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「雨水」とは——春の釣りが始まる転換点
「雨水(うすい)」は二十四節気の一つで、毎年2月18日〜19日頃に訪れる。「雪が雨に変わり、氷が融け始める」という意味を持ち、春の訪れを告げる節気だ。2026年は2月19日が雨水にあたる。
遠州灘・浜名湖の釣りにとっても雨水は重要な転換点だ。厳冬期(1月〜2月初旬)は水温が最も低く魚の活性が落ちるが、雨水を境に水温が少しずつ上昇し始め、冬ごもりしていた魚たちが動き出す。「雨水明けが春の釣りスタート」と言われるのはこのためだ。
雨水(2月19日)前後の遠州灘・浜名湖の状況
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 気温 | 最低気温3〜8℃、最高気温10〜15℃(春の気配が出始める) |
| 遠州灘水温 | 12〜14℃(年間最低水温期を脱し始める) |
| 浜名湖水温 | 10〜13℃(湖内は外洋より早く温まりやすい) |
| 海況 | 冬型気圧配置で西風が強い日あり。遠州灘は波高め(1〜2.5m)の日も多い |
| 魚の活性 | 厳冬期より向上。カレイ・メバル・クロダイが動き始める |
雨水〜春先(2月下旬〜3月)に釣れる魚種
①マコガレイ・イシガレイ(カレイ)——春の投げ釣りの主役
カレイは水温が低い時期から釣れる冬〜春の人気ターゲットだ。雨水を過ぎた2月下旬から接岸が増え、産卵のため浅場(水深5〜20m)に移動してくる。遠州灘のサーフ・堤防から投げ釣りで狙える。
- 釣り場:遠州灘サーフ(舞阪・新居・浜北エリアの海岸)・御前崎周辺の堤防
- 仕掛け:カレイ専用仕掛け(2本針)+ 片天秤 or ジェット天秤 25〜30号
- エサ:青虫(アオイソメ)が定番。房がけにして大きくアピールする
- コツ:遠投後は数分ごとに少しずつ引いてカレイを誘う「誘い釣り」が有効。大型(40cm超)が混じることも
②メバル——春の港の王者
メバルは2〜3月の産卵期に活性が最高潮になる「春の王者」だ。浜名湖・遠州灘の港・磯でメバリングが楽しめる。
- 釣り場:浜名湖の瀬戸・新居・鷲津エリアの岩礁帯・港の常夜灯周辺
- 仕掛け:ジグヘッド(1〜2g)+ ソフトワーム 2〜3インチ。ライトゲームロッド(UL〜L)
- コツ:夜〜早朝が特に有効。常夜灯の光の境目(明暗部)にメバルが集まる。ゆっくりただ巻きが基本
③クロダイ(チヌ)——春の乗っ込みに向けて動き出す
クロダイは3〜5月の「乗っ込み(産卵前の荒食い)」シーズンに向けて動き始める。雨水を過ぎると浅場への接近が増える。
- 釣り場:浜名湖全域(特に砂泥底・岩礁混合エリア)・遠州灘の堤防・磯
- 仕掛け:フカセ釣り(ウキ0〜B号)・ダンゴ釣り・前打ち
- エサ:オキアミ・コーン・練りエサ(クロダイ用)
④シーバス(スズキ)——春の個体が動き始める
シーバスは冬の産卵期(深場・外洋)から戻り、春に浅場に入ってくる個体が増える。雨水を過ぎた2月下旬〜3月は産卵後の荒食いが始まり、大型のシーバスが狙いやすい時期だ。
- 釣り場:浜名湖の河口周辺・浜松の馬込川・天竜川河口・遠州灘のサーフ
- 仕掛け:シーバスルアー(ミノー・シンペン 10〜14cm)
- コツ:朝マズメ〜夕マズメが実績高い。産後のシーバスは体力を回復しながら荒食いするため、ゆっくりとしたリトリーブで食わせる
雨水の釣りカレンダー(2月19日前後1週間)
| 時間帯 | おすすめターゲット・釣り方 |
|---|---|
| 夜明け前〜日の出(5〜7時) | シーバス(河口・サーフのルアー)・メバル(港の常夜灯周辺) |
| 午前(7〜12時) | カレイ投げ釣り(サーフ・堤防)・クロダイフカセ(港・磯) |
| 午後(12〜17時) | カレイ投げ釣り・堤防サビキ(アジ少し回り始める) |
| 夕マズメ〜日没後(17〜20時) | メバリング・シーバス・クロダイ夜釣り |
雨水釣りの装備・注意事項
- 防寒対策は必須:雨水と言えど2月下旬の朝夕は寒い。防寒インナー+ダウン+防水アウターが基本
- 西風対策:冬型気圧配置が残る時期は遠州灘西側からの強風(5〜10m/s)が多い。防風対策と波高チェックを忘れずに
- 足元注意:春雨で漁港・磯が濡れやすい。スパイクシューズ・ウェーダーで足元を固める
- 潮汐確認:大潮〜中潮の満潮前後がゴールデンタイム。事前に潮汐表で確認する
まとめ:雨水は「冬から春への釣り転換点」
二十四節気の「雨水」(2026年2月19日)は、遠州灘・浜名湖の釣りが冬から春に転じる転換点だ。カレイの投げ釣り・メバリング・クロダイフカセで春の釣りシーズンを一足早くスタートしよう。今年の雨水、ぜひ竿を出してみてほしい。



