瀬戸内海の釣りスポット完全ガイド【2026年最新版】広島・岡山・兵庫・愛媛の人気釣り場10選
瀬戸内海は、日本が誇る屈指の釣りフィールドです。穏やかな内海の環境と複雑なリアス式海岸線が生み出す豊富な漁場は、年間を通じてさまざまな魚種を楽しめる釣り天国。チヌ(クロダイ)・アジ・タコ・タチウオ・メバル・カレイ・アコウ(キジハタ)など、釣り人を魅了する魚たちが四季折々に顔を見せます。
しかし「瀬戸内海で釣りをしたい」と思っても、その広大さゆえにどこへ行けばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では、広島・岡山・兵庫・愛媛の人気釣りスポットを厳選し、各ポイントの特徴・釣れる魚種・アクセス情報・おすすめタックルまで徹底解説します。初めて瀬戸内海に釣りに来る方も、地元でさらに釣果を上げたい方も、ぜひ最後まで読んでください。
瀬戸内海は本州・四国・九州に囲まれた内海で、東西約450km・南北約15〜55kmの広大なエリアを誇ります。潮流が速い海峡部と静穏な湾奥部が共存し、水深・底質・潮通しが場所ごとに大きく異なるため、多種多様な魚が生息しています。
なぜ瀬戸内海は魚が多いのか
瀬戸内海の最大の特徴は「栄養塩が豊富な海」であること。中国山地・四国山地から流れ込む多くの河川が豊富な栄養を運び、植物プランクトンが繁殖しやすい環境を作っています。その結果、小魚→大型魚という食物連鎖が活発に機能し、アジ・イワシ・サバなどのベイトフィッシュが通年豊富に存在します。
また、大小3,000を超える島々が天然の堤防となり、波が穏やかな漁港や磯が数多く形成されています。これが年間を通じた多彩な釣り場環境を生み出しており、ファミリーフィッシングから本格的なルアーゲームまで幅広いスタイルで楽しめる理由です。
瀬戸内海釣りの3大ターゲット
- チヌ(クロダイ):瀬戸内海を代表する人気魚。磯・波止・砂浜など多様な場所で狙え、フカセ釣り・ダンゴ釣り・ルアーなど多彩なアプローチが楽しめる
- アコウ(キジハタ):夏の高級根魚。岩礁帯でのロックフィッシュゲームは関西以西のアングラーに絶大な人気。食味も最高クラス
- タチウオ:秋の夜釣りの王者。テンヤ・ジグ・ウキ釣りなど多彩なスタイルで楽しめ、釣行者数も多い人気ターゲット
主要釣りポイント紹介(10か所)
① 尾道糸崎港(広島県尾道市)
瀬戸内海のほぼ中央に位置する尾道糸崎港は、観光地としても有名な尾道市にある大型港湾施設です。釣り人には「糸崎の釣り場」として親しまれており、年間を通じて多くのアングラーが訪れます。岸壁は水深が確保されており(平均4〜6m)、チヌ・アジ・メバル・カレイが主なターゲット。特に冬のカレイ釣りは有名で、良型の30cm超えが期待できます。
港内に南北に延びる岸壁の南端エリアは潮通しが良く、秋になるとタチウオが接岸。電気ウキを使ったウキ釣りで数釣りができます。また、隣接する糸崎海浜公園の護岸からもサビキ釣りでアジ・サバを狙えるため、家族連れにもおすすめのスポットです。足元は整備されており、トイレもあります。
おすすめシーズン:通年(特に秋〜冬)
主な釣り方:サビキ釣り・フカセ釣り・投げ釣り・ウキ釣り
② 倉橋島・桂浜(広島県呉市)
呉市の南に位置する倉橋島は、瀬戸内海でも屈指の釣り天国として知られています。その中でも「桂浜」周辺の地磯・砂浜エリアは、多彩なターゲットを同時に狙える複合的な釣り場です。砂浜ではキス・カレイの投げ釣りが楽しめ、磯際ではチヌのフカセ釣りや夏のアコウ狙いが成立します。
特に5〜8月のキスシーズンは圧巻で、型・数ともに安定した釣果が期待できます。地元のベテランアングラーはチョイ投げで25cm前後のキスを連発させています。夏以降はアコウも接岸し、ロックフィッシュゲームのメッカとなります。駐車スペースは桂浜の観光客用駐車場を利用でき、近くに公共トイレも整備されています。釣り場の手前に段差がある箇所もあるため、足元注意が必要です。
