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釣り魚のカレーは「意外な絶品」
「カレーに魚?」と思う人も多いかもしれないが、世界中に「フィッシュカレー」は存在する。インド南部・スリランカ・タイの魚カレーは定番料理だし、日本でも「サバカレー」「マグロカレー」は缶詰として存在するほど認知されている。
釣り上げた新鮮な魚で作るカレーは、スーパーの魚では出せない旨みが溶け出して、スパイスとの組み合わせが絶品になる。特に大型のシーバス・マダイのような白身魚は、カレーとの相性が抜群だ。また、小型の釣り魚(アジ・イワシ)は骨ごと揚げてカレーに乗せる「魚フライカレー」にすると食べやすくなる。
魚カレーに向く魚種
| 魚種 | カレーとの相性 | 調理のポイント |
|---|---|---|
| シーバス(スズキ) | ★★★★★ | 白身でクセが少ない。煮崩れしにくく大きく切ってOK |
| マダイ・クロダイ | ★★★★☆ | 上品な旨みがカレーに溶け出す。皮目を活かして焼いてから煮込む |
| ブリ・ハマチ | ★★★★☆ | 脂が多くカレーに深みが出る。切り身で使う |
| アジ・サバ | ★★★☆☆ | 小型はフライにしてカレーに乗せる形がベスト |
| ヒラメ・カレイ | ★★★☆☆ | 身が柔らかく崩れやすい。煮込み時間を短めに |
スタイル別・魚カレーの2つのレシピ
スタイル1:日本風・シーバスの魚カレー(ルーカレー)
材料(4人分)
- シーバス(スズキ)の切り身:400〜600g(骨を取り除いて大きめに切る)
- カレールー:1箱(市販のカレールー 中辛〜辛口)
- 玉ねぎ:2個(薄切り)
- じゃがいも:2個(一口大)
- にんじん:1本(一口大)
- 水:800ml
- サラダ油:大さじ2
- 塩・胡椒:少々
- 隠し味:ナンプラー(魚醤)大さじ1 または 醤油大さじ1
手順
- 魚の下処理:シーバスの切り身に塩・胡椒を振り、10分置いて水気を拭く。魚の臭みを抜くため、熱したフライパンで皮目から軽く焼き色をつける(完全に火を通さなくてOK)
- 野菜を炒める:鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎを飴色になるまで炒める(10〜15分)。にんじん・じゃがいもを加えてさらに3〜4分炒める
- 水を加えて煮る:水を加え、じゃがいもが柔らかくなるまで15〜20分煮る
- 魚を加える:焼いたシーバスを加え、5〜7分静かに煮る(強く混ぜると身が崩れるため注意)
- カレールーを溶かす:火を止めてカレールーを割り入れ、溶かす。ナンプラー(または醤油)を加えて隠し味に
- 再加熱して完成:弱火で5分ほど煮て全体を均一にしたら完成
日本風魚カレーのコツ
- 魚は最初に焼き色をつけることで臭みが飛び、旨みが凝縮する
- ナンプラーを隠し味に加えると、魚介の旨みが格段に増す
- 魚は煮込みすぎると崩れる。加える時間を最後の方にして「5〜8分の短時間煮込み」に留める
スタイル2:インド風・マダイのフィッシュカレー(スパイスカレー)
材料(4人分)
- マダイの切り身(骨なし):400g
- 玉ねぎ:2個(みじん切り)
- トマト缶:1缶(ホールトマト)
- ニンニク:3片(みじん切り)
- 生姜:1片(みじん切り)
- ヨーグルト:100g
- サラダ油:大さじ3
- スパイス:クミンパウダー小さじ1・コリアンダーパウダー小さじ1・ターメリック小さじ0.5・カイエンペッパー小さじ0.5・塩小さじ1
手順
- マリネ:マダイの切り身をヨーグルト・ターメリック少量・塩で30分マリネする
- 玉ねぎを炒める:鍋にサラダ油を熱し、ニンニク・生姜を炒めて香りを出す。玉ねぎを飴色になるまで15分以上炒める
- スパイスを加える:クミン・コリアンダー・カイエンペッパーを加えて1〜2分炒める(焦げないよう注意)
- トマトを加えて煮詰める:トマト缶を加えてペースト状になるまで5〜8分煮詰める
- 魚を加えて煮る:マリネした魚を加え、弱火で8〜10分煮る
- 仕上げ:塩で味を調え、仕上げに少量の油(ギー・バター)を加えるとコクが出る
魚カレーの盛り付けアイデア
- ご飯に乗せる:定番。バスマティライス(インド米)で本格フィッシュカレーに
- ナン・チャパティで食べる:インド風の本格スタイル。パン系との相性も良い
- うどんにかける:カレーうどん風に。魚の旨みが溶けたカレーが麺によく絡む
まとめ:釣り魚カレーは「釣り人だけが楽しめる特別なカレー」
シーバスやマダイのカレーは、スーパーで買った魚では決して再現できない「釣りたての鮮度」と「釣り人の達成感」が入った特別な料理だ。アレンジは無限——次の釣行で大物を釣り上げたら、ぜひフィッシュカレーを試してみよう。



