釣りの道具・仕掛け入門完全ガイド|初心者が最初に揃えるべき釣り具・ライン・針・オモリの選び方を徹底解説

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釣りの道具・仕掛け入門完全ガイド|初心者が最初に揃えるべき釣り具・ライン・針・オモリの選び方を徹底解説

「釣り竿を買ったはいいものの、どのラインを巻けばいいのか分からない」「釣具屋に行ったら商品が多すぎて何を選べばいいか途方に暮れた」――釣りを始めようとした人の多くが、最初のこの壁にぶつかります。釣りは趣味として気軽に始められる一方、道具の種類が非常に多く、専門用語も独特のため、最初の一歩が分かりにくいのが現実です。

竿・リール・ライン・針・オモリ・ウキ……これらは全て「釣り具」ですが、それぞれに役割があり、組み合わせることで初めて「仕掛け」として機能します。そして「なぜこの針の大きさなのか」「なぜこのラインの太さなのか」という理由を理解しないまま釣りをすると、魚が釣れなかったときに何が悪かったのかすら分からなくなります。

この記事では、釣りを始めたばかりの初心者の方に向けて、道具の基礎知識から仕掛けの作り方、よくある失敗と対策まで、「これ1本で完結する」レベルで徹底解説します。読み終えたら、今週末すぐに釣りに行ける知識が身に付くはずです。

釣り道具の名前や役割を最初にしっかり理解しておくことが、すべてのスタート地点です。釣具屋でスタッフに相談するときも、ネットで情報を調べるときも、用語が分かっているかどうかで理解の速さが全く変わります。以下の表で主要な用語を一気に押さえましょう。

用語読み方役割・解説
ロッド(竿)ろっど魚を釣るための長い棒。素材・長さ・硬さで適した釣りが変わる
リールりーるラインを巻き取る機械。スピニング・ベイトキャスティングの2大種類がある
ライン(道糸)らいん/みちいと竿とリールを経由して仕掛けにつながる糸。ナイロン・フロロカーボン・PEの3種類
ハリスはりす針の直上に結ぶ細い糸。道糸より細くして魚に見えにくくする
針(フック)はり魚の口に掛かる金属製のパーツ。魚の種類・大きさによってサイズを使い分ける
オモリ(シンカー)おもり仕掛けを水中に沈めるための錘。号数(1号=3.75g)で重さを表す
ウキ(フロート)うき水面に浮かせてアタリを視覚的に知らせるパーツ。ウキ釣りに使用
サルカン(スイベル)さるかんラインとハリスをつなぐ金属パーツ。ラインのよれを防ぐ
仕掛けしかけ針・ハリス・オモリ・ウキなどを組み合わせた釣りのシステム全体
号数ごうすう針・ライン・オモリの大きさ・重さを表す単位。数字が大きいほど太く/重い
アタリあたり魚が餌に食いつく瞬間の感触や動き。ウキが沈む・竿先が動くなどで分かる
合わせあわせアタリが来たとき竿を素早く引いて針を魚の口に掛ける動作
取り込みとりこみ掛かった魚を岸(または船上)まで引き寄せること
エサ(餌)えさ針に付けて魚を誘う食べ物。青虫・アオイソメ・コマセなどが代表的
コマセこませ魚を寄せるためにまく撒き餌。アミコマセ(オキアミを粉砕したもの)が基本
タナたな魚がいる水深のこと。「タナを合わせる」=ウキ下の長さを調整して魚のいる層に仕掛けを届ける
PEラインぴーいーらいんポリエチレン製の高強度ライン。細くて強いが伸びがなく扱いにコツがいる
フロロカーボンふろろかーぼんフッ素系素材のライン。水に沈み、擦れに強く、ハリスとして多用される

これらの用語は覚えようとしなくても大丈夫です。この記事を読み進める中で自然に頭に入ってきます。まずは「こういう言葉があるんだ」と把握するだけで十分です。

Contents

なぜライン・針・オモリの選び方が重要なのか?理由から理解する

「初心者セットを買えばOK」という考え方も間違いではありませんが、「なぜその道具を選ぶのか」を理解しておくと、釣れない状況に直面したときに自分で考えて対応できるようになります。ここでは3つの重要パーツについて、選び方の理由を丁寧に解説します。

