浜名湖をホームグラウンドとするアングラーにとって、東方面への遠征先として真っ先に名前が挙がるのが御前崎・相良・静波エリアです。浜松市街から車で約1時間〜1時間半、東名高速の相良牧之原ICを降りればすぐにアクセスできるこのエリアは、黒潮の分流が直接当たる温暖な海域に面しており、浜名湖とはまったく異なる魚種や釣り方が楽しめます。御前崎灯台の荒磯ではグレやヒラスズキが、御前崎港ではサビキで青物やアジが、相良サーフではヒラメやマゴチが狙え、一つのエリアで多彩な釣りが体験できる贅沢なフィールドです。
このエリアの最大の特徴は、黒潮の影響で水温が高いことです。浜名湖周辺の水温が冬場に12〜13℃まで下がるのに対し、御前崎周辺は14〜15℃を維持することが多く、真冬でも魚の活性が保たれます。また、暖流に乗ってカツオ、シイラ、ソウダガツオなどの回遊魚が接岸する機会も多く、浜名湖では出会えない魚種を狙えるのが遠征の醍醐味です。本記事では、浜松アングラーの目線から御前崎・相良・静波エリアの各釣りスポットを徹底的に解説します。
なお、このエリアは静岡県の漁業規則が適用されます。採取禁止の水産物(アワビ・サザエ・ウニ・伊勢エビなど)には手を出さないこと、サイズ規制を守ること、漁港内では漁業者の作業を妨げないことなど、基本的なルールを遵守した上で釣りを楽しんでください。
御前崎灯台周辺の磯
グレ・青物・ヒラスズキの一級磯
御前崎灯台周辺は、駿河湾と遠州灘の境目に位置する岬で、潮通しが極めて良い一級磯ポイントです。灯台の下に広がる岩礁帯は、フカセ釣りでのグレ(メジナ)狙いの名所として全国的に知られています。水深は足元で3〜5m、沖のシモリ(水中の岩礁)周りで8〜12mと変化に富んでおり、30〜40cmクラスの口太グレが年間を通じて狙えます。特に冬場の12月〜2月は、水温が下がって食い渋りする他のエリアとは異なり、黒潮の影響で比較的高い水温が維持されるため、安定した釣果が期待できます。
灯台下の磯では、青物(ワカシ・イナダ・カンパチ)の回遊も見られます。特に秋(9月〜11月)にはナブラ(小魚が追われて水面がバシャバシャする現象)が頻繁に発生し、ショアジギングやプラグで40〜60cmクラスのイナダ・カンパチが狙えます。メタルジグ30〜60gをフルキャストし、高速巻きまたはジャークで誘うのが基本です。ヒラスズキ狙いも人気で、荒波が磯に砕けるサラシ(白波の泡)の中にミノーを通すスリリングな釣りが楽しめます。80cmを超える大型ヒラスズキの実績もあり、ルアーアングラーの聖地とも言えるポイントです。
ただし、御前崎灯台周辺の磯は危険度が高いポイントでもあります。足場が滑りやすく、急に大波が来ることがあるため、磯靴(スパイクシューズ)、ライフジャケット、ヘルメットの装備が必須です。特に南西の風が強い日は波が一気に高くなり、磯への立ち入りが困難になります。必ず天気予報と波浪情報をチェックし、風速7m以上、波高2m以上の日は磯に近づかないでください。単独での磯釣りも避け、必ず複数人で行動しましょう。初心者の方は、まず御前崎港の安全な堤防で釣りを楽しみ、磯の経験者と一緒に来ることを強くおすすめします。
御前崎港
堤防・港内・船溜まりの多彩な釣り場
御前崎港は御前崎エリア最大の漁港で、大型の堤防、港内、船溜まりと多彩な釣り場が揃っています。堤防は外海側と港内側の両面から竿を出すことができ、外海側ではサビキ釣りでアジ・サバ・イワシの数釣り、ウキ釣りでクロダイ・メジナ、投げ釣りでキス・カレイが狙えます。港内側は比較的穏やかで、特に夏場のサビキ釣りではアジの回遊が安定しており、初心者やファミリーでも十分に楽しめます。朝マズメの時間帯にサビキ仕掛けを入れれば、20cm前後のアジが入れ食いになることも珍しくありません。
