フカセ釣り完全攻略|チヌ・グレを確実に釣るためのコマセワーク・仕掛け・ポイント選びを徹底解説

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フカセ釣り完全攻略|チヌ・グレを確実に釣るためのコマセワーク・仕掛け・ポイント選びを徹底解説

「フカセ釣りを始めたけど、なかなか釣れない」「ベテランはなぜあんなに釣るのか」——そう感じたことはないだろうか。フカセ釣りは道具よりも「技術」で差がつく釣りだ。正直に言うと、仕掛けは他の釣りより単純で、竿・道糸・ウキ・ハリスと針だけ。しかしその分、コマセの配合・撒き方・仕掛けのなじみ方・流し方の一つひとつが釣果を左右する。逆にいえば、その原理を理解すれば今日から劇的に釣れるようになる釣りでもある。

本記事では、チヌ(クロダイ)とグレ(メジナ)を主なターゲットとしたフカセ釣りの「なぜそうするのか」を徹底的に解説する。コマセの配合理論から撒き方のタイミング、仕掛けの流し方、アタリの取り方まで、ベテランが無意識にやっている技術を言語化した。この記事を読み込んで実践すれば、次の釣行から必ず結果が変わるはずだ。


フカセ釣りの原理:コマセと仕掛けを「同調」させる

フカセ釣りの根幹にある原理は「コマセ(撒き餌)と刺し餌(サシエ)の同調」だ。コマセの粒子が潮に乗って流れていく軌道に、ハリの付いた仕掛けを同じスピードで乗せること——これがフカセ釣りのすべてと言っても過言ではない。

なぜこれが重要かというと、魚はコマセに寄ってきて捕食スイッチが入った状態でエサを食うからだ。コマセが流れる潮目やタナ(水深)と仕掛けがズレていれば、どれだけコマセに魚が集まっていても針には食ってこない。この同調が完璧になったとき、「向こうアワセ」と呼ばれる自動的なアタリが増え、釣果が爆発的に上がる。

チヌ・グレが「フカセ釣りで釣りやすい」理由

チヌ(クロダイ)は雑食性が強く、甲殻類・貝類・小魚・海藻まで幅広く食べる。警戒心が非常に高く、仕掛けを感じると即座に吐き出す習性がある。だからこそ「重さを感じさせない」フカセ釣りのフワフワした仕掛けが絶大な効果を発揮する。ガン玉(小さな錘)を最小限にして、自然な流れに仕掛けを乗せることで、チヌの鋭いアタリが生まれる。

グレ(メジナ)は磯魚の代表格で、藻類・甲殻類・プランクトンを主食とする。群れでコマセに反応しやすく、フカセ釣りのコマセワークで一気に浮かせることができる。ただし水温が下がると深いタナを狙う必要があり、状況によって「全遊動(ウキ止めなし)」や「2段ウキ」など仕掛けを使い分ける応用力が問われる。

他の釣り方との違い

ヘチ釣りや落とし込み釣りもチヌを狙う有名な釣り方だが、フカセ釣りは「広い範囲を探れる」点が最大の強みだ。コマセで魚を引き寄せ、潮の流れに乗せて10〜30m先まで仕掛けを流せる。また、タナ(仕掛けの深さ)をリアルタイムに調整できるため、魚の遊泳層の変化に即対応できる柔軟性もある。一方で、コマセの消費量が多く、技術習熟に時間がかかるという面もある。