ラインの選び方:素材と太さの理由

ラインには主にナイロン・フロロカーボン・PEの3種類があります。初心者に最もおすすめなのはナイロンライン(2〜3号)です。理由は3つあります。

まず、ナイロンは適度に伸びるため、アタリがあったときに竿が飛ばされる「バラし」が起きにくく、初心者でも魚を逃しにくい特性があります。次に、しなやかなのでトラブルが少ないこと。PEラインは硬くて細いため、扱いを誤るとリールの中で「バックラッシュ(糸ぐちゃぐちゃ)」が発生しやすく、初心者には難しい素材です。3つ目に、価格が安いため、もしトラブルで全て切れてしまっても痛手が少ないこと。

フロロカーボンは水に沈む性質があり視認性が低いため、ハリス(針に直結する短い糸)として使うのがベストです。魚の口元に近いほど糸が見えにくいほうが警戒心を下げられるので、「道糸はナイロン・ハリスはフロロ」というセットが初心者の基本です。

太さについては、太いほど強いが魚に見えやすく・アタリが出にくい細いほど自然に見えるが切れやすいというトレードオフがあります。堤防からの小物釣りなら道糸2〜3号・ハリス1〜1.5号が無難な選択です。

針の選び方:形・大きさの理由

針の形・大きさが合っていないと、せっかく魚が食いついても針が掛からないか、飲み込まれて外しにくいという問題が起きます。針には「チヌ針」「伊勢尼」「袖針」「流線針」など多くの種類がありますが、初心者が知るべき基本は「釣る魚の口のサイズに合わせた針を選ぶ」という原則です。

例えばアジ・サバ・イワシを狙うサビキ釣りなら「サビキ針4〜6号」、キス・カレイ狙いの投げ釣りなら「流線針12〜14号」、チヌ(クロダイ)狙いなら「チヌ針2〜3号」が目安です。数字が大きいほど針が大きくなりますが、流線針は例外的に大きい番号の方が小さい針なので注意が必要です(釣り具の号数表記は種類によって異なる場合があります)。

また針先(ポイント)の鋭さは非常に重要です。錆びた針や先が丸まった針は、魚の口に刺さらずすっぽ抜けの原因になります。100円ショップの針は使わない、釣具専門メーカーの品質保証がある針を選ぶ、という基本を守ってください。針は安く買えるので、迷わず有名ブランドのものを選びましょう。

オモリの選び方:重さの理由

オモリは「仕掛けを水中に沈める」役割だけでなく、「投げた仕掛けを目的の場所に届ける」役割も担います。軽すぎれば遠くに投げられず、重すぎれば竿が折れる・着底後に仕掛けが動かない、という問題が生じます。

基本的には使う竿のスペックに合わせたオモリ範囲の中で選ぶのが鉄則です。竿には「適合オモリ:3〜15号」のように表記があり、この範囲内でないと竿を傷める原因になります。堤防釣りでは5〜10号(約19〜38g)が一般的で、投げ釣りでは20〜25号(75〜94g)など重い号数を使います。

また、オモリの形状も重要です。丸型オモリは転がりやすく根掛かりしにくいため堤防や砂底向き、ナス型オモリはウキ釣りの定番、中通しオモリは糸を通す穴があり仕掛けがより自然に流れる特性があります。初心者はまず「丸オモリ5号・8号」と「中通しオモリ3〜5号」を用意しておけば、多くの場面に対応できます。

初心者が揃えるべき道具リストと予算別コスト完全ガイド

「必要な道具を全部揃えようとしたら1万円以上かかった」という話をよく聞きます。しかし実際には、最初から全部揃える必要はありません。優先順位を付けて段階的に揃えていくのが、コストを最小化するコツです。

