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KURE 5-56とシリコンスプレーで釣具メンテナンス!2026年版・完全ガイド
KUREの「5-56」と「シリコンスプレー」は、釣具メンテナンスの定番アイテムです。
正しく使えばリールの寿命を数年単位で延ばせますが、使い方を間違えると取り返しのつかないダメージを与えることも。
この記事では、海釣りで酷使した釣具を長持ちさせるための5-56の具体的な使い方・手順・注意点を徹底解説します。

浜名湖や遠州灘で年間100日以上釣りをしているぼくが、実際に使っているメンテナンス方法をまとめました。塩害で錆びさせて高いリールをダメにした経験から学んだことを全部書きます。
KURE 5-56とシリコンスプレーの違いをまず理解する
「5-56をリールに塗ればOK」と思っている方は要注意です。この2つは用途が全く異なる製品です。
| 項目 | KURE 5-56 | シリコンスプレー |
|---|---|---|
| 主成分 | 石油系潤滑剤・防錆剤 | シリコーンオイル |
| 主な用途 | 防錆・潤滑・浸透 | 滑り向上・艶出し・保護 |
| 金属への使用 | ◎ 最適 | ○ 可 |
| 樹脂・プラへの使用 | △ 変形リスクあり | ◎ 最適 |
| ゴムパーツへの使用 | ✕ 劣化させる | ◎ 最適 |
| ラインへの使用 | ✕ 絶対禁止 | ○ 少量ならOK |
| 価格目安 | 約500〜700円 | 約400〜600円 |
この違いを押さえたうえで、それぞれの釣具への使い方を見ていきましょう。
KURE 5-56の使い方【釣具別・具体的手順】
① フィッシュグリップ・フィッシングプライヤーへの使い方
海釣りで毎回使うフィッシュグリップやプライヤーは、塩分が乾燥すると錆びが急速に進みます。特に遠州灘や浜名湖など風の強い釣り場では、海水が広範囲に飛散するため、手入れをしないと1シーズンで使い物にならなくなります。
【手順】
- 釣行後、まず真水で全体を洗い流す
- タオルで水気をしっかり拭き取る
- 関節・ヒンジ部分に5-56を1〜2秒スプレー
- 数回開閉してなじませる
- 余分な液をティッシュで拭き取る
- 屋内の風通しの良い場所に保管
この手順を守るだけで、フィッシュグリップの可動部が驚くほどスムーズになります。ぼくが使っているYAMAGAのグリップは、5年以上この方法でメンテしていて今でも現役です。
② 釣り針・スプリットリングへの使い方
使用済みのトレブルフックやスプリットリングは、そのまま放置すると翌週には錆びています。ルアーフィッシングでは、フックの鋭さが直接フッキング率に影響するため、メンテナンスは必須です。
【手順】
- フックをルアーから外してまとめる(ジップロックに入れると便利)
- 5-56を吹き付けてティッシュの上に並べる
- 1〜2分そのままにして浸透させる
- ティッシュで余分な油を拭き取る
- 乾燥後、元のルアーに取り付ける
フックサイズ別の交換目安として、シーバス用の#2〜#4サイズは3〜5回釣行で交換、ヒラメ・マゴチ狙いで使う#1/0〜#3/0サイズは5〜8回を目安にしてください。
③ ルアーのリップ・メタルパーツへの使い方
ミノーのリップや、スピンテールジグのブレードなど、金属製パーツへの使用は効果的です。特にブレードの回転が悪くなったときは、5-56を軸受け部分に一吹きするだけで別物のように回転が復活します。
ただし、ルアーのボディ塗装部分には直接吹かないこと。溶剤成分が塗装を侵食し、数時間でペイントが浮き上がってきます。必要な部分だけにピンポイントで吹くか、綿棒に少量つけて塗布する方法が安全です。
スピニングリールへの使い方【注意点が最も多い】
5-56をリール本体に直接吹くのは基本的にNGです。
理由は以下の通りです:
- リール内部のグリスを溶かして洗い流してしまう
- ゴムパーツ(Oリング・シール)を劣化させる
- ラインローラー内部のベアリングが空回りするようになる
- カーボン製ノブへのダメージ
5-56を使っても良いリールのパーツ