Contents
  1. フカセ釣りの原理:コマセと仕掛けを「同調」させる
    1. チヌ・グレが「フカセ釣りで釣りやすい」理由
    2. 他の釣り方との違い
  2. タックル完全ガイド|なぜそのスペックが必要か
    1. ロッド(磯竿)
    2. リール(レバーブレーキ付きスピニングリール)
    3. 道糸(ナイロンライン)
    4. ウキ
    5. ハリス・針
  3. ポイント探し・釣り場選び|魚が居る場所の見つけ方
    1. フカセ釣りに最適な地形とは
    2. 日本各地の主要フカセポイント
    3. 潮・時間・季節の選び方
  4. 実釣手順(★最重要)|コマセ配合〜撒き方〜仕掛けの流し方〜アワセまで
    1. STEP 1|コマセの配合と作り方
    2. STEP 2|釣り座の作り方とコマセ打ち込みの基礎
    3. STEP 3|仕掛けの投入と同調のコツ
    4. STEP 4|タナ(仕掛けの深さ)の合わせ方
    5. STEP 5|コマセの打ち分けと「誘い」
  5. アタリの取り方・アワセのタイミング
    1. チヌのアタリの種類と特徴
    2. グレのアタリと即アワセ
    3. ファイト(取り込み)のポイント
  6. 状況別攻略法|状況に応じた対応表
  7. よくある失敗と解決策
  8. ステップアップ情報|基本をマスターした後の上級テクニック
    1. 全遊動釣法をマスターする
    2. 2段ウキ・2段ガン玉釣法
    3. 「沖の潮目」を狙うロングキャスト
    4. コマセのブレンドを釣り場でカスタマイズ
    5. 夜のチヌ釣り(電気ウキフカセ)
  9. FAQ|よくある質問
    1. Q. コマセはどのくらいの頻度で打てばいいですか?
    2. Q. チヌとグレを同じ仕掛けで狙えますか?
    3. Q. 初心者でもフカセ釣りを始めやすいポイントは?
    4. Q. コマセ(オキアミ)はどこで買えますか?
    5. Q. サシエ(刺し餌)はオキアミ以外に何がありますか?
    6. Q. 仕掛けが毎回絡まります。解決策は?
  10. まとめ|フカセ釣りは「同調」の釣り

タックル完全ガイド|なぜそのスペックが必要か

ロッド(磯竿)

用途・対象魚推奨号数長さ理由
堤防・波止のチヌ0〜1号5.0〜5.3mウキを遠投でき、際まで仕掛けを送り込める長さ
磯のグレ(30〜40cm級)1〜1.5号5.0〜5.3m根ずれに対して適度な張りが必要
磯の大型グレ・チヌ(40cm超)1.5〜2号5.3mパワーのある魚を根から引き離すため硬めが安心
初心者のオールラウンド1号5.0mチヌ・グレ両対応、操作しやすい

磯竿はガイドが多く、道糸を通してウキの動きが手元に伝わりやすい設計になっている。5m超の長さがある理由は「磯際・堤防際に仕掛けを入れやすくするため」だ。竿の長さで、コマセを撒いた場所の真上に仕掛けを持ってこられる。短い竿では足元のポイントを攻めにくく、チヌが居るはずの際を外してしまう。

リール(レバーブレーキ付きスピニングリール)

フカセ釣りには「レバーブレーキリール」が最適解だ。通常のスピニングリールと違い、レバーを緩めることで道糸を一瞬フリーにできる。大型魚が走ったとき、ドラグではなくレバーで道糸を出すことで、ハリスへのショックを和らげてバラシを防ぐ。

  • 汎用モデル(予算1〜2万円):シマノ「BB-X ハイパーフォース」、ダイワ「リバティクラブ磯風」
  • 中級モデル(予算3〜5万円):シマノ「BB-X テクニウム」、ダイワ「トーナメントISO」
  • スプールサイズ:2500〜3000番が標準。道糸150m以上巻ける容量が必要

道糸(ナイロンライン)

フカセ釣りの道糸は「比重の低い専用ナイロンライン」が基本だ。理由は「潮に乗せやすく、ウキの動きが手元に伝わりやすい」から。PEラインも使われるが、風の影響を受けやすいため初心者はナイロン推奨。

  • チヌ用:1.5〜2.5号
  • グレ用:1.5〜2号
  • 大型グレ・強磯:2.5〜3号

ウキ

ウキの種類浮力表示用途使いどころ
棒ウキ(長型)00〜Bチヌの繊細なアタリ検出流れが穏やか・波が低い状況
円錐ウキ(丸型)00〜3Bグレ・チヌ汎用波が高い・流れが速い磯や堤防
全遊動専用ウキ00深場のグレ・神経質なチヌ魚がウキの抵抗を嫌う場面

ウキの浮力は「ガン玉の重さとウキ浮力のバランス」で決まる。原則は「水面からわずかに出るくらいの浮力に調整する」こと。浮かせすぎるとアタリが出にくく、沈めすぎると流れに負けて仕掛けが絡む。

ハリス・針

  • ハリス素材:フロロカーボン(耐磨耗・低伸度)。道糸より細い号数を選ぶのが基本
  • チヌ用ハリス:1〜2号。針はチヌ針2〜4号
  • グレ用ハリス:0.8〜1.5号。針はグレ針4〜6号
  • ハリス長さ:1〜2mが基本。警戒心が高い場面では1.5〜2mに伸ばす