道具の優先順位と役割

優先度道具理由目安価格
★★★必須ロッド(竿)なければ釣りにならない基本道具3,000〜8,000円
★★★必須スピニングリールラインを出し入れする機械。初心者はスピニング一択3,000〜8,000円
★★★必須ナイロンライン2〜3号竿・リールの次に必要。最初は巻いてある安価セットでもOK500〜1,500円
★★★必須仕掛けセット(針・ハリス込)狙う魚に合わせて選ぶ。市販の完成仕掛けが便利300〜600円
★★★必須オモリ(5号・8号)仕掛けを沈めるために必須300〜500円
★★☆あると便利ウキ止め・シモリ玉ウキ釣りをするなら必要200〜400円
★★☆あると便利サルカン(スイベル)ラインのよれを防ぎ、仕掛けの取り替えが楽になる200〜400円
★★☆あると便利ハリス(フロロ1〜1.5号)市販仕掛けに含まれることが多い。自作するなら別途購入500〜1,000円
★★☆あると便利ランディングネット(タモ)大きな魚を取り込む際に必要。最初はなくてもOK1,500〜5,000円
★★☆あると便利バケツ・クーラーボックス魚を活かしておく・持ち帰るために必要500〜5,000円
★☆☆後で買えばいいロッドスタンド竿置き。最初は地面に置くか手持ちで対応可能1,000〜3,000円
★☆☆後で買えばいいプライヤー・ペンチ針外しに便利。初回は手でも対応可能500〜2,000円
★☆☆後で買えばいい偏光サングラス水中が見やすくなり魚の位置が分かる。UV対策にも1,000〜10,000円

予算別スタートアップコスト

予算揃えるものできることおすすめ度
5,000円竿・リールセット(3,000円)+仕掛け・オモリ・餌(2,000円)サビキ釣りで小魚を楽しめる。まずは体験として◎△(入門体験向け)
1万円竿(3,000〜5,000円)+リール(3,000〜4,000円)+ライン・仕掛け・消耗品(2,000円)サビキ・ウキ釣り・ちょい投げが可能。初年度はこれで十分◎(初心者の基本)
3万円竿(1〜1.5万円)+リール(8,000〜1万円)+ライン・仕掛け・タモ・クーラーほか中型魚まで狙える。釣りを本格的に楽しみたい人向け○(長く使える本格装備)

最初は竿とリールのセット品(5,000〜8,000円程度)を選ぶのが最も合理的です。ダイワの「リバティクラブ」やシマノの「サビキセット」など、メーカーが初心者向けに販売しているセット品はコストパフォーマンスが高く、入門には最適です。5,000円以下のセットはリールの巻き心地が悪いことが多いため、予算が許せば7,000〜10,000円のセットをおすすめします。

ステップバイステップ|初めての仕掛け作りと釣りの手順

ここでは「竿とリールを買ってきた。次に何をすればいいのか」という初心者に向けて、準備から魚が釣れるまでの手順を丁寧に解説します。対象は初心者が最も成果を出しやすい堤防からのサビキ釣りです。

STEP 1:ラインをリールに巻く

リールを購入した際、多くの場合はラインが巻かれていません(セット品には巻いてあることが多い)。ラインを巻く際は以下の点を守ってください。

  • ラインは150〜200m巻く(堤防釣りの場合)
  • ラインをスプール(リールの糸を巻く部分)に均一に巻く。偏って巻くとトラブルの原因に
  • 巻くときは適度なテンションをかけながら巻く(緩すぎると次キャスト時に糸がぐちゃぐちゃになる)
  • スプールのエッジより1〜2mm低い位置まで巻くのが理想的

ラインの巻き替えは釣具屋でやってもらえるサービスがある店舗が多いため、不安な場合は最初の1回だけお店にお願いするのもよい方法です。

STEP 2:サビキ仕掛けを準備する

サビキ仕掛けは市販の完成品を購入するのが基本です。「上カゴ式」と「下カゴ式」がありますが、初心者には下カゴ式(アジサビキ6号・ハゲ皮タイプ)がおすすめです。理由はコマセを先に撒いてから魚が仕掛けのそばに寄ってくる流れが自然で、釣果が安定しやすいためです。

仕掛けのセット手順は以下の通りです。

  1. 道糸の先端に「ウキ止め糸」を結ぶ(ウキ釣りをしない場合は不要)
  2. 市販のサビキ仕掛け上部のサルカンに道糸を結ぶ(ユニノット・クリンチノットが基本。ネット動画が分かりやすい)
  3. 仕掛け下部の金具にコマセカゴ(プラかご)を取り付ける
  4. コマセカゴにアミコマセ(解凍済みのもの)を7〜8分目程度詰める
  5. 以上で完成。竿先から仕掛けをゆっくり下ろして水に入れる