秋から冬にかけては、堤防外側でソウダガツオやカツオの回遊があり、カゴ釣りまたはショアジギングで狙えます。ナブラが立った時にメタルジグを投入すれば、パワフルなファイトが楽しめます。ソウダガツオは血合いが多く痛みが早い魚ですが、釣りたてを締めてすぐに血抜きすれば、たたきにして美味しく食べられます。また、堤防の足元ではカサゴやメバルなどの根魚が年間を通じて狙え、穴釣りやブラクリ仕掛けで手軽に楽しめます。
御前崎港の船溜まりエリアは、小型のクロダイやメッキ(ギンガメアジの幼魚)が釣れるライトゲームポイントです。メッキは熱帯性の魚ですが、黒潮に乗って御前崎周辺に接岸し、秋から初冬にかけて港内で群れを作ります。小型のミノーやメタルジグ(3〜7g)で狙うメッキゲームは、まるで小さなGT(ジャイアントトレバリー)とのファイトのようで、ライトタックル好きにはたまらないターゲットです。浜名湖ではあまり見かけないメッキが狙えるのは、御前崎遠征の隠れた魅力です。
御前崎マリンパーク
御前崎マリンパークは、御前崎港に隣接する公園施設で、広い駐車場、トイレ、芝生広場が整備されたファミリーフレンドリーな釣りスポットです。護岸沿いから竿を出せるため足場が安定しており、小さなお子さん連れでも安心して釣りを楽しめます。水深は足元で2〜4m、沖に向かって6〜8mと比較的浅いため、サビキ釣り、ウキ釣り、ちょい投げ釣りが主な釣り方になります。
マリンパーク前の護岸では、春から秋にかけてアジ・サバ・イワシのサビキ釣りが楽しめます。特にゴールデンウィーク前後と秋の10月〜11月は回遊が安定し、朝夕の時合いに合わせれば大漁も夢ではありません。夏場にはサバの大群が回遊することもあり、20cmクラスのサバがコマセに群がる光景は圧巻です。ちょい投げ釣りではキスやハゼが狙え、投げ釣り初心者の練習にも最適なポイントです。
マリンパークの注意点としては、公園施設であるため利用ルールを守ることが大前提です。投げ釣りの際は周囲に人がいないか十分確認し、散歩している方やジョギング中の方がいる場合はキャストを控えてください。また、バーベキューエリアが隣接しているシーズンは特に混雑するため、釣り場の確保には早朝の到着がおすすめです。ゴミの持ち帰りは当然のこと、魚の内臓や血液で護岸を汚さないよう、クーラーボックスやバケツの中で処理することを心がけましょう。
相良サーフ
ヒラメ・マゴチ・キスの砂浜フィールド
相良サーフは御前崎の北東に位置する広大な砂浜で、サーフフィッシングの好フィールドとして遠州灘エリアのアングラーに人気があります。約5kmに渡る砂浜が続き、ところどころに形成される離岸流(沖に向かう潮の流れ)周辺がヒラメ・マゴチの一級ポイントです。砂浜の特徴として、遠浅のエリアと急に深くなるブレイクライン(かけ上がり)が混在しており、このブレイクラインの周辺にフラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチ)が待ち構えています。
ヒラメ狙いのベストシーズンは10月〜12月の秋冬です。この時期は接岸するイワシなどのベイトフィッシュ(小魚)を追って、50〜70cmクラスのヒラメが砂浜に寄ってきます。ルアーはミノー(12〜14cm)、メタルジグ(20〜40g)、ワーム+ジグヘッド(14〜28g)が定番です。キャスト後、ボトム(底)を意識しながらゆっくりとリトリーブ(巻き取り)し、ブレイクラインを乗り越えるようにルアーを通すのがコツです。ヒラメは底に張り付いて上を通る獲物に飛びつく習性があるため、ルアーを底から50cm〜1mの範囲でスイミングさせるイメージで操作してください。
