結論1:2026年9月時点で、直江津港の中で釣りができるのは有料の「直江津港第3東防波堤 管理釣り場」だけです。新潟県の直江津港湾事務所は開放釣り場を除く港内への立入を禁止しており、施設のルールでも荒浜ふ頭・東護岸内は釣り禁止と明記されています。
結論2:駐車場は施設利用者に限り無料(施設公式ルール)。トイレやレンタル竿の有無は公式ページで明記を確認できなかったため、現場事務所(070-4375-5452)か現地で確かめてください。入場には前日16時以降に取る順番待ちの受付番号が必要です。
結論3:開放は10月31日までで、11月1日から翌2月末は閉鎖・立入禁止です。施設公式の釣果では8月末〜9月上旬に30cm超のアジ、70cm前後のタチウオ、キジハタ、クロダイ、イシダイ、マダイが並び、8月30日にはアオリイカ(胴長13cm)も出ています。サゴシ・イナダは施設の過去の10月釣果や釣果情報サイトで秋の定番として挙がる魚です。
直江津港(新潟県上越市)は、「釣り禁止の港」と「県内屈指の管理釣り場がある港」という2つの顔を同時に持つ場所です。港内のほとんどの岸壁や防波堤は釣り目的で入れない一方、第3東防波堤だけは有料の管理釣り場として開放され、日本海側ではアオリイカの北限に近いとされるエリアで、秋に人が集まります。この記事は、2026年9月時点の公開情報(新潟県直江津港湾事務所・上越市・指定管理者であるNPO法人ハッピーフィッシングの公式ページ)を突き合わせ、「今週末どこで竿を出せるか」「車をどこに止めるか」「何を狙うか」を決めるための答えだけを整理しました。
直江津港で竿を出せるのは第3東防波堤の管理釣り場だけ——港内は釣り目的の立入禁止
答えを先に書くと、直江津港で合法的に釣りができる場所は「直江津港第3東防波堤 管理釣り場」の1か所です。それ以外の港内の岸壁・防波堤・ふ頭は、場所の名前が挙がっているかどうかにかかわらず、釣り目的では入れません。
港湾事務所の案内が示す「禁止の範囲」
新潟県上越地域振興局 直江津港湾事務所の案内「直江津港内での魚釣りは大変危険です」(2019年3月29日更新)は、テロ対策、事故防止、船舶の入出港と荷役作業を円滑に行うため、港内(開放釣り場を除く)への立入を禁止すると明記しています。ここで大事なのは、禁止の書き方が「この岸壁とこの堤防が禁止」という列挙型ではなく、「開放釣り場を除く港内」という包括型であることです。つまり、看板が見当たらない場所や、地図アプリに釣り場として載っている場所であっても、第3東防波堤の管理釣り場以外は釣り目的で入ってよい根拠がありません。
指定管理者の公式ルールでも、「所定の場所以外(立入禁止区域及び荒浜ふ頭・東護岸内)での釣り行為」は禁止事項に挙げられています。荒浜ふ頭や東護岸の内側は管理釣り場の敷地に隣接していますが、そこは釣り場ではありません。管理釣り場に入場したうえで、指定された釣り座の範囲だけで竿を出すのがルールです。
2016年7月12日に開放された第3東防波堤
同じ港湾事務所の案内によれば、第3東防波堤は平成28年(2016年)7月12日に釣り場として開放されました。港内での釣りを全面的に禁止する代わりに、監視員がいて安全管理ができる1本の防波堤だけを釣り場として開放する、という考え方です。現在の運営は特定非営利活動法人ハッピーフィッシングが担っており、2026年度も「直江津港第3東防波堤 管理釣り場」として開放中です。
上越市が管理する漁港も立入禁止
「港がだめなら近くの漁港へ」と考える人は多いのですが、上越市農林水産整備課の案内「漁港は立入禁止のため、釣り等での来訪はお控えください」(2020年8月28日更新)は、漁港の出入口を立入禁止区域とし、防波堤は高波などによる危険性が極めて高く転落事故が起きる可能性が高いこと、海の天候は急変しやすく、落ちた場合に自力で防波堤へ上がるのは困難であることを理由に、釣りでの来訪を控えるよう求めています。このページには個別の漁港名の一覧はなく、市が管理する漁港全体に向けた案内です。上越市周辺で「合法に竿を出せる堤防」を探すなら、第3東防波堤の管理釣り場に絞るのが現実的です。