STEP 3:タナ(狙う水深)を合わせる

サビキ釣りで最も重要なのがタナ合わせです。魚は特定の水深に群れていることが多く、仕掛けをその深さに届けることが釣果への近道です。

  • まずは底まで沈めてから1〜2m巻き上げるのが基本
  • 底付近で釣れない場合は中層(水深の半分)を試す
  • 朝マズメ・夕マズメ(夜明け・日没前後1時間)は表層近くに魚が浮くことが多い
  • コマセを少しずつ巻きながら竿をゆっくり上下に動かすと魚が寄ってくる

STEP 4:アタリを感じて合わせる

魚が針の仕掛けに食いついたとき、ウキがスッと沈んだり、竿先がガクッと動いたりします。これが「アタリ」です。サビキ釣りでは針が多いため、そのまま少し待って竿がグーンと引き込まれたら、すかさず竿を上方向に軽くあおる(合わせ)のがコツです。強く合わせすぎると針が外れたり糸が切れたりするため、最初は「軽いスナップ」程度で十分です。

STEP 5:魚を取り込む

針に掛かった魚は竿を立てた状態を保ちながら、リールを均等に巻いて手前に引き寄せます。糸をゆるめると魚が外れる(バラし)ことがあるため、テンションを保ち続けることが重要です。

  • 魚が水面近くまで来たら、一気に竿を立てて抜き上げる(小型魚の場合)
  • 大きな魚(30cm以上)はタモ網を水中に入れ、魚を上から誘導して取り込む
  • 針を外す際は魚のエラや歯で怪我をしないよう注意。フィッシュグリップや手ぬぐいで魚を保護する

STEP 6:道具のメンテナンス

釣り終わったら道具を真水で洗うことが非常に重要です。海水には塩分が含まれており、洗わないと竿・リール・金属パーツが腐食・劣化します。特にリールは流水で表面を軽く流してから乾燥させるだけでOK。針は海水で錆びやすいため、シーズンが終わったら新品と交換するのが基本です。

初心者がやりがちな失敗10パターンと解決策

失敗パターン原因対策
ライン(糸)がぐちゃぐちゃになる(バックラッシュ)リールへのライン巻きが緩すぎる、キャスト時に指を当て過ぎラインをしっかりテンションを掛けて巻く。スピニングリールに慣れてから飛距離を延ばす
根掛かりで仕掛けを全部なくす底付近に障害物がある場所でオモリを引きずった砂地・泥底を選んで釣る。根掛かりしたら竿を左右に少し動かしてから引く
魚が掛かってもバレる(外れる)合わせが弱い・強すぎる、針が錆びている針は毎回チェックして錆があれば交換。合わせは「中速でスナップ」を意識
コマセカゴからコマセが出ないコマセを詰めすぎてカゴの穴が塞がっているカゴの7〜8分目まで。詰めすぎず穴から少しずつ出るように調整する
道糸がリールに均等に巻けないラインを緩く巻いた、釣り終わりにリールを回しすぎた釣具屋でラインを巻いてもらう。または専用の「ライン巻き機」を使う
釣れたのに魚が逃げる(取り込み失敗)竿を横に向けてしまい糸がゆるんだ魚を引き寄せる間は竿を常に上方向に保ち、テンション(糸の張り)を維持する
釣った魚が死んでしまう暑い日に魚をそのまま放置した持ち帰る場合はクーラーボックスに氷水を入れて即〆。リリースする場合は素早く水に戻す
仕掛けの結び目がほどける結び方が不完全、結んだあとにしっかり引っ張っていないユニノットを最低5回練習してから釣り場に行く。結んだら必ず水で湿らせてからゆっくり締め込む
エサが取れてしまって釣れない針が大きすぎてエサがうまく付かない、流れが速い針サイズを魚・エサのサイズに合わせる。イソメは15〜20mm程度にカットして針先から少し出す
ウキが全く沈まない(魚がいない)タナが合っていない、魚がいる場所に仕掛けが届いていないウキ下を5〜10cm単位で変えながら探る。朝マズメ・夕マズメに時間を変える

釣り具はどこで買うのがベスト?購入先の選び方ガイド

釣り具の購入先は大きく「釣具専門店」「ホームセンター」「ネット通販」の3つに分かれます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、賢く使い分けることが大切です。

釣具専門店(チェーン店・個人店)

ダイワ・シマノ製品を幅広く取り揃え、スタッフが専門知識を持っているのが最大の魅力です。特に初心者には「スタッフに相談できる」というメリットが絶大で、「この竿でアジを釣りたい」と言えば最適な仕掛けを選んでくれます。また、ラインの巻き替えサービスや仕掛けの作り方を教えてくれる店舗も多くあります。