おすすめシーズン:5〜9月(キス・アコウ)、12〜2月(カレイ)
主な釣り方:投げ釣り・フカセ釣り・ロックフィッシュゲーム
③ 笠岡諸島・北木島漁港(岡山県笠岡市)
岡山県笠岡市から定期船で約30分の北木島は、「石の島」として知られる瀬戸内海の離島です。磯釣りの本場として全国各地からチヌ・グレのフカセ釣りファンが訪れるスポットで、島全体が良質な磯場で囲まれています。
北木島漁港は島内随一の釣り拠点で、初心者でも釣りやすい護岸エリアが整備されています。チヌのフカセ釣りが最も人気で、春の乗っ込みシーズン(3〜5月)には50cmを超える大物も揚がります。また、メバル・カサゴなどの根魚も豊富で、ライトゲームでのメバリングでも十分な釣果が見込めます。フェリーは笠岡港から出航し、釣り道具一式を持ち込んでの日帰り釣行も可能です。宿泊施設もあるため、泊まりがけの本格釣行にも最適です。
おすすめシーズン:3〜5月(チヌ乗っ込み)、10〜11月(秋チヌ)、通年(根魚)
主な釣り方:フカセ釣り・ライトゲーム・サビキ釣り
④ 明石港・大蔵海岸(兵庫県明石市)
「明石鯛」「明石ダコ」でおなじみの明石は、日本でも屈指の好漁場エリアです。明石海峡の強潮流が栄養を運び、魚の活性と密度が他の海域と比較にならないほど高い。明石港周辺の釣り場は整備されており、常連アングラーが多く、釣果情報もリアルタイムで共有されやすいエリアです。
大蔵海岸は人工砂浜と護岸が整備されたファミリー向けの釣り場。サビキ釣りでアジ・イワシの数釣りが楽しめ、春〜秋は特に好釣果が続きます。また、秋のタチウオシーズンは大蔵海岸〜明石港エリア全体に釣り人が集結する一大イベントとなり、電気ウキやテンヤでのタチウオ釣りが楽しめます。駐車場(有料)・トイレ・自販機が完備されており、利便性が高いのも魅力です。
おすすめシーズン:春〜秋(アジ・サバ)、9〜11月(タチウオ)、通年(メバル・チヌ)
主な釣り方:サビキ釣り・テンヤ・ウキ釣り・フカセ釣り
⑤ 今治港・来島海峡エリア(愛媛県今治市)
愛媛県今治市に位置する来島海峡は、瀬戸内海最大の海峡で1日4回の潮流変化が生じる「難所」としても知られます。この激流が生み出す豊かな漁場を背景に、今治港周辺はチヌ・アコウ・タチウオ・アオリイカなど多彩なターゲットが揃う超一級の釣りポイントです。
港内の岸壁はチヌのフカセ釣りやサビキ釣りに向いており、潮替わりの時間帯には魚の活性が一気に上がります。沖堤防への渡し船も運行されており、本格的な磯・堤防釣りを楽しみたいアングラーには絶好の選択肢。秋のアオリイカシーズンはエギングファンで賑わい、1kgオーバーの実績もあります。JR今治駅から徒歩圏内にある釣具店でエサ・仕掛けを調達でき、利便性も抜群です。
おすすめシーズン:8〜11月(アオリイカ・タチウオ)、3〜5月(チヌ乗っ込み)
主な釣り方:エギング・フカセ釣り・サビキ釣り・ルアー
⑥ 竹原港・大崎上島(広島県竹原市)
広島県竹原市から大崎上島へのフェリー航路がある竹原港周辺は、静かな入り江を利用した絶好の釣り場です。チヌ・メバル・カレイが主なターゲットで、特に冬の投げカレイ釣りは地元アングラーに絶大な人気を誇ります。大崎上島へ渡るとさらに多彩な釣り場が広がり、磯釣りでグレ・チヌを狙うこともできます。竹原港岸壁は水深が深く、真冬でもカレイの良型が期待できるため、遠方からの遠征客も多い釣り場です。
おすすめシーズン:11〜3月(カレイ)、通年(メバル・チヌ)
主な釣り方:投げ釣り・フカセ釣り・ライトゲーム
⑦ 土庄港・小豆島(香川県小豆郡)
オリーブの島として有名な小豆島の玄関口・土庄港は、釣り人にとっても魅力的なスポット。瀬戸内海に浮かぶ離島ならではの透明度の高い海で、チヌ・メバル・アオリイカが高密度で生息しています。フェリーで手軽にアクセスできるため、神戸・岡山方面からの日帰り釣行客も多数訪れます。島内には釣りに適した漁港が多数あり、レンタサイクルを活用して複数箇所を回る「釣り場開拓」も楽しめます。