「ほかにも人がいる」は立入の理由にならない
港湾事務所が挙げる禁止の理由は、テロ対策、事故防止、船舶の入出港と荷役作業の円滑化の3点です。いずれも釣り人の腕前や時間帯とは無関係に成立する理由なので、「昔から釣れていた場所だ」「ほかにも竿を出している人がいる」といった事情は、立入してよい根拠になりません。開放釣り場の外で竿を出せば、それだけで禁止区域への立入になります。迷ったら、第3東防波堤の管理釣り場に入場して指定の釣り座で釣る——これが直江津港での唯一の答えです。
第3東防波堤 管理釣り場の開放期間・利用時間・閉鎖基準(2026年度)
開放は3月1日から10月31日まで、時間は各月の日の出から日の入りを目途——これが施設公式ルールの答えです。11月1日から2月末までは閉鎖され、防波堤は立入禁止になります。
開放期間は3月1日〜10月31日
公式ルールページには「3月1日〜10月31日(11月1日〜2月末は閉鎖します。立入禁止となります。)」と書かれています。秋のアオリイカや青物を狙う人にとって重要なのは、この釣り場のシーズンが暦の秋より早く終わる点です。10月31日が最終日で、11月に入ると入場そのものができません。公式トップページには「2026年度開放中」の表示があり、2026年度も同じ期間設定で運営されています。
利用時間は「日の出〜日の入り」を目途——9月上旬は5:30〜17:45
利用時間は固定ではなく、「各月の日の出〜日の入を目途」とされています。公式トップページには日ごとの開場・閉場時刻が掲示され、2026年9月上旬はおおむね5:30〜17:45で運用されています。9月は日ごとに日の出・日の入りが変わるため、朝マズメを狙うなら前日に公式トップページで当日の開場・閉場時刻を確認するのが確実です。10月に入ると開場は遅く、閉場は早くなっていきます。
LNG船の入港日と注意報による閉鎖
公式ルールには閉鎖基準もあります。「LNG船入港日の午前10時から出港時まで(事前にHP等で周知)」は釣り場が閉鎖されます。天候による基準としては、波浪注意報の発令後に有義波高が1.5mを超えた場合、強風注意報の発令後に最大瞬間風速10m以上を観測した場合という数値が公式ルールに示されています(発令時刻や観測地点といった適用の細かい条件は、公式ルールページで確認してください)。注意報の状況によっては終日閉鎖になる日もあり、2026年9月3日(木)は公式トップページで「終日閉鎖 雷接近及び注意報発令中&大雨注意報の為」と案内されました。直江津港は貨物船やLNG船が出入りする現役の港湾でもあるので、天候がよくても船の都合で途中閉鎖されることがあります。遠方から向かう人ほど、出発前に公式サイトのお知らせと当日の時間案内を確認してください。
料金・ライフジャケット・持ち込みルール(2026年度)
2026年度の1日券は中学生以上1,500円、小学生750円で、ライフジャケットは必ず着用(レンタル500円/日)——これが施設公式ルールの答えです。
料金表(施設公式ルールページより)
| 区分 | 料金 | 備考(公式ルールの記載) |
|---|---|---|
| 大人・高校生・中学生(1日券) | 1,500円 | 2026年度の当日券 |
| 小学生(1日券) | 750円 | 成人の同伴・引率が必要/未就学児は入場不可 |
| 回数券(20枚綴り) | 24,000円 | 大人のみ・有効期限は発行日より2年 |
| シルバーパス(満65歳以上) | 24,000円 | 1年間 |
| 年間パス | 48,000円 | 有効期限は発行日より1年 |
| 見学 | 無料 | 30分以内を目処/ライフジャケット着用 |
| ライフジャケットレンタル | 500円 | 1日 |
| 駐車料 | 無料 | 当施設利用者に限る |
