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清明とは——「万物が清らかに明るくなる、遠州灘が春に目覚める節気」
清明(せいめい)は二十四節気の一つで、毎年4月4〜5日頃に当たる。「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略で、「万物が清らかに明るく輝く」という意味だ。この頃から桜が咲き始め、遠州灘の水温も急激に上昇し始める。
2026年の清明は4月5日(日)。遠州灘の水温が14〜16℃に達し、越冬から覚めた魚たちが活発に動き始める「春の釣りシーズン開幕」の節気だ。アオリイカ春の産卵シーズンのスタート・クロダイ乗っ込みの前兆・マダイ春乗っ込み開始と、多彩な魚種が釣り人を迎える。
清明前後(4月上旬〜中旬)に釣れる魚
| 魚種 | フィールド | 状況 |
|---|---|---|
| アオリイカ | 御前崎磯・浜名湖口 | 春の産卵シーズン開始。胴長15〜20cmクラスが中心で、月末には大型親イカも出始める |
| クロダイ(チヌ) | 浜名湖・御前崎磯・港湾岸壁 | 乗っ込みの前兆期。水温上昇に伴い浅場への接近が始まる。落とし込み・フカセで好機 |
| マダイ | 御前崎沖(船釣り) | 春乗っ込みの始まり。水深30〜60mに接岸し始め、テンヤ・タイラバで釣れ始める |
| メバル | 磯・テトラ・護岸 | 産卵後の回復期。稚魚を放出した後の荒食いが続いている個体が多い |
| シーバス | 天竜川河口・今切口・浜名湖 | 春の遡上開始。河川影響を受けるポイントに多い |
清明の本命その1:春アオリイカエギング開幕
清明はアオリイカのシーズン開幕
アオリイカは4〜6月に産卵する。清明(4月5日)前後はちょうど春エギングシーズンのスタート時期で、越冬した親イカが産卵場(浅場の海藻帯)を目指して接岸し始める。まだ数は少ないが、水温が安定した御前崎の磯周辺では胴長15〜20cmクラスの春イカが釣れ始める。
清明のエギングタックル
- ロッド:エギングロッド(8〜8.6ft、ML〜M)
- リール:スピニング2500〜3000番(PE0.6〜0.8号)
- エギ:3〜3.5号(清明はまだ小〜中型が中心のため、やや小さめが有効)
- カラー:オレンジ系・ピンク系(水温が低い時期はアピール系が有効)
清明のエギングポイント
- 御前崎磯(東磯・地磯):海藻(ホンダワラ・コンブ)が生育している浅場(水深2〜8m)。4月上旬から春イカが入り始める
- 浜名湖口(今切口)周辺:遠州灘から浜名湖に入ってくるアオリイカが今切口周辺に集まる。4月以降は浜名湖内にも入ってくる
清明の本命その2:クロダイ乗っ込みの前兆期
清明(4月5日)前後はクロダイ(チヌ)の「乗っ込みシーズン」の前兆期だ。水温が14〜16℃に上がると、クロダイが深場から浅場に移動し始める。まだ本格的な乗っ込みには少し早いが、水温上昇が早い年(今年のように)では清明の段階で爆発的な釣果が出ることもある。
- 狙い方:フカセ釣り・落とし込み釣り(ヘチ釣り)
- ポイント:水温が周囲より高い場所(南向きの護岸・浅い砂地混じりの磯)を優先
- エサ:生オキアミ(フカセ)・カニ・フジツボ(落とし込み)
清明の遠州灘:水温と釣り展望
清明前後の水温推移
- 3月下旬:13〜14℃(まだ冬の水温に近い)
- 4月上旬(清明):14〜16℃(急速に上昇。魚の活性が高まる)
- 4月中旬〜下旬:16〜18℃(本格的な春の釣りシーズン到来)
清明は遠州灘の水温が「釣れない冬の水温」から「釣れる春の水温」に移行するスイッチが入る時期だ。この1〜2週間で釣りの様相が劇的に変わる。
清明の服装と注意事項
- 日中は春の陽気:気温15〜18℃程度。薄手のジャケット+インナーが基本
- 早朝は寒い:4月上旬の早朝(5〜6時)はまだ8〜10℃前後。重ね着で対応する
- 紫外線対策を開始:清明頃から紫外線量が急増する。帽子・UVカットウェアを忘れずに
- 磯は滑りやすい:春の磯は海藻が繁茂し始めて非常に滑りやすい。スパイクシューズ必着
まとめ:清明は「遠州灘釣りシーズン開幕の合図」
清明(4月5日前後)は、遠州灘・浜名湖の釣りが本格的に春モードに突入する節気だ。アオリイカ・クロダイ・マダイのいずれも「今から始まる」感覚で狙える、春の釣りの入口として最も興奮する1週間だ。清明の週末に遠州灘・御前崎に出かけて、春の海を満喫しよう。