おすすめシーズン:9〜11月(アオリイカ)、春(チヌ)、通年(メバル)
主な釣り方:エギング・フカセ釣り・ライトゲーム
⑧ 新居浜港(愛媛県新居浜市)
愛媛県東部の新居浜港は、工業港としての側面を持ちながらも釣り場として整備されたエリアが存在します。チヌ・アジ・タチウオなどが狙え、秋のタチウオは指3本〜4本クラスの良型も釣れることで知られています。港の外側に向けた投げ釣りではカレイも狙え、多彩な魚種を一日で体験できる充実した釣り場です。
おすすめシーズン:秋(タチウオ)、冬(カレイ)、春(チヌ)
主な釣り方:ウキ釣り・投げ釣り・フカセ釣り
⑨ 福山港・内海(広島県福山市)
広島県東端の福山市は瀬戸内海に面した工業都市ですが、内海地区や鞆の浦方面には素晴らしい磯・堤防釣り場が点在します。特に鞆の浦周辺の地磯は、透明度が高くチヌ・グレ・アコウが高密度で生息するエリア。観光と釣りを兼ねた旅行先としても人気が高く、秋の連休シーズンには県外からのアングラーも多く訪れます。
おすすめシーズン:5〜9月(アコウ・グレ)、春秋(チヌ)
主な釣り方:フカセ釣り・ロックフィッシュゲーム
⑩ 三原港・佐木島(広島県三原市)
三原市から渡し船で渡れる佐木島は、手軽にアクセスできる瀬戸内の離島釣り場として人気急上昇中。島を一周しても約13kmほどの小さな島ながら、磯・砂浜・漁港と多彩な地形が揃っており、チヌ・アオリイカ・メバルが狙えます。釣り仲間と島を貸し切るような感覚で楽しめる、秘境感のある釣り場です。
おすすめシーズン:通年(チヌ・根魚)、秋(アオリイカ)
主な釣り方:フカセ釣り・エギング・ライトゲーム
釣れる魚種・シーズンカレンダー
瀬戸内海の主要ターゲット別釣期一覧
| 魚種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チヌ(クロダイ) | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | △ |
| アコウ(キジハタ) | × | × | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | × |
| タチウオ | × | × | × | △ | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
| アオリイカ | × | × | △ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | ◎ | ◎ | △ |
| カレイ | ◎ | ◎ | ○ | △ | × | × | × | × | × | △ | ◎ | ◎ |
| アジ・サバ | △ | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | △ |
| メバル・カサゴ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| キス | × | × | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | × | × |
◎:最盛期 ○:釣れる △:厳しいが可 ×:ほぼ釣れない
月別おすすめターゲットまとめ
| 時期 | おすすめターゲット | ポイント |
|---|---|---|
| 1〜2月 | カレイ・メバル | 冬の投げ釣りでカレイ狙い。メバルは夜釣り・ライトゲームで |
| 3〜5月 | チヌ・アジ | チヌ乗っ込みシーズン。フカセ釣りで大型を狙う絶好機 |
| 5〜9月 | キス・アコウ・アジ | 夏の海を満喫。アコウのロックフィッシュゲームが最盛期 |