大人と高校生・中学生が同じ1,500円で、小学生が750円という構成です。回数券は大人のみで、20枚綴り24,000円ですから1回あたり1,200円になります。料金は年度ごとに見直される可能性があるため、この記事は2026年9月時点の公式ルールページの記載であることをお断りしておきます。
家族で行くときに先に押さえておきたいのが、小学生の入場条件です。公式ルールでは、保護者(成人)の同伴または引率が無い小学生は入場できないとされ、受付の署名も中学生以上は「一般用」に1名ずつ、小学生を連れた人は「小学生同伴者用」の用紙に記入する形になっています。小学生未満は保護者が同伴していても入場できません。さらに、パラペットから堤防までの高低差が1.8mになる区間は、小学生の立入りが禁止されています。同伴者の入場料の扱いまでは公式ページで確認できなかったため、人数と料金の内訳は受付で確かめてください。
ライフジャケットは必ず着用——レンタルは500円/日
公式ルールは「安全管理上、ライフジャケットは必ず着用して下さい」と明記し、持っていない人向けに1日500円のレンタルを用意しています。足場の高い防波堤で一日過ごす前提なので、自分の体格に合ったものを持ち込むのが理想です。腰巻き型の膨張式で済ませるか肩掛け型にするか迷う人は、腰巻きと肩掛けライフジャケットはどっち?膨張式の落とし穴と選び方で、足場の高い堤防では肩掛け型や固型式が勧められる理由を確認してから選んでください。
竿は1人2本まで、火気・飲酒・動物の持ち込みは禁止
公式ルールの禁止事項から、釣り方に直接かかわるものを挙げます。釣り竿は1人2本以下。喫煙、たき火、花火などの火気使用と飲酒は禁止で、喫煙については防波堤およびふ頭東護岸が全面禁煙とされています。動物を連れた人は入場できません。監視員を置いて安全管理をすることを前提に開放されている釣り場なので、一人のルール違反が釣り場全体の運営にかかわります。カゴ釣りとエギングの2本立てのように、竿2本の枠内で組み立てるのが基本です。
順番待ちシステムの手順——受付番号は前日16時から
2026年度の入場は「予約」ではなく「順番待ち」方式で、前日の午後4時以降に受付番号を取っておく必要があります。取り方は専用Webページか管理棟内の発券機です。
2025年7月1日に「予約」から「順番待ち」へ切り替え
施設のお知らせ(2025年6月28日)によれば、2025年7月1日から順番待ちシステム(VACAN)が導入され、それまでの予約制から切り替わりました。受付番号は「前日の午後4:00以降」に取得でき、専用Webページか管理棟の発券機で対応します。1組で最大5名までで、6名以上はキャンセル扱いになると明記されています。6名以上の団体は取得そのものが取り消しの対象なので、人数を分けて見かけ上5名以下にするのではなく、5名以内で計画を組むか、事前に現場事務所(070-4375-5452)へ相談してください。
取得の流れ
公式トップページには「入場順番待ちはこちら」のバナーがあり、そこから専用Webページに進みます。管理棟内の発券機については、2026年5月21日のお知らせで修理完了が案内され、開放日(閉鎖日を除く)の16時から翌日分の順番待ちが取れるとされています。つまり前日16時の時点で、遠方からはWeb、現地近くにいる人は発券機、という2つの入口があります。当日は取得した受付番号の順に入場するので、番号を取っていない人は列に並んでも入れない仕組みです。
取り消しになる行為——6人以上・了承チェック無し
2026年3月31日のお知らせでは、ルール違反への対応が強化されています。6人以上での取得は取り消し、利用規約への了承チェックが無い取得も取り消しで、2か月経っても改善されない場合は取り消すと通告されています。複数のアカウントで番号を取る、人数を分割して見かけ上5名以下にするといった行為は、この趣旨に反します。
開始時刻のズレ(2026年8月の案内)
