フィッシンググローブは「なくてもいい」ではなく「必須装備」

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釣りを始めたばかりのアングラーが最初に軽視しがちなアイテムのひとつが「フィッシンググローブ(釣り用手袋)」です。「魚を釣るだけなら手袋なんか必要ない」と思われがちですが、実際には様々な場面でグローブが釣りの安全性と快適性を大きく左右します。遠州灘のサーフや浜名湖の堤防での釣行においても、フィッシンググローブは一度使ったら手放せなくなる必須アイテムです。

本記事では、フィッシンググローブが必要な理由から、種類・素材の違い、季節別の選び方、そして実際の製品比較まで詳しく解説します。価格は500円台の廉価品から5000円以上のハイエンド製品まで幅広く、自分の釣りスタイルに合ったグローブを選ぶための情報をすべて網羅します。

フィッシンググローブが必要な理由

UV(紫外線)対策:長時間釣行での日焼け・皮膚ダメージを防ぐ

遠州灘のサーフや浜名湖の開けた堤防では、強い日差しに長時間さらされることになります。釣りに夢中になっていると、気づかないうちに手の甲がひどく日焼けしていることがよくあります。手の甲は顔と同様に皮膚が薄く、紫外線によるダメージを受けやすい部位です。繰り返しの日焼けはシミや皮膚のハリの低下につながるだけでなく、重篤な場合は皮膚疾患のリスクも上がります。

UVカット素材のフィッシンググローブを着用することで、UPF(紫外線遮断指数)50以上の製品なら紫外線の98%以上をカットできます。日焼け止めクリームと組み合わせることで、長時間の釣行でもほぼ完璧な紫外線対策が可能です。特に遠州灘の夏の朝マズメから昼間にかけての釣行では必須のアイテムです。

魚のヒレやエラによるケガを防ぐ

魚を素手で掴んだときの一番の危険は「鋭いヒレ」です。シーバス・青物・タチウオ・フグ・ゴンズイなど、多くの魚は背びれや胸びれに鋭い棘を持っています。特にタチウオは鋭い歯があり、素手で掴もうとすると深く切れることがあります。また、ゴンズイや鯰の棘には毒があるため、素手で触れると腫れや激痛を引き起こします。

フィッシンググローブを装着することで、こうした棘やエラ蓋(えらぶた)の鋭い縁によるケガを大幅に減らせます。分厚いウレタン素材やネオプレン素材のグローブは刺突への保護力が高く、磯釣りや船釣りで特に役立ちます。

PEラインによる指のケガ・摩擦を防ぐ

PEラインを使った釣りで大物がヒットしたとき、指でラインを押さえたり素手でラインを手繰り寄せたりすると、PEラインの繊維が指に食い込んで深い切り傷を作ることがあります。特にショアジギングやシーバス釣りで使うPE1〜3号クラスのラインは、引っ張られると細いワイヤーのように指に食い込みます。

フィッシンググローブの指先部分が補強されているタイプは、PEラインの摩擦から指を守ります。「ラインスリップ(指先すべり)」のリスクも軽減され、大物とのやり取り中に安心してラインを操作できます。

フィッシンググローブの種類と特徴

フルフィンガー・3フィンガーカット・ハーフフィンガーの違い

フィッシンググローブは指の形状によって主に3種類に分類されます。それぞれに利点と欠点があり、釣りのジャンルや季節によって使い分けるのが理想的です。

タイプ特徴メリットデメリット向いている釣り
フルフィンガー全ての指を覆う保護力最高・保温性高い・UV対策完璧指先の感度が低下・操作性やや劣る磯釣り・冬の堤防・ハードロック
3フィンガーカット親指・人差し指・中指の先が開いている操作性と保護のバランス良好・ルアー交換しやすい露出した3本指はUV・ケガのリスクありルアーフィッシング全般・サーフ・シーバス
ハーフフィンガー全指の第一関節以上が開く最高の操作性・指先感度◎・夏でも涼しい保護力・保温性ともに低いバス釣り・アジング・夏のサーフ

遠州灘のサーフでのシーバス・ヒラメ釣りには「3フィンガーカット」が最もよくマッチします。ルアーの交換やスナップの開閉時に指先の感覚が必要で、かつ手の甲のUV対策もしっかりしたいというニーズに応えます。磯釣りのウキフカセ釣りや投げ釣りには、手首まで覆う長めのフルフィンガータイプが安全面で優れています。

