3月の浜松|冬と春のはざまが”おいしい”季節
2月の厳寒期を乗り越え、少しずつ日差しに暖かさを感じ始める3月。浜松エリアの海もゆっくりと目覚め始めるこの時期は、冬のターゲットの食い納めと春のターゲットの走りが重なる、実はかなりおいしいタイミングだ。
「何を釣ればいいかわからない」という声も聞こえそうだが、心配ご無用。3月の浜松は意外と選択肢が豊富だ。この記事では、今まさに狙うべきターゲット5選と、それぞれの攻略パターンを紹介していく。
3月の浜松エリア|水温と潮の傾向
3月の遠州灘~浜名湖周辺の海水温は12~15℃前後。月初はまだ冬の延長線上だが、月末になると15℃を超える日も出てきて、魚の活性がぐっと上がる。
潮回りとしては、大潮周りで浜名湖内の水が大きく動くタイミングが狙い目。特に下げ潮で湖内の水が流れ出す今切口周辺は、ベイトフィッシュが集まりやすくなる。
この時期特有のポイントとして、南寄りの風が吹いた翌日は水温が一気に上がることがある。天気予報と合わせて釣行日を選ぶのが釣果への近道だ。
3月に狙いたいターゲット5選
第1位:メバル|いよいよ本格シーズン開幕!
3月の浜松で最もアツいのがメバリング。水温の上昇に合わせてメバルが表層付近まで浮いてくるため、ライトゲームで狙いやすくなる。
狙い目ポイント:浜名湖内の護岸沿い、舞阪周辺の常夜灯まわり、テトラ帯の際。
おすすめの釣り方:
- 1~3gのジグヘッド+ワーム(クリア系・グロー系)
- 表層をスローにただ巻きが基本。反応がなければカウントダウンで中層を探る
- プラグ派なら5cm前後のシンキングミノーもよく効く
時間帯:日没後1~2時間のゴールデンタイムを逃すな。常夜灯周りなら夜遅くまでチャンスあり。
サイズは15~20cmが中心だが、月末には尺メバル(25cm超)の実績も出始める。藻場の絡むシャローエリアを丁寧に探ってみよう。
第2位:シーバス|バチ抜けパターンがスタート
3月中旬以降、浜名湖内でバチ抜け(ゴカイ類の産卵行動)が始まると、シーバスの荒食いスイッチが入る。
狙い目ポイント:浜名湖南部の河川流入部、奥浜名湖の干潟周辺。大潮~中潮の下げが鉄板。
おすすめの釣り方:
- 細身のフローティングミノー(9~12cm)をデッドスローで流す
- シンキングペンシルのドリフトも効果的
- バチが見えたら「巻かない勇気」が大事。流れに乗せるだけでバイトが出る
時間帯:夕マズメ~下げ止まりまで。バチが抜け始める時間帯を事前にチェックしておくと効率的だ。
第3位:クロダイ(チヌ)|乗っ込み前哨戦が開始
本格的な乗っ込み(産卵のための接岸)は4月以降だが、3月後半になると浅場にチヌが差してくる気配が出始める。
狙い目ポイント:浜名湖内の牡蠣瀬周辺、舞阪堤周辺、水深2~3mのシャローフラット。
おすすめの釣り方:
- フカセ釣りなら浅めのタナ設定(1~2ヒロ)でオキアミを流す
- ルアー派はチニング用のラバージグ(3~5g)+小型ワームでボトムを攻める
- 前打ちでカニやイガイを落とし込むのも◎
まだ数は出にくいが、出れば良型(40cm超)が多いのがこの時期の魅力だ。
第4位:カレイ|冬の名残を狙うラストチャンス
投げ釣りファンにとっての3月はカレイシーズンの最終盤。水温が上がりきる前に最後のチャンスを掴みたい。
狙い目ポイント:遠州灘サーフ(中田島方面)、浜名湖今切口周辺、舞阪サーフ。
おすすめの釣り方:
- 投げ釣りで遠投(80~100m)。仕掛けは流線針10~12号の2本針
- エサはアオイソメの房掛け、またはマムシとの抱き合わせ
- 置き竿でじっくり待つスタイル。アタリが出たら早アワセ厳禁、しっかり食い込ませる
時間帯:朝マズメが安定。日中でもチャンスはあるが、早起きが釣果を分ける。
第5位:カサゴ・ムラソイ|手堅く遊べる根魚たち
水温が低くても安定して釣れるのが根魚の頼もしさ。ボウズ逃れの保険としてもおすすめだ。
狙い目ポイント:浜名湖内のテトラ帯、舞阪・新居の堤防際、ゴロタ場。
おすすめの釣り方:
- ブラクリ仕掛け+サバの切り身で穴釣り
- ライトゲームタックルで2~3gのジグヘッド+ワームをボトムバンプ
- テトラの隙間をテンポよく撃っていくのがコツ
20cm前後のカサゴなら数釣りも可能。煮付けにすれば最高のおかずになる。
3月の釣行に必要な装備・服装
3月の浜松は日中は暖かくても朝晩はまだ冷え込む。風が吹くと体感温度が一気に下がるので、防寒対策は油断大敵だ。
- 服装:ミドルレイヤー+防風アウターの重ね着が基本。ネックウォーマーと手袋は必携
- フットウェア:防寒長靴またはスパイクブーツ。濡れた堤防は滑るので要注意
- 持ち物:ヘッドライト(夜釣りが多い季節)、温かい飲み物、カイロ
- 偏光サングラス:日中のサイトフィッシングに。春の日差しは意外と強い
2月の振り返りと4月の展望
2月は厳寒期で釣り物が限られたが、メバルとカサゴはコンスタントに顔を出してくれた。特に浜名湖奥部でのメバルは型揃いの日もあり、冬場としては上出来のシーズンだった。
来月4月になると、いよいよチヌの乗っ込み本番、アオリイカの春シーズン開幕、そしてサーフのヒラメ・マゴチが動き出す。浜松アングラーにとって最も忙しい季節がやってくる。
3月はその準備期間でもある。タックルの整備、ラインの巻き替え、ポイントの下見――。今のうちにやれることをやっておいて、春の爆釣シーズンに備えよう。
まとめ|3月は”動き出し”を捉えるのが鍵
3月の浜松は、冬から春へ移り変わる過渡期。魚たちが動き出すこのタイミングを逃さないことが釣果への最短ルートだ。
- メバリングは今月がスタートダッシュ。通い込む価値あり
- シーバスはバチ抜けの情報をキャッチしたら即出撃
- チヌ・カレイはそれぞれ走りと名残を楽しめる贅沢な時期
- 根魚は安定の癒やし枠。ボウズ逃れにも最適
水温計とにらめっこしながら、春の訪れを最前線で感じられるのはアングラーの特権だ。さあ、週末の天気予報をチェックして、浜松の海へ繰り出そう!


