サビキ釣りで「入れ食いで100匹も釣れちゃったよ~」とニッコニコの後、「料理どうしよう……」ってなった経験はないですか? そんな時は保存も効く、干物にするのがおすすめ。でも窓を開けれないマンションもあるし、外干しするスペースがないことも。
フードドライヤーさえあれば、キッチンの1スペースを干物工場にできますよ!
梅雨から秋にかけては干物が作りにくい時期
湿度が高く曇天が続く時期は、干物なのに干せないタイミングが続いて困ります。こんな状況でも干物を作るには、以下の方法があります。
- 風が強めor風通しがいい場所で干す
- 洗濯指数が高めの日を狙う
- 青空のタイミングを狙う
- 室内で一夜干し
エアコンなり除湿の環境があるなら「一夜干し」が使えます。あとは天気次第の方法なので、梅雨の時期は根本的に干物作りに向いていません。大漁しちゃったのに数日雨だ、干せないィ……と落ち込んでいる間にも、鮮度は落ちていきます。
天候に左右される、おまけに室内で干物を作るなら、「フードドライヤー」がおすすめ。食品を乾燥する機械なので、干物作りもお手の物!
ボタン押して放置すれば干物ができるフードドライヤー
フードドライヤーの活用法は多岐に渡ります。例をあげると──
- ドライフラワー
- ドライフルーツ
- (牛肉や鶏肉の)ジャーキー
- 野菜の乾燥
- 魚貝の乾燥
特に人気なのはドライフルーツとジャーキー。フルーツはシリアルやヨーグルトに入れたりして、オーガニック志向に人気。ジャーキーはいわずもがな、宅飲みと晩酌派ですね。食品を乾燥させることで、痛みやすい果物でも長期保存できるメリットがあります。おまけに栄養価も高くなりヘルシー!
フードドライヤーは万能調理器であり、食品ロスにも一役立ついい製品です。
魚の調理に干物を選ぶのはかしこい!
魚はDHAやビタミン群など、体組織と脳の活性に良い成分を多く含む優秀な食材です。熟成させるほど旨味が増しますが、同時に腐ってしまうリスクもあります。いくら最新の冷蔵室でも、鮮度を保てるのはよくて数日……。
釣りで思わぬ大漁になったり、おすそわけが尋常じゃない量だった時、個人で消費しきれない魚を食べきるのは拷問に近い。いちいち捌くのも面倒だし、友人に辛さを分け与える手もあるが、ぼっちはなおさら処理に困ってしまう……。
でも干物にすれば一週間は保ちますし、旨味も増すので一石二鳥の調理法です。ようするに、とりあえず乾燥させようぜ!
干物の栄養価について
例えば、アジの開きは、生のアジと比較して栄養価が2倍あると言われています。
http://kishimoto-web.net/180803-2/
魚は通常でも健康にいい成分が十分に含まれているのに、それを干物にすることによってさらに栄養価が高まるということであれば、干物を食べることが有効であることがわかるでしょう。
大漁になりやすいサビキ釣りこそフードドライヤーを
サビキで釣れるイワシとサバは、20cm以下なら素手で捌け(開け)ます。手が鬼臭くなりますが、下処理が楽なので、「干物・焼き・マリネ(酢漬け)・唐揚げ」などにするのも簡単。アジやコハダにサッパは指で捌くのは難しい。
でも「100匹に包丁を使うの?(絶望)」と悩みますよね。20cm以下の小魚でこそ使える必殺技が、そのままの形で乾燥させる「丸干し」です。

丸干しはそのままの状態で干すだけなので簡単。ただし、開きより乾燥させる時間がかかるため、室内や曇天で干すのが難しい。こんな状況こそ、フードドライヤーの出番ですね。
動画でみるフードドライヤーの有能さ
食品乾燥機をとりあつかっている「ラボネクト株式会社」の動画がこちら。よく売っているタイガー的なエビを乾燥させています。使い方は簡単、食品を並べてタイマーをセットするだけ。
フードドライヤーは温風を送る仕組みのため、「電気代もけっこうかかるのでは?」と思われるでしょう。
調べたところ、250Wモデルなら「6時間可動すると29円」、パワフルなモデルで「800Wを6時間可能で94円」、それぞれ1日フル使用だと「110円前後/300円前後」ってところ。時間あたりの料金では、エアコンよりはマシです。

機器の洗浄については、内部の棚にある網を洗えばいいだけですし、乾燥も機械を動かすことで完結します。
釣り人におすすめしたいフードドライヤー選
フードドライヤーの大きさも値段もピンキリあります。注目すべきは「大きさ(広さ)」。よく釣る魚の大きさによって商品を選ぶべきです。
安いモデルならこれ。25cmくらいのアジなら、棚を調整して8匹入るかも……ってサイズです。
ウミダスのフードドライヤーはおしゃれな形で高品質。デジタルタイマーが見やすく1時間ごとの設定ができるし、温風効率も考え抜かれているし、トレイの高さも可変できる優れもの。
消費電力を抑えつつ、四角形でスペースに無駄なく食品を並べたいならこちら。
※以下参考サイト