代表的な全国チェーンは「上州屋」「フィッシング遊」「ポイント(釣具のポイント)」「キャスティング」などです。初めての道具購入は、多少価格が高くても専門店で行うことを強くおすすめします。

ホームセンター・量販店

釣具コーナーがある店舗ではサビキセットやオモリ・エサなど基本的な消耗品が揃います。釣具専門店が近くにない地域では重宝しますが、品揃えは限定的で専門的なアドバイスは期待できません。消耗品(仕掛け・エサ)の補充として使うのがおすすめです。

ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)

価格が安く、品揃えが豊富という大きなメリットがあります。しかし初心者には「実物を見ないで買うリスク」があります。サイズ感が分からない、重さが想像と違う、想定と違う使い方をするなど、後悔するケースが多いため、最初の道具は専門店で購入し、2回目以降の消耗品はネット通販を活用するという使い分けが最適です。

釣り場近くの釣具屋・海釣り公園の売店

釣り場に近い釣具屋は、その場所の最新情報(今何が釣れているか・仕掛けのサイズは何号か)を持っているため非常に頼りになります。初めて行く釣り場では、近くの釣具屋で仕掛けを購入しつつ情報収集するのが一石二鳥です。海釣り公園の売店では現地に合った仕掛けセットが販売されており、ほぼ迷わず選べます。

基本をマスターしたら挑戦したい次のステップ

サビキ釣りで小魚が安定して釣れるようになったら、次のステップに進む準備が整っています。以下の順番でスキルアップしていくのが一般的なルートです。

ちょい投げ釣り(テンビン仕掛け)

5〜10m程度先の底を狙う「ちょい投げ」は、キス・ハゼ・カレイなど砂底に潜む魚を狙える釣り方です。竿の振り方(オーバーヘッドキャスト)を練習するきっかけにもなり、サビキ釣りの次に覚えるべき釣り方としておすすめです。仕掛けは市販の「ちょい投げセット」を使えば、道糸にサルカンで繋ぐだけで完成します。

ウキ釣り(フカセ釣りの入口)

ウキを使って任意の水深に仕掛けを安定させる釣り方で、アジ・メバル・ウミタナゴなど様々な魚を狙えます。コマセを効果的に使い魚を集めながら釣る感覚は、釣りの醍醐味の一つです。ウキ下(ウキから針までの長さ)の調整が上手くなると、「タナを読む」という釣り師の感覚が身に付きます。

ルアー釣り(アジング・メバリング)

エサを使わず、人工の疑似餌(ルアー)で魚を騙す釣り方です。特に軽量なジグヘッドリグを使う「アジング」は、堤防で簡単に楽しめる人気のライトゲームです。ライン・ロッド・リール全てをライト(軽量・細糸)に特化する必要があり、道具を新たに揃えるコストはかかりますが、その分ゲーム性が高く、釣りの新たな楽しさを発見できます。

釣り糸の結び方をマスターする

クリンチノット・ユニノット・パロマーノットなど、釣り糸の結び方(ノット)のバリエーションを増やすと、様々な仕掛けを自作できるようになります。市販の完成仕掛けに頼らなくなるため、コストを下げながらオリジナルの仕掛けで釣果を追求できるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 釣り免許は必要ですか?

海釣り(海面釣り)は基本的に免許不要です。ただし、内水面(川・湖)では都道府県の漁業権の関係で遊漁券(入漁料)が必要な場合があります。海釣り公園や渡船を利用する場合は入場料や乗船料がかかることがあります。

Q2. 初心者に最適な釣り場はどこですか?

管理された「海釣り公園」や足場の良い「防波堤(堤防)」が最適です。海釣り公園は道具のレンタル・餌の販売・スタッフのサポートが充実しており、初心者に最も安全で安心できる環境です。各都道府県に1〜数か所は整備されています。防波堤は全国の港に無数にあり、サビキ釣りで小魚が安定して釣れる場所が多いです。

Q3. 釣り具セットと単品購入、どちらがいいですか?

最初の1セットはメーカー品の「竿・リールセット」の購入をおすすめします。単品で組み合わせるより割安で、各パーツのバランスも取れています。ただし2回目以降は、使ってみた感想を元に単品で好みのパーツに交換するのがコスパ良く上達する道です。

Q4. 釣った魚は持って帰っていいですか?

