相模湾は「釣りの宝庫」だった|東京から1〜2時間で別世界の釣りが体験できる

  ※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。

相模湾は、神奈川県の三浦半島から静岡県熱海市にかけて広がる湾で、太平洋に大きく開いた開放的な海域です。水深は湾奥部で100〜200m、湾中央部では最大1200mを超える深海域まで存在します。この急峻な海底地形がもたらす豊かな湧昇流が、相模湾を魚種豊富な釣りの宝庫にしている最大の理由です。東京・横浜からわずか1〜2時間でアクセスできるにもかかわらず、キンメダイやアカムツといった深海魚から、夏のカツオ・シイラ、磯のクロダイ・メジナ、秋のアオリイカまで、驚くほど多様なターゲットが揃っています。

堤防釣りでファミリーが楽しめる大磯港・小田原港から、本格的な磯釣りが楽しめる真鶴・城ヶ島、そして日帰りで深海魚が狙える遊漁船まで、あらゆるスタイルの釣り人の欲求を満たしてくれる「万能の釣り場」が相模湾です。本記事では、相模湾の主要釣りスポット全て、狙える魚種と攻略法、アクセス情報から遊漁船情報まで、初めて相模湾に釣りに来る人がこれだけ読めば困らない完全ガイドとして解説します。

相模湾の基本情報と海洋環境

相模湾の地理・海底地形

相模湾は東側を三浦半島(神奈川県)、西側を伊豆半島(静岡県)に挟まれた湾です。湾口は広く太平洋に向けて開いており、黒潮の影響を強く受けます。湾内の最深部は「相模トラフ」と呼ばれる海溝で、水深1200〜1500mにも達します。この深海域からの湧昇流が豊富な栄養塩を運び上げ、植物プランクトンを増殖させ、豊かな食物連鎖を形成しています。沿岸部は砂浜(大磯〜二宮海岸)と岩礁帯(真鶴・三浦半島)が混在し、多様な生息環境が形成されています。

相模湾の水温と季節変動

季節平均水温海の状況主な対象魚種
3〜5月(春)14〜18℃水温上昇期。クロダイ・メジナが活性アップクロダイ、メジナ、カサゴ
6〜8月(夏)20〜28℃黒潮が接近。青物・シイラ・マグロが回遊カツオ、シイラ、ソウダガツオ
9〜11月(秋)20〜24℃青物のラストシーズン。アオリイカ・タコが旬ワラサ、アオリイカ、タコ
12〜2月(冬)14〜17℃水温安定。深場のキンメダイ・アカムツが旬キンメダイ、アカムツ、カレイ

主要釣りスポット完全ガイド

大磯港(神奈川県中郡大磯町)

大磯港は相模湾の中央部に位置する漁港で、ファミリー釣りから本格的なルアーフィッシングまで対応できる人気スポットです。港内は穏やかで足場も良く、初心者や子ども連れでも安心して釣りができます。釣れる魚種は年間を通じて豊富で、サビキ釣りでアジ・サバ・イワシが楽しめ、クロダイは春から秋にかけて堤防際で良型が狙えます。夏から秋はショアジギングでイナダ(ワカシ)が回遊することもあります。港内の東側の堤防は外向きに投げるとカレイ・キスが釣れます。

項目詳細
住所神奈川県中郡大磯町大磯
アクセス(車)西湘バイパス大磯IC降りて約5分
アクセス(電車)JR東海道線「大磯駅」から徒歩15分または海岸線バス
駐車場港内に無料駐車スペースあり(漁業者優先)
トイレ港内あり
おすすめ釣り方サビキ釣り、ウキ釣り(クロダイ)、投げ釣り(キス・カレイ)

小田原港(神奈川県小田原市)

小田原港は相模湾西端に位置する大型漁港で、大型の堤防から沖を望む開放的なロケーションが人気です。港内には釣具店・釣り餌店が複数あり、現地調達が容易です。外堤防の先端付近はイナダ・ソウダガツオなどの青物が回遊する一級ポイントで、夏から秋のショアジギングが熱くなります。港内ではサビキ釣りでアジが多く釣れ、一家族で数十匹釣れることも珍しくありません。近くに城下町の観光スポットもあり、観光と釣りを組み合わせた旅行にも最適です。

江の島周辺(神奈川県藤沢市)

