安乗漁港・波切漁港(志摩)釣り完全ガイド2026|釣りできる場所・禁止区域・狙える魚と時期

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安乗漁港・波切漁港(志摩)釣り完全ガイド2026|釣りできる場所・禁止区域・狙える魚と時期

三重県志摩市の東側、的矢湾の湾口に立つ安乗漁港(あのりぎょこう)と、熊野灘・遠州灘の境目に突き出した波切漁港(なきりぎょこう)。どちらも外洋の潮通しがよく、アジ・アオリイカ・クロダイが安定して狙える人気の釣り場です。ただし両港とも釣りできる範囲がはっきり区切られており、範囲を外すと立入禁止や禁漁区に入ってしまいます。結論から言うと、安乗は「弁天波止」中心で渡船乗り場とビーチは釣り禁止、波切は「環境公園側の波止」だけが実釣可で中堤は港内禁漁区・夜釣りは禁止扱いです。この記事では釣りできる場所と禁止区域の線引き、狙える魚の時期、駐車場・トイレ・アクセスまで、公開情報と釣果報告をもとに浜松発のメディアとして整理しました。

なお、志摩市は2024年から波切〜御座の4港でルール順守のパトロールと呼びかけを続けており(中日新聞報道)、看板の内容は流動的です。本記事の規制情報は2025年8月時点の現地調査記事や各釣り場ページを参照していますが、最終的には現地の看板・表示と自治体/漁協の最新公式情報を最優先してください。

安乗漁港・波切漁港とは|志摩東部・外洋隣接の好漁港と浜松からのアクセス

安乗漁港は志摩半島の東岸、志摩市阿児町安乗にあり、東西約10kmに細長く延びる的矢湾の湾口に位置します。湾口に近いぶん潮の出入りが速く、内湾の穏やかさと外洋の魚影を併せ持つのが特徴です。地形データ上は東側に向いた2本の防波堤と、入り口に張り出した通称「弁天波止」が主戦場になります。

波切漁港はそこから南へ下った志摩市大王町波切。熊野灘と遠州灘の境目にあたる大王埼の付け根に位置し、外洋にダイレクトに面した大突堤や中堤、港内の新堤、そして北側の環境公園に隣接する波止で構成されます。外洋向きゆえの大物感がある一方、後述するとおり釣りできる範囲は環境公園側にかなり絞られています。

浜松からのアクセスは、地図上では東名〜伊勢湾岸道〜伊勢自動車道を経由し、第二伊勢道路(白木IC方面)から志摩方面へ抜けるルートが基本です。おおよそ2時間半〜3時間程度の道のりで、鳥羽・伊勢志摩観光と組み合わせやすい距離感です(所要は交通状況で前後します)。近鉄利用なら鵜方駅が最寄りの拠点になります。以下の料金・営業時間・アクセス情報は2026年7月時点の公開情報にもとづくもので、変更される場合があります。

狙える魚と時期カレンダー(アジ・アオリイカ・クロダイ・グレ・キス・メバル)

両港ともファミリーのサビキから本格的なエギング・フカセまで対応できる懐の広さがあります。釣果報告や各釣り場ページを総合すると、主なターゲットと狙い時は次のとおりです。数字は目安で、年や潮回りによってズレます。

ターゲットハイシーズン主な釣り方ひとことメモ
アジ初夏〜秋(6〜11月)、冬も期待可サビキ・アジング・投げ港内の常夜灯周りで数釣り。良型は外向き遠投で
アオリイカ春(3〜6月)・秋(9〜11月)エギング・ヤエン秋は新子の数釣り、春は親イカの大型狙い
クロダイ(チヌ)春の乗っ込み中心に通年フカセ・ダンゴ・落とし込み実績豊富。まき餌規制のある港では要注意
グレ(メジナ)晩秋〜冬ウキフカセ外向きの潮が当たる場所で口を使う
キス初夏〜夏(6〜9月)投げ釣り(ちょい投げ)砂地に向かって遠投。数釣りの入門にも
メバル・カサゴ晩秋〜春(11〜4月)ライトゲーム・胴突き・穴釣り夜の常夜灯周りやテトラの隙間が狙い目

