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「春の彼岸」とは——年間最大潮位差の特別な1週間
「春の彼岸(春彼岸)」は、春分(3月20日頃)を中心とした前後3日間の合計7日間(彼岸入りから彼岸明けまで)を指す。2026年は3月17日〜23日が春彼岸期間にあたる。仏教行事として知られるが、釣り人にとっては「年間でも特別な大潮シーズン」だ。
春分・秋分の前後は「彼岸潮(ひがんじお)」と呼ばれ、地球・月・太陽の位置関係から年間で最も潮位差が大きくなる。潮の動きが大きいほど魚の活性が上がるため、彼岸潮は「年間最大の爆釣チャンス」として釣り人に注目される。
春の彼岸(3月17〜23日)前後の状況
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 気温 | 最低5〜10℃、最高15〜18℃。春らしい暖かさが定着 |
| 遠州灘水温 | 14〜16℃(冬の底水温から確実に上昇) |
| 浜名湖水温 | 13〜15℃ |
| 彼岸潮(潮位差) | 満潮〜干潮の差が180〜200cm超(年間最大級) |
| 魚の活性 | クロダイ乗っ込み本格化、カレイ・シーバス・メバル・コウイカが活発 |
彼岸潮の潮の動きを活かす
春彼岸の大潮は通常の大潮以上に潮の動きが大きく、潮位差が顕著だ。これは魚の活動範囲・捕食タイミングを大きく変化させる。
- 満潮 → 干潮の引き潮:浜名湖から海への流出が極めて強い。今切口・河口で大型シーバス・クロダイの活性ピーク
- 干潮 → 満潮の上げ潮:外海から栄養豊富な海水が湖内へ大量流入。湖内のクロダイ・キビレ・コウイカが活性化
- 潮止まりの渋さ:通常より長い潮止まり。ここを逃して潮が動き始めた瞬間を狙う
- 低潮位のチャンス:干潮時の極端な潮位低下で、普段攻められない深場が浅くなる。底物(カレイ・ヒラメ)の活性UP
春の彼岸に釣れる魚種
①クロダイ(春の乗っ込み本番)
春彼岸の頃、クロダイの「乗っ込み(産卵前荒食い)」が本格化する。浅場・港・河口に大型クロダイ(45〜55cm)が大集結し、フカセ・ダンゴ・前打ちで連発する。
- 釣り場:浜名湖全域(特に瀬戸・新居・舘山寺)、遠州灘の堤防・磯
- 仕掛け:フカセ釣り(磯竿1〜1.5号 + 0〜B号ウキ)
- コツ:彼岸潮の上げ潮時間がゴールデンタイム
②マコガレイ・イシガレイ(春のカレイ最盛期)
彼岸潮の大潮で、産卵後のカレイが活発に捕食。遠州灘サーフ・堤防の投げ釣りで35〜45cmの大型実績多数。
③シーバス(春爆釣シーズン)
春彼岸の引き潮時、河口・サーフでシーバスが大暴れ。70〜85cmの大型が連発する。
④コウイカ(春の乗っ込み)
産卵のため浅場に大量接岸。エギングで胴長20〜30cmの良型が連発。
⑤メバル(春の最後のチャンス)
2〜3月の産卵期から体力回復モード。3月下旬がメバリングの最終最盛期。
春彼岸の釣りスケジュール(7日間の活用)
| 日数 | 潮の特徴 | 狙い |
|---|---|---|
| 彼岸入り(3月17日) | 大潮直前の中潮〜大潮 | クロダイ乗っ込み・コウイカエギング |
| 春分前日(3月19日) | 大潮ピーク。潮位差最大 | シーバス・クロダイ・カレイ全力勝負 |
| 春分(3月20日) | 大潮継続 | 朝マズメ・夕マズメに大物連発 |
| 春分翌日(3月21日) | 大潮〜中潮 | 連勤続行。場所を変えて新たなターゲットに |
| 彼岸明け(3月23日) | 中潮 | 潮の落ち着きを利用したフカセ釣り |
釣りカレンダー(春彼岸の1日)
| 時間帯 | おすすめターゲット |
|---|---|
| 夜明け前〜朝マズメ(5〜7時) | シーバス(朝マズメのルアー)・クロダイ(フカセ) |
| 午前中(7〜12時) | クロダイ乗っ込みフカセ・カレイ投げ釣り・コウイカエギング |
| 午後(12〜17時) | カレイ投げ釣り・クロダイ前打ち |
| 夕マズメ〜夜(17〜22時) | シーバス・メバリング・夜フカセクロダイ |
春彼岸釣りの装備・注意事項
- 気温差対策:朝晩は寒く、日中は暖かい。重ね着・脱ぎ着しやすい服装
- 強風注意:春の南風(春一番の余波)が強い日が多い。波高チェックを忘れずに
- 彼岸潮の干潮注意:潮位がかなり下がる。磯歩き・浅場ウェーディングは時間に余裕を持って
- 花粉対策:3月下旬はスギ・ヒノキ花粉ピーク。マスク・薬を準備
- 休日の混雑対策:彼岸の連休(春分の日)は人気ポイントが激混み。早朝集合・場所取り
春彼岸の釣行プラン例
1日プラン(休日のフル釣行)
- 早朝5時:浜名湖南部(瀬戸 or 新居)でクロダイフカセ → 朝マズメで大型1本獲り
- 9時〜11時:遠州灘サーフ移動 → カレイ投げ釣りで数狙い
- 15時〜17時:浜名湖湖内でコウイカエギング → 産卵期の良型を
- 夕マズメ〜夜:今切口でシーバスルアー → 大型ランカー狙い
まとめ:春彼岸は「年間最大の爆釣チャンス」
春彼岸(2026年3月17〜23日)は、彼岸潮の最大潮位差で年間最高の魚の活性を生む特別な1週間だ。クロダイ乗っ込み・カレイ・シーバス・コウイカが同時に爆釣する贅沢シーズン。仕事の休みを調整してでも狙いたい、釣り人の祭典として活用しよう。