2026年8月2日のお知らせでは、管理棟の配線環境やコンクリート壁の影響で、順番待ちの開始は「16時前後」となり、回線状況により最大30分程度遅れる可能性があると案内されています。16時ちょうどに取れなくても不具合ではなく、少し待って再度試すのが正解です。人気の週末は番号の早さがそのまま釣り座の選択肢に直結するので、前日の16時台は予定を空けておきましょう。
駐車場・トイレ・アクセス
駐車場は施設利用者に限り無料。トイレやレンタル竿の有無については公式ページで明記を確認できなかったため、現地または現場事務所への電話で確認してください。
駐車場は利用者無料(台数の公式明記は確認できず)
公式ルールページは「駐車料は無料です(当施設ご利用の方に限ります)」としています。裏を返せば、釣りをしない同行者や見学だけの人が長時間止める前提の駐車場ではありません。台数や場所の公式な明記は確認できなかったため、満車時の対応も含めて現地の案内に従ってください。港内の岸壁沿いに勝手に駐車して港内へ入ると、駐車の問題以前に立入禁止区域への侵入になります。
トイレ・管理棟・レンタル竿
施設には管理棟があり、順番待ちの発券機や受付がそこにあることはお知らせから分かります。一方、トイレの有無や場所、竿・仕掛けのレンタルについては、2026年9月時点の公式ページに明記を確認できませんでした。公式に明記されているレンタルはライフジャケット(500円/日)だけです。竿は自分で用意する前提で準備し、トイレは入場前に済ませておくのが無難です。釣具店やコンビニの営業状況は地図アプリで最新のものを確認してください。
住所とアクセスの考え方
現場事務所の所在地は新潟県上越市八千浦4番地、電話は070-4375-5452(特定非営利活動法人ハッピーフィッシング 直江津現場事務所)です。カーナビや地図アプリにはこの住所を入れて向かうのが確実です。高速道路のインターチェンジからの所要時間は道路状況で変わるため、地図アプリの経路案内で確認してください。開場が9月上旬で5:30と早いので、遠方から朝マズメに合わせる場合は暗いうちの到着になります。
秋(9〜10月)に狙える魚と釣り方——施設公式の釣果から読む
2026年8月30日〜9月2日の施設公式釣果では、30cm超のアジ、66〜73cmのタチウオ、キジハタ、クロダイ、イシダイ、マダイが並び、8月30日にはアオリイカ(胴長13cm)が出ています。サゴシ・イナダは施設の過去の10月釣果や釣果情報サイトで秋の回遊魚として挙がり、10月に向けて本命になる魚です。
| 魚種(サイズ) | 9月上旬の公式釣果 | 10月の見通し(例年傾向) | 釣り方(公式釣果の表記) |
|---|---|---|---|
| アジ(〜35cm) | 実績あり(連日) | 要確認(例年は継続) | カゴ釣り・遠投カゴ・サビキ |
| タチウオ(66〜73cm) | 実績あり | 要確認 | メタルジグ(先端内側・620〜650m内側) |
| キジハタ(22〜36cm) | 実績あり | 要確認 | ワーム・泳がせ・ブッコミ・落とし込み |
| クロダイ(30〜42cm) | 実績あり | 要確認(例年は継続) | ヘチ・フカセ・紀州釣り・遠投カゴ |
| イシダイ(30〜41cm) | 実績あり | 要確認 | 落とし込み・ヘチ(外側) |
| マダイ・チダイ(26〜32cm) | 実績あり | 要確認(例年は継続) | 遠投カゴ・カゴ釣り |
| アオリイカ(胴長13cm) | 8月30日に実績 | 新子が成長し本番(釣果情報サイトの例年傾向) | エギング(645m内側) |
| サゴシ・イナダ | 今期の記録は未確認 | 回遊次第で本命(過去の10月釣果あり) | メタルジグ・カゴ釣り(過去の10月釣果) |
| カマス・サバ・カンパチ(ショゴ) | 実績あり | 回遊次第 | 落とし込み・サビキ・ブッコミ |
「9月上旬の公式釣果」は施設の釣果ページ(2026年8月30日〜9月2日分)に載っていた魚とサイズです。「10月の見通し」は釣果情報サイトや施設の過去釣果から読み取れる例年の傾向で、2026年の実績ではありません。出発前に施設公式の釣果ページで直前の状況を必ず確認してください。
