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シーバス(スズキ)は食べられる?臭みの原因と対策
シーバス(スズキ)は釣り人に大人気のターゲットですが、「臭い」「食べられない」というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、適切な処理をすれば非常に美味しく食べられる上品な白身魚です。臭みの主な原因は①生息環境(河川・汽水域の個体)②処理の遅れ③ぬめりの残留にあります。
シーバスを美味しく食べるための基本処理
- 即・活け締め:釣り上げたらすぐに脳天を刺して動かないようにする
- 血抜き:エラを切って海水バケツで完全放血(5分以上)
- 神経締め:ワイヤーで神経を抜いて死後硬直を遅らせる
- 氷水保冷:潮氷(海水+氷)で0〜3℃をキープして持ち帰る
- ぬめり取り:鱗を落とす前に塩でこすってぬめりを除去
シーバス(スズキ)の洗い
夏の定番料理「洗い」は、薄切りにしたシーバスの身を氷水で締める伝統的な日本料理です。身が引き締まって独特の食感になり、臭みも飛びます。
材料(2人分)
- シーバス(スズキ):300〜400g(3枚おろし後)
- 氷水:たっぷり(ボウル大)
- 大葉・みょうが・生姜:適量
- 酢みそ または 梅肉ポン酢
作り方
- シーバスを3枚おろしにして皮を引く
- 薄く(2mm程度)削ぎ切りにする
- ザルに入れて冷水(流水)で素早く洗う(10〜15秒)
- すぐに氷水に入れて身を引き締める(1〜2分)
- 水気を切って盛り付け
- 大葉・みょうが・生姜とともに酢みそで食べる
シーバスのムニエル
洋食の定番「ムニエル」はシーバスの上品な白身を最大限に活かせる料理です。バターとレモンの組み合わせが絶妙で、家族にも大好評のレシピです。
材料(2人分)
- シーバス切り身:2切れ(皮付き)
- 塩・コショウ:適量
- 薄力粉:大さじ3
- バター:20g
- オリーブオイル:大さじ1
- レモン:半個
- パセリ(みじん切り):適量
作り方
- 切り身に塩・コショウを振って10分おき、水気をキッチンペーパーで吸い取る
- 薄力粉を全体にまぶして余分な粉をはたく
- フライパンにオリーブオイルを熱し、皮側を下にして中火で4〜5分焼く
- 皮がパリっとしたら裏返してバターを加え、溶けたバターをかけながらさらに3分
- レモン汁を回しかけ、パセリを散らして完成
ポイント:皮をパリっと仕上げるために、焼く前に切り身を常温に戻し、水気を完全に拭き取ることが大切です。
シーバスのあら汁
身をさばいた後のアラ(頭・骨・カマ)から取る出汁は絶品。捨てずにあら汁にすれば、食材を余すことなく活用できます。
材料(3〜4人分)
- シーバスのアラ:1尾分
- 水:1リットル
- 味噌:大さじ3〜4
- 豆腐:半丁
- わかめ:適量
- 長ねぎ:1/2本
- 生姜:1片(薄切り)
- 酒:大さじ2
作り方
- アラに塩を振って15分おき、熱湯をかけて霜降り処理(血合い・ぬめりを除去)
- 冷水でよく洗い、汚れを取り除く
- 鍋に水・酒・生姜を入れてアラを加え、中火で15〜20分煮る
- アクをこまめに取り除く(これが臭みを消す最重要ポイント)
- 味噌を溶き入れ、豆腐・わかめ・長ねぎを加えて完成
シーバス奉書焼き(ほうしょやき)
奉書焼きは和紙(奉書紙)に包んで蒸し焼きにする伝統的な調理法です。ホイルで代用できます。蒸し焼きにすることでふっくらジューシーに仕上がります。
作り方(ホイル包み焼きアレンジ)
- 切り身に塩・酒を振って5分おく
- アルミホイルに薄切り生姜・大葉を敷き、切り身をのせる
- みりん・醤油各大さじ1をかけて、ホイルをしっかり閉じる
- 魚焼きグリルまたはオーブン200℃で15〜18分蒸し焼き
- 仕上げに柚子胡椒を添えて食卓へ
シーバスの栄養価・食べる時の注意点
| 栄養素 | 含有量(100g中) | 効果 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 19.8g | 筋肉・細胞修復 |
| DHA | 890mg | 脳・神経の健康 |
| EPA | 370mg | 中性脂肪低下 |
| カリウム | 370mg | 血圧調整 |
| ビタミンD | 9.0μg | 骨の健康 |
シーバスは正しく処理すれば非常に美味しい高タンパク低カロリーな魚です。釣り上げたその日に食べるほど新鮮で美味しい。浜名湖・遠州灘で釣り上げたシーバスを、ぜひ自分の手で料理してみてください。