江の島は相模湾に突き出た半島状の島で、堤防・磯・砂浜と多様な釣り環境が揃った釣り人の聖地です。江の島の南端「稚児ヶ淵」は著名な磯釣りポイントで、クロダイ・メジナ・アオリイカが狙えます。稚児ヶ淵へは島の歩道を歩いて行く必要があり、波が高い日は立入禁止になります。新江ノ島水族館裏の護岸はカサゴ・メバルのロックフィッシュが釣れ、東側の片瀬漁港ではサビキ釣りが人気です。湘南の観光地としてアクセスが良く(小田急線・江ノ島電鉄「片瀬江ノ島駅」から徒歩5分)、年間を通じて多くの釣り人が訪れます。

真鶴港・岩(神奈川県真鶴町)

真鶴半島は磯釣りの名所として全国的に知られており、「真鶴の磯」は関東随一のクロダイ・メジナのポイントです。半島の先端部には「三ッ石」「番場浦」「真鶴岬」などの一級磯ポイントが点在します。水深が深く流れが複雑なため、上級者向けの釣り場ですが、それだけに大型が期待できます。クロダイ60cm超・メジナ50cm超の記録も出ています。真鶴港周辺ではアジ・サバのサビキ釣りも楽しめ、港内でも軽く楽しめます。JR東海道線「真鶴駅」から磯まで徒歩30〜45分または路線バスを利用します。

網代港(静岡県熱海市)

網代港は伊豆半島の北端に位置し、相模湾の西端エリアにある漁港です。港内の堤防は足場が良く、アジ・サバ・イワシのサビキ釣りに最適です。秋から冬にかけては深場のカサゴ・ムラソイが釣れます。網代港は遊漁船の基地でもあり、キンメダイ釣りやアマダイ釣りの船が多く出ています。伊豆半島の透明度の高い海で磯釣りをしたい場合は、網代港周辺の磯から狙うことができます。JR伊東線「網代駅」から徒歩5分という便利な立地も魅力です。

城ヶ島周辺・三浦半島先端(神奈川県三浦市)

三浦半島最南端に浮かぶ城ヶ島は、相模湾と東京湾の接点に位置する特別な場所です。強い潮流と変化に富んだ地形が様々な魚種を呼び込みます。城ヶ島大橋を渡った先には「島の磯」があり、クロダイ・メジナ・ブダイなどの磯魚が狙えます。また、沖の深場ではカワハギ・マダイの乗合船も出ています。城ヶ島の北側には剣崎・毘沙門海岸など磯釣りポイントが連なります。三浦半島は京急線「三崎口駅」からバスでアクセスでき、三崎まぐろで有名な観光地とも組み合わせられます。

相模湾で狙える主要魚種と攻略法

キンメダイ・アカムツ(船釣り)

相模湾は日本有数のキンメダイの産地で、水深200〜400mの深海でキンメダイが狙えます。東京湾からわずか2〜3時間の沖に広がる深海域が漁場で、小田原・真鶴・網代・初島周辺の遊漁船から釣りに行けます。キンメダイは水深200〜400mの深場に生息し、夜光ビーズやホタルイカを餌にした電動リールを使った深海仕掛けで狙います。電動リールは必須で、手巻きでは体力的に厳しいです。アカムツ(ノドグロ)も同様の深場に生息し、「白身のトロ」と言われるほど脂乗りが抜群の高級魚です。冬の相模湾は深海釣りのベストシーズンです。

カツオ・シイラ(夏の青物)

夏(7〜9月)の相模湾は青物のシーズンで、カツオ・シイラ・ソウダガツオ・キハダマグロが相模湾に回遊してきます。カツオは黒潮に乗って北上する回遊魚で、相模湾沖では毎年7〜10月に好釣果が続きます。特にカツオの一本釣りを楽しめる遊漁船が小田原・茅ヶ崎から出ており、カツオを活き餌(マイワシ)で釣る「カツオの手釣り」は独特の興奮があります。シイラは外洋性の魚でルアー釣りが盛んで、遊漁船からキャスティングで狙うスタイルが人気です。大型は1m・10kgを超えるジャンプが圧巻です。

クロダイ・メジナ(磯・堤防)

クロダイは相模湾沿岸の堤防・磯で年間を通じて狙えます。特に春(3〜5月)と秋(9〜11月)は活性が高く、コマセ釣り(ウキフカセ釣り)で狙うのが最も有効です。真鶴半島・城ヶ島・江の島稚児ヶ淵が有名ポイントで、50cm超の「年無し」と呼ばれる大型が釣れることも。メジナは磯の代表的ターゲットで、冬から春(1〜4月)が最も良型が出るシーズンです。メジナのウキフカセ釣りは「磯釣りの花形」と言われ、専門アングラーが多いです。

