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カサゴ(ガシラ)は釣って良し・食べて良しの名魚
カサゴ(別名:ガシラ・アラカブ)は根魚の代表格であり、浜名湖・遠州灘の岩礁帯に広く生息しています。釣り人に人気の理由は、比較的簡単に釣れること、そして食味が非常に優れていることです。白身で旨みが強く、特に煮付けは絶品です。今回は煮付け・唐揚げ・アクアパッツァの3品をご紹介します。
カサゴの下処理
カサゴには毒トゲ(背びれ・えらの後ろ)があります。処理前に必ずキッチンバサミでトゲを切り落としましょう。
- トゲの処理:背びれ・腹びれ・胸びれのトゲをキッチンバサミで切る
- ウロコ取り:スケーラーで全体のウロコを除去
- 内臓を取る:肛門からナイフを入れてエラ・内臓を取り除く
- 水洗い:流水でよく洗い、特に腹の中の血合いを取る
- 霜降り処理(煮付け用):熱湯をかけてから冷水で洗うと臭みが取れる
1. カサゴの煮付け
カサゴ料理の王道。甘辛い煮汁がたっぷり染みた煮付けは、ご飯のおかずとして最高です。カサゴの身は締まっていて崩れにくく、煮付けに最適な魚です。
材料(2〜3人分)
- カサゴ:2〜3尾(20〜25cmサイズ)
- 酒:100ml
- みりん:大さじ3
- 醤油:大さじ3
- 砂糖:大さじ1.5
- 水:200ml
- 生姜:1片(薄切り)
作り方
- カサゴに飾り包丁を入れる(身の厚い部分に十字の切り込み)
- フライパンまたは鍋に酒・みりん・醤油・砂糖・水・生姜を入れて中火で沸騰させる
- カサゴを入れてオーブンペーパーで落とし蓋をする
- 中火〜弱火で15〜20分煮る(途中で煮汁をスプーンでかける)
- 煮汁が3分の1くらいになったら完成。煮汁ごと皿に盛る
ポイント:しっかり落とし蓋をして煮汁を循環させることで、上面にも均等に味が染みます。仕上げに木の芽・絹さやを乗せると見た目も◎
2. カサゴの唐揚げ(丸揚げ)
骨まで丸ごと揚げる唐揚げは、小型カサゴ(15cm前後)の最高の食べ方です。頭・ひれ・骨まですべて食べられます。
材料(2人分)
- 小カサゴ:5〜6尾(15cm前後)
- 片栗粉(または唐揚げ粉):適量
- 醤油・酒:各大さじ2(下味用)
- 生姜(すりおろし):小さじ1
- 揚げ油:適量
- レモン・大根おろし:添え用
作り方
- カサゴに醤油・酒・生姜を絡めて10〜15分下味をつける
- 水気を拭き取って片栗粉をまぶす
- 175℃の油で5〜6分揚げる(小さい魚は丸ごと)
- 一度取り出して油の温度を190℃に上げ、再度2〜3分揚げる(二度揚げで骨まで食べやすくなる)
- しっかり油を切ってレモン・大根おろしとともに盛り付け
コツ:二度揚げが骨を柔らかくするポイント。1回目でじっくり火を通し、2回目は高温で短時間揚げてカリッと仕上げます。
3. カサゴのアクアパッツァ
イタリア料理のアクアパッツァはカサゴに最適な料理。魚の旨みがスープに溶け出して、パンと合わせると絶品です。見栄えがよく、おもてなし料理にも最適。
材料(2人分)
- カサゴ:1尾(25〜30cm)
- ミニトマト:10個
- あさり(砂抜き済み):150g
- にんにく:2片
- オリーブオイル:大さじ3
- 白ワイン(または酒):100ml
- 水:150ml
- 塩・コショウ:適量
- イタリアンパセリ:適量
作り方
- フライパンにオリーブオイル・つぶしたにんにくを入れて弱火で香りを出す
- カサゴを入れて両面に焼き色をつける
- 白ワインを注いでアルコールを飛ばす
- ミニトマト・あさり・水を加えて蓋をして中火で10分蒸す
- あさりが開いたら塩・コショウで調味
- パセリを散らして完成
カサゴの栄養価
| 栄養素 | 100g中 | 効能 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 18.8g | 筋肉・細胞の材料 |
| カルシウム | 73mg | 骨・歯を強くする |
| 鉄分 | 0.5mg | 貧血予防 |
| ビタミンD | 2.0μg | カルシウムの吸収促進 |
| コラーゲン | 豊富 | 皮膚の弾力・関節の健康 |
カサゴは釣りやすく食べて美味しい、まさに「釣り人の魚」です。浜名湖の岩礁周りやテトラ帯でぜひ狙ってみてください。釣った後は今回の3レシピでその美味しさを存分に楽しんでください。