ポイント探し・釣り場選び|魚が居る場所の見つけ方

フカセ釣りに最適な地形とは

フカセ釣りは「潮が動く場所」が鉄則だ。潮が流れるとコマセが拡散し、広い範囲から魚を集めることができる。具体的には以下の地形が有望ポイントとなる。

  • 磯の張り出し:岩の張り出しで潮が当たり複雑な流れが生まれる。チヌ・グレともに大型が着く
  • 堤防の先端・曲がり角:潮の流れが変化する場所。コマセが効きやすく魚が集まりやすい
  • 港内の流れ込み・排水口付近:栄養塩が集まりチヌが好む。特に夜間や早朝に効果的
  • 藻場・海藻帯の際:グレが好む藻を食べに集まる。グレ狙いではここを外せない

日本各地の主要フカセポイント

静岡・遠州灘エリア:浜名湖の佐久米堤防・新居堤はチヌの聖地として全国的に有名。潮通しが良く、特に秋〜冬のチヌはサイズが大きい。遠州灘沿岸の御前崎・相良は磯グレのポイントとして定評がある。

三重・紀伊半島:尾鷲・熊野の磯は日本最高峰のグレポイント。水深があり、50cmを超える大型グレが狙える。尾鷲港周辺の堤防はチヌ・グレ両方が狙える入門ポイントとしても人気。

高知・四万十:室戸岬・足摺岬周辺は磯フカセ釣りの聖地。黒潮の影響でグレの活性が高く、冬でも大型グレが連発することがある。

山陰・九州:長崎・壱岐・対馬の離島群は国内屈指のフカセポイント。グレの魚影が濃く、60cmを超える「尾長グレ」の実績もある。山陰の隠岐や島根半島もチヌ・グレともに魚影が濃い。

愛知・渥美半島:渥美半島の先端・伊良湖岬や師崎港はチヌフカセの名所。秋〜春のチヌシーズンには多くの釣り人が集まる。

潮・時間・季節の選び方

フカセ釣りで最も重要な自然条件は「潮の動き」だ。大潮・中潮の潮が動く時間帯(潮変わりの前後2時間)が最もコマセが効いて釣れやすい。小潮・長潮は潮が動かず、コマセが拡散しないため釣れにくい。

  • 最適時間帯:朝マズメ(日の出前後1時間)、夕マズメ(日没前後1時間)、夜間(チヌ中心)
  • チヌの旬:春(乗っ込み期:3〜6月)と秋(9〜11月)。産卵前後で大型が浅場に入る
  • グレの旬:秋〜冬(10〜3月)。水温が15℃以下になると食いが良くなる。夏はコンディションが落ちる
  • 風向き:風がある程度あると波立ちで魚の警戒心が下がる。ただし強風は釣りにくい

実釣手順(★最重要)|コマセ配合〜撒き方〜仕掛けの流し方〜アワセまで

STEP 1|コマセの配合と作り方

フカセ釣りの成否は「コマセの質」で7割が決まる。コマセが悪ければ魚が集まらず、良すぎると魚が満腹になって針に食いつかない。この絶妙なバランスを理解することが上達への近道だ。

基本コマセの配合(1回の釣行分・チヌ用)

  • オキアミ生(3kg):集魚効果と食わせ力のメイン素材
  • チヌパワー(1袋):チヌが好む臭いと成分を添加
  • ヌカ(1〜2合):コマセのまとまりを調整、経済的にかさ増し
  • 配合エサ(チヌグルメなど):トレハロース等でオキアミの身崩れを防ぎ、少量ずつ拡散させる

グレ用コマセの場合:「グレパワー」や「グレスペシャル」などグレ専用配合エサを使う。オキアミとグレ用配合エサのみでシンプルに作るのが基本。海藻粉末入りは磯グレ狙いで特に効果が高い。

コマセの硬さの調整:水を加えすぎると水中でコマセが広がりすぎ、狙ったタナにコマセが届かない。逆に硬すぎると沈みが遅すぎてタナが合わない。目安は「握って固まり、水に入れると徐々にほぐれる」硬さ。釣り場の水温・流れの速さに応じてその場で調整する。

