浜名湖の西端に位置する「新居弁天・舞阪エリア」——ここは浜名湖の中でも最も潮通しが良く、年間を通じて最高の釣り場が集中しています。今切口(浜名湖と遠州灘の境界)・弁天島護岸・新居弁天海釣公園・舞阪漁港が集まるこのエリアは、地元アングラーが最も頻繁に通う「浜名湖の釣りの中心地」です。各ポイントの詳細と魚種・釣り方・アクセスを完全解説します。
新居弁天・舞阪エリアの地理と特徴
エリアの概要
新居弁天・舞阪エリアは浜名湖の西側(湖西市・浜松市西区)に位置します。このエリアの最大の特徴は「今切口(いまぎれぐち)」の存在です。
今切口は江戸時代(1498年の明応地震と津波)に形成された浜名湖と遠州灘(太平洋)を結ぶ唯一の水路で、幅約200m。満潮と干潮で1日2回、大量の海水が浜名湖に出入りします。この潮流が、エリア一帯に豊富なエサを運び込み、大型魚を引き寄せています。
エリアの主要ポイント位置関係
- 今切口:エリアの核心。浜名湖と遠州灘の接続水路
- 弁天島護岸(湖側):今切口の東側。浜名湖内の護岸
- 弁天島・海浜(海側):今切口の西側から遠州灘に面する
- 新居弁天海釣公園:今切口のすぐ東(湖西市)。管理釣り場
- 舞阪漁港:今切口の西側(浜松市西区舞阪)。遊漁船の出港地
- 遠州灘(弁天島沖)サーフ:今切口から西に伸びる砂浜
ポイント①今切口——浜名湖最強の釣りポイント
今切口の特徴
- 潮流の強さ:満潮から干潮(または逆)の際に時速4〜6ノット(約7〜11km/h)の強流が発生
- この潮流が小魚・エビ・カニを運ぶため、大型のシーバス・チヌ・ヒラメが常時待ち伏せしている
- 釣りの難易度は高め(潮流対策が必要)だが、大型が出る確率も最高
今切口で釣れる魚と釣り方
| 魚種 | 旬 | 釣り方 | 使用ルアー・仕掛け |
|---|---|---|---|
| シーバス(スズキ) | 通年(春〜秋が特に◎) | ルアー(ドリフト) | シンキングミノー12〜18cm / シンペン |
| チヌ(クロダイ) | 春(ノッコミ)・秋 | フカセ・チニング | フカセ / ボトムワーム |
| ヒラメ | 秋〜春 | ルアー(ジグ・ミノー) | メタルジグ30〜40g / シンキングミノー |
| アジ | 春〜秋 | サビキ・アジング | サビキ仕掛け / ジグヘッド0.5〜1g |
| キビレ | 夏〜秋 | ルアー(ボトムゲーム) | チヌ専用ワーム・フリーリグ |
| ウナギ(規制注意) | 5〜9月(夜) | 夜の投げ釣り | アオイソメ・ドバミミズの胴突き仕掛け |
今切口でのシーバス攻略の基本(ドリフト):
- 今切口護岸(湖側)から遠州灘方向にキャスト
- 潮流に乗せてルアーをゆっくり流す(ロッドを高く持ち、ラインを張り過ぎない)
- ルアーが弧を描くようにスイングしてくる終わり際(スイングの終点)でバイトが出やすい
- 大潮の上げ潮・下げ潮開始から2時間が最もシーバスの活性が高い
注意:今切口は潮流が非常に強いため、ライフジャケット着用を徹底してください。足を滑らせると非常に危険です。護岸の足元を確認してから釣りを始めること。
ポイント②弁天島護岸——年間を通じたオールマイティポイント
弁天島護岸の特徴
- 弁天島(浜松市西区)は今切口の東側に位置する浜名湖内の護岸
- 護岸沿いに石積みが続き、その際(ヘチ)がシーバス・チヌ・メバルの格好の住み処
- 国道301号(弁天島駅)の近くで車・電車でのアクセスが非常に良い
- 常夜灯が多く、ナイトゲームのメッカ
弁天島護岸の釣り方
シーバス(夜釣り):
- 常夜灯の「明暗の境界線」を狙う。明るい側にルアーを投入し、暗い側に引いてくる
- ルアー:フローティングミノー7〜9cm、シンキングペンシル8〜12cm
- 石積みの際を平行にトレースするように引くと、石積みの影に潜んでいるシーバスにアピールできる
チヌ(フカセ釣り):
- 春のノッコミ期(4〜5月)と秋の荒食い期(9〜10月)が最盛期
- 護岸際の石積みにコマセを流しながらウキを流す
- 大潮の上げ潮(干潮から満潮に向かう時間帯)が特によく釣れる