アオリイカ——8月30日に胴長13cm、10月に向けて本番
施設公式の釣果では、2026年8月30日に645m内側でエギングによるアオリイカ(胴長13cm)が記録されています。日本海側ではアオリイカの北限に近いとされるこのエリアでは、8月末に出る胴長13cm前後の個体が秋の新子の走りです。9月から10月にかけて個体は成長し、釣果情報サイトでは9〜10月がエギングの最盛期とされています。10月31日で施設が閉まるため、ここで秋イカを狙える期間は実質2か月です。小さな新子を持ち帰るかどうかの判断は、【秋イカ】アオリイカ新子は何センチから持ち帰る?リリースサイズの目安で紹介している胴長20cmの目安が参考になります。
サゴシ・イナダ・カンパチ(ショゴ)などの青物——メタルジグとカゴ釣り
施設の過去の釣果記事には、10月にイナダがカゴ釣りで、サゴシがメタルジグで上がった記録があります。2026年8月30日〜9月2日の公式釣果にはサゴシ・イナダの名前はなく、代わりに8月30日にカンパチ(21cm・ブッコミ)が出ています。つまり9月上旬時点では小型のショゴが混じる段階で、サゴシ・イナダの本格的な回遊は9月後半から10月にかけて期待する魚です。ジグの重心と全長で迷ったら、メタルジグはリアとセンターどっち?重心3種×全長3種の9マス早見表で秋青物の一投目を即決のように、まず飛距離の出るリアバランスで広く探り、追うのに食わないときにセンターバランスへ替えるのが秋の定石です。竿2本の制限があるので、カゴ釣りの置き竿とジグの投げ竿という組み合わせが現実的です。
タチウオ——9月上旬に66〜73cm、メタルジグで先端内側
2026年8月31日〜9月2日の公式釣果には、タチウオが連日載っています。8月31日に2匹(〜67cm)、9月1日午後に68cm、9月2日午前に73cmと66cm。釣り座は「先端内側」「620m内側」「650m内側」と、防波堤の先端寄りの内側に集中しており、釣り方はメタルジグとカゴ釣りです。夜釣りができない施設なので、朝の開場直後にジグで探るのがタチウオの狙い方になります。
アジ(30cm超)・サバ——カゴ釣りと遠投カゴ
もっとも安定しているのがアジです。8月30日から9月2日まで毎日、30cm前後から最大35cmのアジがカゴ釣り・遠投カゴ・サビキで記録されています。釣り座は200m台から600m台の内側まで幅広く、内側(港内側)でのカゴ釣りが中心です。サバは30cm前後がアジに混じります。家族連れで確実にお土産を持ち帰りたいなら、内側でのカゴ釣りが第一候補です。ただし前述のとおり、小学生には成人の同伴・引率と「小学生同伴者用」用紙の記入が必要で、小学生未満は保護者が同伴していても入場できません。
キジハタ・カサゴ・クロダイ・イシダイ・マダイ
公式釣果の顔ぶれで目を引くのが根魚と大型魚です。キジハタは22〜36cmがワーム、泳がせ、ブッコミ、落とし込みで出ており、2026年9月1日には36cmまでの2匹が記録されています。クロダイは30〜42cmで、ヘチ釣り、フカセ、紀州釣り、遠投カゴと釣り方を選びません。イシダイは30〜41cmが落とし込みやヘチ釣りで、いずれも外側(外海側)の釣り座です。マダイ30〜32cmは遠投カゴ、チダイ・コダイはカゴ釣りで出ています。カサゴは9月2日午前に650m内側でワームによる23cm、8月30日にも465m外側でキジハタと一緒にブッコミで記録されており、根魚狙いの外れ籤になりにくい魚です。9月上旬の直江津は、青物を待つ間に足元の落とし込みで良型が狙える釣り場だと公式釣果が示しています。
釣り座の呼び方——「○m内側」「○m外側」「先端」
施設公式の釣果は、釣り座を「390m内側」「550m外側」「先端外側」のように、防波堤の付け根からの距離と、内側(港内側)か外側(外海側)かで表記します。650m内側という記録があることから、釣り座は少なくとも600m台まで続く長い防波堤です。この表記を覚えておくと、公式釣果を読んだときに「アジは200〜600m台の内側」「イシダイは外側」「タチウオは先端寄りの内側」といった傾向をそのまま釣り座選びに使えます。順番待ちの番号が早いほど、こうした狙いの釣り座を取りやすくなります。