| 9〜11月 | タチウオ・アオリイカ | 秋の夜釣りはタチウオ一色。エギングでアオリも好調 |
| 11〜12月 | カレイ・チヌ・メバル | 秋チヌの終盤とカレイ開幕が重なる黄金期 |
アクセス・駐車場・設備情報
各スポットへのアクセス概要
瀬戸内海沿岸エリアは山陽自動車道・西瀬戸自動車道(しまなみ海道)・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)・神戸淡路鳴門自動車道など、複数の高速道路網が整備されており、本州・四国間のアクセスが非常に良好です。各エリアへのアクセス詳細を以下にまとめます。
| スポット | 最寄りIC / 駅 | 所要時間(目安) | 駐車場 |
|---|---|---|---|
| 尾道糸崎港 | 尾道IC → 約10分 / JR糸崎駅 徒歩5分 | 広島市から約75分 | 無料(港湾施設横) |
| 倉橋島・桂浜 | 広島呉道路・呉IC → 約30分 | 広島市から約60分 | 無料(桂浜観光駐車場) |
| 北木島漁港 | 笠岡港よりフェリー約30分(1日4便) | 岡山市から約75分 | 笠岡港駐車場(有料) |
| 明石港・大蔵海岸 | 第二神明・大蔵谷IC → 約5分 / JR朝霧駅 徒歩5分 | 神戸市から約25分 | 有料(大蔵海岸駐車場) |
| 今治港 | 今治IC → 約15分 / JR今治駅 徒歩15分 | 松山市から約45分 | 無料(港湾岸壁付近) |
現地設備チェックリスト
釣り場に向かう前に、以下の設備状況を確認しておくと安心です。特に離島や山間部の漁港は、自販機や売店がない場合もあります。
- トイレ:大蔵海岸・明石港・糸崎港には公衆トイレあり。離島は漁港内のみの場合が多い
- コンビニ:明石・今治・福山は市街地から近く調達しやすい。離島は前日に準備必須
- 釣具店:尾道・呉・福山・今治・明石にはチェーン系釣具店あり。エサは当日朝に購入可能
- 渡船:北木島・佐木島・大崎上島はフェリーまたは渡し船を利用。事前に時刻表確認を
- 夜間照明:タチウオ釣りをする場合、大蔵海岸・明石港は街灯あり。漁港は持参ヘッドライト必須
必要なタックル・仕掛け
ターゲット別おすすめタックル
チヌ(フカセ釣り)
フカセ釣りのチヌ狙いには、磯竿1.5〜2号・長さ5.3mが定番。リールはスピニングの2500〜3000番で道糸は2号前後のナイロンラインを使用します。ハリス1〜1.5号、チヌ針2〜4号が基本仕掛けで、ウキは0〜B号で潮流の速さに合わせて調整します。マキエはチヌ専用のグレ・チヌ混合配合エサにサシエはオキアミが定番。潮の速い来島海峡近辺では重めのウキを使用し、仕掛けを素早く沈めることがコツです。
アコウ(ロックフィッシュゲーム)
ロックフィッシュゲームには、ベイトロッドまたはスピニングロッドのMLクラス・6.6〜7フィートが使いやすい。リールはスピニング3000番か小型ベイトリール、ラインはPE1号にフロロカーボン16〜20lbのリーダーを組みます。ルアーはジグヘッド+ワームの組み合わせが最も汎用性が高く、テキサスリグも岩礁帯での根がかり回避に有効。ワームのカラーはナチュラル系(グリーンパンプキン・ウォーターメロン)や、夕暮れ時はチャート系が効果的です。
タチウオ(ウキ釣り・テンヤ)
ウキ釣りには磯竿3〜4号・4.5〜5.3mを使用。電気ウキ5〜10号と専用のタチウオ用ハリスに細長いタチウオ針またはシングルフック仕様のトリプルフック仕掛けが有効です。テンヤ釣りにはライトゲームロッドか専用テンヤロッドを使い、PE0.8〜1号にフロロリーダー30lbを接続。テンヤにキビナゴやサンマの切り身を巻きつけ、底付近からゆっくりシャクリ上げてアタリを取ります。
アオリイカ(エギング)