ハゼ・アジ(ファミリー向け):
- 護岸から近距離の砂泥底にハゼが多い。ちょい投げでのハゼ釣りは子どもでも楽しめる
- 夏〜秋の夕方以降、常夜灯周りにアジが集まりアジングが楽しめる
ポイント③新居弁天海釣公園——誰でも楽しめる管理釣り場
施設情報
- 所在地:静岡県湖西市新居町新居3456-1
- 入場料:大人600円・子ども300円(2026年現在・要最新確認)
- 営業時間:日の出〜日没(季節により変動)
- 施設:トイレあり・売店あり・駐車場あり(無料)
- 電話:053-594-0126(要最新情報確認)
新居弁天海釣公園の特徴
- 遠州灘と浜名湖の境界付近にあり、海の魚と湖の魚の両方が釣れる
- 今切口のすぐ東(湖西市側)に位置し、潮流の恩恵を受けやすい
- 釣り台が設置されていて、足場が良いため初心者・家族連れに最適
よく釣れる魚種
- アジ・サバ:サビキ釣りで5〜10月に多数釣れる。特に夏の夕方は入れ食いになることも
- カレイ・キス:秋〜冬の投げ釣りで良型が出る
- シーバス:夜間(入場時間外のため周辺護岸で)大型の実績がある
- チヌ:フカセ釣りで春・秋に実績
- ハゼ:ちょい投げで砂泥底を探ると夏〜秋に多数釣れる
ポイント④舞阪漁港——遊漁船の出港地と穴場ポイント
舞阪漁港の特徴
- 浜名湖の今切口の西側(浜松市西区舞阪)にある漁港
- 遊漁船(マダイ・青物・カレイ・タチウオ等)の主要出港地
- 漁港の護岸・テトラ周辺では陸からのルアー釣りも可能
舞阪漁港での釣り
- 漁港基礎のテトラ・岩礁:カサゴ・メバルの根魚が潜む。夜の穴釣りで楽しめる
- 漁港護岸際:シーバス・チヌの実績ポイント
- ただし漁業者の作業エリアへの立入禁止、漁船への妨害行為は厳禁
遊漁船(舞阪発)のおすすめターゲット
| 魚種 | 旬 | 釣り方 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
| マダイ(タイラバ) | 5〜6月(乗っ込み)・9〜10月 | タイラバ・コマセ | 10,000〜15,000円/人 |
| ワラサ・ブリ | 10〜12月 | ジギング・泳がせ | 10,000〜12,000円/人 |
| カレイ(投げ) | 11〜3月 | 船釣り投げ | 8,000〜10,000円/人 |
| タチウオ | 8〜10月 | テンヤ・ジギング | 8,000〜10,000円/人 |
アクセス情報
- 車:東名高速「浜松西IC」から国道301号経由で弁天島まで約15分。または「潮見坂IC(湖西市)」から国道301号で新居弁天まで約10分
- 電車:JR東海道線「弁天島駅」(弁天島護岸まで徒歩5分)または「新居町駅」(新居弁天海釣公園まで徒歩15分)
- 駐車場:弁天島周辺に有料駐車場複数。新居弁天海釣公園は無料駐車場あり
エリア全体の年間釣りカレンダー
| 月 | おすすめターゲット | 最良ポイント |
|---|---|---|
| 1〜2月 | カレイ・キス(遠州灘) | 新居弁天海釣公園・遠州灘 |
| 3〜4月 | シーバス・チヌ(ノッコミ) | 今切口・弁天島護岸 |
| 5〜6月 | マダイ(遊漁船)・アジ・チヌ | 舞阪漁港遊漁船・弁天島 |
| 7〜8月 | シーバス(ナイトゲーム)・アジ・サバ | 弁天島護岸・新居弁天海釣公園 |
| 9〜10月 | シーバス(コノシロパターン)・チヌ・ヒラメ | 今切口・弁天島・遠州灘 |
| 11〜12月 | ヒラメ・カレイ・青物(遊漁船) | 遠州灘サーフ・舞阪漁港遊漁船 |
まとめ:新居弁天・舞阪エリアは「浜名湖釣りのゲートウェイ」
新居弁天・舞阪エリアは浜名湖の中で最もポテンシャルが高く、最もアクセスしやすい釣りエリアです。今切口での大型シーバス・チヌ、海釣公園でのファミリーフィッシング、舞阪漁港発の遊漁船まで——あらゆる釣りスタイルに対応しています。
浜名湖での釣りを始めるなら、まずこのエリアに来てみてください。釣行のたびに必ず発見がある、浜名湖随一の「釣りが楽しいエリア」です。