アオリイカ(秋のエギング)

アオリイカは秋(9〜11月)が最盛期で、相模湾沿岸の磯・堤防・テトラ帯で狙えます。エギングが最も一般的な釣り方で、エギ(餌木)を遠投してシャクリを入れながら誘います。真鶴・城ヶ島・江の島周辺が人気スポットで、透明度の高いエリアでの釣りが特に面白いです。秋のアオリイカは「新子」と呼ばれる当歳魚(今年生まれ)で、数が釣れます。大型が狙える春エギングも人気ですが、相模湾では秋の方が釣果が安定します。

相模湾の遊漁船情報

主要船宿一覧と特徴

船宿名所在地得意な釣り物料金目安
浅八丸(あさはちまる)小田原市(小田原早川港)キンメダイ・アカムツ・マダイ12,000〜18,000円
庄治郎丸(しょうじろうまる)茅ヶ崎市(茅ヶ崎港)カツオ・ビシアジ・マダイ10,000〜16,000円
ますの家(ますのや)真鶴町(真鶴港)メバル・カサゴ・アマダイ9,000〜14,000円
網代港周辺の船宿熱海市(網代港)キンメダイ・深海魚・マダイ12,000〜18,000円
三崎の船宿(城ヶ島周辺)三浦市(三崎港)カワハギ・マダイ・クロムツ10,000〜15,000円

遊漁船を予約する際は、事前に電話または公式サイトから予約するのが基本です。釣り物によって仕掛けや道具が大きく異なるため、初めて乗る場合は「初心者ですが大丈夫ですか?」と必ず確認しましょう。多くの船宿では道具の貸し出しも行っており、手ぶらで乗船できる場合もあります。乗合船は複数の釣り客と同乗するスタイルで、料金が仕立て船より安いのが特徴です。

季節別・釣り方別攻略カレンダー

おすすめターゲット釣り方ポイント
1〜2月キンメダイ、アカムツ、カレイ船釣り(深場)、投げ釣り深海魚は冬が旬。沿岸でカレイの投げ釣り
3〜4月クロダイ、メジナ、カサゴウキフカセ、穴釣り磯釣り開幕。真鶴・城ヶ島が最高潮
5〜6月アジ、マダイ、メジナサビキ、コマセ釣り水温上昇で多様な魚種が活発に
7〜8月カツオ、シイラ、ソウダガツオ船ルアー、船コマセ夏の青物シーズン。カツオ一本釣りが人気
9〜10月ワラサ、アオリイカ、タコショアジギング、エギング青物の秋。岸釣りで大型回遊魚のチャンス
11〜12月カワハギ、アカムツ、ヒラメ船釣り、泳がせ釣り水温低下で深場の高級魚シーズン開幕

初めて相模湾に釣りに来る人へのアドバイス

アクセスと準備

東京・横浜から相模湾の主要スポットへのアクセスは非常に良好です。大磯港はJR東海道線で新橋から1時間10分、小田原港は同約1時間30分です。車の場合は西湘バイパス・小田原厚木道路を使うとスムーズです。駐車場は各港の周辺に有料・無料駐車場があります。混雑する夏場の週末は朝早い到着が必須で、7時以降は駐車場が埋まることがあります。釣り竿・仕掛け・餌は現地の釣具店でも揃えられますが、繁忙期は売り切れることがあるため事前に準備しておくのが無難です。

相模湾釣りの注意事項

相模湾は外洋に面しており、天候の変化が急激なことがあります。特に南西の風(サーゲ風)が強く吹く夏は、磯での釣りは非常に危険になります。釣行前には必ず天気予報・波予報を確認し、波高1.5m以上の予報の日は磯釣りを避けることを推奨します。また、磯では必ずライフジャケットを着用してください。城ヶ島・真鶴の磯には立入禁止区域があります。許可なく立ち入ると漁業関係者とのトラブルになりますので、案内板の確認が必須です。

よくある質問(FAQ)

Q: 相模湾で子どもと一緒に釣りをするのに最適な場所はどこですか?

A: ファミリー向けとして最適なのは大磯港・小田原港・片瀬漁港(江の島近く)です。これらは港内の足場が良く、転落のリスクが低いです。夏場のサビキ釣りでアジ・サバ・イワシが入れ食いになることが多く、子どもでも簡単に釣れます。釣り竿はレンタルできる場所もあり、手ぶらで来ても楽しめます。トイレが近くにある場所を選ぶと子ども連れには便利です。釣りをした後は近くの回転寿司や地魚料理店で食事を楽しむプランもおすすめです。

Q: 相模湾でキンメダイを釣りたいのですが、初心者でも乗れる船はありますか?