アジは港内の常夜灯周りでサビキが定番。良型を狙うなら外向きに遠投カゴを投げるのが有効です。アジの生態や仕掛けの基本はアジ(マアジ)完全図鑑にまとめてあるので、サビキ・アジングを詰める人は合わせて読んでみてください。冬場の寒アジは脂が乗って別格の味になります。

アオリイカは春秋の二大シーズンがはっきり出るターゲットです。春の親イカと秋の新子ではエギの号数もアプローチも変わるので、後半の攻略パートで詳しく触れます。

安乗漁港のポイント攻略|弁天波止と釣り禁止区域(渡船乗り場・ビーチ)

安乗漁港のメインは、入り口に外海へ張り出した通称弁天波止(弁天波堤)です。外洋向きに大きく張り出しているため潮通しが抜群で、青物・クロダイ・アジがよく釣れる港随一の人気ポイントとして紹介されています。港内側はサビキやアジングでファミリーにも向き、常夜灯周りは夜のライトゲームでメバル・カサゴが狙えます。

一方で、釣りできない場所も明確にあります。2025年8月時点の現地調査記事によると、安乗は渡船乗り場とビーチが釣り禁止で、さらにヘリポートの先はロープが張られて立入禁止扱いになっているとの報告があります。加えて、西堤防や東堤防の一部が立入禁止に指定されているという情報もあり、堤防ごとに可否が分かれます。渡船乗り場は釣り船の発着に使う実務エリアなので、ここに入ると漁業活動の妨げになります。

安乗で釣り座を選ぶときのポイント

釣果報告では、外海に向けて遠投できる北東側の堤防でアジの良型やアオリイカの実績が語られています。港内は初心者やファミリー向き、外向きは良型・回遊魚狙いという住み分けを意識すると釣り座選びが楽になります。いずれにせよ、堤防の付け根や先端に立てられた案内表示・ロープ・看板を必ず確認し、封鎖されている場所には入らないことが大前提です。

時間帯の目安としては、アジは朝マズメ・夕マズメと常夜灯が効く時間帯に活性が上がりやすく、日中は港内でのサビキよりも外向きの遠投で拾う展開になりがちです。クロダイは潮が動く時間に外向きの潮目を狙うのが定石で、夏場のキスは砂地に向けたちょい投げで数を伸ばせます。弁天波止のように潮通しがよい場所は、潮止まりよりも上げ下げの動く潮のほうが魚の反応が出やすい傾向があります。

波切漁港のポイント攻略|環境公園側の波止と中堤禁漁区・夜釣り禁止

波切漁港は「港内のみ釣り可」と紹介されることがありますが、これは正確ではありません。実態を各釣り場ページと2025年時点の情報で整理すると、次のように線引きされます。

  • 北防波堤・最北の防波堤・北防波堤灯台周辺:安全確保のため立入禁止。
  • 中堤:「港内禁漁区につき魚貝類の採取を禁止します」の看板が掲げられた禁漁区
  • 東防波堤・大突堤(外洋向き):釣り禁止に指定されているとの情報。
  • 環境公園側の波止(公衆トイレ前の突堤とその周辺港内):ここが実質的に釣りできるメインエリア。

つまり波切で竿を出せるのは環境公園側の波止周辺に限られると考えるのが安全です。「港内のみ可」というざっくりした理解だと、看板の立つ中堤の禁漁区や外洋向きの立入禁止エリアに踏み込んでしまう恐れがあります。

夜釣りとまき餌の扱いに注意

波切漁港は漁港全体で夜釣りが禁止とされています(日没から日の出までを夜間と扱う分類)。「夜釣りは自粛」という表現も見かけますが、看板や分類上は禁止扱いとして運用したほうが確実です。さらにこの地域は撒き餌釣り等禁止区域に該当し、フカセやサビキでまき餌を使うと罰則の対象になる恐れがあると案内されています。クロダイのフカセやグレ狙いでコマセを撒く前提の釣りは、波切では計画そのものを見直す必要があります。まき餌を使わないルアー・エギング・ちょい投げ中心に組み立てるのが無難です。乗っ込みシーズンのクロダイをどうしても狙いたいなら、まき餌規制のない場所を選ぶか、落とし込み・ヘチ釣りのようにコマセに依存しない釣り方へ切り替える発想が必要です。クロダイの乗っ込み攻略の考え方は春のクロダイ(チヌ)フカセ釣り最盛期も参考になりますが、志摩東部で実践するときは各港のまき餌規制の有無を必ず先に確認してください。