エギングロッドは8.6〜9.0フィートのMLクラスが汎用性が高い。スピニングリール2500〜3000番にPE0.6〜0.8号、フロロリーダー2〜2.5号を接続します。エギのサイズは基本3.5号で、秋の小型イカには3号も有効。シャロータイプとノーマルタイプを揃えておくと、水深や潮流に応じた使い分けができます。
瀬戸内海釣りに必要な共通装備
- ライフジャケット:自動膨張式を推奨。堤防・磯釣りでも着用が義務化されつつある
- フィッシュグリップ・プライヤー:タチウオは刃のような歯があるため必須。アコウのヒレも鋭い
- クーラーボックス:20Lクラスが汎用性が高い。夏は保冷剤または氷を多めに用意
- 偏光サングラス:岩礁帯の水中地形を確認したり、チヌの姿を目視したりする際に活躍
- スパイクシューズ:磯釣りでは必須。濡れた岩は非常に滑りやすい
注意事項・マナー
立入禁止エリアへの侵入厳禁
港湾・工業施設の岸壁は釣り禁止区域が多く設定されています。特に福山港・新居浜港などの工業港では立入禁止の柵や看板が設置されているエリアが存在します。近年、釣り人のマナー違反を原因とした釣り場閉鎖が各地で相次いでいます。標識・フェンスがある場所には絶対に立ち入らないでください。もし「釣れそうな場所」であっても、禁止区域では釣りを行わないことが次世代の釣り場を守ることにつながります。
ゴミの持ち帰りを徹底する
瀬戸内海の漁港・護岸では、釣り人が残した仕掛けのゴミ・コマセの残り・弁当のゴミなどが深刻な問題となっています。特に離島の北木島・佐木島などは、地元住民が清掃活動を続けてくれているおかげで美しい環境が保たれています。ゴミ袋を必ず持参し、自分のゴミは必ず持ち帰りましょう。エサの残り(コマセ・オキアミ)も海に捨てず、所定の場所または持ち帰り処理が推奨されます。
地元漁師・漁船との共存
瀬戸内海は漁業が盛んな地域です。早朝の出漁時間帯(4〜6時)に漁港の入り口や船道に陣取っての釣りは厳禁。漁船の航路を塞ぐような場所での釣りや、漁師の仕事の邪魔になる行為は漁師さんとのトラブルにつながります。渡し船を利用する際は、船長の指示に必ず従い、乗降時は安全を最優先にしてください。
釣った魚のリリースルール
チヌ・アコウなどの魚はリリースすることで資源保護に貢献できます。特にアコウは近年一部エリアで資源量が減少傾向にあるため、食べきれない分は丁寧にリリースすることが推奨されています。また、アオリイカは産卵期(春)の親イカをリリースすることが資源維持の観点から望ましいとされています。
天候・潮汐への対応
瀬戸内海は内海のため、外洋と比べると波が穏やかなイメージがありますが、台風時や大風の際は波が高くなり危険です。特に来島海峡・鳴門海峡周辺は潮流が非常に速く、転落すると自力での脱出が困難になります。釣行前に必ず気象庁の天気予報・潮見表を確認し、荒天予報の日は無理に釣りに行かないことが鉄則です。
瀬戸内海釣りにおすすめの関連商品
チヌ フカセ釣り 磯竿セット
約5,000〜15,000円
瀬戸内海の定番ターゲット・チヌ狙いのフカセ釣りに最適。1.5〜2号の磯竿でウキフカセを楽しもう
アコウ・根魚用 ロックフィッシュワーム
約800〜2,000円
夏の瀬戸内海ロックフィッシュゲームの必需品。ジグヘッドと組み合わせてアコウ・カサゴを狙う
タチウオ テンヤ 釣りセット
約1,000〜3,000円
秋の夜釣りタチウオ狙いに。明石・尾道・今治の港湾でドラゴン級も夢ではない
※ 価格は変動します。最新価格はリンク先でご確認ください
よくある質問Q&A
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Q. 瀬戸内海で釣りをするのに遊漁券は必要ですか? | 海釣りは基本的に遊漁券不要です。ただし、一部の河口・干潟エリアや養殖場周辺での釣りは制限があります。漁業権が設定されている場所(磯・干潟)ではアワビ・サザエなどの貝類採取は禁止されています。釣具店や地元の漁業協同組合に確認するのが確実です。 |