STEP 2|釣り座の作り方とコマセ打ち込みの基礎

釣り座に着いたら最初の15分間が勝負だ。まずウキを付けずにコマセだけを大量に同じ場所に投入し、「コマセポイント」を作る。これを「先打ち」または「打ち込み」と呼ぶ。なぜこれが重要かというと、魚が「ここにエサが来る」と学習する場所を作るからだ。この段階で場所が安定していないと、魚がバラバラに散ってしまい後の釣りが難しくなる。

先打ちの目安は「同じポイントに10〜15回連続でコマセを打ち込む」こと。徐々に魚が集まってくるのが見えたり(水面の動き)、コマセに魚が突っついて白く濁ってきたりしたら、仕掛けを入れるサインだ。

STEP 3|仕掛けの投入と同調のコツ

コマセと仕掛けの同調は「コマセが飛んだ方向・距離に仕掛けを着水させる」ことから始まる。コマセを手前に投げたのに仕掛けを遠くに投げては意味がない。

投入の手順

  1. コマセを「ポイント」に向かって投入(スプーンやヒシャク使用)
  2. コマセが水面に着水した直後に仕掛けを投入(コマセと一緒に着水させるイメージ)
  3. 着水後、竿を立てて道糸をコマセの流れる方向に乗せる
  4. ウキが流れ始めたら竿の向きをウキに合わせて追従する

なぜ同時着水が重要か:コマセを先に投入してから時間が経つと、コマセはすでに水中を沈んでいってしまっている。後から仕掛けを入れても、コマセと仕掛けの水中でのポジションがズレてしまう。コマセと仕掛けを同時着水させることで、表層から底まで「同じ速度・同じ方向」でコマセと仕掛けが流れていくことができる。

STEP 4|タナ(仕掛けの深さ)の合わせ方

タナ調整はフカセ釣りの最重要技術のひとつだ。最初は「水深の中層」からスタートして、徐々に上下に調整していく。

  • チヌの場合:底付近(底から0〜50cm)が基本。底を取ってから少し上げる
  • グレの場合:季節・水温で大きく変わる。夏は表層〜中層、冬は底付近まで下げる
  • タナ調整の判断基準:コマセを入れても釣れないときはタナを変える。30分釣れなければタナを50cm単位で変えてみる

ウキ止め糸の位置でタナを調整するが「全遊動(ウキ止めなし)」にすると仕掛けがどんどん沈んで底まで探れる。全遊動は技術が要るが、特にチヌが底付近に固まっているときに絶大な効果を発揮する。

STEP 5|コマセの打ち分けと「誘い」

魚が集まってきたが食いが渋い場合、コマセの打ち分けで食わせることができる。

  • 足元打ち:仕掛けを流すポイントより手前(足元)にコマセを投入。魚を手前に引き寄せてから仕掛けを沖に流す
  • 遠投打ち:仕掛けより遠くにコマセを打つ。魚を先に送り出してから仕掛けを追わせる
  • 竿のシャクリ(誘い):流している途中に竿を軽くあおってサシエを不規則に動かす。これで食いが渋い魚のスイッチが入ることがある

アタリの取り方・アワセのタイミング

チヌのアタリの種類と特徴

チヌのアタリは「一気に消しこむ」わけではない。むしろ繊細で、ウキがゆっくり沈んだり、逆に浮いたり(食い上げ)することが多い。特に警戒心が高い大型のチヌほど、ウキをじわじわと引き込む傾向がある。

アタリの種類ウキの動きアワセのタイミング
完全消しこみウキが水中にスパッと沈む即アワセ(1〜2秒以内)
じわじわ沈みウキが徐々にゆっくり沈む少し送ってから(3〜5秒)アワセ
食い上げウキが急に浮いて横倒しになる横になった瞬間に即アワセ
モゾモゾウキが小刻みに揺れる消しこむまで待つ(追い食いを誘う)

グレのアタリと即アワセ

グレのアタリはチヌより鋭い。「ウキが一気に消える」か「道糸がピンと張る感触」が典型的なアタリだ。グレは食ったと同時に走るため、アワセが遅れると根に潜られてしまう。グレ釣りでは原則「即アワセ」が基本だ。

ただし「小グレ・木っ端グレ」がコマセを突いているだけのときは、ウキが小さく揺れるだけで沈まない。こういうときにアワセても掛からないことが多い。ウキが完全に沈むまで待つのが上達のコツだ。