素材の種類と性能比較

フィッシンググローブの素材は、用途や季節によって最適なものが変わります。主要な素材を詳しく解説します。

UVカット素材(ナイロン・ポリエステル系)

夏用グローブの主素材です。紫外線遮断性能(UPF50以上)を持ちながら薄手で通気性が高く、暑い季節でも快適に着用できます。価格が安い(500〜2000円)ため、消耗品として気軽に使えるのも魅力です。ただし保護力は低く、鋭いヒレや磯の岩への擦れには弱いです。

ウレタン(PUコーティング)素材

手のひら面や指先にウレタン(ポリウレタン)コーティングを施した素材で、グリップ力と耐摩耗性が高いのが特徴です。濡れた状態でも滑りにくく、魚を掴む際や岩場での動作でも安心です。中間的な保護力と快適性を持ち、価格も1500〜3500円とミドルレンジで手頃です。遠州灘のサーフや堤防での釣りに最適な素材です。

ネオプレン素材

ウェットスーツと同じ素材で、厚みがあり保温性と防水性に優れています。秋〜冬の釣りに最適で、冷たい水に浸かっても手の保温を維持します。ただし厚みがあるため指先の感度は低下します。磯釣り・船釣り・冬場の堤防釣りに向いており、価格は2000〜5000円程度です。

フリース素材(インナーグローブ)

冬の保温用として使われるフリース素材のグローブで、単体使用よりも他のグローブのインナーとして重ね着することが多いです。軽量でコンパクトに収納でき、使わないときは釣りベストのポケットに入れておけます。

季節別フィッシンググローブの選び方

夏用グローブ(6〜9月):UV対策最優先

遠州灘の夏(6〜9月)は気温35℃を超えることもあり、釣りの快適性と安全性の両立が求められます。この季節は「薄手のUVカット素材」で「通気性が高い」グローブが最適です。手の甲全体を覆いながら、指先や手のひら部分にメッシュを採用して通気性を確保した製品が多く出ています。

選ぶ際のポイントは「UPF50以上」の表示があること、「速乾性」が高いこと、「薄手で手の動きが制約されない」ことの3点です。朝マズメから昼過ぎまでの夏の釣行では、手が汗で蒸れることなく快適に使い続けられる素材を選びましょう。

秋・冬用グローブ(10〜3月):保温性と操作性の両立

浜名湖・遠州灘の冬(12〜2月)は風が強く、水温も下がるため手が悴んで操作性が著しく低下します。この季節には「防風性」「保温性」「水への耐性」を重視したグローブが必要です。

おすすめの選択肢は「ネオプレン製の3フィンガーカット」で、手のひら・手の甲はネオプレンで保温し、親指・人差し指・中指の先だけ開けることで操作性を確保します。また、ルアー交換時だけ片手のグローブを外す使い方も一般的です。

遠州灘の冬は「遠州のからっ風」と呼ばれる強い北西風が吹くことが多く、防風対策が特に重要です。表面に防風フィルムをラミネートしたグローブは、体感温度が大きく変わるためおすすめです。

春・秋(4〜5月・10〜11月):オールラウンド使用

春と秋は気温の変動が大きく、朝は寒くて昼は暑いというシーンが頻繁にあります。この時期は「中厚手のウレタン素材」か「2層構造のグローブ」が使いやすいです。手首にマジックテープで締め具合を調整できるモデルを選ぶと、気温に応じてフィット感を調整できます。

おすすめフィッシンググローブ製品比較

製品比較表:用途・価格・特徴

製品名メーカータイプ素材価格(目安)おすすめシーン
ライトグローブ5 GL-054Tシマノ3フィンガーカットUVカット素材・PU補強約2500〜3500円サーフ・ルアーフィッシング全般
プロキャスターグローブ DG-2524WDaiwa(ダイワ)3フィンガーカットウレタン・UVカット約3000〜4000円投げ釣り・ショアジギング
フィッシンググローブ3 GL-1723Rプロックス(PROX)フルフィンガーネオプレン約2000〜3000円冬の磯釣り・船釣り
パームフィットグローブ TFG-5514タカミヤハーフフィンガーナイロン・UVカット約800〜1500円夏のバス・アジング
ネオグローブ WJ-0700Nアングラーズデザイン3フィンガーカットネオプレン3mm約3500〜5000円冬のシーバス・サーフ・ロック
マルチグローブ(廉価版)各種メーカー3フィンガーカット薄手ナイロン500〜1000円夏の釣り・気軽な釣行の消耗品として