基本的には持ち帰り可能ですが、釣り場や魚種によってルールが異なります。海釣り公園では持ち帰りの匹数制限がある場合があります。また、フグなど毒を持つ魚は素人判断で食べてはいけません。不明な魚は釣具屋スタッフや専門家に確認するのが安全です。

Q5. 仕掛けの結び方が難しいですが、どうすればいいですか?

最初はYouTubeで「ユニノット 結び方」を検索して動画で学ぶのが最も効果的です。釣り前日に家で10〜20回練習すれば自信を持って結べるようになります。また、市販の「完成仕掛け」を購入すれば、道糸との接続1か所だけ結べれば使えるため、最初のハードルを大幅に下げられます。

Q6. 釣れない場合はどうすればいいですか?

まず「タナ(水深)」を変えてみてください。次に「コマセの量」を調整、それでも釣れない場合は「場所を移動する」という順番で試みます。魚が全くいない場合は時間帯を変えることも有効です。朝マズメ(夜明け〜1時間後)と夕マズメ(日没前後1時間)は魚の活性が高く、釣れやすい傾向があります。

Q7. PEラインは初心者でも使えますか?

PEラインは細くて強いメリットがある反面、扱いが難しく初心者にはトラブルが多いためおすすめしません。まずはナイロンライン(2〜3号)で釣りに慣れてから、必要と感じた時点でPEラインに移行するのが正しい順序です。ちょい投げや遠投釣りでの使用を検討している場合は、リーダー(フロロ3〜5号、60〜80cm)とPEのセットでの使い方を学ぶ必要があります。

Q8. 安い竿でも魚は釣れますか?

はい、釣れます。3,000〜5,000円の竿でも十分に楽しめます。ただし、安い竿は感度(アタリの伝わりやすさ)と強度が劣るため、大きな魚を掛けた際に折れるリスクがあります。予算が許すなら「竿に少し投資、消耗品は安く」という方針が長期的にはコスパが良いです。

Q9. 釣り場のマナーで気をつけることは?

主なマナーは①ゴミは必ず持ち帰る ②他の釣り人の仕掛けに糸を絡ませない(隣との間隔を1〜2m以上空ける)③立入禁止場所に入らない ④釣り場のルール(禁漁区・釣り禁止エリア)を事前に確認する、の4点が基本です。特にゴミのポイ捨ては釣り場の閉鎖につながる深刻な問題です。

Q10. 家族・子連れで釣りをする際の注意点は?

子供と釣りをする場合、ライフジャケットの着用を必ず徹底してください。また、足場が低く安全なファミリー向け海釣り公園を選ぶのが安心です。針を素手で扱う機会が多いため、子供が針で怪我しないように大人が必ず仕掛けを担当し、魚を持つ・針を外す作業は大人が行うようにしましょう。

まとめ|今週末、初めての海釣りに行こう

釣りの道具・仕掛けについて、基礎から仕掛けの作り方、失敗対策まで詳しく解説してきました。最後に大切なポイントをまとめます。

  • 道具は「ロッド・リール・ライン・仕掛け・オモリ」の5点が最低限。1万円あれば十分スタートできる
  • ラインはナイロン2〜3号がベスト。PEラインは慣れてから
  • 針は釣る魚に合わせたサイズ選びが命。錆びた針は即交換
  • オモリは竿の適合範囲内で、釣り場の水深・流れに合わせて調整する
  • 最初の釣りはサビキ釣りがおすすめ。小魚でも釣れると楽しさが倍増する
  • 失敗しても大丈夫。釣れない経験が積み重なって、いつか大物が釣れる日が来る
  • 道具を真水で洗うメンテナンスを習慣にすれば、長く愛用できる

釣りの醍醐味は、魚が釣れる瞬間の興奮だけではありません。海の空気、朝マズメの静けさ、仕掛けを考える知的な楽しさ、釣った魚を料理する喜び——すべてが合わさって「釣り」という趣味の豊かさを作り上げています。

まずは今週末、近くの海釣り公園や堤防に足を運んでみてください。「サビキセット(竿・リール・仕掛け込み)」と「アミコマセ(冷凍)」を持って行けば、それだけで魚に会える可能性があります。最初の1匹が釣れたとき、きっと釣りの虜になるはずです。

初心者ガイド

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