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釣りのノット(結び方)完全ガイド|ユニノット・FGノット・パロマーノットを動画なしで完全マスター
釣りでラインが切れる原因のほとんどは「ノット(結び目)の失敗」です。どれほど高級なラインを使っても、結び方が弱ければ大物を逃がします。本記事では釣り初心者が必ずマスターすべき基本ノット(結び方)から、PEラインのFGノットまで、ステップバイステップで解説します。結び方をマスターすれば、ラインブレイクによる悔しい思いをなくせます。
ノット(結び方)の重要性と基礎知識
| ノット名 | 用途 | 難易度 | 強度(ライン強度比) |
|---|---|---|---|
| ユニノット | 針・スナップへの結束 | ★☆☆ 初心者向け | 75〜85% |
| クリンチノット(完全) | 針・スナップへの結束 | ★☆☆ 初心者向け | 80〜90% |
| パロマーノット | 針・スナップへの結束 | ★★☆ 中級 | 90〜95%(最強クラス) |
| FGノット | PEライン+リーダー結束 | ★★★ 上級 | 85〜95% |
| 電車結び | ライン同士の結束 | ★☆☆ 初心者向け | 70〜80% |
| 漁師結び(本結び) | 針への結束(エサ釣り) | ★☆☆ 初心者向け | 85〜90% |
ユニノット(万能の基本ノット)
- 用途:針・スナップ・スイベル(サルカン)への結束。最もよく使われる基本ノット。PEライン・フロロ・ナイロン全てに対応
- 結び方ステップ:
- ①ラインを針穴(アイ)に通す(10〜15cm通す)
- ②通したラインを折り返して輪を作る
- ③輪の中にラインを4〜6回巻き付ける(PEラインは6〜7回)
- ④巻き付けたラインの先端を引っ張って締める
- ⑤ゆっくり引いてスッポン抜けしないことを確認してから完全締め込み
- ⑥余分なラインを切る(1〜2mm残す)
- ポイント:締め込む前に少し唾液(または水)で湿らせると摩擦熱が防げてライン強度が落ちない。ゆっくり均等に締めることが大切。一気に引くと摩擦でラインが弱くなる
クリンチノット(完全クリンチノット)
- 用途:ルアーフィッシングでルアー・スナップへの結束によく使われる。ユニノットと並ぶ基本ノット
- 結び方ステップ:
- ①ラインをルアーのアイ(輪)に通す
- ②通したラインを本線に5〜6回ねじる(ねじり巻き)
- ③できたループにラインの先端を通す
- ④さらにそのループに先端を通す(完全クリンチ)
- ⑤両端を引いてゆっくり締め込む
- 注意点:フロロカーボンラインは硬いため、巻き付け回数を4〜5回に減らすとスムーズに締まる。PEラインには向かない(ユニノットを使う)
パロマーノット(最も強いノット)
- 特徴:ライン強度に対して最高の結束強度を持つノット。ジギング・青物の大物狙いで特に重要。手順は少し複雑だが習得する価値がある
- 結び方ステップ:
- ①ラインを二重(ダブルライン)にして10〜15cm折り返す
- ②二重にしたラインをアイ(針穴)に通す
- ③通した二重ラインで大きな輪を作り、結び目を1回作る(ゆるく)
- ④作った大きな輪にルアー(針・スナップ)全体をくぐらせる
- ⑤ゆっくり引いて締め込む
- 使いどころ:大型魚・青物・ジギングで特に威力を発揮。強度が90〜95%とほぼラインの限界強度を引き出せる。ただしルアーが小さいとくぐらせるのが難しい
FGノット(PEライン+リーダー結束)
- なぜFGノットが必要か:PEラインは伸びがなく強いが、単独では根ズレ・ガイドへのダメージがある。フロロカーボンリーダー(50cm〜2m)をFGノットで結束することで、PEラインの飛距離・感度を活かしながら先端部分の耐摩耗性を高める
- 結び方ステップ(陸上での結束法):
- ①リーダーを30cm程度取り出し、折り返し部を指で固定する
- ②PEラインをリーダーに対して交互に編み付けていく(16〜20回)
- ③編み付けが完了したらハーフヒッチ(リーダーに対してPEを折り返して通す)を4〜6回行う
- ④最後にPEのエンドノット(2回通し)で締めて完成
- 初心者のうちは電車結び(簡易版)でもOK:FGノットは習得に時間がかかる。最初は「電車結び」(ライン同士を3回ずつ交互に結ぶ)で代用し、慣れてからFGノットに移行するのが現実的
漁師結び(本結び)&サルカン・スナップへの結束
- 漁師結び:最もシンプルで古典的な針への結束法。エサ釣り・ちょい投げでよく使われる。ラインを針に巻いて結ぶだけの簡単なノット。強度は低め(65〜75%)だが手早く結べる利点がある
- スナップへの結束:サルカン付きスナップを使えば、針の交換が素早くできる。スナップにラインをユニノットかクリンチノットで結束して、そこに針仕掛けを素早く脱着できる
- 結束後の強度チェック:結束後は必ずラインを両手で引っ張って「スッポン抜け」がないか確認する。確認なしで使用すると大物がヒットした際にノットが抜けてバラす原因になる
ノット練習の方法
- 家で練習する:ノットは釣り場で慌てて覚えるものではなく、家で事前に練習するもの。古いラインと鉛筆(針の代わり)で繰り返し練習する
- ライン別の使い分け:ナイロン→クリンチノット・ユニノット。フロロ→ユニノット・パロマーノット。PE→ユニノット(多め回転)・FGノット(リーダー結束)
- ノットアシストツール:FGノットを簡単に結べる「ノットアシスト2.0」(DRESS)等の補助ツールが市販されている。FGノットに苦戦する人にはおすすめ
まとめ|ノットは釣りの基礎スキル
ノット(結び方)は道具や場所よりも重要な「釣りの基礎スキル」です。大物がかかった瞬間にラインが切れるほど悲しいことはありません。ユニノット・完全クリンチノット・パロマーノットの3つをマスターすれば、ほとんどの釣りシーンに対応できます。PEラインを使うようになったらFGノットも習得してください。ノットが完璧になれば、釣果は自然についてきます。