マゴチは夏場(6月〜9月)がベストシーズンで、水温が上がるにつれて活性が高まります。相良サーフの遠浅エリアに差してくるマゴチは40〜60cmクラスが中心で、ワームのずる引き(ボトムを引きずるように巻く)やリフト&フォール(持ち上げて落とす)で狙います。マゴチのアタリは「ゴンッ」と手元に響く明確なもので、ヒラメに比べてフッキングしやすいのが特徴です。キスのちょい投げ釣りは春から秋がシーズンで、天ぷらサイズの15〜20cmクラスが数釣りできます。仕掛けはキス針6〜8号の2本針仕掛け、餌はジャリメまたはイソメが定番です。投げ釣りの距離は30〜80mで、波打ち際から2〜3色(50〜80m)あたりのかけ上がりを狙うと好釣果が期待できます。
静波海岸
サーフィンと釣りの共存エリア
静波海岸は牧之原市に位置する美しい砂浜で、サーフィンのメッカとして知られていますが、釣りのフィールドとしても実績があります。特にヒラメの釣果実績が高く、浜名湖のサーフアングラーが遠征するポイントの一つです。静波海岸の特徴は、砂浜に沿って点在する岩礁帯(根)の存在です。砂地と岩礁が混在するエリアにはヒラメが好む地形変化が多く、ルアーを通すポイントの選択肢が広いのが魅力です。
ただし、静波海岸はサーファーとの共存が大前提です。サーフィンエリアと釣りエリアは明確に分かれていない場所もあるため、サーファーがいるエリアでのキャストは絶対に避けてください。早朝(サーファーが来る前の薄暗い時間帯)や、サーファーが少ない平日を選んで釣行するのがベストです。また、冬場はサーファーが減るため、比較的自由に釣りができるシーズンです。サーフフィッシングは広大なフィールドで行う釣りなので、場所を譲り合う精神を忘れずに楽しみましょう。
静波海岸のヒラメ狙いでは、河口周辺が特に有望なポイントです。河川から流れ出る淡水に集まるベイトフィッシュを追って、ヒラメが河口付近に集結します。勝間田川の河口周辺は特に実績が高く、秋から冬にかけて座布団ヒラメ(60cm超の大型)が上がることもあります。ルアーはミノー(飛距離重視の重心移動タイプ)で広範囲を探り、反応がなければメタルジグに変えて沖のブレイクラインを攻めるローテーションが効果的です。
坂井港・地頭方漁港(穴場スポット)
小規模漁港の隠れた実力
御前崎・相良エリアには、大型漁港だけでなく小規模な漁港も点在しており、混雑を避けて落ち着いて釣りができる穴場ポイントとなっています。坂井港は御前崎港の北に位置する小さな港で、港内ではアジ・メバル・カサゴのライトゲーム、堤防外側ではクロダイのウキ釣りが楽しめます。港内の水深は3〜5m程度で、常夜灯周りは夜釣りのメバリングに最適です。1〜2gのジグヘッドに2インチのワームをセットして、常夜灯の明暗部をスローリトリーブすると、15〜25cmのメバルが反応します。
地頭方漁港(じとうがたぎょこう)は相良の南に位置する静かな漁港で、釣り人の数が少ないため場所取りに困ることはほとんどありません。堤防からの投げ釣りでキスやカレイ、足元の穴釣りでカサゴやアイナメが狙えます。秋にはアオリイカのエギングも可能で、港の外側のテトラ帯が好ポイントです。地元の漁師さんとの交流もあり、釣り情報を教えてもらえることもあります。ただし、漁港の使用ルール(漁師の作業優先・船への接触禁止・ゴミの持ち帰り)は必ず守ってください。
これらの小規模漁港の魅力は、釣り場の雰囲気です。大型漁港のような派手な釣果は望めないかもしれませんが、静かな環境でのんびりと竿を出せる癒しの空間が広がっています。家族でゆっくり釣りを楽しみたい方、混雑が苦手な方にはぴったりのポイントです。駐車スペースは限られているため、路上駐車や私有地への駐車は絶対に避け、指定された場所に停めましょう。
狙える魚種一覧
| 魚種 | ベストシーズン | 主な釣り方 | おすすめスポット | 期待サイズ |
|---|---|---|---|---|