ファイト(取り込み)のポイント

大型チヌ・グレを掛けてからが本当の勝負だ。特に磯では根ずれで切られるリスクが高い。

  • ポンピング:竿を立てて魚を引き、竿を倒しながらリールを巻く動作を繰り返す。一気に引かない
  • レバーブレーキの活用:魚が走った瞬間にレバーを緩めて道糸を出す。ハリスへのショックを吸収して切れを防ぐ
  • ロッドの角度:竿は常に45〜60度に保つ。倒しすぎると竿の弾力が使えない。立てすぎると根に走られたとき対処できない
  • 根をかわす:魚が根に向かって走ったときは、竿の向きを根と反対側に向けて引っ張る方向を変える

状況別攻略法|状況に応じた対応表

状況現象対応策
潮が速い仕掛けが流されすぎるガン玉を増やして仕掛けを重くする。ウキを浮力大きめに変更
潮が止まる(小潮)コマセが広がらず魚が集まらないコマセを細かく多頻度で打つ。タナを変えながら魚を探す
水温が低い(15℃以下)魚の活性が低く食いが渋いハリスを細くする(0.6〜0.8号)。サシエをコーン・練りエサに変える
水温が高い(25℃超・夏)グレが浮いてこない夜釣り・早朝に切り替え。チヌ狙いに変更
波・うねりが高い仕掛けが安定しないウキを重い円錐ウキに変更。タナを浅くして表層波を避ける
エサ取りが多いサシエがすぐに取られるハードオキアミや練りエサ(エサ取り対策)に変更。コマセで遠くに引き付ける
濁りが入っている魚に仕掛けが見えにくいチャンス!コマセ多め・サシエは大きめで存在感を出す
晴天べた凪魚の警戒心が高いハリス・針を細く軽くする。遠投して足元から離す

よくある失敗と解決策

失敗パターン原因解決策
全くアタリがないタナが合っていない・コマセポイントとずれているタナを50cm刻みで変える。コマセを着水場所を確認して仕掛けと合わせる
アタリはあるが掛からないアワセが早すぎる・遅すぎるチヌなら「消しこんでから1〜2秒」。グレなら「即アワセ」
掛けてからバラシが多いハリスが細すぎる・レバーブレーキの使い方が悪いハリスを0.5号上げる。走られたら即レバーを緩めて道糸を出す
根に潜られてラインブレイク竿を倒してしまっている・プレッシャーが足りない竿を立てて魚を根から引き離す方向に引っ張る
エサがすぐなくなるエサ取り(フグ・スズメダイ)が多い練りエサ・コーンに変更。コマセで沖に引き付けて手前に仕掛けを入れる
仕掛けが毎回絡まる投入時の仕掛けが乱れている・ガン玉の位置が悪い仕掛けを伸ばして投入する。ガン玉をハリスの中間に付ける
コマセだけ食われて釣れないコマセ過多・サシエとコマセが同調していないコマセの量を減らす。仕掛けとコマセの着水ポイントを一致させる
ウキが沈まないのに仕掛けが重いガン玉が重すぎるガン玉を1号落とす。ウキ浮力とガン玉の合計重量を再バランス

ステップアップ情報|基本をマスターした後の上級テクニック

全遊動釣法をマスターする

ウキ止め糸をなくした「全遊動(ノーシンカー)」は、フカセ釣りの最終形とも呼ばれる。道糸とウキが完全に連動し、魚がウキの抵抗をほぼ感じないため、警戒心の高い大型チヌ・グレに絶大な効果がある。

デメリットは「タナ管理が感覚的になる」こと。道糸の出方・ウキの傾き・流れの速さから魚のいるタナを読む経験が必要だ。最初は半遊動で慣れてから、全遊動に移行するのが上達の王道だ。

2段ウキ・2段ガン玉釣法

水深が深い磯や、魚が底付近にいるときに有効なのが「2段ウキ」だ。メインウキの下に小さなウキを組み合わせ、仕掛けが底付近まで届いたときに下のウキが浮力を発揮して「底立ち」を防ぐ。これによって底スレスレのタナを安定して流せる。チヌの大型狙いでは必携のテクニックだ。