各製品の詳細レビュー

シマノ ライトグローブ5 GL-054T

シマノが展開するフィッシンググローブの定番モデルです。親指・人差し指・中指の3本がカットされた3フィンガーカットタイプで、ルアーの交換やラインシステムの結束など、指先の精密な作業が必要なルアーフィッシングに最適です。手の甲にはUVカット素材を採用し、UPF50+の高い紫外線カット性能を持っています。手のひら側はPUコーティングでグリップ力を確保。価格は2500〜3500円と、シマノ製品としては手頃な部類です。遠州灘でのサーフゲームやシーバス釣りに年中使えるオールラウンドモデルとして高評価です。

ダイワ プロキャスターグローブ DG-2524W

投げ釣り・ショアジギング向けに最適化されたダイワの専用グローブです。長距離キャストの際に道糸が指に擦れるのを防ぐ補強が施されており、特に中指と人差し指の付け根あたりに厚いウレタン補強が入っています。3フィンガーカットで操作性も確保されており、ショアジギングで100gを超えるメタルジグを激しくシャクる動作にも耐える耐久性があります。価格は3000〜4000円で、投げ釣り・ジギング専用として使いたいアングラーには最もコスパの高い選択肢です。

プロックス フィッシンググローブ3 GL-1723R

プロックスはコスパの高さで知られる国内メーカーです。このモデルは3mmのネオプレン素材を使ったフルフィンガーグローブで、秋〜冬の保温性が求められる釣りに最適です。防水性も高く、波を被る磯での釣りや、雨天釣行でも手が冷えにくいのが特徴です。価格は2000〜3000円と、ネオプレングローブとしては手頃です。冬の伊豆磯や浜名湖堤防での夜釣りなどで実力を発揮します。

アングラーズデザイン ネオグローブ WJ-0700N

冬のシーバス・サーフ・ロックフィッシュを専門にする釣り師に根強い人気を持つ製品です。3mmネオプレンを採用し、3フィンガーカットで操作性と保温性のバランスが絶妙です。手首にかけてのフィット感が良く、袖口との隙間から冷気が入りにくい設計になっています。価格は3500〜5000円とやや高めですが、冬の厳しい環境での釣行が多いアングラーにとっては値段相応の価値があります。浜松在住で冬の遠州灘サーフに通うアングラーには特におすすめです。

サイズ選びのポイントと注意事項

フィッシンググローブのサイズの選び方

フィッシンググローブのサイズ選びは、快適性と保護性能を最大化するために非常に重要です。一般的なサイズ展開はS・M・L・XLの4サイズで、日本人男性の平均的な手のサイズ(手囲い19〜21cm)にはMまたはLが適合することが多いです。

サイズ選びの基本手順は以下の通りです。

  1. 手囲い(てまわり)を測る:メジャーで利き手の親指の付け根を通る円周を測ります(親指を除いた4本の指の付け根が目安)
  2. 手の長さを測る:手首の折れ目から中指の先端までの長さを測ります
  3. サイズ表と照合する:各メーカーのサイズ表(手囲い・手の長さ)と照合します

グローブは指先がぴったりフィットするサイズを選ぶことが基本です。大きすぎると指先の感度が落ち、操作性も悪くなります。小さすぎると指に食い込んで血行を妨げることがあります。試着できる釣具店があれば実際に着用して確認するのが最善です。

また、ネオプレン素材のグローブは着用することで少し伸びるため、「ちょっとキツいかな」と感じる程度のサイズがちょうど良いことが多いです。反対に、UVカット素材の薄手グローブは伸縮性が低いため、指先の長さをしっかり合わせることが重要です。

価格帯別の選択肢まとめ

価格帯特徴おすすめ用途代表製品
500〜1000円薄手ナイロン・UVカット基本機能のみ夏の気軽な釣行・消耗品としてノーブランド・タカミヤ等の廉価品
1000〜2000円ウレタン補強あり・耐久性向上週1〜2回程度の釣行・初心者向けプロックス・がまかつ エントリーモデル
2000〜3500円素材・縫製ともに充実・季節対応中級者・頻繁に釣行するアングラーシマノ・ダイワ・プロックス主力モデル
3500〜5000円高機能素材・ハイエンド仕様上級者・冬の釣行が多いアングラーアングラーズデザイン・RBB等の高機能モデル

よくある質問(FAQ)

Q: フィッシンググローブは洗濯できますか?