規制・安全——立入禁止の判断は現地表示と公式情報が最優先
立入禁止・釣り禁止・車両規制の判断は、現地の表示と、新潟県直江津港湾事務所・上越市・指定管理者の最新の公式情報が最優先です。この記事は2026年9月時点の公開情報をまとめたもので、閉鎖基準や料金、順番待ちのルールは年度や時期で変わります。
「開放釣り場を除く港内は立入禁止」を守る
直江津港で釣りをしてよいのは第3東防波堤の管理釣り場だけで、荒浜ふ頭・東護岸内を含む港内の他区域には入れません。港湾事務所の案内には、沖合の防波堤へボートで渡った釣り人が天候の急変で自力で戻れなくなり、海上保安本部のヘリコプターに救助された事案が載っており、県内の他の港では死亡事故も起きています。監視員がいて閉鎖基準がある管理釣り場と、誰もいない沖の堤防では、同じ落水でも助かる確率がまったく違います。
注意報・LNG船入港時の途中閉鎖に従う
波浪注意報や強風注意報に基づく閉鎖基準、LNG船入港日の午前10時から出港時までの閉鎖は、釣れているかどうかに関係なく適用されます。途中閉鎖の案内が出たら速やかに退場してください。港内で船の動きがある以上、これは安全上の理由だけでなく港湾の運用上の理由でもあります。
装備と持ち帰りの基本
ライフジャケットの着用は施設ルールで必須です。落水時に足場の高い防波堤へ自力で上がることは、上越市の案内が指摘する通り極めて困難なので、浮くことと、監視員に発見されるまで意識を保つことが命綱になります。9月上旬は日中の気温がまだ高く、日陰の少ない防波堤で長時間過ごすことになるため、飲み物と日除けを多めに用意してください。小型の根魚や胴長の小さいアオリイカを無理に持ち帰らないのが、この釣り場を長く楽しむための作法です。
直江津港以外の候補——11月以降や満員のときはどこへ行くか
10月31日で施設が閉まった後や、順番待ちで入れなかったときの選択肢は、上越市内の漁港ではなく、公式に釣りができる別の場所に切り替えるのが答えです。上越市が管理する漁港は前述の通り立入禁止です。
佐渡へ渡る——直江津〜小木航路がある港
直江津港は佐渡・小木への航路の発着港でもありますが、直江津〜小木はカーフェリー「こがね丸」による季節運航で、通年ではありません。当サイトの佐渡ガイドでは2026年の運航を3月20日〜11月23日の予定としてまとめており、管理釣り場が閉まる11月1日以降にこの航路を使えるのは11月下旬までという計算になります。12月以降に佐渡へ渡るなら、通年運航の新潟〜両津航路に切り替えることになるので、上越から出るつもりで組んだ計画は組み直しが必要です。最新の運航期間は佐渡汽船の公式発表で必ず確認してください。佐渡島は秋のアオリイカ、青物、マダイが狙える堤防や地磯が多く、島内の釣り場と航路の考え方は佐渡島の釣りポイント完全ガイド2026|フェリーで行く堤防・地磯のアオリイカ・青物・マダイにまとめています。
新潟・富山・石川の広域で探す
上越以外の日本海側で候補地を探すなら、新潟・富山・石川の日本海釣りスポット完全ガイド|上越・能登半島・富山湾のおすすめ釣り場が3県の全体像をつかむのに向いています。ただし1点だけ注意があります。同記事は直江津港を「港内でアジ・サバのサビキ釣り、外堤防先端でクロダイのフカセ釣り」ができる釣り場として紹介していますが、これは本記事で確認した直江津港湾事務所の「開放釣り場を除く港内への立入を禁止」という案内および施設ルールと食い違います。直江津港については、同記事の記述ではなく本記事の規制情報(竿を出せるのは第3東防波堤の管理釣り場だけ)を優先してください。同記事は新潟・富山・石川の広域で当たりをつける地図として読み、どの港でも禁止区域の判断は現地の看板と管理者の公式情報を最優先にしてください。