秋・春のアオリイカエギング攻略と実績タイミング

「志摩 アオリイカ エギング ポイント」で情報を探す人が多いとおり、このエリアはエギングの好フィールドです。安乗・波切とも春秋にアオリイカの実績があり、外洋の潮が当たる潮通しのよさが効いています。

秋(9〜11月)|新子の数釣りシーズン

秋は春に生まれた新子(子イカ)が接岸し、エギに果敢にアタックしてくる数釣りの季節です。9月頃の開幕直後は小型が中心で、10〜11月にかけて成長してサイズアップし、引きも強くなります。エギは2.5〜3.0号の小さめを軸に、まずはテンポよく広く探るのがセオリー。エギングを始めたばかりの人にとって、成功体験を積みやすい入門向きのシーズンです。

春(3〜6月)|親イカの大型狙い

春は沖の深場で越冬・成長した親イカが、産卵のために接岸してくる季節です。数は出にくいものの1kgオーバーの大型が期待でき、人気がピークを迎えます。エギは3.5号を中心に、藻場(産卵床)周りをじっくり攻めるのが定石。フォールを長く取り、ボトム付近をていねいに誘うのが効きます。シャクリよりも「誘い方」と「間」が重要になる釣りです。

エギの号数選びやシャクリ・フォールの基本を詰めたい人はエギング(アオリイカ)入門〜中級完全マスター、地形やシーズン別の攻め方はエギング完全攻略ガイドも参考になります。なお、まき餌が絡むヤエン釣りではアジを活きエサに使いますが、波切のまき餌規制とは別枠なので混同しないよう注意してください。

安全・規制・マナー|志摩市の呼びかけ・まき餌規制・駐車の注意

志摩市は2024年から、波切・片田・和具・御座の4港を見て回るパトロールを実施し、ルールとマナーの順守を呼びかけています(中日新聞報道)。主目的は密漁防止で、各港の看板は次のような内容です。

  • 波切漁港:「港内禁漁区につき魚貝類の採取を禁止」「立入禁止」の看板。
  • 片田漁港:「夜釣り禁止・ここは禁漁区」、アワビ・サザエ・イセエビ等の採捕は処罰対象。
  • 和具漁港:新消波ブロック堤は立入禁止、夜釣り禁止。テトラ帯も立入禁止。
  • 御座港:赤灯堤は漁業関係者以外の車両進入禁止。駐車スペース不足に注意。

釣り人が守るべきポイントを整理すると次のとおりです。

  • 禁漁区・立入禁止区域に入らない:安乗の渡船乗り場・ビーチ・ヘリポート先、波切の北防波堤・中堤・外洋向き堤防など、看板やロープで示された場所には絶対に入らない。
  • 夜釣りの可否を守る:波切は漁港全体で夜釣り禁止扱い。和具・片田も夜釣り禁止。
  • まき餌規制を守る:波切はまき餌釣り等禁止区域。コマセを撒く釣りは避ける。
  • 採捕の禁止:貝類・イセエビ等の水産動植物の採捕は処罰対象。魚以外に手を出さない。
  • 駐車マナー:漁業関係者の車両動線・作業スペースをふさがない。指定外の場所に停めない。御座など駐車場が少ない港では特に配慮する。
  • ゴミの持ち帰り・ライフジャケット着用:仕掛けやエサ袋を含め必ず持ち帰り、防波堤・テトラでは落水対策を徹底する。

重要な前提として、立入禁止・釣り禁止の線引きは現地の表示と自治体/漁協の最新公式情報が最優先です。本記事の規制情報は2025年8月時点の現地調査記事や各釣り場ページを参照していますが、看板の内容は流動的で、閉鎖範囲が広がることもあります。現地で新しい看板やロープを見つけたら、記事の記述よりそちらに従ってください。ルールを守れる合法的な釣り座(安乗の弁天波止周辺、波切の環境公園側の波止)は複数のソースで確認できているので、無理に禁止エリアへ入る必要はありません。