| Q. 初心者でも楽しめる釣り場はどこですか? | 明石港・大蔵海岸は整備された設備とサビキ釣りでの豊富な釣果で初心者向けです。尾道糸崎港も同様で、足場がよく家族連れにも安心。離島(北木島・小豆島)は上級者向けですが、漁港岸壁からの釣りは初心者でも楽しめます。 |
| Q. 瀬戸内海のチヌ釣りでおすすめの時期は? | 4〜5月の「乗っ込みシーズン」と10〜11月の「秋チヌ」が最盛期です。乗っ込み期は産卵前の大型が浅場に集まるため、50cm超えの実績もある夢のシーズン。秋チヌは水温が下がる前の荒食いで数・型ともに安定した釣果が得られます。 |
| Q. 渡船で離島に行く場合の費用はどれくらいですか? | フェリー・渡し船の料金はスポットによって異なりますが、一般的に片道500〜2,000円程度が目安です。北木島(笠岡汽船)は往復約1,700円、大崎上島(竹原港フェリー)は往復約1,300円前後。釣り用渡し船(プライベート貸切)は1人3,000〜5,000円程度になることもあります。 |
| Q. 明石のタコ釣りはどこがおすすめですか? | 明石海峡周辺の漁港(大蔵海岸・林崎漁港周辺)が有名です。タコエギ(タコ用エギ)や鉛スッテを使ったルアーフィッシングが主流で、5〜9月が最盛期。岸壁からの「タコのミャク釣り」もシンプルで釣果が出やすく人気の釣り方です。 |
| Q. 来島海峡の潮流が速い時間はいつですか? | 来島海峡は1日4回潮流が変化し、最速で約10ノット(18km/h)に達することもある国内有数の急流地帯です。潮流が速い時間帯は魚の活性が上がりますが、仕掛けが流されやすいため重めのオモリや流れに強い仕掛けが必要です。釣り始めや潮替わり直後の30分が特に釣果が上がりやすい「時合い」です。 |
| Q. アオリイカのエギングに最適な場所は? | 今治港周辺・小豆島・佐木島などの島周りが特におすすめです。アオリイカは藻場(アマモ・ホンダワラ)周辺に産卵に来る春と、新子が育って大きくなる秋がハイシーズン。水の澄んだ透明度の高いポイントを選ぶと目視でのイカ影確認もできます。 |
| Q. 瀬戸内海でのグレ(メジナ)釣りは難しいですか? | グレのフカセ釣りはチヌと仕掛けが似ており、同じポイントで両方狙えます。ただしグレはチヌよりも動きが速く、口が小さいため喰わせの技術が必要です。北木島や倉橋島など磯場が豊富な場所では実績が高く、地元釣具店でグレのエサ(オキアミ・コーン)を調達しての挑戦をおすすめします。 |
| Q. 瀬戸内海釣行に持っていくべき必須装備は? | ライフジャケット(必須)・偏光サングラス・帽子・日焼け止め・タオル・救急セット・スマートフォン(緊急連絡用)が基本です。磯釣りの場合はスパイクシューズも必須。また、長時間の釣行では水分・食料の補給も大切で、夏場は熱中症対策として経口補水液も持参しましょう。 |
| Q. 瀬戸内海で釣れたチヌの美味しい食べ方は? | 瀬戸内海のチヌは引き締まった身質で食べて美味しい魚です。刺身・塩焼き・煮付け・アクアパッツァなど何でも合います。特に秋チヌは脂が乗っており刺身が絶品。内臓・血抜き処理を釣り場で行い、クーラーボックスでしっかり冷やして持ち帰ることで鮮度を保てます。 |
まとめ:瀬戸内海釣りは一生楽しめる最高のフィールド
瀬戸内海は、豊富な魚種・多彩な地形・アクセスの良さが三拍子揃った日本最高クラスの釣りフィールドです。春のチヌ乗っ込み・夏のアコウゲーム・秋のタチウオ・冬のカレイと、四季を通じてターゲットが変わり、飽きることがありません。
本記事で紹介した10か所の釣りスポットはどこも個性豊かで、一度行ったら必ずリピートしたくなる魅力があります。ぜひ釣果情報をチェックしながら、自分だけのとっておきの釣り場を見つけてください。
最後に、安全第一・マナー第一で瀬戸内海の豊かな自然と長く付き合っていきましょう。釣り場を守るのは、釣りを楽しむ私たち自身です。