A: はい、初心者歓迎の船宿が多数あります。キンメダイ釣りは水深200〜400mの深海での釣りで、電動リールを使います。多くの船宿では道具の貸し出しを行っており、初心者でも挑戦できます。ただし電動リールの操作に慣れるまで少し時間がかかるため、乗船前に船長または船員に操作方法を教えてもらいましょう。キンメダイは1回の釣行で複数匹釣れることが多く、初めての船釣りでも十分楽しめます。予約時に「初心者」と伝えれば親切に対応してもらえます。

Q: 相模湾でエギングをするならどの時期・場所がいいですか?

A: アオリイカのエギングは9月下旬〜12月上旬の秋が最盛期です。場所は江の島稚児ヶ淵・真鶴半島の磯・城ヶ島周辺の磯が有名ポイントです。朝夕マズメの時間帯が活性が高く、特に夕方から夜にかけて有利です。エギは2.5〜3.5号のオレンジ・ピンクが基本で、澄み潮ではナチュラル系も有効です。初心者なら江の島の磯護岸(西側の岩場)が比較的アクセスしやすくおすすめです。ただし滑りやすい場所があるため、滑り止め付きの靴が必須です。

Q: 相模湾での釣りに必要な遊漁券やライセンスはありますか?

A: 相模湾の海釣りに遊漁券は不要です(一部の磯・堤防を管理する団体が徴収する場合を除く)。ただし、漁港内の一部施設は有料の場合があります。また、釣り禁止区域(漁業権設定区域)では特定の魚種の採取が禁止されている場合があります。アワビ・サザエなどの貝類・海藻は漁業権の対象で、素人が採取することは基本的に違法です。遊漁船で釣りをする場合は、船長の指示に従ってください。釣った魚の持ち帰りはサイズ規制に従いましょう(各都道府県の漁業調整規則を確認)。

Q: 相模湾でカツオを岸から釣ることはできますか?

A: 可能ですが、条件が限られます。カツオは外洋を回遊する魚で、通常は岸からでは届かない距離を泳いでいます。ただし9月頃に黒潮が接近し、カツオが沿岸近くまで寄った場合、三浦半島の剣崎・城ヶ島先端の磯や、江の島の磯ショアジギングで釣れることがあります。このような場合は釣り情報サイトやSNSに目撃情報が上がりますので、チェックしておくと良いでしょう。確実にカツオを狙うなら船釣りが最善です。カツオは鮮度が命なので、釣ったらすぐに血抜き・内臓除去して保冷することが重要です。

Q: 相模湾の釣りで特に注意すべき「空振りしやすい条件」は何ですか?

A: 最も空振りしやすいのは「大潮の干潮時・凪続きで水が透け透けの状態」です。潮が動いていないと魚の活性が下がり、全く釣れないことがあります。特に堤防でのウキ釣り・サビキ釣りは潮が流れている時間帯が圧倒的に有利です。干満表を見て、潮が動く時間帯(満潮前後2時間・干潮前後2時間)を狙って釣行するのが基本です。また、台風通過直後は海が濁り魚の食い気が落ちることが多いため、台風後2〜3日は避けるのが賢明です。逆に、台風前後や大雨後の濁りが取れてきたタイミングはよく釣れることもあります。

まとめ|相模湾釣りの楽しみ方

相模湾は、東京近郊の海釣りスポットの中でも際立った多様性を誇ります。ファミリー向けの堤防サビキ釣りから、本格的な磯のウキフカセ釣り、深海のキンメダイ船釣り、夏の青物ショアジギングまで、あらゆるスタイルの釣りが楽しめます。初めて相模湾に釣りに来るなら、まず大磯港または小田原港のサビキ釣りで海を感じ、慣れてきたら遊漁船デビューやエギングへとステップアップしていくのが王道コースです。釣った後は相模湾の新鮮な海の幸で食卓を満たす喜びも格別です。ぜひ相模湾の豊かな釣りの世界を堪能してください。

釣りスポット

にほんブログ村 釣りブログへにほんブログ村 釣りブログ 東海釣行記へ

記事が気に入ったらシェアをお願いします!

気に入ったら
「いいね」お願いします!

最新情報をお届けします。
★Amazon売れ筋ランキング★
とある浜松アングラーの一生
error:Content is protected !!