| パーツ名 | 5-56使用 | シリコンスプレー使用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ボディ外装(金属部) | ○ 拭き取りで可 | ◎ 推奨 | 綿棒で少量塗布 |
| スプール本体(金属) | ○ 外側のみ | ◎ 推奨 | ラインには絶対つけない |
| ラインローラー外側 | △ 要注意 | ○ | 内部ベアリングに入れない |
| ハンドルノブ(金属製) | ○ | ◎ | プラ製は5-56NG |
| ドラグノブ | ✕ | ✕ | 専用グリスのみ使用 |
| ボディ内部ギア | ✕ | ✕ | 専用グリス・オイルのみ |
| ゴム・シール類 | ✕ | ◎ | 5-56は劣化させる |
リールグレード別・メンテナンス頻度の目安(2026年版)
| リールグレード | 価格帯 | 釣行後水洗い | 外装メンテ | オーバーホール |
|---|---|---|---|---|
| エントリー(例:レブロス) | 〜1万円 | 毎回 | 月1回 | 年1回 |
| ミドル(例:ストラディック) | 1〜3万円 | 毎回 | 月1〜2回 | 年1〜2回 |
| ハイエンド(例:ステラ) | 3万円〜 | 毎回(丁寧に) | 2週に1回 | 年2回(メーカーOH推奨) |
ハイエンドリールほどメンテに手間をかける価値があります。ステラやイグジストなどは、ダイワ・シマノの公式オーバーホールサービス(2026年現在、1回約3,000〜6,000円)を年2回受けることをおすすめします。
シリコンスプレーの使い方【釣具別・具体的手順】
① ロッドガイドへの使い方
SiCガイドリングやトルザイトリングは錆びませんが、フレーム部分(ステンレス製)は潮風で曇ってきます。シリコンスプレーを薄くコーティングしておくと、汚れが付きにくくなり、光沢も復活します。
【手順】
- ロッド全体を真水で洗い、乾燥させる
- ティッシュにシリコンスプレーを吹き付ける(直接吹かない)
- ガイドフレームをティッシュで軽く拭く
- ブランク(ロッド本体)にも薄くのばす
- 乾燥させてからロッドケースに収納
特に冬の遠州灘サーフで使う10ft以上のシーバスロッドは、潮の飛散量が多く、毎回この手順でメンテすることで見た目・性能を長期間維持できます。
② スピニングリール外装への使い方
リールボディにシリコンスプレーを使う場合も、直接吹き付けはNGです。内部に侵入するリスクがあります。
【正しい使い方】
- マイクロファイバークロスにシリコンスプレーを少量吹き付ける
- そのクロスでリールボディ全体を優しく拭く
- ドラグノブ・ラインローラー周辺は拭かない
- 乾いたクロスで余分なシリコンを拭き取る
③ ウェーダー・ウェットスーツへの使い方
サーフや磯で使うウェーダーのファスナー部分に少量吹き付けると、開閉がスムーズになり防水性も向上します。ネオプレン製品にも安心して使えるのがシリコンスプレーの強みです。
釣行後のメンテナンスルーティン【完全版・所要時間15分】
浜名湖や遠州灘での釣行後、ぼくが実践している15分メンテを紹介します。これを習慣にするだけで釣具の寿命が劇的に変わります。
| 時間 | 作業内容 | 使用アイテム |
|---|---|---|
| 0〜3分 | ロッド・リールをシャワーで真水洗い | シャワーヘッド(水圧弱め) |
| 3〜5分 | フィッシュグリップ・プライヤーを洗う | バケツ+真水 |
| 5〜8分 | 全体を拭き取り・乾燥 | マイクロファイバークロス |
| 8〜10分 | グリップ・プライヤーに5-56を吹き付け | KURE 5-56 |
| 10〜12分 | ロッドガイド・リール外装にシリコンスプレー | シリコンスプレー+クロス |
| 12〜15分 | ルアーのフック状態確認・交換判断 | プライヤー・新品フック |
季節別・メンテナンスの重点ポイント
春(3〜5月):シーズンイン準備
冬季保管していた釣具を出す時期です。5-56で全金属パーツの錆チェックを行い、浅い錆なら浸透させて除去します。浜名湖のシーバスシーズン(4月〜)に向けて、ラインローラーのオイルアップも忘れずに。
夏(6〜8月):高湿度・磯ダメージ対策