A: ほとんどの製品は手洗いまたは洗濯機(ソフトモード)での洗濯が可能です。ただし、ネオプレン素材のグローブは乾燥機の高熱で変形するため、必ず陰干しで乾かしてください。UVカット素材の薄手グローブは洗濯後に陰干しが基本で、直射日光に長時間さらすとUVカット性能が低下することがあります。使用後は塩水(海水)をしっかり真水で洗い流してから保管すると、素材の劣化を防いで長持ちさせることができます。

Q: フィッシンググローブをしたままスマートフォンは操作できますか?

A: 多くの現代のフィッシンググローブは「スマートフォン対応(タッチパネル対応)」の素材を採用しています。製品のスペック表に「スマホ対応」または「タッチパネル対応」と記載されている製品であれば、グローブを外さずにスマートフォンを操作できます。釣り場でのGPSマップ確認、潮汐アプリの操作、写真撮影などをスムーズに行いたいアングラーには、この機能は非常に便利です。ただし、安価な製品にはタッチパネル対応でないものも多いため、購入前に確認することをお勧めします。

Q: 子供や女性向けの小さいサイズはありますか?

A: 多くのメーカーがS〜XLまでのサイズ展開を行っており、日本人女性の標準的な手のサイズ(手囲い16〜18cm)にはSまたはMサイズが適合します。一部のメーカー(シマノ・ダイワ等)では女性・子供向けの「レディースモデル」や「ジュニアモデル」も展開しています。お子様向けには、サイズが合っていることと、指先の感度よりも保護を優先したフルフィンガータイプを選ぶことをお勧めします。

Q: グローブをしたままリールのドラグは調整できますか?

A: 3フィンガーカットのグローブであれば、親指・人差し指・中指が露出しているため、リールのドラグノブを問題なく調整できます。フルフィンガーのグローブでも、ウレタン素材のグリップ力があるものなら摩擦を利用してドラグ調整はできますが、細かな操作はしにくくなります。大物とのやり取り中にドラグ調整が必要なシーバス釣り・ショアジギングには、3フィンガーカットタイプが最も使いやすいと言えます。

Q: タチウオ釣りに特化したグローブはありますか?

A: タチウオは鋭い歯でラインや指を切ることがあるため、専用の「タチウオグローブ」が各メーカーから発売されています。特徴は指先(特に人差し指・中指)のカット部分に強化素材(ケブラー繊維等)を使い、万が一タチウオの歯が触れても切れないように設計されている点です。遠州灘での秋のタチウオゲームで大量に釣れる時期は、このタイプのグローブがあると安心です。シマノやダイワからも「タチウオ対応」を謳うグローブが2000〜3500円で販売されています。

Q: グローブをすると釣りの感度が落ちませんか?

A: 感度への影響は素材の厚みによります。薄手のUVカット素材(0.5〜1mm程度)のグローブは、ほとんど感度の低下を感じません。ウレタン素材(1〜2mm)は若干感度が落ちますが、慣れれば問題ないレベルです。ネオプレン(3mm以上)は保温性と引き換えに感度が落ちますが、冬場は手が悴んで素手の方が感度が低下するため、実用上は問題ありません。最新の高機能グローブには「極薄設計で感度を損なわない」ことを売りにした製品も多く、感度と保護の両立は年々向上しています。

フィッシンググローブは「あったら便利」ではなく、釣りの安全と快適性を支える「必須装備」です。遠州灘や浜名湖での釣行に合ったグローブを1〜2枚揃えておくことで、釣りの楽しさが確実に広がります。季節と釣り方に合わせた適切なグローブ選びで、今シーズンの釣りをさらに充実させましょう。

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