、エサの仕入れ・タックル購入ができる。釣行前日または当日朝に立ち寄り、地元情報(最近の釣果・ベストポイント)を店員に聞くことが最も確実な情報収集方法だ。地元の釣具店情報は何よりも価値がある。

よくある質問(FAQ)

Q. 英虞湾の釣りで駐車場はありますか?
A. 浜島港・波切港・越賀港など主要漁港には無料駐車スペースがありますが、連休や夏休みシーズンは早朝5〜6時に満車になることもあります。余裕を持って早出することを強くおすすめします。

Q. 磯釣りは一人でも安全ですか?
A. 初心者の方の一人での磯釣りは避けてください。英虞湾外洋側の磯は波が急に変わることがあり、経験者でも複数人で行くのが基本です。初心者は堤防・護岸から始めましょう。

Q. 真珠養殖のイカダ周辺で釣りをしてもいいですか?
A. 絶対にダメです。養殖施設への接近・仕掛けを引っ掛けることは漁業法違反になる可能性があります。また釣り人全体が立ち入り禁止になる恐れもあるため、絶対に近づかないでください。

Q. 冬でも釣れますか?
A. はい、冬はグレ(メジナ)・カレイが旬を迎えます。特に11〜2月のグレ釣りは英虞湾の真骨頂で、型の良い40cm超も期待できます。ただし防寒対策は十分にしてください。

まとめ:英虞湾は日本屈指の多魚種釣り場

三重県英虞湾エリアは、リアス式海岸が生み出す豊かな生態系と、四季折々のターゲット魚種が揃う日本屈指の釣り場だ。春のチヌ・マダイのノッコミ、秋のアオリイカ・青物のシーズン、冬の大型グレと、年間を通じて飽きのこない釣りが楽しめる。

初めて訪れるなら、足場が良く駐車場もある「浜島港」か「波切港」から始めるのがおすすめだ。春(4〜5月)のチヌシーズンか、秋(10〜11月)のアオリイカシーズンに訪れると、初心者でも比較的釣果を得やすい。地元の釣具店で最新釣果情報を仕入れ、アドバイスをもらってから釣り場に向かうのが失敗しないための鉄則だ。伊勢志摩の美しい自然の中での釣り体験は、一度経験すれば必ずまた来たくなる魅力がある。

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