6月は駿河湾深場のタイラバ釣りが熱い季節。マダイの乗っ込み(産卵)後期で「食い気MAX」の大型が狙え、さらに初夏に深場へ移行するイサキ・マハタ・アコウダイなど高級魚が混じる「五目タイラバ」のシーズンです。今回は駿河湾深場タイラバの全てを季節之介が公開します。
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駿河湾深場タイラバとは
駿河湾は日本で最も深い湾(最深部2,500m)。沖合に出ればすぐに水深100m以上の深場に到達します。「タイラバ」は鉛ヘッド・スカート・ネクタイ・フックを組み合わせたシンプルな仕掛けで、底まで落として「ただ巻き」するだけのシンプル釣法。ですが、深場のタイラバには独特の技術が必要です。
6月の狙える魚種
| 魚種 | 狙い水深 | サイズ |
|---|---|---|
| マダイ(乗っ込み後期) | 30〜80m | 40〜80cm(時に1mオーバー) |
| イサキ(初夏接岸) | 40〜70m | 25〜40cm |
| マハタ | 60〜100m | 30〜70cm |
| アコウダイ(赤魚) | 80〜120m | 30〜50cm |
| ハマフエフキ(タマミ) | 40〜80m | 40〜70cm |
| キジハタ・オオモンハタ | 30〜60m | 30〜50cm |
| ホウボウ | 60〜100m | 30〜50cm |
タックル
ロッド
- 深場タイラバ専用:6.5〜7ft / オモリ100〜200g対応
- 調子:胴調子寄り(魚をいなす粘り重視)
- 推奨:ダイワ 紅牙 AIR、シマノ 炎月、メジャークラフト クロスステージ
リール
- ベイトリール:カウンター付き(必須)100〜200番
- ギア比:5.6〜7.5(手返し重視)
- 推奨:ダイワ 紅牙 IC、シマノ 炎月 プレミアム
ライン・リーダー
- 道糸:PE 0.8〜1.2号 / 300m以上(深場対応)
- リーダー:フロロカーボン 4〜5号 / 5m
- 結束:FGノット
タイラバ仕掛け
- ヘッド重量:水深100m+潮流速い場合 → 150〜200g、緩い場合 → 100〜150g
- ヘッドカラー:朝夕/晴れ:赤・オレンジ、日中/濁り:チャート・ピンク、夜光・グロー
- ネクタイ:カーリーテール(流れに乗りやすい)、ストレート(フォール時のひらめき)
- スカート:2〜3色重ねたグラデーション
- フック:タイラバ専用フック(細軸・小さめ)2本掛け
釣り方の基本
① タイラバを底まで落とす
船長の指示水深まで落として、着底したらすぐにリールを巻き始める(ライン放出時間でカウントしてもOK)。底にタイラバを放置すると根がかりリスク大。
② 一定速度で「ただ巻き」
タイラバ釣りの最大のポイントは「一定速度で巻く」こと。速すぎず、遅すぎず、リールハンドル1秒に1回転を目安に。アタリが来てもすぐに合わせず、巻き続けて「乗せる」のがコツ。
③ 巻き上げる範囲(水深に応じて)
- マダイ狙い:底から10〜20m上まで巻く(マダイは底〜中層)
- イサキ・マハタ:底から5〜15m(中層が多い)
- アコウダイ:底から5m以内(ボトムベタ)
④ アタリの取り方
タイラバのアタリは「コン!コン!」という連続的な小さなアタリから始まり、徐々に重みが乗って「グン!」と引き込みます。最初の小さなアタリで合わせると掛からない。重みが乗るまで巻き続ける「乗せ合わせ」が正解。
駿河湾深場の主な遊漁船
- 清水港発(清水・三保):「春日丸」「明神丸」など。料金 約12,000〜15,000円
- 用宗港発:「成龍丸」「光丸」など。料金 約12,000円〜
- 沼津港発:「政宏丸」「忠丸」など。料金 約13,000〜16,000円
- 予約:1〜2週間前推奨。GW・お盆期間は1ヶ月前
6月の駿河湾タイラバ実釣プラン
- 5時前出船:朝マズメに合わせて沖磯ポイント着
- マダイ狙い1回目:水深40〜60mで30分試す
- 水深80mのマハタ・アコウ狙い:マダイ反応なければ深場へ
- イサキ狙い:イサキ船とポイント共有することもある
- 14時頃帰港:夕方の引き返し時間に風が出るので早め
季節之介の6月タイラバ3か条
- 一定速度こそ最強 ─ 誘いを変えるよりも、まずは一定速度で巻き続けよ
- 潮の動き出しを逃すな ─ 潮止まり前後30分が最大の時合
- 船長の指示棚厳守 ─ 深場では船長の指示が正解。自分流のタナ取りは禁物
6月の駿河湾深場タイラバは、乗っ込み後期マダイの大型実績と、初夏ならではの五目釣りが両立する贅沢シーズン。一度沖に出れば1日で5種類以上の魚に出会える可能性があります。船タイラバが初めての方も、船長のサポートで楽しめます。ぜひ6月の駿河湾沖を体験してみてください。



