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チヌ(クロダイ)は臭い?美味しく食べるコツ
「チヌは臭い」「食べにくい」というイメージを持つ方も多いですが、適切な処理と調理をすれば非常に美味しい魚です。臭みの原因の多くは①血が残っている②内臓の処理が遅い③生息環境(川・汽水域の個体)にあります。今回は「塩焼き・カルパッチョ・チヌ飯・あら汁」の4品をご紹介します。
チヌを美味しく食べるための基本処理
- 活け締め:釣り上げたらすぐに脳天刺し
- 血抜き:エラを切って海水バケツで5分以上放血
- 氷水保冷:潮氷で持ち帰る(温度は0〜3℃目標)
- 内臓を取る:帰宅後すぐに内臓・エラを取り除く
- 塩水洗い:3%塩水(水500ml+塩15g)で洗い、特有の匂いを除去
1. チヌの塩焼き
シンプルにチヌの旨みを楽しむ一番の料理が塩焼きです。適切な処理をしたチヌは、磯の香りと白身の甘みが絶妙にマッチします。
材料(2人分)
- チヌ:1尾(25〜35cm)
- 塩:適量(全体に振りかける)
- 大根おろし・スダチ:添え用
作り方
- チヌに飾り包丁(両面に斜め2〜3本)を入れる
- 全体に塩をしっかり振って30〜60分置く
- 余分な水気をキッチンペーパーで拭く
- グリルで中火〜弱火で両面じっくり焼く(片面7〜10分ずつ)
- 皮がパリッと香ばしくなったら完成
- 大根おろし・すだちを添えて食卓へ
2. チヌのカルパッチョ
鮮度の良いチヌの刺身を使ったカルパッチョは、臭みが出にくくおしゃれな前菜として人気です。イタリア料理風に仕上げて、来客にも出せる一品。
材料(2人分)
- チヌ刺身(薄切り):150g
- 塩・コショウ:適量
- オリーブオイル:大さじ2
- レモン汁:小さじ2
- ケッパー:小さじ1
- 大葉・イタリアンパセリ:適量
- ミニトマト:5〜6個(半切り)
作り方
- チヌを薄切り(2〜3mm)にして皿に並べる
- 塩・コショウを軽く振る
- オリーブオイル・レモン汁を回しかける
- ケッパー・ミニトマト・大葉を散らす
- 仕上げにパセリを振って完成
3. チヌ飯(炊き込みご飯)
チヌを丸ごと使った炊き込みご飯は、チヌの出汁が米に染みて絶品です。大型チヌが釣れた時のおすすめ料理です。
材料(4人分)
- チヌ:1尾(30〜40cm)
- 米:3合
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 昆布:10cm角
- 生姜:1片(薄切り)
- 塩:小さじ1/2
作り方
- チヌを3枚おろしまたは丸のままで使う。霜降り処理(熱湯→冷水)で臭みを取る
- 研いだ米・調味料・昆布・生姜を炊飯器に入れて3合の水加減にする
- チヌを上に乗せて普通に炊く
- 炊き上がったらチヌの骨を取り除いて身をほぐす
- ざっくり混ぜて茶碗に盛る(生姜の千切りを乗せると◎)
4. チヌのあら汁
3枚おろしの後のアラ(頭・骨・カマ)を使ったあら汁は旨みが凝縮した最高の一品。捨てずに活用しましょう。
作り方
- アラに塩を振って15分おき、熱湯をかけて霜降り処理
- 冷水で洗って血合い・鱗の残りを取り除く
- 鍋に水800ml・酒大さじ2・生姜薄切りを入れてアラを加える
- 沸騰したらアクを丁寧に取り除く(何度も取るのがポイント)
- 20分ほど煮たら味噌を溶いて完成。ネギ・わかめを添える
チヌは正しく処理して丁寧に調理すれば、高級魚に引けを取らない美味しさです。浜名湖で釣れたチヌをぜひこの4品で楽しんでみてください。


