Contents
天竜川北岸(磐田側)とは——「遠州灘に注ぐ大河の豊かな釣り場」
天竜川(てんりゅうがわ)は長野県から静岡県を流れ、磐田市・浜松市南区の境で遠州灘に注ぐ大河だ。全長213kmの大河が運んでくる豊かな栄養分と、遠州灘の海水が混じり合う「汽水域」は、多彩な魚種が集まる一大フィッシングエリアを形成している。
天竜川河口は大きく「北岸(磐田市側)」と「南岸(浜松市側)」に分かれるが、本記事では磐田市側の北岸エリアのポイントを解説する。北岸は護岸整備がされており足場が良く、初心者から上級者まで楽しめる釣り場だ。
天竜川北岸の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県磐田市(天竜川北岸護岸〜河口部) |
| アクセス | 東名高速「磐田IC」から車で約20分。国道150号から進入 |
| 駐車場 | 護岸道路沿いに路肩駐車可(釣り場によっては専用駐車スペースあり) |
| 足場 | コンクリート護岸(平坦)〜河口砂浜。初心者でも安全に釣りができる |
| トイレ | 周辺に公衆トイレは少ない。釣行前にコンビニ等で済ませておく |
| 特徴 | 天竜川の豊富な栄養分と遠州灘の海水が交わる汽水域。シーバスの有名ポイント |
天竜川北岸の主な釣りポイント
1. 天竜川河口(北岸護岸先端)——シーバス最重要ポイント
天竜川が遠州灘に注ぎ込む河口部は、シーバス(スズキ)の超有名ポイントだ。川から流れ出る淡水と海水が混じる場所にベイトフィッシュが溜まり、それを追ったシーバスが集まる。特に上流から流れてくる「流木・ゴミ」の際(きわ)にシーバスが付いていることが多い。
- 釣れる魚:シーバス★★★★★、クロダイ★★★★☆、マゴチ★★★☆☆
- ベストシーズン:春(3〜5月)・秋(9〜11月)が最盛期。台風後・増水後の「川濁り」の時期も好チャンス
- 釣り方:シーバスゲーム(シンキングペンシル・ミノー)、フカセ釣り(クロダイ)
- 潮の読み方:下げ潮(川の水が海に流れ出す時間)のタイミングが最もシーバスの活性が高い
シーバスゲームのコツ(天竜川河口)
- 流れの「払い出し」(川の水が遠州灘に向かって流れ出る流れ)の脇を引く
- 夜間の釣りでは常夜灯・橋の明暗部分を狙う。シーバスは明暗の境界線に待ち伏せする
- ルアーは重め(25〜40g)を使い、流れの中でもしっかりアクションさせる
2. 天竜川中流護岸(北岸)——クロダイ・ハゼの好ポイント
河口から少し上流(磐田市内)の護岸エリアは、クロダイが夏〜秋に遡上してくるポイントだ。また夏(7〜10月)のハゼ釣りも人気で、ファミリーで楽しめる。
- 釣れる魚:クロダイ★★★★☆(夏〜秋)、ハゼ★★★★★(7〜10月)、ウナギ★★★☆☆(夏夜)
- 釣り方:ハゼ釣り(ちょい投げ・胴突き仕掛け)、クロダイ(フカセ釣り・チニング)、ウナギ(ドバミミズのぶっ込み釣り・夜)
3. 天竜川河口南側砂浜(磐田・竜洋海岸)——サーフのキス・ヒラメ
河口部から南東に広がる砂浜(竜洋海岸方面)は、遠州灘サーフのキス・ヒラメのポイントでもある。天竜川の栄養が供給されるため、ベイトフィッシュが集まりやすい。
- 釣れる魚:シロギス★★★★★(夏)、ヒラメ★★★★☆(秋〜冬)、マゴチ★★★★☆(夏)
- 釣り方:投げ釣り(キス)、サーフルアー(ヒラメ・マゴチ)
天竜川北岸の魚種別カレンダー
| 魚種 | 1〜3月 | 4〜6月 | 7〜9月 | 10〜12月 |
|---|---|---|---|---|
| シーバス | △ | ◎ | ○ | ◎ |
| クロダイ | △ | ◎ | ○ | ◎ |
| ハゼ | × | △ | ◎ | ○ |
| キス | × | ○ | ◎ | △ |
| ヒラメ | ○ | △ | △ | ◎ |
| マゴチ | × | △ | ◎ | △ |
天竜川河口釣りの注意事項
- 増水・増流に注意:台風・大雨後は天竜川が増水して流れが急になる。護岸の際で足元が崩れることもあるため、大雨後は数日待つ
- ライフジャケット着用:護岸先端・河口部は転落リスクがある。フローティングベスト着用推奨
- 流木・ゴミに注意:増水後は上流から流木・ゴミが大量に流れてくる。仕掛けに絡まることがあるため注意
- 漁業権の確認:天竜川中流域にはアユ・テナガエビの漁業権が設定されている場所がある。漁協のルールを事前確認
まとめ:天竜川北岸は「遠州灘最大の河口シーバスポイント」
天竜川北岸(磐田側)は、河口のシーバスゲームから護岸のハゼ・クロダイ釣り、サーフのキス・ヒラメまで、四季を通じて多彩な魚種を楽しめる遠州灘随一の河口フィッシングエリアだ。特に秋の下げ潮・夜のシーバスゲームは、浜松アングラーなら一度は経験してほしい興奮がある。