| グレ(メジナ) | 11月〜3月 | フカセ釣り | 御前崎灯台周辺の磯 | 25〜40cm |
| クロダイ | 3月〜6月、9月〜11月 | ウキ釣り・フカセ | 御前崎港堤防・坂井港 | 30〜50cm |
| ヒラスズキ | 10月〜3月 | ルアー(ミノー) | 御前崎灯台磯 | 50〜80cm |
| ヒラメ | 10月〜12月 | ルアー(ミノー・ジグ) | 相良サーフ・静波海岸 | 40〜70cm |
| マゴチ | 6月〜9月 | ルアー(ワーム・ジグ) | 相良サーフ | 40〜60cm |
| アジ | 5月〜11月 | サビキ・アジング | 御前崎港・マリンパーク | 15〜25cm |
| キス | 5月〜10月 | 投げ釣り・ちょい投げ | 相良サーフ・マリンパーク | 15〜25cm |
| カサゴ | 通年 | 穴釣り・ブラクリ | 御前崎港・坂井港 | 15〜25cm |
| メバル | 12月〜4月 | メバリング・ウキ釣り | 坂井港・地頭方漁港 | 15〜25cm |
| 青物(イナダ・カンパチ) | 9月〜11月 | ショアジギング・カゴ釣り | 御前崎灯台磯・御前崎港堤防 | 40〜70cm |
| ソウダガツオ | 8月〜11月 | カゴ釣り・ショアジギング | 御前崎港堤防 | 30〜40cm |
| メッキ | 9月〜12月 | ライトゲーム(ミノー・ジグ) | 御前崎港船溜まり | 15〜25cm |
| アオリイカ | 9月〜11月、3月〜5月 | エギング | 御前崎港・地頭方漁港 | 200〜800g |
| カレイ | 11月〜3月 | 投げ釣り | 相良サーフ・地頭方漁港 | 20〜35cm |
アクセス情報と駐車場
浜松からの所要時間と交通手段
| スポット | 浜松駅からの距離 | 所要時間(車) | ルート | 駐車場 |
|---|---|---|---|---|
| 御前崎灯台 | 約75km | 約1時間20分 | 東名→相良牧之原IC→R150 | 灯台下に無料駐車場あり(約30台) |
| 御前崎港 | 約70km | 約1時間15分 | 東名→相良牧之原IC→R150 | 港内に無料駐車スペースあり |
| 御前崎マリンパーク | 約70km | 約1時間15分 | 東名→相良牧之原IC→R150 | 大型無料駐車場完備(100台以上) |
| 相良サーフ | 約60km | 約1時間 | 東名→相良牧之原IC→県道 | 海岸沿いに複数の無料駐車場 |
| 静波海岸 | 約55km | 約55分 | 東名→吉田IC→県道 | 海岸沿い無料駐車場あり |
| 坂井港 | 約68km | 約1時間10分 | 東名→相良牧之原IC→R150 | 港周辺に駐車スペースあり(少数) |
| 地頭方漁港 | 約65km | 約1時間5分 | 東名→相良牧之原IC→県道 | 漁港脇に駐車スペースあり(少数) |
浜松から御前崎・相良エリアへのアクセスは、東名高速道路を利用するのが最も効率的です。浜松ICから相良牧之原ICまで約40分、そこからR150(国道150号線)を南下して御前崎方面へ20〜30分で到着します。一般道のみの場合はR150を東に進むルートもありますが、信号が多く所要時間が2時間近くかかるため、高速道路の利用をおすすめします。高速料金は浜松IC〜相良牧之原IC間で普通車約1,500円(ETC割引適用時)です。
釣行の時間帯によっては、早朝の東名高速が空いているため快適にアクセスできます。秋のシーズンは御前崎方面も混雑するため、朝マズメを狙う場合は午前4時台の出発がおすすめです。帰路は渋滞に注意が必要で、特に日曜日の夕方は相良牧之原IC周辺や浜松IC付近で渋滞が発生しやすいです。吉田ICから乗る、または時間をずらして帰路につくなどの工夫をしましょう。
