2026年春、浜名湖周辺の釣りシーズンが本格始動
3月に入り、浜名湖・遠州灘エリアにもいよいよ春の気配が漂い始めた。水温は例年この時期に12〜14℃前後まで上昇し、越冬していた魚たちの活性が徐々に高まる季節だ。
浜松周辺のアングラーにとって、3月は「準備の月」であると同時に「結果の出せる月」でもある。本記事では、2026年3月時点で浜名湖・遠州灘エリアで狙えるターゲット魚種と、その攻略法をまとめてお届けする。
メバル ― 今が最盛期のライトゲームの主役
3月の浜名湖周辺で最も熱いターゲットといえば、やはりメバルだ。水温が12℃前後に安定するこの時期は、産卵を終えた個体がエサを積極的に追い始める「アフタースポーン」の回復期にあたり、良型が岸際まで寄ってくる。
狙い目のポイント
- 浜名湖内・舞阪漁港周辺:常夜灯周りでの実績が高く、1.5〜2gのジグヘッド+ワームで手堅い釣果が出ている
- 新居海釣公園:テトラ帯の際をタイトに攻めるのが基本。フロートリグで沖のブレイクラインを狙うのも効果的
- 弁天島周辺:橋脚のシェード部分やカキ殻が付着した護岸沿いが好ポイント
攻略のコツ
この時期のメバルは表層〜中層に浮いていることが多い。1g前後の軽量ジグヘッドでスローにただ巻きするのが王道パターンだ。カラーはクリア系・グロー系がナイトゲームで実績がある。風が強い日はプラグ(シンキングペンシルやミノー)に切り替えると、飛距離を確保しながらレンジをキープしやすい。
クロダイ(チヌ)― のっこみシーズンの前哨戦
浜名湖を代表するターゲットであるクロダイは、3月はまだ本格的な「のっこみ」(産卵のための接岸)には少し早いものの、水温上昇に伴い浅場への回遊が始まるタイミングだ。
現在の状況と攻略法
3月前半は水温がまだ安定しないため、浜名湖の奥浜名湖エリアや水深のある船溜まりなど、水温が比較的高い場所に魚が溜まりやすい。フカセ釣りではオキアミにコーンを添えたエサ取り対策が有効で、ダンゴ釣り(紀州釣り)も安定した釣果を見込める。
ルアーではチニングの人気が年々高まっている。ボトムバンプやズル引きで底を丁寧に探る釣り方がこの時期は有効だ。3月後半になり水温が15℃を超えてくると、トップウォーターへの反応も出始める。
今後の見通し
例年、浜名湖のクロダイは4月中旬〜5月にかけてのっこみの最盛期を迎える。3月はその準備段階として、大型が入ってくるポイントの下見やエサ取りの状況確認をしておくと、本番で大きなアドバンテージになるだろう。
シーバス ― バチ抜けパターンに注目
春のシーバスフィッシングで見逃せないのが「バチ抜け」パターンだ。バチ(ゴカイ類)が砂泥底から抜け出して水面を漂う現象で、シーバスがこれを偏食する。浜名湖では例年3月〜4月にかけてバチ抜けが確認されている。
狙い目のポイントとタイミング
- 浜名湖・今切口周辺:潮の流れが効くタイミングで大型の回遊あり
- 馬込川河口:大潮〜中潮の下げのタイミングでバチ抜けが発生しやすい
- 浜名湖内の各水門周辺:流れの変化がある場所に魚が着きやすい
バチ抜けパターンではにょろにょろ系のシンキングペンシルや細身のフローティングミノーが定番。デッドスローのただ巻きで、水面直下をV字の引き波を立てながら引いてくるのが効果的だ。
遠州灘サーフ ― ヒラメ・マゴチはラストスパート
遠州灘のサーフフィッシングは、冬のヒラメシーズンが終盤を迎えている。3月はまだ狙えるものの、水温上昇とともにヒラメは徐々に沖へ移動するため、今月がサーフからのヒラメ狙いのラストチャンスともいえる。
注目ポイント
- 中田島砂丘周辺のサーフ:離岸流が発生するポイントを重点的に
- 福田漁港〜竜洋海岸:ベイトの接岸状況次第で好釣果の期待あり
- 御前崎方面:地磯混じりのサーフは根魚も同時に狙える
ルアーは30〜40gのメタルジグやジグヘッド+ワームで広範囲を探る。朝マズメのワンチャンスに賭ける釣りになるため、日の出前にはポイントに入っておきたい。
一方、マゴチは水温上昇とともに活性が上がり始める。4月以降が本格シーズンだが、3月後半から釣果が聞こえ始める年もある。サーフでヒラメを狙いつつ、マゴチが混じれば儲けもの、というスタンスがちょうど良い。
3月の釣行で注意したいこと
天候と安全面
3月は「春の嵐」と呼ばれる急な天候変化が起こりやすい時期だ。特に遠州灘のサーフは突然の高波やうねりに注意が必要で、天気予報だけでなく波高予報も必ずチェックしてから釣行してほしい。
また、朝晩はまだ冷え込む日も多い。防寒対策は冬並みの装備を用意しておくのが安心だ。特にナイトゲームでは体感温度がかなり下がるため、防風性の高いアウターとネックウォーマーは必携アイテムだ。
釣り場マナーの再確認
春のシーズン開幕とともに釣り場の混雑も増してくる。ゴミの持ち帰り、駐車マナー、先行者への挨拶など、基本的なマナーを改めて意識しよう。近年、マナー問題を理由に釣り禁止となるポイントが全国的に増えている。浜名湖周辺の貴重な釣り場を守るためにも、一人ひとりの心がけが重要だ。
まとめ ― 2026年春、浜名湖の釣りはこれからが本番
3月の浜名湖・遠州灘エリアは、冬から春への転換期にあたり、多彩なターゲットを狙えるエキサイティングな時期だ。メバルのライトゲームは今がまさに最盛期、クロダイはのっこみに向けた準備期間、シーバスはバチ抜けパターンが始動、サーフのヒラメはラストスパートと、それぞれの魚種に合わせた戦略が求められる。
水温の上昇とともに状況は日々変化していく。こまめな情報収集と柔軟な釣り方の切り替えが、春の好釣果を手にするカギとなるだろう。
今後も当ブログでは浜名湖・遠州灘エリアの最新釣果情報をお届けしていく。釣行の際はぜひ参考にしていただきたい。
※本記事の情報は2026年3月初旬時点のものです。最新の釣果情報や天候状況は各釣具店・漁港の情報を合わせてご確認ください。