最も過酷な季節。気温30℃超の環境では、スプレー系アイテムの揮発が早く、効果が落ちやすいです。釣行ごとのメンテを怠らないようにしましょう。遠州灘のショアジギング(カツオ・シイラ狙い)シーズンは特に装備の消耗が激しいです。
秋(9〜11月):最繁忙期・道具への負荷最大
青物・タチウオ・ヒラメと釣り物が豊富で釣行回数が増える時期。週1〜2回釣行なら、釣行ごとのメンテに加えて月1回のディープメンテを実施してください。浜名湖のタチウオ(テンヤ・ルアー)は夜釣りが多く、帰宅後のメンテが翌朝になりがちですが、塩分が乾燥する前に処理するのが鉄則です。
冬(12〜2月):シーズンオフ保管メンテ
遠州灘のヒラメシーズン(11〜3月・仕掛けは1〜2号のリーダーに20〜30gのジグヘッド)が終わったら、シーズンオフメンテを丁寧に。全金属部品に5-56→拭き取り→シリコンスプレーでコーティングして保管します。
よくあるNG使い方と対処法
NG1:5-56をPEラインに吹き付ける
絶対にやめてください。PEラインは表面がコーティングされており、5-56の溶剤成分がコーティングを溶かします。ラインが傷み、ブレイクの原因になります。ガイド抵抗が気になる場合は、PEライン専用のラインメンテナンス剤(フロロコートなど)を使いましょう。
NG2:シリコンスプレーをスプールに吹く
スプール内のラインにシリコンが付着すると、ノットの強度が落ちます。FGノットなどの摩擦系ノットは特にシリコン油分に弱いです。必ずスプールを外してから外装のみに使用すること。
NG3:5-56を錆び落とし目的で大量に吹く
頑固な錆には5-56よりも「KURE 錆取りスプレー」または「花咲かG さびとりクリーム」の方が効果的です。5-56は防錆・潤滑が目的であり、錆落としには適していません。誤って大量に使うと、周辺のゴムやプラスチックを傷める可能性があります。
NG4:ドラグワッシャーに5-56またはシリコンを吹く
ドラグの効きが悪いからといってスプレーを吹くと、摩擦材(ドラグワッシャー)が滑って全くドラグが効かなくなります。ドラグ性能が落ちたと感じたら、メーカー純正のドラググリスを塗布するか、オーバーホールに出しましょう。
おすすめの釣具メンテセット(2026年版)
以下のアイテムを揃えておくと、ほとんどの釣具メンテナンスに対応できます。
| アイテム | 用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| KURE 5-56(220mlまたは430ml) | 金属部品の防錆・潤滑 | 400〜700円 |
| KUREシリコンスプレー | 外装保護・樹脂ゴム類 | 400〜600円 |
| マイクロファイバークロス(3枚) | 拭き取り全般 | 500円前後 |
| リールオイル(シマノまたはダイワ純正) | ラインローラー・ベアリング | 800〜1,500円 |
| リールグリス(シマノまたはダイワ純正) | ギア・ドラグ | 800〜1,200円 |
| 綿棒・ピンセット | 細かい部分の清掃 | 100〜200円 |
合計3,000〜4,500円程度で揃えられます。1万円以上のリールをひとつ守れると思えば、非常にコスパの高い投資です。

5-56の220ml缶をタックルボックスに常備しておくと、釣り場でもすぐ使えて便利です。フィッシュグリップの動きが悪くなったときにその場でシュッと一吹き、という使い方もできます。
まとめ:5-56とシリコンスプレーを使い分けて釣具を長持ちさせよう
KURE 5-56とシリコンスプレーの使い方・注意点をまとめます。
- 5-56は金属部品の防錆・潤滑に最適。ゴム・プラ・ラインには使わない
- シリコンスプレーはロッド・リール外装・ゴム部品の保護に最適
- リール本体への直接噴射は厳禁。クロスに取って拭くのが正解
- 釣行後15分のルーティンメンテで道具の寿命は数年変わる
- ドラグ・内部ギアには専用グリスのみ使用する
釣具は消耗品ではありますが、正しいメンテナンスで「長く・快適に・安全に」使えます。特に遠州灘や浜名湖など潮の影響が強いフィールドで釣りをする方は、今日から釣行後メンテを習慣にしてみてください。
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