「沖の潮目」を狙うロングキャスト

足元から10m以上離れた沖の潮目や藻場の際を狙うには、ロングキャストの技術が必要だ。磯竿の5.3mを最大限に活かし、「振り子投げ」で遠投する。コマセも専用のヒシャクで30m先に打てるようになると、誰も狙っていないポイントを独占できる。

コマセのブレンドを釣り場でカスタマイズ

プロのフカセ師は釣り場でコマセのブレンドをリアルタイムに変えている。コマセが広がりすぎるなら配合エサを多くして固める、魚の食いが落ちたならオキアミを増やして生臭さを出す、エサ取りが多いなら「エサ取り専用コマセ」と「本命用コマセ」を2種類作って打ち分けるなど、状況に応じた臨機応変な対応が上級者への道だ。

夜のチヌ釣り(電気ウキフカセ)

夏場のチヌは夜間の方が活性が高く、大型が岸近くに入ってくる。電気ウキを使ったナイトフカセは、日中と釣り方は同じだが「見えにくい中でウキの動きを読む感覚」を養う。常夜灯がある堤防・港内が狙い目で、チヌの他にシーバス・ヒラメが混じることもある。


FAQ|よくある質問

Q. コマセはどのくらいの頻度で打てばいいですか?

基本は「仕掛けを投入するたびにコマセを打つ」こと。流し終わって仕掛けを回収するタイミングでコマセを打ち、仕掛けを投入する。これを繰り返すことでコマセと仕掛けの同調が保たれる。魚の食いが止まったときは、コマセを連打して刺激するのも有効だ。

Q. チヌとグレを同じ仕掛けで狙えますか?

狙えるが、最適化はできない。チヌは底付近、グレは中層〜表層と遊泳層が違うため、タナ調整が必要になる。同じ磯にチヌとグレが両方いる場合、まずグレを表層で狙い、潮が緩んだらタナを下げてチヌを狙うという戦略が有効だ。

Q. 初心者でもフカセ釣りを始めやすいポイントは?

堤防・波止が最適だ。足元が安定していて転落リスクが低く、魚影も濃い。磯は釣れる魚が大型で面白いが、波・滑り・転落リスクがあるため、まずは堤防でフカセ釣りの基本を身につけてから磯に移行することを強くおすすめする。

Q. コマセ(オキアミ)はどこで買えますか?

釣具店・釣りエサ店で生オキアミ(冷凍)を購入するのが一般的。1回の釣行で3kgブロック×1〜2個が目安。釣り場に近い釣具店で購入すると解凍具合が調整しやすい。ネット通販でも購入可能だが、解凍状態の管理が難しいため、初心者は釣具店購入がおすすめ。

Q. サシエ(刺し餌)はオキアミ以外に何がありますか?

チヌ向けにはコーン・サナギ・スイカ・練りエサが有効。グレ向けにはイカナゴ・オキアミのむき身が定番。エサ取りが多い夏場は練りエサ(ガルプ等)が持ちが良く効果的。地域によってはマキエもサシエも海苔(アオサ)を使う海苔フカセという釣り方もある。

Q. 仕掛けが毎回絡まります。解決策は?

絡まりの原因は「ハリスが水面に広がらないまま投入している」ことが多い。投入前にハリスを真っすぐ伸ばして水面に静かに置くような「ふわっとした投入」を心がける。また、ガン玉が重すぎるとハリスが縺れやすいので、最小限の重さに抑えることも重要だ。


まとめ|フカセ釣りは「同調」の釣り

フカセ釣りのすべては「コマセと仕掛けの同調」に集約される。コマセが流れる方向・速さ・タナに、仕掛けを完璧に合わせることができれば、必ず魚は食ってくる。最初は「なんとなくやってみた」でも楽しめるのがフカセ釣りの魅力だが、原理を理解したうえで実践すると、釣果が劇的に変わることを体感できるはずだ。

ベテランと初心者の差は「道具」ではなく「コマセワーク・タナ読み・アワセのタイミング」という技術にある。その技術は一朝一夕では身につかないが、本記事で解説した「なぜそうするのか」という原理を理解していれば、習得スピードは圧倒的に速くなる。

まずは堤防の釣り場でコマセを10回打ち込んで、ウキを目で追うところから始めてみよう。チヌやグレが食い付いた瞬間の「消しこみ」を体感すれば、あなたはもうフカセ釣りの虜になるはずだ。釣り場でまた会いましょう。

釣りテクニック

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