駐車場については、御前崎マリンパークが最も充実しており、大型の無料駐車場とトイレが完備されています。御前崎港周辺は漁業関係者の車両が多いため、邪魔にならない場所に駐車することが大切です。相良サーフは海岸沿いに複数の駐車スペースがありますが、砂地のため悪天候時はスタックに注意してください。小規模漁港(坂井港・地頭方漁港)は駐車スペースが限られているため、車を停められない場合は無理せず別のポイントに移動する余裕を持ちましょう。
周辺施設情報
釣具店・食事処・市場
御前崎エリアには釣具店が数店舗あり、現地でのエサや仕掛けの購入が可能です。御前崎港周辺の釣具店では、地元の釣果情報やおすすめポイントを教えてもらえることもあるので、遠征時には立ち寄ってみると良いでしょう。ただし、品揃えは浜松市内の大型釣具店には及ばないため、ルアーや仕掛けは事前に準備しておくのが無難です。エサ(アオイソメ・ジャリメ・オキアミ等)は現地購入でも問題ありませんが、早朝の営業時間には注意が必要です。
食事処としては、御前崎海鮮なぶら市場が有名です。御前崎港で水揚げされた新鮮な魚介類を使った海鮮丼や定食が楽しめ、釣りの後のご褒美として最適です。特にカツオのたたきや生しらす丼は御前崎ならではの味覚です。営業時間は店舗によって異なりますが、ランチタイム(11時〜14時頃)が中心なので、朝マズメの釣行後に立ち寄るプランが組みやすいです。相良エリアにも地元の食堂や定食屋があり、リーズナブルに海鮮を味わえます。
コンビニエンスストアは御前崎港周辺やR150沿いに複数あるため、飲み物やおにぎりなどの補給に困ることはありません。ただし、相良サーフや小規模漁港の周辺はコンビニが少ないため、釣行前に必要な物を揃えておきましょう。トイレは御前崎マリンパークと御前崎港には公衆トイレがありますが、相良サーフや小規模漁港にはトイレがない場合もあります。長時間の釣行ではトイレの場所を事前に確認しておくことが大切です。
浜名湖アングラーへの遠征アドバイス
何を狙って遠征するか
浜名湖をホームとするアングラーが御前崎・相良エリアに遠征する最大の理由は、浜名湖では出会えない魚種と釣り方を体験できることです。特にグレ(メジナ)のフカセ釣り、ヒラスズキのルアーフィッシング、メッキのライトゲームは浜名湖ではほぼ不可能な釣りであり、御前崎遠征でしか味わえない楽しみです。また、相良サーフのヒラメ狙いは遠州灘サーフ(中田島・竜洋方面)と共通するテクニックが使えますが、地形変化の豊富さでは相良サーフに軍配が上がることも多いです。
遠征の計画を立てる際は、「メインターゲット+サブターゲット」の二段構えで考えましょう。例えば「メインは御前崎磯のグレ狙い、ボウズ(釣果ゼロ)の場合は御前崎港でサビキ釣り」や「メインは相良サーフのヒラメ、反応なければ静波海岸に移動」など、複数の選択肢を持っておくと、釣果に恵まれなかった場合でもボウズを回避できます。片道1時間以上かけて遠征するのですから、事前の情報収集は念入りに行いましょう。
遠征時の持ち物で忘れがちなのが、磯靴(スパイクシューズ)と長めのタモ(ランディングネット)です。浜名湖の堤防では必要なくても、御前崎の磯では命を守る装備として必須になります。タモの長さも、浜名湖の低い護岸では3mで十分でも、御前崎港の高い堤防では5m以上必要な場合があります。また、遠征ではクーラーボックスの容量にも余裕を持たせましょう。青物やヒラメなど大型の魚が釣れる可能性があるため、25L以上のクーラーボックスがおすすめです。氷は現地のコンビニで購入できますが、保冷剤も併用すると安心です。浜名湖の釣りに慣れた方も、遠征ならではの準備と心構えで、御前崎・相良・静波エリアの豊かな海を存分に楽しんでください。



