メタルバイブの弱点をなくした「飛び過ぎダニエル」でサーフを戦う

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Jacksonから発売された「飛び過ぎダニエル」は、「いい仕事してますねぇ!」と思ったルアー。

サーフで幾多のフラットをげっちゅしそうな雰囲気ですが、見た目とキャッチコピーは、もううんざりするほど”いつもの”です。

けれど、わりと馬鹿にできない点がある。

 

ルアーの飛距離くらべなんて、もうコンマ秒を争っているようなもの。

飛びすぎダニエルは、メタルジグでやりにくいスローリトリーブでの誘いと、メタルバイブを使う上で厄介な糸絡みを軽減する。

それぞれの弱点を消したその使い勝手こそ、推していきたい

 

「飛び過ぎダニエル」の超後方重心がもたらすメリット

 

「飛び過ぎダニエル」くんは、先に発売された「ダニエル」のマッチョ版。

 

 

こっちのダニーはトラウト向けプレートジグ。メタルのジグとバイブを融合させた、新しいタイプのハードルアー。

ぶっちゃけ「スプーンの亜種」みたいなもの。

 

メタルジグは鉛の塊で、薄くすると強度が保てない難点がある。

小魚を模しつつ飛距離を兼ねるなら最適だけど、リップ付きミノーに比べれば魚らしく泳ぐアクションに負けてしまう。そのため上下に動かして、ヒラヒラさせるのが定石だった。

 

ダニエルくんは鉄板バイブに位置するけれど、他とちょい違うのは鉛を後方に据えることで、後方重心にしている点。

水中では尻をフリフリと動き、ただ巻くだけで誘えるルアーとなっている。

 

……というのがアクション面での”ウリ”。でもただ巻きで誘えるルアーなんて、他にいくらでもある。

似たルアーでいうならフリッパーがある今では、比べたとして特別優位なところはない。飛距離にしても「同じ重さのメタルバイブでは」の意味なら、No1を争う存在であるのも間違いないが、使い道が違うので比べるのもどうか、と思う。

 

コイツのメリットは2つある。

スローリトリーブで使えることと、メタルバイブより糸絡みが軽減されること。

 

よく飛ぶルアーほど糸絡みすると困る

 

メタルジグ・バイブをぶん投げた時、糸がフックに絡まって即回収するハメを経験した人は多いと思う。

そうなる要因は大きくわけて2つ。「ルアーのせい」といえる重心とフックのセッティングがひとつ。もうひとつはアングラーのキャスティングテク(笑)も入る。

ルアーの設計とフックのセッティングで”どうしても絡まりやすい”のは存在するけど、フックを小さくしたり、着水前にフェザーリングしたり、腕と裁量でなんとでもなるのがライントラブル軽減でもある。

 

ただし、30g以上のルアーがカッ飛んで、スプールから激しく出されるラインを指で抑えると、「これ指が吹っ飛ぶんじゃねぇかな?」と感じるかもしれない。

というわけで、重いルアーほどこちらの技を受け付けてくれないわけです。

しかし「飛び過ぎダニエル」は、超後方重心のため着水後は後ろから沈みやすい。アイとセンターフックが離れているため、物理的にもラインに絡みにくい。

結果的に、小細工をあまり必要としない利点があります。

 

サーフルアーに限らず、25g以上であれば、100m飛ばすことも現実的。

リールはギア比で大体「1回転=1m」の糸巻き量ですけど、100m先に着水してラインが絡んでいることに気づけば、時間としても結構なロスです。

糸絡みをしにくい飛ぶルアーなら、小細工が苦手な人でも安心して使えると思います。

 

「すごーい! ちょっと不慣れなアングラーにも優しいルアーなんだね!」

 

 

人がみっちりいる”釣れる時期”の朝マズメなど、真正面しか投げられない「脳死プレイ」な状況において、ダニエルくんはいい仕事をするはず。

ぶん投げて、着底させて、ゆっくり巻いてくる──それだけ

スピンビームやフリッパーなど、同タイプのメタルジグはありますが、アクションとしてはおとなしめ。

「飛び過ぎダニエル」は、スローでもウォブリングするプラグのように、”ちょっと頑張って逃げている小魚”を演出してくれる

 

 

底をとってからスローリトリーブでスレスレを。それより少し早く巻いて50cm上、もっと早くして水面下──。

など、リールを巻く速度でレンジを変えつつ、同様のアクションで反応を探れるから効率もいい。

 

 

飛びすぎダニエルをサーフで使う場合はどれ選べばいいのん?

 

「飛びすぎダニエル」の重さラインナップは、14・20・30・40gと無駄に多い。サイズは61~83mmで、重くなるほど大きくはなる。

人気が出るほどウェイトの種類も増えるわけで、”結果を出しているルアー”といえるし、鉄板バイブが強い愛知のサーフではわりと定番になったようでなにより。

種類が多くなるほど選ぶのも困り物だが、重さで変わるのは飛距離だけでなく、通せるレンジ(棚)も変化する。

 

20gまでは遠浅サーフに適していて、上のレンジを狙える

秒速1回転なら水面下1mくらいを通せるし、それより遅ければ更にレンジは下がる。

せいぜい水深3m近辺の遠浅サーフなら、マゴチは厳しいけどヒラメならただ巻きだけで十分釣れる。

 

 

シャローを通すのなら、波の泡と砂埃で視界が悪くなるので、派手めなカラーを選びつつ、10cm単位でストップゴーして探ればいいと思います。

 

30g以上はタックルを選ぶがドン深とでかい青物にも対応できる

 

ダニエルくんの真価が発揮されるのはこっちだと思う。

青物を狙う場合、ナブラが出ている状況だと上層を早巻きにしたほうがいい。バイブっぽい効果でアピールも優れるから、愛知サーフの青物やシーバスに向いている理由もここにある。

海がシーンとしている場合は、メタルジグをシャクってジギングライクで遊ぶか、ダニエルくんを底スレスレで泳がせて、平べったいのを狙いつつ他のも……って遊び方がある。

 

 

30gだと駿河湾の陸っぱりタチウオでも使いやすいはず。

リフトフォールなら30も40も大差ないので、「向かい風が強くあと5mが欲しい」とか、水深からの底取りしやすさを考慮して選ぶといいかと。

 

「メタルジグではできないアクションを、メタルバイブでは届かない場所を」

これが「飛び過ぎダニエル」のキャッチとしては無難じゃないですかね。

ルアー
タイトル通り浜松市在住のアングラー。その周辺に出没します。 当ブログは私に見える範囲での、釣り情報から釣り方の知識など、おまけに業界ニュースを主にとりあげています。 2018年はモバイルロッド片手に、浜名湖一周釣り歩きを計画中。
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とある浜松アングラーの一生