駐車場・トイレ・エサ調達と周辺観光(大王埼灯台)

設備面は両港とも比較的整っています。以下は2026年7月時点の公開情報にもとづく目安で、営業時間・料金は変わることがあります。

安乗漁港は駐車場・トイレともに複数箇所あり、駐車場隣に公共トイレが設置されています。周辺の釣具店は山和フィッシング阿児店(営業はおおむね8時〜19時、火曜休の案内)、コンビニはファミリーマート志摩国府の浜店が近く、エサや飲食は現地入り前に調達しておくのが安心です。波切漁港も比較的広い駐車場と多目的トイレを備えており、環境公園の公衆トイレが釣り場のすぐ近くにあります。

周辺観光|大王埼灯台と「絵かきの町」

波切は大王埼灯台のお膝元です。大王埼灯台は昭和2年に建てられた、熊野灘と遠州灘の境目を示す灯台で、全国に16ある「登れる灯台」の1つ。参観寄付金は300円と案内されています。大王町は灯台やまちなみを描きに絵かきが集まることから「絵かきの町」とも呼ばれ、釣りと観光を組み合わせやすいのが志摩東部の魅力です。近くには有料の観光駐車場もあります。家族で来て、朝は環境公園側で竿を出し、日中は灯台と港町散策、という組み立てが相性良好です。夏場のキス釣りをファミリーで楽しむなら、砂地に向けたちょい投げが手軽で、子どもでもアタリを取りやすいのでおすすめです。キスの釣り方や仕掛けの基本は初夏のキス釣り最盛期攻略にまとめてあります。エサはアオイソメなどの虫エサが定番なので、前述の釣具店で事前に確保しておくと現地で慌てずに済みます。

風向・時化時の代替プラン|的矢湾奥・和具方面の使い分け

安乗・波切はどちらも外洋の影響を受けやすく、東〜南寄りの風が強い日や時化のときは波をかぶって釣りにならないことがあります。そんな日の逃げ場を用意しておくと、遠征のボウズ率がぐっと下がります。

  • 東・南風が強い/外洋が時化:的矢湾の奥へ。的矢湾は東西約10kmの細長い内湾で、湾奥に入るほど外洋のうねりが届きにくくなります。安乗周辺が荒れていても、湾奥側の護岸や港なら風裏になりやすく、アジのサビキやメバリングで竿が出せます。
  • 本格的な磯・フカセをやりたい:和具漁港方面。和具漁港はアジ・メバル・チヌ・グレ・キス・アオリイカと魚種が豊富で、6〜9月はサビキでアジ、クロダイは紀州釣り(ダンゴ)やフカセで狙えます。ただし新消波ブロック堤は立入禁止、夜釣り禁止なので、和具でも釣りできる範囲の確認は必須です。
  • 風向きで港を選ぶ:外洋向きの波切が北風で凪ぐこともあれば、その日は的矢湾側が向かい風になることもあります。前日の風予報で「どちらが風裏になるか」を見て港を決めると効率的です。

春のメバル・アジをライトゲームで狙うなら早春のメバリング完全攻略、外向きの磯でグレを狙う日はメジナ(グレ)完全図鑑が役立ちます。時化の日ほど、無理をせず釣りできる場所と魚種を切り替える判断が釣果と安全の両方を守ります。

まとめ|線引きを守れば志摩東部は良フィールド

安乗漁港は弁天波止を中心に潮通しのよい好ポイントですが、渡船乗り場・ビーチ・ヘリポート先は釣り禁止/立入禁止。波切漁港は環境公園側の波止だけが実釣可で、中堤は港内禁漁区、外洋向き堤防は立入禁止、夜釣りは禁止扱い、まき餌も規制されています。この線引きさえ守れば、アジ・アオリイカ・クロダイを軸に春秋を通して楽しめる良フィールドです。志摩市のパトロールと看板の内容は流動的なので、最後は必ず現地の表示と最新の公式情報を優先し、ルールとマナーを守って気持ちよく竿を出してください。

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